Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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評価ありがとうございます!

タイトルにある裁判ですが、全員が素人で行われる設定であり、今回は抑えてますが前編・後編に分かれてコメディの位置付けでやっておりますので、本物の裁判のように真面目に捉えずに読んでいただければと思います
そして最後にアンケートもありますが、ちょっとした お遊びと思って気軽に投票していただければと思います

463話です!どうぞ!


Mission463 裁判(前編)~不当な損害~

*大本営 9月6日 13:50*

 

明陽学苑2年4組の生徒、潤羽(うるは)が朝の電車を止めてから2日後、Devil May Cry鎮守府は訴訟を起こされ、疑似裁判をするため大本営に来ていた。

訴訟を起こしたのは横須賀鎮守府で、訴えられた被告人は天龍だった。

実は数日前に、横須賀鎮守府と合同での任務が発令されたのだが、任務当日に天龍が独断で勝手な行動を取り、横須賀鎮守府に大打撃の損害を与えてしまっていたのだ。

疑似裁判であるのは、本当の裁判をすると記録として残ってしまうため、それは勘弁してくれとDevil May Cry鎮守府側が懇願し、横須賀鎮守府は そこだけ譲歩してくれたのだが、それでも裁判はしたいという事で、大本営が特別に場所だけ貸してくれた。

裁判が間もなく始まろうという時間に、ダンテも大本営に到着した。

既に傍聴席には、Devil May Cry鎮守府と横須賀鎮守府の艦娘達が来ており、椅子に座って始まるのを待っていた。

証人席にはDevil May Cry鎮守府の摩耶の姿もあり、ダンテも適当な空いてる席に座ると、裁判長と裁判員を務める大本営の艦娘達が現れ、裁判が始まった。

 

大本営大淀「これより原告、横須賀鎮守府 神通と被告、Devil May Cry鎮守府 天龍の、任務外の行動による多大な大打撃の損害賠償請求と、天龍から神通への追い請求に関する、3億円 損害賠償請求の審議を開廷致します。それでは、不当手続きを行います。先ずは、原告代理人、山城さん、今回の訴えの内容や言い分、被告に何を請求するかについて、訴えを述べてください」

 

横須賀山城「すみません、これーちょっと、私、請求金額の変更ってできますか?」

 

大本営大淀「あっ、畏まりました。幾らになりますでしょうか?」

 

横須賀山城「5億円です」

 

その金額に、Devil May Cry鎮守府の艦娘達から どよめきや悲鳴が上がった。そんなの払えないし、敗訴した場合 借金に上乗せである。

 

ダンテ「(かなり強気だな・・・)」

 

天龍「裁判長!」

 

大本営大淀「はい」

 

天龍「えー、こちらが勝訴した場合の追い請求の金額を変更しても大丈夫ですか?」

 

天龍の質問に、傍聴席から笑い声が上がった。

 

長門「(おい まさか・・・)」

 

大本営大淀「追い請求、幾らでしょうか?」

 

天龍「5億です」

 

摩耶「(お前マジか)」

 

まさか天龍が強気で金額を被せにいくとは思わず、どちらも金額を釣り上げるのでオークションでもやってるのかと、艦娘達は笑いを堪えるのに必死だった。

そして裁判が進み始め、原告側の訴えを聞く時間となった。

 

横須賀山城「えー、先ず事の発端は、神通氏が無線で戦況を報告致しました」

 

戦況は芳しくなかったのだが、そこに敵の増援を引き付け陽動する艦隊に編成されていた天龍が、無線に割り込んだのだ。

 

横須賀山城「そうすると天龍氏は、無線で“突撃しろ”と発言し、神通氏は“撤退する”・・・という風に、指示を出しました。その後に天龍氏が、“舐めたこと抜かしてるから、敵の増援 連れてきてやったぜ、感謝しろ”、と言い、実際に敵の増援を、主力艦隊が居る場所まで連れてきて、横須賀艦隊は大打撃を受けました。それにより発生した、入渠などによる資材の消費、その他の諸々の経費が、総額1億4700万円 掛かっておりました」

