Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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短編2つ目です!どうぞ!


短編 詰め合わせ2

『悪い子』

 

オリーブ財団の本部の真横に、ある日 突然キューブ型の建物が建っていた。それはアーロンが1人で密かに建設した、戦闘訓練施設だった。

龍田は まだ、この施設を使ってない天龍と暁型を引率し、施設の使い方を教えようとしていた。

すると、先に使っていたネロが外に出てきた。

 

天龍「何これ!?」

 

龍田と暁型がネロと世間話をしてると、施設に興味津々の天龍は先に中へ入ってしまう。

奥に行くと、戦闘訓練プログラムを起動する端末があった。

 

天龍「『ブラッディパレス・プログラム』?スタート!」

 

ネロ「おい、待て!お前!」

 

龍田「天龍ちゃん まだやらないで!」

 

この施設を利用する時の注意点として、戦闘訓練プログラムを起動する前に自分に合ったレベルを設定する必要がある。

実はネロが ここを使う時、戦闘訓練プログラムの難易度を最高レベルにして使っており、もし設定を弄らず そのままスタートすると、最後に使ったネロのレベルで始まってしまう。

それを知っていた龍田は、天龍がスタートする声を聞いて、ネロと共に慌てた。

 

ネロ「お前、バカ!」

 

天龍「何なに何なに何なに!?」

 

龍田「あーっ!!!」

 

天龍「無理むり、もう手 止まらん!何ぃ!?」

 

ネロ「お前バカァ!」

 

ネロと龍田の慌てっぷりに、天龍は外に出ようと引き返すのだが・・・

 

天龍「うわぁあああ!?閉まった!何これぇ!?」

 

龍田「あーっ!!!」

 

勝手に扉が閉まり閉じ込められてしまった。

 

ネロ「お前バカァ!」

 

龍田「何してるの!?」

 

天龍「え・・・?うわぁああああああ!?」

 

天龍が訳も分からず戸惑ってると、天井のハッチが開き、そこから訓練用ロボットが何体も現れ天龍は仰天する。

中から天龍の絶叫が聞こえ、ネロは思わず笑ってしまう。

訓練用ロボットは天龍を見るなり、様々な銃火器を使って攻撃してきた。

天龍は相変わらず訳も分からないまま、艤装で反撃しながらも悲鳴を上げていた。

 

天龍「助けてくれぇえええええ!!!!!いやぁあああ!!!!!ヤバい!!!ヤバァい!!!」

 

ネロ「何してんだよ!」

 

天龍「弾 無い!!!弾 無い!!!弾 無い!!!弾 無い!!!弾 無い!!!」

 

ネロ「何してんだよ!」

 

今日は訓練施設の使い方を聞くだけで、実際に訓練するつもりではなかったため、天龍の艤装は十分な弾薬の補給をしておらず、すぐに弾切れになってしまった。

聞こえてくる天龍のアホ過ぎる状況に、外に居るネロは呆れて笑うしかない。

 

天龍「(人生)終わった!!!!!」

 

暁「龍田さん、あれ どうしたらいいの?」

 

天龍「キック!パンチ!」

 

龍田「あれねぇ、やっぱり悪い子って痛い目 見ないと分かんないとこあるから」

 

響「あ~・・・」

 

天龍「はぁ、はぁ、俺は・・・」

 

響「天龍さんは馬鹿だったんだね」

 

天龍「俺は絶対に・・・」

 

龍田「天龍ちゃん馬鹿だから」

 

天龍「俺は絶対に負けねぇ!!」

 

龍田「今お仕置き中だから」

 

天龍「はい、雑魚ダウン。ええええええ!?また出てきたあああああ!!!!!助けてくれぇえええええ!!!!!ヤバァい!!!!!」

 

天龍は、パンチとキックと刀で出てきた訓練用ロボットを倒したのだが、それはフェーズ1が終わっただけでフェーズ2が始まり、天井から また訓練用ロボットが出てきた。

助けを求めても誰も来ないため、天龍は泣きながらも訓練用ロボットを倒すしかなかった。

 

