アンケートありがとうございます!
この裁判、最終的に どちらが勝つのか・・・
一応コメディの位置付けではありますので、真面目な裁判にならないのを前提に読んでいただければと思います
464話です!どうぞ!
Devil May Cry鎮守府と横須賀鎮守府による合同の任務が行われ、作戦行動中にDevil May Cry鎮守府の天龍が任務外の行動を取り、横須賀鎮守府が大打撃を受け損害が出てしまった。
これに腹を立てた横須賀鎮守府がDevil May Cry鎮守府の天龍に対して訴訟を起こし、本当の裁判をすると記録に残ってしまうので疑似裁判で譲歩してもらい、Devil May Cry鎮守府は横須賀鎮守府と戦う事になるのだった。
そして裁判が進み、被告側証人としてDevil May Cry鎮守府の摩耶が証言台に立つ事になり・・・。
*大本営 9月6日 14:31*
大本営大淀「嘘の証言をしない事を、宣誓してください」
摩耶「多分、嘘は吐きません」
大本営大淀「多分、ですか・・・?」
摩耶「はい、多分で お願いします」
この摩耶の発言で横須賀鎮守府側からブーイングが発生したのだが、もう面倒臭いので、裁判長である大本営の大淀は このまま進める事にした。
摩耶「先ずですね、証人としては、彼女は、実は大変、ああいう風に強がってはいますが非常に真面目な艦娘でして、あまり人に迷惑を掛ける事を好まないんですよ。でですね、敵の増援を引き連れた後、実は、途中で ちゃんとやめてるんですよね。これ知らなかったでしょ?」
大本営大淀「天龍さんが、という事ですかね?」
摩耶「そうです。何故かと言うと、その後 再び、敵の増援を引き連れてやめた後に、引き連れるのをやめたログが、最後に川内の名前で残ってるんですよ、その、我々が使ってるツールに」
川内「(ちょっと待って!ちょっと待って!)」
陸奥「ねぇ、じゃあ川内が悪いんじゃないの、これ?」ヒソヒソ・・・
ダンテ「まぁ、最後まで様子を見ようぜ」ヒソヒソ・・・
主力艦隊が損害を受ける原因となった敵の増援の引き連れを最後に行ったのが川内なら、真犯人は川内という事になる。
それに摩耶がツールの話をしたが、もし そのツールのログが確認される事になれば、Devil May Cry鎮守府が不利になる可能性があるが、摩耶は どうして その話をしたのだろうか?
大本営大淀「はい」
摩耶「で、天龍、そして川内のログの間に、1つ謎のログがあるんですよ」
大本営大淀「どなたのログでしょうか?」
摩耶「ただ そのログが、消されてるんですよ。つまりですよ、天龍が引き連れてたのを、天龍自身が恐らくやめて、何者かが そこで再び引き連れてるんですよ」
『(おや?)』
つまり天龍と川内の他にも、敵の増援を引き連れて主力艦隊に ぶつけようとした大馬鹿者が居るという事になる。
大本営大淀「因みに━━」
天龍「裁判長!」
大本営大淀「はい」
天龍「補足をいいですか?」
大本営大淀「お願いします」
摩耶「どうぞ」
天龍「2回目に引き連れサ◯エさん行進したの摩耶です!」
横須賀山城「はい、異議あり!」
摩耶「異議あり!!」
補足が正しければ、天龍、摩耶、川内の順で敵の増援を引き連れた事になる。
ただ、摩耶は“何者か”と濁していたのに、どうして天龍はバラしたのだろうか?