 

その一連の話に横須賀鎮守府側は ご立腹な様子を見せ、Devil May Cry鎮守府側は苦笑いで頭を抱えた。

これが事実なら、どう頑張っても天龍が敗訴しそうだが・・・。

 

横須賀山城「これが一連の流れでございますけども、今回の裁判において、天龍氏、そしてDevil May Cry鎮守府、提督であるダンテ氏に対して、5億円の損害賠償を請求致します。今回の件に関しましては、作戦の総指揮を執る神通氏の命令を無視し、天龍氏が敵の増援を主力艦隊の元に連れていき、大打撃を受けたという流れでありましたが、1億4700万円もあれば、横須賀鎮守府は改装など艦娘の強化に投資する事もできたという風に、考えております。その機会損失に対して、そして敵の攻撃に晒された精神的苦痛に対して、5億円の請求をしたい、という風に考えております」

 

この請求内容に どうやったら天龍が勝てるのか分からず、Devil May Cry鎮守府側は現実逃避を始め、横須賀鎮守府側は勝ち誇った笑みを浮かべていた。

 

大本営大淀「こちらに対する反対意見などございましたら、述べてください」

 

天龍「はい!えっと何の話でしたっけ?」

 

龍驤「(いや聞いとけよ!お前は聞いとかなアカンやろ!んで何で さっきから お前が喋ってんねん?!横の代理人席に座ってる大井に喋らせろや!)」

 

阿武隈「(これ被告が喋っていいの・・・?)」

 

天龍の横には、弁護士としての代理人席に大井が座ってるのだが、どういう訳か天龍が自分で自分の弁護をしていた。裁判において、自分で自分の弁護はしない方がいいと言われてるのだが、大丈夫だろうか?

 

天龍「あっ、そうだ。えっと、1億4700万円、不当な損害が出たって言ってるな?不当だって言うならな、それが不当だという証拠を出さなきゃ話になんねぇって事だ、分かるか?な?あと何だっけ?5億円の請求?勘弁してくれよ。こんな損害 出た事ないぜ。こんな1億4700万の損害を出した初の人物だ、この神通ってのは。これは もう、かなり光栄な事だぞ」

 

こいつは何を言ってるんだ?

この場に居る誰もが、天龍の言ってる事の意味が分からず、考えても考えても答えが出ず、キャパオーバーで思考がフリーズした。

 

天龍「5億円 払ってでも、この栄光 欲しい人 居るんじゃないか?だから俺は5億円 請求するぜ、手数料としてな」

 

摩耶「(こいつヤバいって!頭おかしいって!)」

 

静かに天龍の言い分を聞いていた摩耶は、笑いそうなのを必至に堪えながら、心の中で爆笑した。

 

天龍「だから教えてくれ。何が不当だったのかをな。以上だ!」

 

瑞鶴「(“以上”マジか・・・)」

 

こんなので、横須賀鎮守府側の訴えを覆せるとは思えないが、“以上”と言ったからには、このまま裁判は進んでしまう。

 

大本営大淀「では被告側は、手数料として5億円、追い請求という事で よろしいですか?」

 

天龍「まぁ そんな感じだ!」

 

大本営大淀「それではですね、それぞれの要望が出揃いましたので━━」

 

加賀「(マズいわ、マズいわ流れが・・・)」

 

確かに天龍の暴走でマズい状況にしか見えないのだが、それでも裁判は続き、当裁判は民事裁判となり、和解の意思があるか どうかも、裁判の終わりに最終確認をすると説明が行われ、今度は証拠調べ手続きへと入った。

 

深雪「(証拠調べ手続きって何だ?)」

 

大本営大淀「先ずは原告側の証人が居れば、お呼びください」

 

横須賀山城「えー、由良さん、由良さん お願いします」

 

横須賀由良「はい」

 

横須賀の由良が出ると、証言台に立った。

 

大本営大淀「では証人に対して確認です。この法廷で嘘の証言をした場合、あなたは詐欺の罪に問われる可能性があります」

 