龍田「ちゃんと あなた達 見とくのよ あの娘」

 

「「「「はい・・・」」」」

 

天龍「たぁすけてぇ!」

 

龍田「悪い事したら ああなるからね」

 

天龍「助けてくれぇ!!!」

 

中から聞こえる天龍の悲鳴に、どんな地獄が行われてるのかと怖くなり、暁と雷、電は泣き出してしまった。

 

雷「ヤダヤダ!ヤダ、悪い事しない!」

 

龍田「嫌よね?あんな事されたくないよね?」

 

雷「されたく・・・されたくない!」

 

天龍「助けてくれぇ!!!頼むぅ!!!」

 

龍田「聞こえる?あの娘の悲痛な叫びが」

 

電「怖いのです・・・」

 

天龍「しゃあああああ!!!!!また来たあああああ!?たぁすけてくれぇ!!!」

 

どうにか死に物狂いでフェーズ2の訓練用ロボットを倒したのだが、フェーズ3が始まった。

 

龍田「ああなるからね」

 

天龍「ヤァバァい!何だ これ!?」

 

龍田「悪い事したら駄目だからね」

 

天龍「何だ これ!?助けてくれ!頼む!」

 

龍田「微かに聞こえるでしょ?この隙間から」

 

天龍「誰かカバーしてくれ!!!!!」

 

因みに今回 天龍が起動したプログラムはフェーズ101まであり、全部 倒すまで ここからは出られない。

それと艦娘用のプログラムも ちゃんとあり、そちらは連続して出ないので天龍は貴重な体験をした。

 

 

・・・・・・

 

『ママ味』

 

艦娘寮の鳳翔の部屋で、鳳翔と龍驤、ほっぽが3人で居た。

3人は これから出掛けるための支度をしており、その主な準備が必要なのが ほっぽだった。

 

鳳翔「はい、これで お着替えしてください」

 

ほっぽは自分だけの新しい服を目にし、その瞳をキラキラとさせていた。

 

ほっぽ『ワ~オ・・・ママー!オキガエシマシタ

 

龍驤「鳳翔“ママ”で定着するなぁ、どこ行っても」

 

ほっぽ『ソウナンダ

 

龍驤「鳳翔やっぱ お母さん?」

 

そう言われた鳳翔の反応は微妙で、苦笑いを浮かべていた。

 

鳳翔「別にしたくてしてる訳じゃないですけど」

 

ほっぽ『ソウナンダ

 

鳳翔「わんぱくな人が多いのかもしれませんね」

 

龍驤「鳳翔1回 子供 産んだ事あるやろ?」

 

言われた鳳翔は大笑いし、分かってない ほっぽも真似して大笑いしてみる。

 

鳳翔「ないですよ」

 

龍驤「そこまでママ味を感じさせられるっちゅう事は1回はあるで、絶対」

 

鳳翔「あるんでしょうかね?私の知らない内に」

 

龍驤「1回あるで」

 

鳳翔「経験あり?私」

 

龍驤「絶対ある。そんな言われへんで、“ママー”って。言われた事ない、うち」

 

ほっぽ『・・・・・・ナンカサ・・・ホウヨウリョクジャナイ?

 

龍驤「あんた いつ そんな言葉 覚えたんや!?」

 

ほっぽの口から まさかな意見が飛び出し、鳳翔は笑ってしまい、龍驤は驚いた。しかし、ほっぽの言わんとしてる事にも納得してしまう龍驤であった。

 

ほっぽ『ナンカ、リュウジョウハ ホウヨウリョク・・・ッテ イウヨリカハ・・・

 

龍驤「って言うよりかは?」

 

鳳翔「って言うよりかは言葉 選んでます今」

 

龍驤「こっからや!こっから大事や!大丈夫か ほっぽ!?こっからやで!」

 

鳳翔「いま言葉 選んでる・・・!」

 

