480話です!どうぞ!
*ビル 9月25日 10:00*
ビルの屋上に、白塗りメイクに奇抜な格好をした、ピエロ姿の男が街を見渡していた。
?「皆さん、おはようございます」
彼の名は『ジャック』。ただし本名か どうかは不明である。
彼はピエロの格好をしてる通り、表向きはロサンゼルスを拠点とする『ハッピーサーカス』というサーカス団の団長をしており、市民との交流も大切にしている。
その裏では犯罪組織のボスもしており、ロサンゼルス警察も要注意人物としているのだが、証拠が掴めず常に不起訴となり、のらりくらりと犯罪行為を繰り返しているのだ。
厄介なのは、可愛い子供を見付けると その子を自分の子供だと言い張り、自分の事を『パパ』と呼ばせる変人でもある。
そして彼は時々、誰も居ない場所に向かって誰かと話す癖があり、サーカスの団員達が なぜ独り言を喋ってるのか訊くと、彼は“画面の向こうの人達と喋ってるんだ”と、よく分からない事を言う。そう、ジャックは第4の壁の向こう側から誰かに見られてる事に気付いており、そこに別世界があると知っていた。
そんなジャックが、どういう訳か日本に来ていた。
ジャック「皆さん、なぜ私が、日本に来ているか気になるでしょう・・・アッハハ!それはね、私の可愛い子供に会いに来たんだ」
この日本にも、ジャックが勝手に自分の子供に認定した少女が居た。
その少女の正体は・・・
ジャック「皆さん、“漣”ちゃんの事は知ってますか?エヘッ・・・私の子供です」
Devil May Cry鎮守府の漣だった。
ジャック「今日は、私の可愛い漣ちゃんに会いに来たんだ。だから、これから会いたいと思います。テヘ・・・☆」
これは、漣とジャックの出会いと、その後の物語である。
ジャック「面倒臭いからダイジェスト風にするかもしれない。真面目に語ると話が長くなるんだ」
ちゃんとやりたいと思います。
ジャック「おい、お前、何を言ってるんだ?おい、ナレーション・・・冷やかしなら帰ってくれ!!それでは皆さん、私達 家族の、愛の物語を聞いてください・・・ハハッ!」
・・・・・・
*1年前 ロサンゼルス 街 16:50*
Devil May Cry鎮守府の面々がオリーブ財団の所属になって まだ間もない頃、ロサンゼルスの街で大々的にサーカスが催された。
そこにはオリーブ財団を裏切る前の鹿島の引率で、朧と曙、漣、潮も来ていた。
朧達はサーカスの団員達の演技に笑ったり、アクロバットな技に驚いたり、その演出を大いに楽しんだ。
その帰り際に、漣がジャックに見付かった。
ジャック「(可愛い娘が居るな・・・あれは私の子供に違いない。私の子供だ。)ヘッハハ!」
そしてジャックは、ショーが終わって帰ろうとしてる鹿島達の所に、一直線に向かった。
ジャック「こんにちは」
鹿島「あら、さっきのピエロさん」
「「「こんにちはー」」」
潮「こ、こんにちは・・・」
ピエロの奇抜な格好に恐怖心を感じたからか、潮は皆の後ろに隠れながらも挨拶する。
ジャック「君達、ショーを見てくれてたのかい?」
鹿島「はい。すっごく面白かったですよ」
漣「いっぱい笑っちゃいました」
ジャック「そうか そうか。楽しんでくれたのなら私も嬉しいよ。君達、名前は何て言うんだい?」
名前を訊かれ、鹿島達が自己紹介すると・・・
ジャック「そうか そうか。(“漣”ちゃん・・・)」
その名前を脳にインプットした変人ピエロ。
次の瞬間、ジャックは漣に指を指した。
ジャック「君は今日から、私の子供だ。私の事は“パパ”と呼びなさい」
突拍子もない話に鹿島達は理解が追い付かず、すぐに反応する事ができなかったのだが、その言葉を理解し始めると、このピエロは何を言ってるのかと顔を しかめた。
