Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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490話です!どうぞ!


Mission490 完全体~崩壊する遺跡~

明陽(めいよう)学苑が突如 結界に包まれ、生徒や教師が避難する中、2年4組の生徒だけが姿を消し、学苑の地下にある遺跡の中へと飛ばされていた。

羽黒の要請により出動したDevil May Cry鎮守府だったが、結界の中に入る事ができず苦戦していた。

そこにネロが現れ、彼と羽黒だけが結界の中へ入れると判明する。

2人は2年4組の生徒達を救い出すために、転移陣を利用して遺跡へと突入した。

そこに明石がネロのワクチンを持ってくるが、結界の中に入れずワクチンを届ける事ができない。

すると、ハッピーサーカスの団長でありマフィアのボスでもある、ピエロのジャックまで現れた。

何故かジャックは結界の中に入る事ができ、彼にレッドクイーンとワクチンを届けてもらうよう頼むしかなかった。

ネロと羽黒は生徒達を見付け、悪魔と対峙するのだが、その悪魔は(かえで)の親友である、亡くなった奈南(なな)の魂を捕らえていた。

ジャックがワクチンを届けに現れるが、悪魔の攻撃を受けて彼の手からワクチンが離れてしまう。

楓が咄嗟に動きワクチンを拾うが、悪魔が発生させた衝撃波に彼女も吹き飛び、ワクチンの入った注射器が割れてしまう。

更に楓に悪魔の触手が迫り、万事休すとなった瞬間、全ての時間が止まり、ネロだけが時間に取り残された。

そんなネロの前に、人の姿を形作った青い炎が現れ、その正体は七騎士の本物のベルゼだった。

ネロは真のベルゼから、悪魔と2年4組の生徒達に繋がりができてしまった理由を聞かされる。

そして唐突に、ベルセルクの審議なるものが始まるのだった。

 

 

*??? 10月16日 2:45*

 

真ベルゼ『これより、ベルセルクの審議を始める

 

ネロ「は?ベルセルクの審議って何だ?!」

 

真ベルゼ『お前が力を持つに相応しいか、資格を示せ

 

ネロ「資格を示せ?いきなり出てきて何 訳分かんねぇこと言ってやがる?!」

 

真ベルゼ『資格を示せ。そうすれば、子供達を守れる力を与えよう

 

ネロ「・・・・・・・・・」

 

真ベルゼ『本来は全てのベルセルクで審議し、そこで認められる事で力を得る事を許される。しかし、あの悪魔を倒せず封印に留まったのは俺の落ち度。選って、俺1人で審議を行う。さぁ、資格を示せ

 

ネロ「・・・・・・ざけんな・・・」

 

真ベルゼ『・・・・・・・・・

 

ネロ「いきなり出てきて偉そうに言ってんじゃねぇよ。今更 出てきて七騎士だの、本物のベルゼだの どうでもいい」

 

真ベルゼ『・・・力が欲しくないのか?

 

ネロ「力なんて要らない。俺は自分の力で、生徒達(あいつら)を守る!テメェなんかの手は借りねぇ!」

 

真ベルゼ『・・・・・・良かろう。お前は資格を示した

 

ネロ「は?え、何で・・・?」

 

真ベルゼは生徒達を守れる力を与えると誘惑したが、もしネロが安易に その力を欲すれば、真ベルゼは自然発火現象を起こし、ネロを燃やし尽くし灰にするつもりだった。

しかしネロは力を欲する事なく、力に溺れなかった事で、真ベルゼはネロに力を与えるに足ると認めた。

 

真ベルゼ『お前が本来 持つ力を戻す。だが、力を貸せるのは夜明けまでだ。それまでに、お前が守るべきものを守るといい

 

真ベルゼの姿を形作る青い炎が消えると、止まっていた時間が動き出した。

楓に悪魔の触手が迫り、叩き潰されようとした瞬間、ネロの背中から顕現したデビルブリンガーの拳が触手と ぶつかり、押し返した。

 

楓「先生・・・?」

 

輝男(てるお)「何だよ、あれ・・・!?」

 

羽黒「ネロさん、力が戻ったんですか!?」

 

突然 悪魔の力が戻ったネロを見て羽黒は驚き、生徒達はネロの背中にあるデビルブリンガーを見て理解が追い付かず、呆然としていた。

そして悪魔から再び、青白く光る身体を持つ奈南が現れ、悪魔は彼女の腹へと戻った。

その奈南は、涙を流しながら苦しんでいた。

 

ネロ「楓、奈南は俺が救い出す。お前は下がってろ」

 

楓は頷き、その場から駆け出し離れると、他の生徒達の元へ戻った。

そしてネロは、悪魔に囚われた奈南を真っ直ぐに見据えた。

 

ネロ「奈南。そんなクソみてぇな悪魔に利用されて、辛かったよな。ダチを襲わなくちゃいけなくなって、苦しかったよな」

 

潤羽(うるは)「先生・・・」

 

奈南『う・・・あ゛ぁ゛っ・・・たす・・・けて・・・

 

ネロ「あぁ、助けてやる。俺は2年4組の担任だ。死んでしまっていたとしても、お前も今は俺の生徒だ。必ず助け出してやるから待っててくれ」

 