失言しないよう言葉を選ぼうとしてる姿に ほっぽの成長を目の当たりにし、ここから何と言うのか楽しみで鳳翔と龍驤の笑いが止まらなくなる。

 

龍驤「こっから どうする どうする そっから!?って言うよりかは?」

 

ほっぽ『・・・ッテ イウヨリカハ・・・・・・モリアゲヤク、トカ・・・

 

龍驤「あぁ、あぁ、あぁ!そうね そうね そうね」

 

鳳翔「お気に召したみたいで」

 

龍驤「良かった良かった」

 

ほっぽ『ヨカッタ・・・アブネ

 

危ねって言っちゃってますけど この娘。

 

ほっぽ『ハカイサレルトコダッタ

 

龍驤「言葉によっては危なかったな、今な」

 

 

・・・・・・

 

『ぶりっ子』

 

ある日 川内は、鎮守府に詰めてる憲兵隊と那珂の話題で交流を深めていた。

そんな中で憲兵隊から、川内は那珂の姉だから同じようにアイドルできるんじゃないかと意見が出て、試しに川内は ぶりっ子の真似をしてみる。

 

川内「ぶりっ☆」

 

2号「ぶり・・・」

 

3号「ぶり!?」

 

21号「ふふふふふふふふっ・・・」

 

憲兵21号、思ってたのと違い失笑である。

 

川内「ぶりぶりっ☆」

 

『ぶりぶり!?』

 

3号「“ぶり”大体・・・汚いっすよ。大体の確率で」

 

21号「ふふふふっ・・・」

 

3号(こいつ) 言いやがったと思い、21号は笑いを堪えきれなくなってしまう。

指摘された川内は焦った。というのも、その指摘のせいで ある結論に達してしまったからだ。

 

川内「でも、ちょっと待って、ちょっと待って、今さ、思ったけどさ、待って!“ぶり”が汚いんだったらさ、ぶりっ子の“ぶり”って汚い“ぶり”の、汚い・・・かっはっはっ!」

 

川内は自分で言ってて可笑しくなり笑ってしまい、それに釣られて憲兵隊も笑ってしまう。

 

15号「めっちゃ楽しそう」

 

川内「私 瞬時に気付いた、ぶりっ子の“ぶり”・・・出してる子っていう・・・」

 

3号「はっはっはっはっはっはっはっはっ!」

 

48号「ブリッ子」

 

3号「終わった。もう終わった。おい大丈夫か!?Devil May Cry鎮守府!大丈夫か!?Devil May Cry鎮守府!?」

 

21号「怒られる俺達が!」

 

川内「違う違う!」

 

3号「おい、怒られるん俺達か!?」

 

川内「違う違う!」

 

1号「川内さん やめてください!やめてください!」

 

川内の口から、とんでもない話を引き出してしまった責任が自分達にあるかもしれないと思った憲兵隊は、それ以上 川内が喋る事に焦りを感じる。

 

川内「“ぶり”が汚いって言うから、じゃあ ぶりっ子って何なんだってなったら そういう事になるじゃん!」

 

21号「気になっちゃって」

 

3号「おーい、俺らが、俺らが怒られる これ!すいません!」

 

48号「“お前らのせいだな”って」

 

3号「この場におらんけど謝っとこ!ダンテ提督、ダンテ提督すみません!すみませんマジで!」

 

憲兵隊は本館の方角に向かって全員で土下座し、姿の見えないダンテに ひたすら謝る。

それを見て、川内は他人事のように笑っていた。

 

3号「すいません、すいません ほんとに・・・。絶対・・・これ絶対 目ぇ付けられたぁ」

 

川内「大丈夫 大丈夫、提督の方が変だよ多分」

 

3号「それもマズいなぁ!」

 

アホな事をしながらも、Devil May Cry鎮守府のメンバーは逞しく頑張っております。

 

 

・・・・・・

 

『報告って大事』

 