加古「(あれ?流れ変わったなぁ)」
摩耶「“何者か”です!」
摩耶は天龍のために証言してるのに、どういう訳か天龍は摩耶を売ろうとし、もう意味不明な状況に傍聴席から笑い声が上がる。
横須賀山城「異議あり!元々 真面目な艦娘であれば、本来の作戦と違う行動を取ったりはしないはずです」
摩耶「異議あり!真面目すぎる故に━━」
横須賀山城「異議あり!」
摩耶「━━引き連れちゃったんです」
瑞鳳「(どうなってんの このレスバ・・・?)」
証人は自分の知ってる事だけ言えばいいので、証人である摩耶が“意義あり”と言って討論に参加しようとするのは よく分からん。
大本営大淀「えっと、そうですね。被告の真面目とかの部分に関しては、その人の特性になる部分ですので━━」
摩耶「失礼しました」
大本営大淀「はい。今回は止めていただいて」
利根「(証人の“異議あり”訳が分からん)」
横須賀山城「異議があります」
大本営大淀「はい、どうぞ」
横須賀山城「その、サ◯エさん行進した人物こそ、“あれ?敵の増援 来てないぞ。これは自分が引き連れないといけない”・・・と、思って、真面目に、また、引き連れたに違いありません!」
吹雪「(な、なるほど・・・?)」
天龍「異議あり!」
大本営大淀「どうぞ、認めます」
天龍「摩耶が直接、“あ、引き連れといたぞ”、と言ってるのを聞いています!」
横須賀山城「異議あり!それは真面目な勤務態度の表れで、あります」
摩耶「却下しません!」
大本営大淀「それは私のセリフです」
摩耶「あ、すみません」
もう誰が誰の味方なのか分からなくなってきた。摩耶は天龍が有利になるように証言してるはずが、天龍が摩耶を蹴落とそうとし、横須賀の山城が何故か摩耶のフォローをするという状況に、傍聴席に居る全員の頭が おかしくなりそうだった。というか、意味が分からなくて内容が頭に入ってこない。
大本営大淀「摩耶さん」
摩耶「はい」
大本営大淀「摩耶さんが引き連れたという点について、何か言いたい事はありますか?」
摩耶「特にありません」
『(ないんだ・・・)』
大本営大淀「裁判員の方、何か ご質問ありますか?」
すると このタイミングで、天龍が椅子から立ち、どういうつもりなのかウロウロし始め、背中越しに それに気付いた摩耶は、何をするつもりかとヒヤヒヤする。
しかし他の者達は天龍の謎の行動を気にする事なく、裁判が進む。
大本営飛龍「だいぶ話が変わってくるんですけど、引き連れた理由は分からないんですかね?摩耶さんは」
摩耶「何者かが引き連れた理由ですか?」
大本営飛龍「はい」
摩耶「そこの天龍君は自分だと言ってますが、あたしは“何者か”と言っておきますね」
大本営飛龍「はい、分かりました」
摩耶が天龍の名を口に出すと、急に天龍が席に着いた。
摩耶「恐らく、理由、あたしは、いや、あたしには分かりかねますが恐らく・・・“真面目だから引き連れるのやめちゃったんだろう”、“こうしたら面白くなるかもしれない”という風に・・・咄嗟に恐らく その者は考えたんだと思います」
横須賀山城「異議あり!」
大本営大淀「はい、認めます」
横須賀山城「実際に面白くなってます」
摩耶「異議を認めます」
大本営大淀「はい、認めます」
傍聴席から ちょいちょい笑い声が上がるので面白くはなってるのかもしれないが、問題は そこじゃない。
裁判長が他に誰か質問があるか問うが、誰も何も言う事はなかった。
大本営大淀「大丈夫そうですね。はい、畏まりました。では当裁判においてはですね、被告・原告の請求に伴ってプラスして、摩耶さんのですね、罪状とか色々、書いておきます」
摩耶「いや、摩耶さんの罪状・・・?裁判長、“何者か”ですよ?」
大本営大淀「天龍さんが先程、“摩耶”と仰ってましたが」
天龍「ん?」
摩耶「天龍、声が小さい!」
天龍「私がですか?摩耶?すいません、よく憶えてないです、自分の言った事を」
摩耶「よし、100点だ」