雷「(テレビで見た事あるやつだー!)」

 

テレビで見た事のある光景に、何人かの艦娘は凄いとテンションが上がっていた。

 

大本営大淀「正しく証言する事を誓いますか?」

 

横須賀由良「はい、誓います」

 

大本営大淀「原告代理人、証人に対して質問を お願いします」

 

横須賀山城「えー、由良さん」

 

横須賀由良「はい」

 

横須賀山城「あなたは、天龍氏が実際に敵の増援を連れてきた際に、その現場を目撃していましたね?」

 

横須賀由良「はい」

 

横須賀山城「そして それは、天龍氏が、無線に割り込んだ直後のタイミングでしたね?」

 

横須賀由良「はい」

 

横須賀山城「はい、以上になります」

 

『(あれ?)』

 

天龍「おい、短いぞ」

 

あまりの短さに、傍聴席に居る者達は様子が おかしいと首を傾げた。

しかも横須賀の山城も、そんなに質問する事がなかったのか、“以上”と言う時に ちょっと笑ってしまっていた。

 

大本営大淀「畏まりました。つまり、実際に天龍さんが敵の増援を連れてきた、というところを証明する証人であるという事で、よろしいですか?」

 

横須賀山城「あ、じゃあ、もう1ついいですか?どこで確認しましたか?」

 

そして横須賀の由良は、任務中の自分の正確な座標を答えた。だか それは、主力艦隊が居た位置からは少し離れており、目視でハッキリと見るには難しい距離でもあった。

 

ダンテ「(ん・・・?流れが変わったか?)」

 

日向「(なるほど、その場には居なかった訳か)」

 

それなら証拠不十分で、まだ覆せる可能があるが・・・。

 

大本営大淀「それでは被告人側、証人に対する反対尋問があれば、お願いします」

 

天龍「はい!それは本当に天龍でしたか?」

 

『(あっ・・・マズい!)』

 

代理人ではなく馬鹿の天龍が喋り出した事で、覆せる可能性がある流れが潰えてしまう可能性が出てきてしまい、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は焦った。

 

天龍「本当に━━」

 

横須賀由良「恐らく・・・」

 

天龍「恐らく!?」

 

横須賀由良「ちょっと遠くて判らなかったですけど」

 

天龍「遠くて?判らない?」

 

横須賀由良「ただ、髪の色は天龍さんのでした」

 

蒼龍「(あ~、髪の色はな~・・・)」

 

天龍「どういう事ですか、それは?天龍じゃない可能性があるじゃないですか」

 

ダンテ「(そうだな、龍田も居るしな)」

 

横須賀由良「深海棲艦を『サ◯エさん』のエンディングみたいに引き連れてる姿は見ました」

 

まさか過ぎる例えに、傍聴席に居た艦娘達は全員 笑ってしまった。

しかし、まだ天龍の攻めは終わっていない。

 

天龍「だから天龍か判らない人物が深海棲艦を引き連れてたんですよね?」

 

横須賀由良「そうですね、実際の姿ではなかったですね」

 

天龍「あら これ話 変わってきましたよ」

 

武蔵「(おや?これ、あるか?勝てる可能性あるか?)」

 

摩耶「(今日の天龍 強いかもしれねぇ)」

 

まさか天龍が証人の証言を論破するとは思わず、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は勝てるかもしれないと笑みが溢れてしまう。

 

天龍「どうしますか、これ?それ不当じゃないですか?どうやって天龍だと判断したのか ちょっと、髪の色だけじゃ・・・よく他の艦娘のコスプレとかして、みんな髪の色 紫になる事よくありますからねぇ」

 

『(やった事ないよ!)』

 

他の艦娘のコスプレとか1度もした事ないので、天龍の嘘にDevil May Cry鎮守府側の艦娘達は、椅子に座りながらもズッ転けそうになったが、嘘とバレて敗訴しても困るので、頑張って平常心を保つ。

 

