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448話です!どうぞ!
林間学校に行けなかった2年4組は、ネロの考えで学校に泊まり合宿する事になった。
生徒達は遊ぶ者と、試験対策授業で勉強する者とで分かれるのだが、生徒達を教える羽黒のスマホに不審な電話が掛かり、ネット掲示板に写真と名前、電話番号が晒されてる事が判明する。
夜には肝試しが始まり、楽しむ生徒達をネロや艦娘達が脅かす中、羽黒は突然の腹痛に襲われる。
トイレに向かった羽黒は個室に閉じ込めらてしまい、女子生徒達から教師を辞めろと水を掛けられ、羽黒が作った生徒のプロフィール帳も暴言の落書きがされ、投げ込まれる。
ネロ達に助けられた羽黒は泣きながら失意のドン底に落とされ、眼鏡の教師に鎮守府の近くまで送ってもらう。
翌日、羽黒は迎えに来たネロに連れ出され、公園の池で手漕ぎボートに2人で乗った。
そこでネロから、なぜ羽黒が狙われたのか理由を聞かされ、
だが羽黒には、納得できない部分があった。それを聞いたネロの怒りに火が点き、池に突き落とされる。
ネロから大事な事を気付かされた羽黒は、酒の力も借りて決意を新たにするのだった。
*
ダンテから借りてるキャバリエーレに乗り、ネロと羽黒は明陽学苑へと戻ってきた。
羽黒は先に降りると、お礼を言いながらヘルメットを渡して先に行ってしまった。
ネロ「え、あ、ちょっと、羽黒、俺も!」
ネロも慌ててキャバリエーレから降りるのだが、誰かに名前を呼ばれて そちらに顔を向けると、妙にニコニコと笑みを浮かべる教頭が待っていた。
その後ネロに待ち受けていたのは、教頭からの説教と文句だった。
*2年4組*
教室には
そこに羽黒が来て、冬美の名を呼びながら教室に入る。
冬美「・・・何ですか?」
羽黒は冬美の前まで歩み出ると、勢い良く頭を下げた。
羽黒「ごめんなさい!周りから見たら大した事なくても、本人からすれば凄く気にしてること、誰にだってあるのに・・・あなたのこと、心配してるようで、私 全然 分かってなかった」
羽黒は突然カッターシャツの胸元のボタンを外して、冬美の手を取り自分の胸に触れさせる。いきなりの事で冬美だけでなく、その場に居た杏子達も これには驚いた。
羽黒「私、凄く臆病なの。人と話すだけで緊張して、ドキドキしちゃうの。これが私のコンプレックス」
冬美「・・・・・・・・・」
羽黒「昔ね、尊敬できる人と顔を合わせる度に、怖くて逃げ出してたの。その時に、何で逃げるんだって訊かれても、ただ謝る事しかできなかった。今でも、あの時の彼の不満そうな顔を憶えてる・・・」
それは、羽黒が鎮守府に着任して まだ間もない頃の話だった。
話してると、羽黒の目からポロポロと涙が零れ始めた。
羽黒「それに・・・気が弱くて すぐ泣いちゃうとことか・・・頭でっかちで言いたい事の半分も言えないとことか・・・凄いコンプレックス・・・!本当にダメダメで・・・自分でも嫌になる事ばっか・・・!」
冬美「・・・・・・・・・」
羽黒「でもね・・・でも・・・これが私なの」
冬美は、羽黒の言葉に何か思う事があったのか、彼女を直視できず俯いてしまった。
だが その時、教室に居た生徒が何かに驚く声がし、羽黒も窓の方を見る。その視線の先には、女子生徒の1人が小さい清掃ゴンドラに乗せられていた。校舎はコの字型になっており、丁度 教室の反対側に位置する場所だ。
何で あんな所に生徒が居るのかと羽黒が驚いてると、明子は さっき、眼鏡の教師が連れていったと説明した。