鹿島「あの~・・・」
漣「漣は おじさんの子供じゃないです」
ジャック「おじさんじゃない、“パパ”だ。私の子供だ」
曙「(このピエロ何なの?)」
潮「(怖い・・・)」
ジャック「見たまえ。髪の色も同じピンクだ。だから君と私は家族だ」
ジャックの髪は染めてるからピンクなのだが、彼の言い分を聞いて漣は思わず笑ってしまった。
漣「髪の色だけで家族認定されても困るよ!」
そしてジャックは、鹿島達が どういう関係なのか訊き、朧達 綾波型が姉妹であると知ると・・・
ジャック「君達は姉妹なのかい?じゃあ君達も私を“パパ”と呼びなさい。漣ちゃんの姉妹なら私の子供だ」
朧と曙、潮の事まで自分の子供にしようとした。
曙「呼ばないわよ!しかも あんたの子供じゃないし!」
ジャック「あぅ・・・これが思春期に よくある反抗期か」
曙「違うっての!」
鹿島「(この男・・・厄介な相手に目を付けられたものですね)」
鹿島はミスター・Jの元で暗躍してる事から、裏社会に精通してる事もあり、ジャックが犯罪組織のボスである事も知っていた。
鹿島達はジャックの言葉を適当に あしらい無視して、オリーブ財団へ帰るために その場を後にする。
その漣の背中を見詰めるジャックは笑顔を浮かべていたが、目だけは笑っていなかった。
・・・・・・
*現在 10:44*
ジャックは漣と会うのにプレゼントを買おうと、バイクに乗って手頃な店を目指していた。
ジャック「これが、私達 家族の出会いだ。おっ、店が見えてきた。開いてるか?!」
ジャックはバイクに乗ったまま入り口から入店しようとしたのだが、今日は定休日で閉まっており、入り口も鍵が掛かっていた事から扉に激突し、バイク共々 転倒した。
ジャック「イッタァイ!!アァア゛ア゛ア゛ア゛ッ゛!!」
起き上がったジャックの顔は、打撲で両目に痣ができていた。
ジャック「両目やっちゃうなんて久し振りだよ。漣ちゃんに治療してもらおう。痛いな・・・」
倒れたバイクを起こして跨がると、ジャックは また走り出すのだった。
・・・・・・
*1年前 オリーブ財団・ロビー 15:25*
漣と出会ってから その後、ジャックは彼女が どこに居るのか調べ、オリーブ財団本部に何度も足を運んだ。
ある日ジャックが またオリーブ財団に来ると、ロビーには漣の他に、艦娘達が集まり お喋りしていた。
ジャック「おぉ、漣ちゃん!今日おめかししてるな!」
漣「ありがとうございます・・・」
漣は度々ジャックが会いに来るので、ウンザリしてテンションが下がっていた。
木曾「あんた また来たのか?」
ジャック「えっ?あ、違う、今カウンセリングの仕事してたんだ」
木曾「カウンセリング?」
漣「あ!ジャック明日ほんとにサーカスするの?」
ジャック「あ・・・」
漣からの質問に、ジャックは一瞬 焦った顔を見せた。
ジャック「これがなぁ、皆さん、明日じゃなくて、恐らく28日になると思います」
『お~』
那智「3週間のズレ込み・・・」
ジャック「ちょ・・・そうそう。あのー、ちょっと、大掛かりな仕込みが入ってなぁ」
『わぁ~』
ジャック「そうそう。かなり派手な仕込みだから楽しみにしといて皆、な?」
漣「ほんとに?!ほんとなの?!」
ジャック「そらぁ漣ちゃん、君、特等席 作っておくから、な?」
漣「ジャック嘘吐きだから・・・」
ジャック「えっ、嘘吐きって・・・コラッ♪ばぁ」
ジャックは両手を挙げて、怖がらせるようなポーズで漣を見る。しかし、漣には通用しなかった。
漣「“ばぁ”じゃ何も解決しないよ!」
ジャック「エッハッハッハッハッ!こりゃ1本 取られたな、那智さん!なぁ?」
那智「いや そんなので騙される娘じゃないぞ」
ジャック「あーそうか?」