奈南『おね・・・がい・・・

 

ネロ「おい、クソ悪魔!女子高生 捕まえて母体にした挙げ句、自分を産ませるだぁ?気持ち悪いんだよ!」

 

悪魔『邪魔しないでよ。僕は完全な形で産まれるんだ

 

ネロ「ふざけんな!俺の生徒に手を出したこと、必ず後悔させてやるぜ!」

 

ネロは右腕を幽体化させると、デビルブレイカー・オーバーチュアを装備し、悪魔へと向かっていく。

すると悪魔の1つ目が赤く光り、巨人のような姿をした奈南が泣きながら苦しみ、ネロを狙って手を叩き付けてくる。

ネロは それを躱すと、ブルーローズとオーバーチュアを駆使して反撃に出る。

 

奈南『ああああっ!!

 

ネロ「(痛いよな・・・奈南、許してくれ。悪魔を引き摺り出すまで、我慢してくれ!)」

 

ネロと、強制的に悪魔に従わされる奈南が戦う中、羽黒はジャックが乗ってきた自転車の荷台にあるケースを見て、それがレッドクイーンのケースであると気付いた。

羽黒は駆け出し自転車まで行くと、荷台からケースを下ろして地面に置き、ケースを開いた。

 

羽黒「(やっぱり。ネロさんに剣を渡せれば・・・)」

 

ネロにレッドクイーンを渡せれば、状況を有利に進められると考えた羽黒は、レッドクイーンを組み立てようとするのだが、組み立てた事がないため四苦八苦した。

すると そこへ、生徒達が駆け寄ってきた。

 

(たくみ)「羽黒ちゃん、こんな時に何やってんだよ!?」

 

晶人(あきと)「そんなので遊んでる場合じゃないって!」

 

羽黒「違うの!これはネロさ・・・ネロ先生に必要な物なの!これさえ渡せれば・・・!」

 

生徒達は、ネロの方を見た。

そのネロは、巨人の姿をした奈南の攻撃を躱しながら、ブルーローズとオーバーチュアで攻撃を繰り出している。しかし、戦いは拮抗してると言っても過言ではなかった。

 

美香(みか)「先生を助けないと・・・」

 

輝男「これ、組み立ててネロに渡せばいいんだよな?」

 

羽黒「うん」

 

輝男「よし、お前ら。ネロを助けるぞ!」

 

生徒達は頷き、男子生徒達が中心となり、羽黒と協力して試行錯誤しながら、レッドクイーンを組み立て始める。

 

(のぼる)「えっと これは・・・」

 

巧「これ向き逆じゃね?」

 

晶人「合ってるのか これ!?訳分かんねぇぞ!」

 

善之(よしゆき)「よく見ろ。これは こっちだ」

 

潤羽「形状の造りからして、次は これを嵌めるはず」

 

頭のいい潤羽と善之が、パーツの形状から正しい組み立て方を導き出し、どうにかレッドクイーンを組み立てていく。そして しばらくし、やっとレッドクイーンが完成した。

 

(つよし)「おもっ!?持ち上がらねぇ・・・!」

 

誠也(せいや)「こんなの渡して、ネロの奴 使えるのか?」

 

羽黒「大丈夫。これを渡すのは私がやるから。ネロさん!これを使ってください!」

 

艤装を装着してる事で、羽黒は艦娘としての馬力でレッドクイーンを持ち上げると、ネロに向かって ぶん投げた。それをネロは、跳躍しながらキャッチした。

 

ネロ「ありがとな、羽黒!」

 

輝男「俺達が組み立てたんだから俺達にも感謝しろ!」

 

ネロ「うるせぇぞ!危ないから お前らは下がってろ!」

 

ネロに言われただけでなく、戦いの余波もあったため、生徒達は慌てて後ろに下がった。

羽黒も生徒達を守るため、彼らの傍に付きながら、砲撃してネロを援護する。

悪魔に従わされる奈南は、涙を流し苦しみながら腕を大きく振り上げ、ネロに叩き付けようとする。しかし、ネロはレッドクイーンで斬り掛かりながら、迫る手を弾いた。

レッドクイーンも手にしたネロの猛攻に、奈南を使うだけでは駄目だと判断した悪魔は、再び奈南を取り込み、自らが表へと出た。

 

ネロ「この時を待ってたんだ!」

 

悪魔は全ての触手の先に紫色の火球を出現させ、それをネロに飛ばしてきた。

ネロはレッドクイーンで火球を破壊し、打ち返し、駆けて悪魔へと向かっていく。

ある程度の距離まで詰めると、ネロは跳躍して悪魔の1つ目へと斬り掛かった。悪魔は斬られた部分から血が噴き出し、悲鳴を上げた。

 

悪魔『ウワァアアアアアアア!!!