羽黒「え・・・?」
杏子「校則違反で、罰として掃除、とかって言ってたけど」
副担任外しを行っていた女子生徒の内の1人は、屋上から金属ワイヤーで吊るされた清掃ゴンドラに乗せられ、窓拭きをさせられていた。
*屋上*
教師「羽黒を苛めた お前には、少し怖い目に遭ってもらうよ」
そう言う眼鏡の教師の手には、ボルトカッターが握られていた。
しかも そのボルトカッターで、清掃ゴンドラを支える金属ワイヤーの1本を切断してしまった。それにより清掃ゴンドラが大きく揺れ、女子生徒は悲鳴を上げて咄嗟に掴まる。
教室から見ていた生徒達も驚き悲鳴を上げるが、羽黒は弾かれるように教室から飛び出していた。
教師「当然の報いだよ」
眼鏡の教師は薄ら笑いを浮かべていたが、清掃ゴンドラを支える残る金属ワイヤーから異音が鳴り、そちらに視線を向ける。
本来 金属ワイヤーとは細く、それを捩るようにして束にしながら太くし、大きな力が加わっても切れないようにしてある。だが清掃ゴンドラを支える金属ワイヤーを切断した事で残る金属ワイヤーが耐えられず、元々 細い金属ワイヤーが1本1本 切れていき、束になっていたのが徐々に細くなっていた。
だが眼鏡の教師は、この状況に ただ狼狽えるだけだった。
教師「計算では切れないはずだぞ・・・どうして・・・!?」
そうこうしてる内に金属ワイヤーが切れてしまい、片側の支えが無くなった事で完全に傾く。
残る金属ワイヤーは、右側の2本だけだ。
生徒「誰か!誰か!助けてー!!」
すると、次の金属ワイヤーが切れ始めた。
眼鏡の教師は気が動転し、ブツブツと呟きながら尻餅を突いた。
教師「僕が悪いんじゃない・・・僕が悪いんじゃない・・・!」
すると そこへ、走って駆け付けた羽黒が現れ、素手で金属ワイヤーを握り引っ張る。
羽黒「先生!手伝ってください!」
生徒「羽黒先生!!助けて!!」
羽黒「絶対に離さない!」
教師「あ、あいつは、あなたを苛めてた張本人なんですよ!どうして そこまで・・・!?」
そこに遅れて、冬美と2人の女子生徒も駆け付け、羽黒が金属ワイヤーを引っ張り助けようとしてるのを見て立ち止まる。
羽黒「だって この子は私の・・・私の・・・ダチですから!」
「「「「・・・・・・・・・」」」」
教師「・・・・・・はぁ・・・?」
羽黒「決めたんです!私・・・!この子達のダチになろうって!くっ・・・ダチが危ない時・・・!見捨てる人なんて居ないでしょ!例え・・・だから どんな事があっても・・・!私には絶対この子達を見捨てる事はできません!」
冬美と女子生徒3人は、ネロを見習う羽黒の決意を聞き、自分達は何と馬鹿な事をしていたのかと悔い改め、泣きそうな顔になる。
その頃ネロは、教頭への愚痴をブツクサ言いながら、地上をテクテクと歩いていた。
明子「先生!」
呼ばれたネロは振り向くと、生徒達が上を見上げながら何か騒いでいた。
ネロ「・・・・・・ヤッベ・・・」
その視線を追い、自分の生徒の1人が落ちそうになってるのを見たネロは目を見開き、デビルブリンガーで飛ぼうとする。しかし、ここには教師として潜入して正体を隠してるため、無闇に悪魔の力を使えない事を思い出す。
ネロは生徒達の元に駆け寄り地面を見ると、気休めにもならない薄いマットが敷かれていた。生徒なりに どうにかしようとしたのだろうが、これでは無理だ。
ネロ「こんなんで足りるか、もっと持ってこい!」
ネロに言われ、男子生徒達は全力ダッシュで体育倉庫までマットを取りに行く。