那智「もっと凄いもの見せないと」
ジャック「まぁ そりゃ見せるよ、勿論。ま、それは それでも、それはショーまでの お楽しみだ、な?28空けといてください」
那智「あぁ、分かった」
そして その日は、ジャックは大人しく帰るのだった。
・・・・・・
*街 13:28*
また別の日には、ジャックがバイクで街を走りながら左折しようとすると、もうスピードで交差点に進入した車に轢かれて吹き飛んだ。
ジャック「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!!」
自分を轢いた車が遠くの信号機に ぶつかり止まっていたので、誰が轢いたのかと そちらの方に歩いて向かう。
ジャックがボンネットにグチャアと凭れ掛かりながら、フロントガラス越しに車内を見るが、何故か誰も乗っていなかった。
ジャック「えぇ?ああイッタ・・・!イッタイもう・・・!」
運転手を探そうと引き返していくと、交差点の手前で人が転がっていた。
ジャック「おーい!」
ゆっくり歩きながら そちらに向かうジャックだったが、怪我をしてるため転んでしまった。
ジャック「イッタイ イッタイ イッタイ・・・!」
すると、地面に倒れる人が救援要請を出していたため、車に乗った漣と明石が駆け付けた。
ジャック「オォオオオッ!漣ちゃん!漣ちゃぁん!漣ちゃん!漣ちゃぁぁぁん゛!!」
漣と明石はジャックに気付かず、倒れていた人を回収して車に乗せる。
どうにか車の前まで来たのだが、ジャックは また転んでしまった。
ジャック「えぇ・・・」
漣「ジャックー」
ジャック「誰だ私を轢いたのは?」
ジャックに気付いた漣が彼に駆け寄るのだが、ジャックは起き上がると、自分を轢いた人を確認するために車の助手席に乗り込む。後部座席に居たのは榛名だった。
榛名「私です・・・」
ジャック「えぇ?君、何で、轢いて、轢いた君が倒れてんの!?」
榛名「あの、轢きたくて轢いた訳じゃなくて・・・」
ジャック「えぇ?」
榛名「あの、ベルトしようとして飛び降りちゃいました」
ジャック「ベルトしようとして飛び降りたぁ?」
何で そうなるのか意味が分からず、ジャックは少し笑ってしまった。
その間に、漣がジャックの手当てをする。
ジャック「あぁ、飛ばし過ぎだよ君ほんと・・・」
榛名「ごめんなさい・・・」
ジャック「あぁ、大丈夫だ。漣ちゃん痛い・・・」
漣「今ジャックの治したから」
ジャック「あぁ、ありがとな、それなら、あ、痛い痛い、あー痛かった・・・」
漣「オッケ、これでジャック痛くないから降りて、帰って、居なくなって」
漣のジャックに対する あまりにも辛辣な言葉と態度に、榛名と明石はクスクスと笑っていた。
漣と明石も車に乗り込むのだが、ジャックは降りなかった。
ジャック「アハッ、大丈夫だ漣ちゃん。あの、一応パパだからさ、あの、君の、あの、仕事の、あの、まぁ その、参観日みたいなもんだ」
漣「いい、大丈夫、もういい、ほんとに帰って」
ジャック「はい行くぞ」
漣「ほんとに降りていただけますか?」
ジャック「ハ、ハァ行くぞ、ハッ、大丈夫だ、な?君の優秀な姿を、あのー━━」
漣「分かりました、サーカスまで送っていきますね、分かりましたよ」
そしてジャックをサーカスの所まで送るために車は走り出し・・・。
ジャック「あの~、艦娘の皆さんになぁ━━」
榛名「ジャックさん、後ろにバイクあるんじゃなかったですか?」
ジャック「あぁ、そうだ」
漣「ほんとですか?じゃあバイクの所まで送った方がいいですね、分かりました、任せてください!明石さん、お願いします」
明石「分かった」
ジャック「あーいやいや、あの━━」
漣「バイクの方が待ってますからね!」