天龍と叢雲、漣、涼風、満潮、陽炎は艦隊を組み、物資の調達のため遠征に出ていた。

まだ終わった訳ではないが、現状の成果としては散々な結果だった。物資が1つも見付からない。

 

漣「あ!さっきの島に、何か燃料っぽいのあった気がするなー」

 

叢雲「え?」

 

物資があったのに報告を怠ってたのかと、艦隊の空気が一気に悪くなる。

 

漣「あった場合マズいか・・・?」

 

叢雲「あった場合、マズい」

 

漣「どぉ?島に、あるかな?燃料」

 

陽炎「行く?皆で行く?」

 

漣「そうだね・・・」

 

叢雲「見に、行くかぁ」

 

漣「まぁ行かない選択肢もあるっちゃあるけどなー」

 

天龍「あった時お前」

 

漣「そう、だから その、あった時の・・・」

 

天龍「あった時お前コノヤロ」

 

漣「それはね、あの・・・」

 

天龍「お前 燃料あった時には お前この野郎」

 

漣「いや無いでしょうけど、あった時には その、温かく迎え入れてやりたいなって・・・」

 

天龍「あった時は この野郎、お前この野郎」

 

あった場合、漣が報告を怠っていたのが確定してしまうため、見に行ったとしても見付からない方が、漣個人としては嬉しい。

まだ どっちかハッキリしてないが、早くも天龍に睨まれ、漣は気まずさを誤魔化すように笑ってしまう。

そして1度 通り過ぎた島に引き返し、漣がポロッと口走った物資を皆で探す。

 

満潮「そっちにあった?」

 

漣「無いね?無いね?」

 

涼風「こっちは無い」

 

漣「ほら やっぱ無いじゃん!やめよ、疑いの目を向けるのはさぁ」

 

陽炎「無ぁーい」

 

漣「無いじゃん、ほら無いじゃん無いじゃん」

 

天龍「無いのかよ・・・」

 

陽炎「あー!あったー!」

 

天龍「テメェこの野郎!!報告しろよコラァお前コラァ!」

 

漣「すみません・・・!」

 

口では謝罪してるが、漣は完全に笑ってしまってるので反省はしてない。

 

天龍「いつも言ってるだろうが報告コラァ。おぉい!俺ら言うほど強くねぇんだから!コラァ!分かったか?」

 

漣「す、すみません・・・!」

 

怒られてるが、漣は笑うのをやめられない。

 

陽炎「ほらー、あったよー!」

 

満潮「こうなるから報告って大事よね」

 

漣「移動しよ・・・」

 

叢雲「報告って大事だから」

 

漣「移動しよ・・・」

 

天龍「行くか。行け行け、移動しろ」

 

涼風「次は どっちに行くんだい?」

 

漣「移動しよ・・・」

 

天龍「漣に付いていけ」

 

陽炎「オッケー!」

 

漣「早く付いてこいよ おせぇなー!!」

 

天龍「オメェのせいだボケこの野郎!!」

 

最後は全員で笑って水に流した。

 

 

・・・・・・

 

『声真似』

 

川内と五十鈴は駆逐艦を率いて、偵察任務の遠征に出ていた。

今は深海棲艦の艦隊と戦闘中なのだが、相手が駆逐艦のみの編成で余裕だからか、川内と五十鈴は似てない『ドラ◯もん』の声真似をしていた。

 

五十鈴「めちゃめちゃ駆逐艦 湧いてる」

 

川内「背中から行っちゃおうかなぁ。あー、艦隊から はぐれてるアレ撃っちゃおうかなー」

 

川内が撃った砲弾が着弾し、深海棲艦の1隻が轟沈した。

 

五十鈴「悪いね『の◯太』君!悪いね のび太君そこ撃つのはぁー」

 

川内「おいしいねー」

 

五十鈴「の◯太、の◯太君じゃない・・・」

 

川内「へっへっへっへっへっ」

 

五十鈴「誰だ これぇ・・・?」

 