ネロは また上を見上げるが、男子生徒達がマットを持ってくるのに間に合う保証はない。どうするべきか考えてると、ネロは ある事を思い出した。
ネロ「お前ら、ちょっと来い!」
ネロは杏子と美香を連れて、どこかへと行ってしまった。
屋上では羽黒が必死に金属ワイヤーを引っ張っていたが、金属ワイヤーが徐々に切れていくのが止まらない。
すると駆け出した冬美が、羽黒の後ろで同じように素手で金属ワイヤーを掴み、一緒に引っ張り始めた。
羽黒「冬美さん・・・」
そして2人の女子生徒も駆け出し、更に冬美の後ろで金属ワイヤーを掴み引っ張る。それでも清掃ゴンドラを引っ張り上げる事はできないが、羽黒達は諦めない。
その頃 教頭は、新車に乗って帰宅しようとしていたのだが、後部座席のドアが開く音がして慌てて振り返ると、杏子と美香が勝手に乗車していた。
教頭「おい、何だ、何してるんだ?」
杏子「教頭先生の車、乗ってみたかったんですぅ~」
美香「ちょっと、お願いがあるんですけど」
教頭「・・・・・・・・・」
相手が2年4組の生徒だからか、教頭は“お願い”と聞き訝しげな顔をしていた。
冬美「くぅっ・・・もうダメー・・・!」
羽黒「諦めちゃ、ダメッ・・・!」
ネロ「羽黒ー!!!もうちょっとだー!!!頑張れー!!!」
艤装を装着すれば、艦娘の力で清掃ゴンドラを引き上げる事も可能だろう。だが羽黒もネロと同様、正体を隠して ここに潜入してるため、生徒達が見てる前で艤装を出す訳にはいかなかった。
そして教頭は杏子と美香を乗せながら、学校の敷地内で ゆっくりと車を走らせていた。
教頭は男、杏子と美香は女だ。男を手玉に取る方法は心得ている。
杏子「音、静かなんですね」
美香「あっ、ここで大丈夫です」
そうして杏子と美香の お願いを何だかんだで聞いた教頭の車は、丁度 清掃ゴンドラの真下に到着して停止した。
杏子と美香は すぐに車から降り、ネロが教頭の車の前に立つ。
ただ、ネロが居る事に教頭は眉間に皺を寄せた。嫌な予感がしてる。
ネロ「よし、羽黒ー!!!手を離せー!!!」
羽黒「っ・・・!?無理です!」
ネロ「大丈夫だ、俺を信じろ!!!」
教頭も何事かと車から降りて、上を見上げる。
そこに分厚いマットを持ってきた生徒達も戻ってくるが、さっきまで無かった車があり、何をする気かと足を止める。
羽黒「駄目です!いま離したら、この子が!」
ネロ「いいから俺を信じろって言ってるんだ!!!」
羽黒は もし手を離し駄目だったらと、不安と迷いで目から涙を流す。
ネロ「行くぞ!!!いいか?!せーの!!!」
羽黒「っ・・・!」
羽黒は迷いながらも、ネロを信じて合図と共に手を離す。
生徒「きゃあああああ!!!!」
その瞬間、3本目の金属ワイヤーも切れ、清掃ゴンドラが大きく揺れて女子生徒が投げ出される。
するとネロが教頭の車のボンネットに乗り上がり、そのまま天板まで行くと大きくジャンプする。
屋上の羽黒と冬美は慌てて地上を見下ろし、地上の生徒達は悲鳴を上げる。
その時 教頭は、新車で家族との幸せな時間の妄想を、走馬灯のように見ていた。
そしてネロは空中で女子生徒を受け止め、背中から教頭の車に落下し、その衝撃で車の天板がヘコみ、全ての窓ガラスが木っ端微塵になった。
教頭「・・・・・・車ぁああああああああ!!!!!」
美香「先生!」
生徒達が下敷きになったネロを心配して駆け寄ると、ネロを下敷きにした女子生徒が ゆっくりと起き上がった。
彼女はネロがクッションとなり、更に車が全ての衝撃を吸収したため、怪我1つ無く無事だった。