横須賀山城「証明できる方は居ますか?その日にコスプレしていたっていう証明はできますか?」

 

天龍「できません!」

 

さっきの論破が全て無駄になったので、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は全員 頭を抱えた。

こうして、原告側の証拠調べ手続きが終わり、次に被告側の証拠調べ手続きへと入った。

 

大本営大淀「では被告人側証人、いらっしゃいましたら呼んでください」

 

天龍「よし、行きたい人!」

 

『・・・・・・・・・』

 

Devil May Cry鎮守府側からは誰1人として動かなかった。何故なら、天龍の無実を証明できる者も、この裁判に勝てると思う者も、誰1人として居なかったからだ。

 

大本営大淀「誰も いらっしゃらないという事で」

 

Devil May Cry鎮守府の面々は、横須賀鎮守府の面々に馬鹿にされるように笑われた。

 

天龍「いや、居ます!じゃあ禁止カード使います!」

 

『(禁止されてるの使うの・・・?)』

 

何をするつもりか分からないが、天龍が禁止されてる事をやろうとしてるようなので、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は大丈夫かと動揺した。

 

天龍「大井、頼む」

 

漣「(丸投げ来た)」

 

大井「わ、私か・・・」

 

ここで やっと、被告側代理人が動く事になったのだが、先に証人に証言してもらわなければならないのに、いきなり代理人が動くので裁判長は困惑した。

 

大本営大淀「あ、大井さんは、弁護士としてではなく、証人として そこに座っていた感じ・・・?」

 

天龍「あ、そうです そうです!」

 

じゃあ大井は、最初から居るべき場所を間違えてたんじゃないか。

しかも大井が弁護士ではなく証人であるなら、被告側には代理人が居ない事になり、それなら天龍が自分で自分の弁護をしていたのにも納得である。

 

大本営大淀「それでは大井さん、証言台に お立ちください」

 

大井「はい」

 

大本営大淀「正しく証言する事を誓いますか?」

 

大井「はい、誓います」

 

大本営大淀「はい、では、被告側、証人に対して質問したい事を質問してください」

 

天龍「・・・・・・・・・」

 

質問するよう促しているのに、どういう訳か天龍が何も言わず、法廷が妙な空気感に包まれる。

 

大本営大淀「天龍さん?被告側、お願いします」

 

天龍「すいません、被告としての意識が足りてませんでした」

 

ただボーッとしてただけだと判明し、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は恥ずかしくて全員 俯いた。

 

天龍「えーまぁ、敵の増援を引き連れたのは・・・俺 天龍で間違いないんですが」

 

摩耶「(おいやめろって!お前 自白してるって それ!)」

 

天龍「大井さん、無線に割り込んだ現場に居合わせましたよね?」

 

大井「はい」

 

天龍「はい。確か川内さんも無線に割り込んでたと思うんですが、大井さん」

 

大井「はい」

 

天龍「その時に、神通氏に衝撃の一言を浴びせてるじゃないですか?」

 

大井「あ、はい」

 

天龍「その辺りの一部始終を お話ししていただいても よろしいですか?」

 

大井「あ、分かりました。無線で撤退指示が出た後に対応したのが、川内、大井の2名なのですが━━」

 

Devil May Cry鎮守府には、戦況が芳しくない場合の作戦の代案があった。それを無線で主に伝えていたのが、Devil May Cry鎮守府の川内と大井だった。

その作戦を伝え、もし上手くいかなければ、作戦終了後の3日以内に申請してもらえれば、Devil May Cry鎮守府が損害を補填するとも伝えていた。

しかし横須賀鎮守府は作戦通りに動かず被弾し、補填すると言ったのも作戦を決行した上での話であり、ボーッとして何もせず被弾した損害までを補填するという話ではなかった。

それに3日以内に申請してもらえればと伝えていたのに、3日が過ぎても横須賀鎮守府からは何の音沙汰もなかった。

3日以内に申請してもらえれば補填をすると しっかり案内もして、それを横須賀の神通は留意してるはずにも拘わらず、横須賀鎮守府は それに関して何もしなかったため、Devil May Cry鎮守府には損害賠償を払う義務と責任はないとした。

大井の この証言により、再びDevil May Cry鎮守府が勝訴する可能性が浮上した。

そして更に裁判は続き・・・。

 

天龍「神通氏は思うに、この世界の通貨ではない何かを求めて この裁判を起こしてると私は考えています」

 

陽炎「(えーっ、そうなのぉ!?)」

 

つまり、損害賠償ではない別の目的で この裁判を起こしてるという事だろうか?