大本営大淀「ただ、私の方では先程ですね、天龍さんが発言した“摩耶”という言葉をですね、会得しておりますので ご了承ください」
天龍「はい!」
摩耶「あたしが逮捕されんのか・・・」
全部 天龍のせいで摩耶まで罪状が付く事になってしまい、摩耶は首を もたげて落胆しながら席へと戻った。
大本営大淀「では、被告側は その他、証人は いらっしゃいますか?」
天龍「証人ですか?」
大本営大淀「その前に、証人あと どれくらい居ます?」
天龍「1人です1人です!最後の証人です!」
大本営大淀「では呼んでいただいて」
天龍「呼ぶ必要ありません、ここに居ますから」
そう言って、天龍は原告側席へ向かい、横須賀の神通の後ろに立った。
天龍「神通、あんただ!」
『(え?え?え?え?え?/お?お?お?お?お?)』
原告を証人として出すという とんでもない行動に、この場に居る全員が困惑した。
天龍「一旦 立ち上がってくれ」
横須賀神通「わ、私・・・?」
横須賀の神通は よく分からないまま立ち上がると、いきなり天龍に後ろ手に手錠され、そのまま証言台まで連行された。
横須賀神通「え?え?何これ・・・?」
大本営大淀「あ、天龍さん、すみません」
天龍「はい」
大本営大淀「適正な証言ができない可能性があるので、拘束は・・・」
天龍「解くんですが、その前に、裁判長」
大本営大淀「はい」
天龍「もし この裁判の場で、まさかテロなんて起こそうなんて人が居たら、それは ちょっと もう裁判自体が白紙というか・・・」
横須賀神通「待って待って待って待って待って、なに考えてるんですか?」
大本営大淀「それは もう、テロ罪が適用されます」
天龍「ちょっと神通氏の持ち物検査してもいいですか?主に背中を」
横須賀神通「これ あなたが渡してきたやつじゃないですか!」
天龍「因みに皆さん、神通氏の背中に付いてる物は見えますか?」
大本営大淀「はい」
横須賀神通「あなたが渡してきたんでしょ!」
天龍「これ・・・ロケットランチャーで、間違いないですかね?」
大本営大淀「そうですね、それっぽく見えますね」
実は裁判が始まる時には既に、横須賀の神通の背中にはロケットランチャーが背負われており、ずっと そのままだった。
天龍「はい。法廷に そもそもロケットランチャーを持ってくる行為、これ もう銃刀法違反ですし、何に使うつもりなんですか、神通氏?」
横須賀神通「いや、天龍さんに・・・被告人 天龍に、裁判が始まる前に渡されました。強制━━」
天龍「そうですよね(?)、だからテロを目論んでるんだ」
横須賀神通「強制的に渡されました」
実は このロケットランチャー、オリーブ財団での任務で犯罪組織から押収した物を勝手に持ち出し、裁判が始まる直前に横須賀の神通に押し付けていた。
天龍「これテロ罪に当たるんじゃないですか?」
横須賀神通「いや、だとしたら天龍さんから預かったから天龍さんがテロを起こそうとしてるんじゃないですか?」
横須賀山城「異議あります!」
大本営大淀「はい、どうぞ」
横須賀山城「私が神通氏と、この大本営の前で会った時は、私、このロケットランチャーが無い事を確認しています」
大本営大淀「そう、ですよね?私も何か、いつの間にか持ってるなっていう・・・」
天龍「そうですよね?普通は こんな堂々と持ってきません。ここが法廷の場だから、いつの間にか取り出したんじゃないんですか?」
横須賀山城「その後、“天龍氏に、ロケットランチャーを渡された”という風に聞いています」
大本営大淀「畏まりました。では天龍さんと神通さんは共犯という事で よろしいですか?」
天龍「はい!」
加賀「(“はい”じゃない!)」
横須賀神通「共犯、え?」
摩耶「(共犯・・・!)」
よく分からない方向に話が進もうとし、天龍が元気良く返事したのと、横須賀の神通が共犯扱いされる事に、傍聴席に居た艦娘達は それぞれの理由で笑ってしまう。
横須賀神通「違います、強制的に背負わされました」
天龍「じゃあ俺も否定しちゃうぞ?じゃあ俺もやってないです」