羽黒「ネロ先生!」
屋上から駆け降りてきた羽黒と冬美、2人の女子生徒も駆け付けると、ネロも ゆっくりと起き上がる。
ネロ「イッテェー・・・」
ネロは生徒が無事なのを見ると、羽黒に向かってサムズアップを向け、それに羽黒も安心して大きく息を吐き出す。
羽黒「良かったぁ~・・・」
冬美「あっ!?手!」
冬美は羽黒の手を見て、思わず声を上げた。羽黒の手は素手で金属ワイヤーを掴んでいた事で、皮が剥けて出血していた。
羽黒「私なら、大丈夫」
羽黒は どうって事ないと安心させるように、笑顔で そう答えた。
冬美「ありがとう、羽黒先生・・・」
羽黒「・・・・・・これからも、よろしくね」
そして冬美は、照れ臭そうにしながらも頷いた。
ネロ「根性 見せたな、羽黒。2年4組 最強の副担任、だな」
ネロに認められ笑顔になる羽黒は、ネロに向かって拳を突き出した。それに応えるように、ネロも羽黒に向かって拳を突き出す。
そしてネロは、冬美に顔を向けながら車の上から降りる。
ネロ「なぁ、冬美・・・ヤなとこも全部 引っ括めて、自分なんだ」
冬美「・・・・・・・・・」
ネロ「俺はコンプレックスを隠してる奴より、それを受け入れて、胸 張って生きようとしてる奴の方が、よっぽどカッコいいと思うけどな」
冬美「はい」
冬美は素直に聞き入れ笑顔を浮かべ、ネロと羽黒も彼女を見て笑みを浮かべる。
ネロは そのまま羽黒の方も見るのだが、はだけた胸元が視界に入り そっちをガン見してしまい、真顔になる。谷間が見えちゃった。
ネロは誰にも気取られないよう、自然さを振る舞いながら羽黒から視線を逸らして後ろを向くのだが、ネロの鼻から血が垂れてきた。
輝男「ネロ、羽黒ちゃんの下着 見て鼻血 出してるよ」
『あっはっはっはっはっはっはっ!』
男子生徒達はネロに爆笑し、女子生徒達はドン引きしていた。
ネロは慌てて拭いて自分の手に付いた血を見て驚き、羽黒の方を見ると彼女は胸元を隠しながら睨んでいた。
羽黒の機嫌を直すのも大事だが、ネロの優先順位が生徒の誤解を解く方に傾く。
ネロ「あ、いや、ちげーよ、こ、これは さっきのアレが・・・第一 俺は お粗末な胸に興味なんかねぇよ!」
ネロは車に叩き付けられた衝撃のせいだと言いたかったのだが、テンパるせいで言い訳が おかしくなり、ネロは言わなくていい失言を口走ってしまう。
羽黒「ひど・・・お粗末様でした!」
ネロ「いや、そういう意味じゃなくて・・・!」
羽黒に言い訳しつつも収拾が付かなくなる予感がしたネロは、冷やかす男子生徒達に怒鳴るが、くだらない事で一致団結する彼らを黙らすのは一苦労であった。
・・・・・・
*マンション 15:07*
教師「何故だ何故だ何故だ・・・?」
眼鏡の教師は そのまま帰宅しており、今回の結果に理解ができず、羽黒の盗撮写真が貼られた寝室で ずっと立ち尽くし、狼狽えていた。
すると眼鏡の教師のスマホに着信が入り、誰かも確認せず すぐ電話に出る。
理事長『やり過ぎたようですね』
教師「・・・理事長・・・」
理事長『怪我人は居なかったみたいだから、告発はしない。感謝するのね、ネロ先生に』
理事長は それだけ言い残し、一方的に電話を切った。
だが眼鏡の教師は、理事長がネロの名を出した事で、自分の計画が全て狂ったのはネロのせいだと、とんでもない逆恨みをした。
教師「ネェロォ・・・!」
・・・・・・
*明陽学苑高校 20:15*
合宿2日目の夜、
角を曲がると、
潤羽「また、失敗したんだ」
楓「調子に乗らないで。知ってるんだからね、あなたの秘密。それバラしてもいいんだよ?」