ジャック「アッハ、漣ちゃん あの ほんと━━」
漣「ジャックさん大丈夫ですよ!バイク!バイク可哀想ですからね!」
ジャック「漣ちゃんは ほんとになぁ、あのー、君はな、あの、急いでるな、人生を、うん」
そしてバイクの所に着いて明石は車を止めるのだが、それでもジャックは降りなかった。
漣「いいえ、急いでないです、ほら、ジャックさん大丈夫ですか?」
ジャック「大丈夫だ」
漣「バイクが泣いてますよ!」
ジャック「あ、大丈夫 大丈夫。あの~、後ろの娘に ちょっと あの、お金 貰わないと・・・もう あの、手続きがあるから漣ちゃん、大人の事情だ、はい行くぞ」
いつまでも屁理屈を言ってジャックが降りないので、仕方なく明石は彼を乗せたままオリーブ財団へと向かう。
漣「ほんとにヤダ、この おじさん」
明石「うん・・・」
ジャック「漣ちゃん、ほんと今日も頑張ってるな」
漣「ん~ありがとうジャックありがとう━━」
ジャック「アッハッハッハッハッ!偉いな。あの加賀さんに ちゃんとな━━」
漣「もう任せてもらっていいから!帰ってもらって大丈夫です!」
ジャック「あの、君の事ちゃんと言っておくから、な?あの~━━」
漣「ヤダヤダ、もう ほんとに!ジャック寝てもらって大丈夫!」
ジャック「いや、漣ちゃん、あの、ちょっと右目が血だらけで痛いんだ これ、あの━━」
漣「嫌!怖い!顔 見れない嫌だ!」
ジャック「アッハッハッハッハッ!なぁ?」
漣「怖いから“ばぁ”って言わないで!怖いから!」
ジャック「あぁ、怖い怖い」
*オリーブ財団・ロビー*
漣は本当に嫌でヒステリック気味になっていると、オリーブ財団に着いた。
漣と明石は榛名を連れて本部の中に入るのだが、その後ろをジャックが付いてくる。
漣「ヤダァアアア!足柄さん、おじさん・・・変な おじさん付いてきた!」
*医務室*
そして医務室で榛名の手当ても終わったのだが、ジャックは ずっと居座っていた。
ジャック「あなたも血だらけだな、私も血だらけだけど。漣ちゃん、ちょっと拭いてくれるか?私達の血を」
榛名「漣」
ジャック「漣ちゃん、拭いてくれ、血を」
そして血だらけの榛名とジャックは、そのまま漣に迫った。
漣「もう何、ヤダ、ほんとに。最後まで面倒 見て!自分達で!自分達の事は!」
ジャック「アハッ、そりゃ もう━━」
漣「お互いに拭き合って!」
ジャック「足柄さん、拭いてくれるか?私達の血を」
足柄「ジャックは嫌」
ジャック「えっ?」
足柄「漣あんたが責任 取りなさい、あんたが持って帰ってきたんだから」
漣「もうヤダ怖いから・・・」
ジャック「おーおーおー」
明石「めちゃくちゃ人 集まってきた・・・」
医務室が妙な事になってると聞き付け、他の艦娘達が様子を見に集まってきていた。
そして漣はタオルでジャックの顔をゴシゴシし始めると・・・
漣「存在ごと綺麗にします もう!」
擦って存在ごと消そうとし、ジャックは笑っていた。
ジャック「アッハッハッ!漣ちゃん、ありがとな、あ~」
漣「こんだけ擦って血とメイクどうして取れないの この人・・・?」
漣は擦ってもジャックの顔から血が取れず、笑ってしまっていた。
ジャック「何か、リラックスしたような気持ちになりました。ありがと ありがと」
*ロビー*
血も拭き終わりジャックが帰るのを皆で見送ろうとしていたのだが、ジャックは榛名が置いてきた車を後で届けてあげると話し込んでいた。
ジャック「では後ほど」
漣「何を?」
ジャック「漣ちゃ、こら あの、大人の会話だから、あんまり子供が突っ込むんじゃないの、なっ?」
漣「うっせ!」
ジャック「アッハハ!こら いい娘だ、フッハハッ!」
漣「うるせー!うるさい!怖い!」