横須賀神通「おかしいでしょ、何で?」
天龍「クソ埒が明かねぇな」
大本営大淀「一旦、今回の請求裁判に関する道筋からは離れてしまうんですけども、原告と被告でレスバ、しますか?」
天龍「・・・レスバ?」
大本営大淀「討論というか━━」
天龍「しません!」
大本営大淀「あ、しません?じゃあ本件は、逮捕権・執行権を持ってる軍警察の方が、後ほど判断されるという事で よろしいですか?」
天龍「はい。じゃあ、後ほど逮捕という事で。はい、すいません」
天龍は横須賀の神通が逮捕されると思って喋ってるが、恐らく逮捕されるなら天龍の方になると思われる。
天龍「じゃあ、こちらの証人は以上です」
大本営大淀「一応ですね、被告側からの お話だったので、神通さん側、原告側からですね、これに対する反対意見があれば、お願いします」
横須賀神通「は、反対意見・・・?」
大本営大淀「はい」
横須賀神通「いや・・・そもそも どういう話で、私は手錠されて、こうなってるんでしたっけ?」
大本営大淀「天龍さん、手錠 外してもらって・・・」
天龍「裁判長」
大本営大淀「はい」
天龍「トイレ行ってきていいですか?」
龍驤「(こいつ自由やな!)」
横須賀神通「私を このままにしないでください!」
大本営大淀「じゃあDevil May Cry鎮守府の別の方が外してもらって、天龍さんはトイレの方に行っていただいて」
天龍「はい!」
そして天龍がトイレに行き、代わりに大井が手錠を外してあげるのだった。
大本営「では一旦は被告不在となりますので、私の方で これまでの纏めを書いておきますので、しばらく、皆さんは ご歓談の方を お願いします」
すると摩耶は、原告側代理人席に座る横須賀の山城の方へ向かった。
摩耶「ありがとね」
横須賀山城「うん、気にしないで」
先程の天龍の暴露の時に、どういう訳か横須賀の山城がフォローしてくれたので、摩耶は お礼を言って、また自分の席に戻った。
・・・・・・
数分後・・・。
天龍「あ、すいません、戻りました」
大本営大淀「はい、では、先程の被告側の証人、神通さんについてなんですけども、神通さん側は事前に証人として立ってもらうっていう話は受けていましたか?」
横須賀神通「いえ、全く」
大本営大淀「では先程の内容については記録から消させていただきますね」
横須賀神通「はい」
天龍「あ、そうなんですか・・・?」
天龍がトイレに行く前のロケットランチャーの話は無効となり、記録から消された。
大本営大淀「では被告側、最後の証人という事でしたので、その他に証人は いらっしゃらないという事で よろしかったですね?」
天龍「はい、居ません!」
大本営大淀「畏まりました。それでは原告・被告、最後に それぞれ言いたいこと、確認させていただきます。原告側、先ず どうぞ」
「「・・・・・・・・・」」
大本営大淀「あ、失礼しました。この裁判全体を通してですね、あれを訊くの忘れたとか、あれば お願いします」
横須賀山城「・・・・・・あぁ、すみません。えっと・・・」
すると このタイミングで、誰かの携帯の着信音で軽快な音楽が鳴り始めた。
そんな中、横須賀の山城は気にせず発言を続けようとする。
横須賀山城「先程、天龍氏に関しては━━」
摩耶「(BGM流れてる!)」
横須賀山城「━━敵の増援を引き連れてきたのは、認めてたと思います。選って、当初の予定通り、5億円の請求金額というのは変わらず、作戦内容、そして被害金額の確認をしていただいて、海軍の秩序を守るような判決を、是非お願い致します。山城法律事務所!」
そして喋り終えるのと同時に、着信音も止まった。
横須賀山城「完璧です」
確かに完璧なタイミングだった。まるでコマーシャルでの宣伝を見てるかのようだった。
大本営大淀「畏まりました。では被告側、裁判全体を通して、何か言いたい事があれば、発言の方お願いします」
天龍「・・・ありません!」
『(ないのかよ!)』