川内「おいしいねー」

 

五十鈴「の◯太君が居ないっ・・・」

 

川内「おいしいねー」

 

五十鈴「誰だぁー・・・?」

 

川内「へっへっへっへっへっ」

 

五十鈴「誰だ?『ドラ◯もん』には こんな奴 居ない・・・」

 

 

・・・・・・

 

『声真似パート2』

 

敵艦隊を撃破し、艦隊は偵察任務を続けるのだが、五十鈴は相変わらず似てない声真似を続けていた。

 

五十鈴「僕ドラ◯もんっ!ここ見ちゃうよ の◯太君!」

 

川内「あぁ いいよ!」

 

川内も五十鈴の悪ふざけに乗って声真似で返事をするが、こちらも全く似てなかった。

 

五十鈴「偵察機ぃい゛い゛い゛!!」

 

五十鈴は偵察機を取り出し高らかに掲げるが、どうしても似ない声真似に本人も含めて全員 笑ってしまう。

 

川内「パワー系のドラ◯もん・・・」

 

五十鈴「の◯太君これは・・・どうするんだい の◯太君これ?!」

 

川内「どうする これ?!ふっふっふっ」

 

川内が変な笑い方をすると、ずっと黙って見守っていた随伴艦の時雨が、どうしても我慢ならず疑問を口にした。

 

時雨「その笑い方なに、それ?誰?」

 

五十鈴「誰だ これ?」

 

川内「“の◯太”です」

 

五十鈴「の◯太君だ!」

 

時雨「いや の◯太君じゃないよ」

 

などと ふざけてると、五十鈴は偵察機を発艦する前に、目視できる距離で深海棲艦を発見した。

 

五十鈴「マズい!の◯太君!あそこに深海棲艦(ジャイ◯ン)が居る!」

 

敵艦隊は姫級と戦艦、重巡の編成でガチガチに固めてきていた。

川内達の編成では戦闘するには厳しいものがあり、今回は敵の戦力を探るだけの偵察であるため、このまま鎮守府に帰還して報告するだけでいい。

 

川内「んあぁー・・・!ドカーン!」

 

それなのに川内が、1人で勝手に敵艦隊に砲撃を始め、五十鈴が焦る。

 

五十鈴「ちょっ、の◯太君!?の◯太くぅん!マズいよ!の◯太君なにしてるの!?深海棲艦(ジャイ◯ン)こっち見てる!」

 

無意味に敵の注意を引き付けてしまい、五十鈴は更に焦るのだが、川内は まだ砲撃しようとしていた。

 

川内「んあぁー・・・!」

 

五十鈴「の◯太君!こっちに来るんだ!の◯太君!」

 

川内「ドカーン!あ、はい・・・」

 

五十鈴「タケ◯プタァア゛ア゛ア゛!!」

 

とか言ってるが別に空を飛ぶ訳でもなく、全員で離脱するため撤退を始める。

しかし撤退を始めるには遅く、追ってきた敵艦隊から撃たれた砲弾が艦隊の近くに落ち、幾つもの水柱が上がる。

 

五十鈴「ダメだ、無理だ、お前が撃つから、何してんだカス!」

 

川内「くっふっふっふっふっ!」

 

五十鈴「お前ガチ使えねぇな、何してんだカス!」

 

ドラ◯もんの声真似をしたままブチギレる五十鈴に笑いながら、川内は鎮守府に救援要請を出すのだった。

 

 

・・・・・・

 

『声真似パート3』

 

鎮守府からの救援で撤退に成功した川内と五十鈴は、帰還中も まだ似てない声真似を続けていた。

そこに救援艦隊に編成されていた鬼怒も、混ざりたくなっていた。

 

鬼怒「鬼怒、『し◯か』ちゃんの真似しようかな。きゃーっ!の◯太さんのエッチー!」

 

川内「へっへっへっへっ」

 

鬼怒「え、キモ・・・」

 

五十鈴「終わりだって、普通に」

 