ジャック「あ~こわ、怖いの怖いの飛んでけーってな」
そしてジャックは帰ったのだが、榛名の車を届けに また来たので、漣は発狂した。
・・・・・・
また別の日には、ジャックがオリーブ財団に忍び込んで漣を探していた。
ジャック「あれ?漣ちゃん・・・あっ、漣ちゃんだ」ボソッ・・・
漣が自分の方に向かってきてるのを発見し、見付かったら逃げられるため、ジャックは その場から急いで離れて隠れる。
漣がトイレに入ったのを見たジャックはステッキを出すと紫色の煙に包まれ、魔法のような不思議な技で透明になった。こんな事ができるのは本人曰く、マジシャンだかららしい。
透明になったままジャックもトイレに入ると、漣が使う個室の前で待ち伏せした。
個室から出るとジャックが待っていたため、漣は驚きから固まった。
漣「へ!?え!?何やってんのジャック!?怖すぎるって!!」
ジャック「漣ちゃん」
そしてジャックは、クマの ぬいぐるみを取り出した。
漣「怖すぎる いくら何でも!」
ジャック「ほら、お待たせ」
漣「~~~っ・・・!」
漣は この状況に完全に怯えてしまい、恐怖で震えながら声にならない悲鳴を上げていた。
ジャック「どうした?怖いか?」
漣「怖いよぉ、ここ女子トイレだよぉ・・・!」
ジャック「えっ・・・トイレ?」
漣「ジャックここ女子トイレ!」
ジャック「な、あのな?沢山あの、怖い人達が目の前に居たから、な?そう、あの、こ、こうでもしないと漣ちゃんと2人っきりになれないと思ったから、な?」
漣「怖すぎる!」
ジャック「怖すぎるって ほら、受け取りなさい、な?欲しかったんだろ?」
漣「う~・・・何を?」
ジャック「クマの ぬいぐるみだ」
漣「うふぅ~、ありがとぉ~・・・!」
ジャックがクマの ぬいぐるみを差し出し、漣は嫌々ながらも泣きながら受け取った。
ジャック「アッハハハハッ!嬉しいか?」
漣「嬉しいけど・・・嬉しい・・・!」
ジャック「あぁ可愛いだろ。今お
漣「・・・うん・・・」
ジャック「な?あと もう20匹くらい欲しいか?」
漣「もういい・・・!」
ジャック「オホォォイ。そりゃな、あのな、パパには ちゃんと甘えなさい。な?甘えなさいね」
漣「パパ・・・うん、ありがとう・・・」
ジャック「あのな、欲しい物があったらな、そうやって ちゃんとな、あのぉ~・・・まぁ、勿論 我慢する事も、パパは そりゃなぁ、世の中のパパは喜ぶかもしれないけど」
漣「うん・・・」
ジャック「私は別だ。甘えてくれた方が私は嬉しいからな」
漣「ふっふふ・・・!」
何で こんな女子トイレで親面してくるのか意味不明な状況に、漣は よく分からなくなって思わず笑ってしまった。
ジャック「な?ちゃんと甘えなさいね。はい、じゃ またな」
漣「うぅぅぅぅ・・・」
ジャック「はぁいバイバーイ」
漣「はいバイバイ・・・」
そしてジャックはトイレから出ていくのだが、トイレの方から漣の悲鳴が聞こえてきた。
漣「トイレは怖すぎるぅぅぅ・・・!」
・・・・・・
*街 16:28*
そして別の日には、街に悪魔が現れ艦娘達が戦闘を行い、騒動が終わって被弾した艦娘達に混ざり、何故かジャックも一緒に倒れていた。
理由としては、悪魔と戦う艦娘達を手伝おうと、ギター片手に勝手に突っ込んできて、歌を歌おうとしたら戦闘に巻き込まれて怪我をしたから。
そこへ、事態の事後処理に漣が来たのだが、ジャックを見て嫌そうな顔をした。
漣「ジャックだぁぁぁ・・・!」
ジャック「ああ、漣ちゃあ゛ん!」
漣「ジャック後!」
ジャック「えっ!?」
漣「ジャック強いから、我慢できる!」
後回しにされるジャックに、無事だった艦娘達は ついつい笑ってしまう。