こういう時は最後の一押しで何か言うべきなのだが、何も言わない天龍にDevil May Cry鎮守府側の艦娘達は頭を抱えて絶望した。
そして裁判員にも何か確認したい事などあればとの事だったが、裁判員からも特に発言はなかった。
大本営大淀「判決を検討する前に、本件は民事裁判となりますので、和解の提案をさせていただきます。これが最後の機会となりますが、双方、和解を行う意思はありませんか?」
天龍「・・・・・・和解の意思ですか?ありません!」
何で天龍は ずっと強気なのかと、Devil May Cry鎮守府側の艦娘達は頭を抱えながらも、笑ってしまっていた。
大本営大淀「原告側も同じという事で よろしかったですか?」
横須賀神通「・・・・・・はい」
大本営大淀「畏まりました。和解 不成立というところでですね、判決の検討に移らせていただきます。この後ですね、私と裁判員の皆様で判決の方向性、私の方で判決の決定を致しますので、大体15分から20分程いただくんですけども、その間、皆さんには ご歓談して お待ちいただければと思います。これにて審議を終了致します」
そして裁判長と裁判員が、判決の検討をするため別室に姿を消すと、摩耶と天龍はDevil May Cry鎮守府の仲間の元に向かった。
摩耶「天龍、勝ったな」
天龍「そうだな」
摩耶「もう圧倒的だろ。“何者か”が誰か判らないんだから」
天龍「うん、これ勝ったな」
北上「いやいやいや、天龍、裁判が どういうのか分かってる?」
天龍「何が?」
加賀「どうしてロケットランチャー持ち出したり勝手な事したの?」
川内「摩耶さんも摩耶さんだよ!何で私の名前 出した!?」
天龍「大丈夫だ、完璧だ」
摩耶「こっちには まだ・・・最悪、判決を ひっくり返す“何者か”の存在があるからな」
木曾「何で お前ら、あの内容で勝つ自信あるんだ・・・?」
・・・・・・
そして凡そ20分程してから、裁判長と裁判員が戻ってきた。
大本営大淀「それでは、判決を言い渡します。主文、被告Devil May Cry鎮守府の天龍は、原告 横須賀鎮守府の神通に対し、2億9700万円の金印を支払え」
ダンテ「(おいおいおいおいおい・・・)」
横須賀「(当たり前よ、ざまぁ見ろ)」
大本営大淀「また、原告 神通は、被告 天龍の追い請求に対し、裁判上“手数料”という話があったため、500円の金印を支払え。尚、訴訟費用の300万円は被告の負担とする。また、この判決は当裁判所による被告への請求、原告への支払いを以て執行します。では、理由を述べます」
そこから、この判決に至った理由を裁判長から長々と述べられ・・・。
大本営大淀「━━また、この損害賠償請求については、Devil May Cry鎮守府の摩耶と天龍で、5対5の割合で支払う事を命じます」
摩耶「お!?お!?お!?」
どういう訳か、損害賠償を折半する事になり、摩耶からすれば寝耳に水だった。
天龍「摩耶、やられたな」
大本営大淀「後になって敵の増援を引き連れるのを中断した事実はあるものの、初めに引き連れた天龍の責任と、再開した摩耶の責任を統合したものである」
摩耶「ん?」
天龍「畜生・・・」
川内「(やった!私は許された!)」
3回目の引き連れは川内がやっていたのだが、どういう訳か川内の事は忘れられており、1回目と2回目の天龍と摩耶だけ責任を負う事になっていた。
摩耶「流れが おかしいな・・・」ボソッ・・・
大本営大淀「尚、本件は水掛け論という━━」
そこから更に、裁判長の長々とした話が続き・・・。
大本営大淀「━━以上を以て、当裁判は終了致しますが、最後に、当裁判所から提言をさせていただきます。この国、日本においては、犯罪の被疑者が否定をし、刑事裁判手続きのレールに乗っかった際に、裁判所が判断を下すものであり、通常は警察が、逮捕権・執行権を持ちます。そのため、これから述べる提言については、実際の判断は軍警察に お任せしますが、被告 天龍は、以下の罪を犯している可能性があると提言致します。先ず1つ━━」