五十鈴と鬼怒にドン引きされ、川内は何が可笑しいのか1人で爆笑していた。

 

五十鈴「普通に放送、放送禁止だって。し◯かちゃんが それ言った時に、の◯太が“へっへっへ”のスタンスだったら終わりだって」

 

 

・・・・・・

 

『セクハラ』

 

ダンテとネロは、青葉と他5人の艦娘と共に深海棲艦の撃滅に向かい、戦闘中だった。

しかしダンテには、最近 気になる事があった。それは、艦娘達の被弾率が上がってる事だ。だが その理由も、見当は付いていた。

艦娘の一部は、装甲を強化する増設バルジを使うようになっていた。それを使い始めてから、艦娘達の被弾率が上がったのだ。

 

ダンテ「(バルジってのを付けてから、余裕カマして油断してるのか?)」

 

ダンテが思考を巡らせていると、青葉が敵艦隊の砲撃に当たってしまった。

 

青葉「まだまだぁ!防御力を上げた青葉は、こんなもんじゃ沈まないんだから!」

 

青葉は透かさず反撃に出ようとしたのだが、ダンテが立ち塞がり撃てなくなる。

 

青葉「司令官、そこに立たれると撃てないんですけど!?」

 

ダンテ「脱げよ そのバルジ」

 

青葉「・・・・・・え・・・?」

 

思わぬ命令に青葉の思考が止まりかけたが、ダンテの言い方が悪くて青葉は盛大な勘違いをした。

 

青葉「ねぇ、セクハラされましたネロさん!セクハラされましたー!ネロさん今・・・聞きました!?」

 

ネロ「いま確実に“脱げ”って言ってたな」

 

“脱げ”と“外せ”では意味が大きく異なる。ダンテは前者で言ってしまったので、もう取り返しが付かない。

 

ダンテ「脱げよ そのバルジ」

 

青葉「ここだけ切り取って炎上させようかな」

 

実は戦闘中の会話や通信内容は、何かあった時のために記録されているため、セクハラした場合は しっかり証拠として残る。

 

ダンテ「脱げよ」

 

ネロ「まだ言ってるぞ」

 

ダンテ「おい脱げよ」

 

ネロ「よく分かんねぇけど炎上するらしいぞ」

 

ダンテ「もう切り取る手間 省いてやるよ。おい脱げよ。おい脱げ!」

 

ネロ「そのまま言ってきてるし」

 

ダンテ「そのまま使えるようにしてやるよ」

 

ネロ「走って逃げろ!早く!」

 

戦闘中であるが青葉が逃げ、それをダンテが追い、その後ろを更にネロが追い掛ける。

 

ダンテ「おい脱げよ!」

 

ネロ「早く逃げろ、早く!」

 

ダンテ「おい!」

 

青葉「ヤバい!」

 

ネロ「もっと速く走れ、もっと速く!」

 

ダンテ「おい脱げー!」

 

青葉「いやー!」

 

ネロ「もっと速く走れ、もっと速く!」

 

ダンテ「おい脱げよー!」

 

ネロ「おい早く!」

 

ダンテ「早く脱げよ!おい脱げよ!おい脱げよ!」

 

ネロ「もっと速く走らないと追い付かれるぞ!」

 

必死にダンテから逃げる青葉だったのだが、途中で その顔が怪訝なものに変わり、ネロはダンテと青葉の状況に笑うしかなかった。

 

ダンテ「おい脱げよ!おい脱げ脱げ脱げ おい!」

 

ネロ「追い越してるって!もう深海棲艦に言い出してるって これ」

 

青葉を追い越し、ダンテは“脱げ”を連呼しながら敵艦隊に向かっていく。

その後、深海棲艦にセクハラ発言していくダンテの手によって、敵艦隊は撃滅されるのであった。




次が予定してる最後の短編 詰め合わせとなります。
それが終われば、本編の続きに戻ります。

次回も宜しく お願い致します!
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