ジャック「ア゛ッ、しょうがないなパパ。まぁ、パパは子供の言う事は聞かないといけないから」
白露「そうだよジャックさん」
そして後回しにしていたジャックの手当てを漣が始め、ジャックは地面に横になったまま痛がっていた。
ジャック「あ痛い・・・!あ痛い痛い、漣ちゃん痛い痛い!」
漣「ジャック大丈夫ジャック我慢!」
ジャック「ああ、ああ痛い・・・!」
漣「あい!」
そして手当てが終わり、ジャックは やっと起き上がれるようになった。
ジャック「よくやった、痛い痛い・・・」
漣「良かったです」
ジャック「ありがと漣ちゃん」
漣「はい」
そして漣はジャックから離れ、やる事がなくなって地面に座った。
川内「何かあげようと思ったけど、漣が嫌いなのしか無いわ」
ジャック「なら私が代わりにあげよう。ほら漣ちゃん これ」
ジャックは取り出したホットドッグを手渡すと、漣の顔がパアッと明るくなった。
漣「おぉ!これなら まぁ」
ジャック「これ美味しいだろ?」
漣「はい」
・・・・・・
*半年前 オリーブ財団 ブリーフィングルーム 11:24*
また ある時は、ジャックが漣と一緒に働こうとし、勝手にオリーブ財団に来て面接を受けようとして、加賀と漣、ステフ、
ジャック「あ、すいません!ジャックです!よろしく お願いします」
ステフ「いや、雇わないけど」
健「勝手に自己紹介・・・」
加賀「まだ何も始まってないけど・・・」
ジャック「あーいや、あ、はい、何でも大丈夫ですよ、えぇ。年齢は28です」
漣「聞いてないんだってば!」
ジャック「さ、漣ちゃん。漣ちゃん」
漣「何?」
ジャック「漣ちゃんは、私の子供です」
漣「違います」
健「衝撃の事実・・・」
漣「違うもん、勝手 言われてる・・・」
ジャック「あぁ、血は繋がってません」
ステフ「でしょうね」
ジャック「そうです、あの託児所みたいに あの引き取った感じになります」
漣「違う、引き取られた事もないっ・・・!」
ステフ「複雑な事情ね・・・」
ジャック「はい。その他 質問はありますか?」
ステフ「いえ、ないけど・・・」
ジャック「そうですか。それではですね、あの申し訳ないんですけど、明日、この街の警察署長の結婚式があるので、良かったら出席してもらえますか?」
ステフ「先ほど警察署長から ご挨拶があったので伺ってます」
ジャック「あ、そうですか、えぇ、ありがとうございます。まぁ でもフランクな気持ちでね、ドレスコードとか別に要らないから あの、汚れたTシャツとかで来てもらっても全然 構いませんから。漣ちゃんも ちゃんと来ないとダメだからな」
漣「あ、あぃ・・・」
ジャック「はいはい、あの、クマの お人形さんも あの用意しとくから」
漣「分かった・・・」
ジャック「はーい。バイバァーイ」
漣「バイバーイ!もう2度と来ないでねー!」
ジャック「エヘッ、いい娘だ」
そして面接の合否も聞かず、ロサンゼルス警察署長の結婚式の宣伝だけして帰っていった。
・・・・・・
*現在*
ジャックはプレゼントを買って、漣に会いにDevil May Cry鎮守府に向かってる途中だった。
ジャック「皆さん、私と漣ちゃんの お話に付き合っていただき ありがとうございます。次回も私の家族の愛の物語を聞かせたいと思います。えっ?興味ない?心配しなくても私が勝手にやるから大丈夫ですよ。それでは皆さん、バイバーイ♪」
トイレは流石に怖いですよね。個室から出て、明らかに自分が目当てだと分かるようにピエロが待っていたら、男女 関係なく誰でも怖いと思います。怖いですね
それと犯罪組織のボスであるジャックが、なぜロサンゼルス警察署長の結婚式の宣伝をしてるかは次回、説明させていただきます
次回も宜しく お願い致します!