 

横須賀山城「すみません、質問よろしいでしょうか?」

 

大本営大淀「どうぞ」

 

横須賀山城「この世界の通貨以外のものを求めて、行動してらっしゃらないのですか?ここに居る方々は」

 

そりゃ人という存在は、全てが お金という訳ではないだろう。人を突き動かす行動原理には、お金以外のもので突き動かされたり、行動したりする時も少なくはないはずだ。

例えば山登りが好きだから登山をしたり、音楽が好きだから歌ったり楽器を演奏したり、ストレス発散にランニングをしたり、お金が手に入る訳でもないのに、人は お金以外の理由で行動する時だってある。

そして横須賀鎮守府側の言い分を聞いた天龍は・・・。

 

天龍「・・・やるな」

 

長門「(横須賀鎮守府の方が上手だな・・・)」

 

大本営大淀「そうですね、こちら皆さんの ご意見を お聞きしましょうか。被告、天龍さん」

 

天龍「・・・はい」

 

大本営大淀「求めていますか?」

 

天龍「はいっ!」

 

裁判長からの問い掛けに、天龍は即答で肯定してしまった。肯定すれば、原告側代理人の言ってる事が正しいと認める事になる。

 

武蔵「(お前バカだろ!お前から仕掛けた話なのに お前が認めて どうするんだ!)」

 

大本営大淀「裁判員の皆さんも求めていますか?」

 

裁判長からの質問に、裁判員からもチラホラと肯定する返事が上がった。

 

横須賀山城「この裁判において、損害賠償を請求している状態なんですけども、それのみならず、神通氏が名声であったりですとか、そういうものを求めて何か行動してるのではないかという━━」

 

天龍「要するにだよ!裁判をするために裁判をしてんじゃねぇのかって訊いてんだよ こっちは!」

 

横須賀「(当たり前でしょうが!なに言ってんの あいつ?)」

 

摩耶「(何で こいつ強気なんだよ?)」

 

そりゃ裁判をするために裁判をしてる訳で、結局 天龍が何を言いたかったのか さっぱり分からなかった。

 

大本営大淀「そうですね、じゃあ、えっと~・・・一旦、先程の質問に対して、傍聴席の皆さんも、こう、何となく意味が分かった方いらっしゃると思うんですけれども、えーっと・・・被告 天龍さんと同じって方は何となく、こう、そーっと手を挙げていただいても よろしいでしょうか?」

 

すると、Devil May Cry鎮守府と横須賀鎮守府の両方から、まぁまぁの数の手が挙がった。

 

大本営大淀「あ、結構いらっしゃいますね、はい。じゃあ あの、まぁ被告に関する質問は皆そうだという事で。裁判の記録にはさせていただかないという事でね」

 

横須賀山城「はい」

 

天龍「クソッ・・・やられたぜ」

 

いや全部 自分で墓穴 掘っただけだが?

 

大本営大淀「原告側、反対尋問で何か質問はありますか?」

 

横須賀山城「はい。補填の申請が3日以内というのは、公に決められたルールですか?」

 

大井「・・・・・・公・・・?」

 

横須賀山城「その3日以内に申請しなければ補填されないというのは公的に決められたルールですか?」

 

大井「私が所属するDevil May Cry鎮守府、便利屋での保証サービスが3日と決まってます」

 

大本営大淀「便利屋として、そういうサービス提供をされているという事ですね?」

 

大井「そうです。だから私は3日と案内しました」

 

天龍「そうだ!」

 