天龍「ありません!」
大本営大淀「飽くまで提言です。あとは警察側に お任せします」
天龍「はい」
そして裁判長は、3つの罪状と、それが該当すると判断した理由を述べた。
大本営大淀「━━被告 天龍の証言により、Devil May Cry鎮守府の摩耶も共犯とし、同様の罪に該当する可能性がある事を提言します」
ただ、摩耶には この判決に納得できず、席から立ち上がった。敗訴して天龍が損害賠償を払うのは理解できるが、なぜ自分も一緒になって払わなければならないのかと、これは予想外だった。
摩耶「裁判長」
大本営大淀「はい」
摩耶「あたしは何の罪で・・・こいつの・・・あの・・・敗訴の金を肩代わりしなきゃならないんですか?」
大本営大淀「先程ですね、裁判で明らかとなった、摩耶さんは“何者かが”と仰っていたんですけども、天龍さんが“摩耶”との事で、お話しいただいたので、それを証拠として採用して、摩耶さんも共犯として、そして責任があるとして、等分して、判決としたという事になります」
摩耶「こいつは1本 取られたな・・・」
天龍「やられたな」
横須賀神通「やったの あなたでしょ?」
大本営大淀「以上を以て、閉廷と致します」
天龍「閉廷ですか?閉廷したらテロ罪の適用はなくなるという事ですか?」
横須賀「(こわ・・・言ってる事ギャングと変わらないわ・・・)」
大本営大淀「そうですね。裁判終了となりますので」
それを聞いた瞬間、天龍がスッと椅子から立ち上がり、それを見た傍聴席に居るダンテと、Devil May Cry鎮守府の艦娘達は何かを察して、一斉に その場から逃げ出した。
横須賀「おいおいおいおいおい!?」
そして天龍は艤装を装着し、それを見た大本営の大淀は逃げ出そうとするのだが、天龍の砲撃を喰らい吹き飛んだ。
横須賀「そっち!?あいつマジか!ヤバ過ぎるでしょ!」
摩耶「アチアチアチアチアチアチアチアチアチ!!!!」
そして天龍の砲撃により大本営で火災が発生し、物凄い勢いで燃え広がった事で、証人席に居た事で逃げ遅れた摩耶と、横須賀鎮守府の面々も火事に巻き込まれて阿鼻叫喚となり、建物内は地獄絵図と化した。
そしてダンテと他のDevil May Cry鎮守府の艦娘達は、先に逃げ出せて良かったと安堵するのだった。
そして次回、敗訴した事で、Devil May Cry鎮守府での摩耶と天龍の処遇も決まる事になる。
*おまけ*
天龍「これが1番 分かりやすい」
摩耶「あぁ、爆発オチが最高だ」
横須賀長波「ここが着地点か・・・」
横須賀秋雲「芸術が爆発ってこと?」
燃え盛る大本営で、火事に巻き込まれた横須賀鎮守府の者達と共に倒れる摩耶と天龍は、喋りながら助けを待っていた。
横須賀川内「Devil May Cry鎮守府的に、これは何点なの?」
摩耶「100点に決まってるだろ」
そんな中で横須賀の武蔵は無事だったようで、1人で先に救助活動していた。
摩耶「何で横須賀の武蔵さん生きてんだ?」
横須賀武蔵「私は無敵だ」
横須賀涼風「さすが大和型 戦艦」
摩耶「クソ・・・提督、助けてくれたらいいのに どっか行きやがった」
横須賀飛鷹「Devil May Cry鎮守府の皆は どこ行ったの?」
摩耶「クソ、横須賀の艦娘に助けられるなんて世も末だ」
大勢を一気に運ぶには腕力も必要なため、横須賀の武蔵は艤装を装着して腕力を上げて救助活動していたのだが、彼女自身に火が燃え移り、横須賀鎮守府の面々は焦る。
横須賀白露「武蔵さん燃えてる!!」
横須賀吹雪「武蔵さん燃えてます!」
横須賀武蔵「私は無敵だぁああああ!!!!」
燃える横須賀の武蔵は そう叫びながら、艤装の弾薬に引火して誘爆して大破し、皆と同じようにダウンして余計な救助者を増やすのだった。
Devil May Cry鎮守府側が負けてしまいましたが、皆さんが裁判員だったら また結果は変わってたかもしれませんね
今回の判決によって、次回から摩耶と天龍が数話に渡って大暴れします
次回も宜しく お願い致します!