潤羽は少しして ふふっと笑ったが、すぐに笑みを消して楓を睨んだ。
潤羽「殺されたいの、あんた?」
楓「私は心配してるだけ。学校は知ってて秘密にしてるんでしょ?そんな あんたに、居場所はあるのかなって・・・心 打たれてるんだよ、友達として」
楓と潤羽は互いに挑発的な笑みを浮かべると、楓は潤羽と善之を通り過ぎ歩き去っていった。
*食堂*
食堂の外のテラスになってる場所では、生徒達が花火をして盛り上がっていた。
その近くにあるベンチに1人で座る羽黒は、手に持つ生徒のプロフィール帳に火を点けていた。小細工なしに、ありのままに生徒に ぶつかると決めた羽黒に、もう こんな物は必要なかった。
すると横から、缶ビールが差し出された。見ると、そこにはネロが立っていた。
羽黒は立ち上がって受け取ると、乾杯してビールを呑む。
羽黒「私、決めました」
ネロ「あん?」
羽黒「ネロさんに負けない、お茶漬けの上のコロッケを目指そうって」
ネロ「何だ それ?」
ネロと羽黒は互いに笑い、羽黒は皮の剥けた痛々しい手を握ると、花火をする生徒達の方へ向かった。
羽黒には、ネロと理事長の言葉と その意味が しっかりと届き、彼女を大きく成長させていた。
ネロは優しい笑みで、そんな彼女の背中を見ていた。
一方 教頭は、大破した車の前で立ち尽くし放心していた。
そこに、女性教師が歩み寄る。
教師「誇りを持ってください、教頭。あなたの車が、生徒を救ったんです」
教頭「・・・・・・・・・」
女性教師は教頭を励ましてるつもりだったが、教頭には あまり効果があるようには見えなかった。
ネロが、生徒達に混じり楽しそうにしてる羽黒を微笑ましそうに見てると、そこにスイカを手に持つ輝男が来た。
輝男「なに羽黒ちゃん見てんだよ、変態教師」
ネロ「うるせぇ この野郎、このまま落とすぞ」
生意気な輝男の首をネロが後ろから絞めると、輝男は顔を引き攣らせながらスイカを持つ手を上げる。するとネロは、輝男の首を絞めながらもスイカに かぶり付いた。
*街*
潤羽「~~~♪」
学校を抜け出した潤羽は、どこかのビルの屋上で鼻歌を歌いながら、落下防止の柵の上を綱渡りのように歩いていた。
警備員「君!何してるんだ!?」
そこに見回りに来たビルの警備員が現れ、驚きながらも駆け寄ってくる。
両腕を広げる潤羽は警備員の方に向くと、背中から倒れるようにして自ら落ちる。
警備員「なっ・・・!?」
警備員は慌てて柵まで行き下を見ると、すぐ下の出っ張りに潤羽が立っていた。
潤羽「長ーい、長ーい、暇潰し。人生の」
*明陽学苑高校 食堂*
そして明陽学苑での合宿は、フィナーレが近付いていた。
ネロ「テメェら、2年4組の合宿、ラストだー!!」
『うおおおおお!!』
盛り上がるネロ達を、体育館の屋根の上からベルゼが見ていた。
ベルゼ「ガキ共に囲まれて、楽しそうだねぇ。ネロ、お前には俺の実験に付き合ってもらうぜ。人間が悪魔になれるなら、その逆も然りだよなぁ?それに、ここにも何かあるみたいだし、面白くなりそうだ」
ベルゼは これからの事を考え、楽しそうに笑いながら姿を消した。
明陽学苑にある魔の気配は、2年4組の生徒がネロに心を開く者が出る度に、着実に大きくなっている。
楓と潤羽、善之のリーダー格も内部分裂を起こし始め、新たな波乱を予感させている。
そのタイミングでベルゼも何かを企んでいる。
ネロは、2年4組の生徒全員の心を救い、魔の気配を止める事ができるのだろうか?
次回も宜しく お願い致します!