横須賀山城「その3日以内にというのが、逆に言うと、3日 経った後なんで、こういった裁判を起こしていると、いうようなところにもなるので」

 

大井「・・・はい」

 

大本営大淀「畏まりました。原告側の主張としましては、3日 経ってしまってるので、取り返すために裁判を起こしてるという事で よろしいですね?」

 

横須賀山城「はい」

 

天龍「それは違いますよ!異議あり!」

 

大本営大淀「どうぞ」

 

天龍「案内をしたタイミングから、3日間の保証サービスが適用されるんですよ。だから神通氏に3日以内にというのは、スタート地点で告げられてますから、その間3日間、不当だと思わなかったって事になりますよ」

 

大本営大淀「では私の方から神通さんに質問させていただくんですけども、今回 告げられたというのは、正しいですか?そういった話はありましたか?」

 

横須賀神通「えっと、大井さんからって事ですよね?」

 

大本営大淀「失礼しました。大井さんから補填できますよってところですね」

 

横須賀神通「その話はありました」

 

大本営大淀「では この3日間、対応しなかった理由を述べていただいても よろしいですか?」

 

横須賀神通「対応しなかった理由ですか・・・?その・・・Devil May Cry鎮守府の作戦中の行動により、自分が認識してる作戦が間違ってたのかなって、そういう葛藤を3日間しておりました。そしたら、気付いたら3日が過ぎてしまっていて、もう後戻りできる状況ではありませんでした」

 

天龍「本当か?」

 

大本営大淀「畏まりました、ありがとうございます」

 

天龍「裁判長、異議あり!」

 

大本営大淀「はい、どうぞ」

 

天龍「“認識が間違ってたのかな”って仰いましたね、神通氏?神通氏、認識が間違ってたかもしれないんですね?」

 

横須賀神通「自問自答してたという事です」

 

天龍「じゃあ今んとこ、“やっぱり間違ってたかもなぁ”みたいな感じで裁判してんのか、オメェ?」

 

横須賀神通「裁判長」

 

大本営大淀「はい」

 

横須賀神通「論点がズレてると思うんですけど・・・」

 

天龍「クソッ!違うぞ、今から論点に帰ろうとしてんだ。迂回してんだ」

 

論点がズレてる事への釈明なのだろうが、そもそも裁判で迂回する必要はない。

 

大本営大淀「ああ、関係あるという事ですね?なるべく迂回せずに、直線で━━」

 

天龍「直進ですか?分かりました」

 

大本営大淀「他に大井さんに質問がある方いらっしゃいますか?」

 

『・・・・・・・・・』

 

大本営大淀「ではないようなので、大井さん、席に お戻りください」

 

大井への質問が終わり、彼女は またしても代理人席に座ったのだが、もう誰も間違いを指摘しなかった。

 

球磨「(いや~、大井、お疲れだったクマ)」

 

大本営大淀「被告側 天龍さん、その他に証人は いらっしゃいますでしょうか?」

 

天龍「・・・そうですねぇ、証人ですか・・・摩耶どうする?」

 

訊かれた摩耶は証人席から立ち上がり、証言台まで出てくるのだが・・・。

 

摩耶「証人じゃないんですが・・・」

 

天龍「証人じゃないならダメじゃねぇか」

 

摩耶「証人じゃないんですが・・・」

 

大本営大淀「すみません、証人じゃないなら ちょっと、あのー・・・」

 

摩耶「分かりました、じゃあ帰ります」

 

天龍「証人、証人じゃないのか?」

 

摩耶「じゃあ、ギリギリ証人なんで ちょっと出ますね」

 

大本営大淀「畏まりました」

 

裁判長は摩耶が証言台に立つ事を認めたのだが、この摩耶が出てきた事により、今回の裁判の中で1番 混迷を極めるとは、この時 天龍以外は誰1人として予想していなかった。




次回も宜しく お願い致します!

途中ですが、今回の裁判どちらが敗訴すると思いますか?

  • Devil May Cry鎮守府
  • 横須賀鎮守府
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