 

悲鳴を上げる中、悪魔の触手に変化が起きた。悪魔の黒い触手が形を変え、赤子の姿となったのだ。

悪魔から分離した黒い赤子は地面に落ちると、地面を這ってネロに向かっていく。

ネロは迫る黒い赤子にブルーローズを撃ち、近寄らせまいとするのだが、如何せん数が多く、ネロは黒い赤子の大群に呑み込まれてしまった。

 

羽黒「ネロさん!?」

 

『ネロ!/先生!』

 

羽黒と生徒達が叫んだ直後、全ての黒い赤子が自爆した。

煙が晴れると、ネロは血を流し膝を突いていた。

更に悪魔の1つ目が光ると、ネロの頭上に魔法陣が現れ、それが落ちてくると とてつもない重力が掛かり、ネロは地面に這いつくばってしまう。

 

ネロ「ぎっ・・・ぐっ・・・!」

 

ネロが動けなくなってる間に、悪魔は触手を黒い赤子に変化させ、本体である自分から切り離すと、またネロに向かって進軍させた。

しかも それだけではなく、今度は羽黒や生徒達の方にまで迫っていた。

重力が解かれると、ネロは再び黒い赤子に組み付かれ、姿が見えなくなる。

 

羽黒「来ないで!!」

 

羽黒は生徒達を守ろうと必死に砲撃するが、津波のように迫る黒い赤子の全てを止める事はできず、あまり意味を成していなかった。

そんな危機的状況の中、黒い赤子に覆われたネロの怒りのボルテージが、上昇していた。

 

ネロ「(こんなとこで止まってる場合じゃねぇんだ・・・!俺が助けないと・・・俺が皆を助けるんだ・・・!)」

 

この状況を脱する事ができるとすれば、それはデビルトリガーでの魔人化だ。

しかし、もし悪魔としての姿を生徒達に見せれば、きっと彼らは恐れ、元の関係には戻れなくなるかもしれない。

それでも、生徒達を守るにはデビルトリガーしかないのだ。

 

ネロ「舐めんなぁああああ!!!」

 

ネロの怒号の直後、彼に組み付いていた黒い赤子の隙間から光が幾つも漏れ出した。

その光が爆発したように大きくなると、黒い赤子が消し飛び、羽黒達に迫っていたのも全てが消滅した。

そして生徒達が見る場所には、魔人ネロが立っていた。

 

ネロ『もう容赦しねぇ!

 

輝男「なん、だよ・・・あれ・・・!?」

 

杏子(あんず)「まさか・・・先生、なの・・・?」

 

魔人ネロからネロの声がし、新たに現れた悪魔がネロなのではと、生徒達は動揺しながら気付き始めた。

魔人ネロは跳躍し、デビルブリンガーの腕を伸ばすと悪魔の触手を掴み、1回転しながら悪魔を床に叩き付けた。

更にレッドクイーンとブルーローズ、デビルブリンガーの爪で猛攻を仕掛ける魔人ネロを見ながら、生徒達の一部はパニックになっていた。

 

巧「何が どうなってんだよ!?ネロは どうなったんだよ!?」

 

昂「・・・変身、した・・・?」

 

晶人「そんな、ヒーロー番組とかじゃあるまいし・・・」

 

楓「羽黒先生、どういう事なんですか?」

 

明子(あきこ)「ネロ先生は どうなっちゃったんですか!?」

 

羽黒「・・・・・・・・・」

 

羽黒は迷った。全てを話すべきか どうか。

ネロとて生徒達の前で魔人化するリスクは理解していたはずだ。それでも魔人化したのは、自分の全てを出し尽くしてでも皆を守るつもりなんだと、羽黒はネロの考えに気付いていた。

しかし、魔人ネロが見える所に居る限り、生徒達を落ち着かせるのは そう簡単ではないかもしれない。

羽黒は何と言うべきか、思考をフル回転させて考えた。考えて考えて考え抜いた。

 

善之「あんた知ってるんだろ?どういう事か説明してくれ」

 

羽黒「えっと・・・」

 

潤羽「羽黒先生は、ネロ先生らしきアレを見ても驚いてなかったよね?アレが何なのか教えて。知ってるんでしょ?」

 

羽黒「それは・・・」

 

巧「羽黒ちゃん、知ってるなら教えてくれよ!」

 

羽黒「実は・・・」

 

美香「・・・実は、何?」

 

羽黒「実は・・・・・・ネロ先生は変身ヒーローなの!」

 

『・・・・・・・・・』

 

羽黒が咄嗟に口から出任せで言った言葉に、生徒達は冷めた目で羽黒を見詰めた。

 

輝男「変身ヒーローって・・・どう見てもヒーローの見た目じゃないだろ」

 

美香「羽黒先生、嘘 吐いてる?」

 

羽黒「う、嘘じゃないよ!ほんとだから!」

 

潤羽「・・・イマイチ信じられないけど」

 

羽黒「ほ、ほんとに ほんと!えっと、アレよ!ほら!デ、デビル◯ン的な感じ!ヒーローというか、ダークヒーローなの!ダークヒーローだから あんな見た目!」

 

『ダークヒーロー?』

 

羽黒「そう、ダークヒーロー!」

 

生徒達は納得できてない様子で首を傾げており、羽黒は どうにか誤魔化せたのではないかと冷や汗を掻いていた。

 

羽黒「(すみません、ネロさん。変なイメージ植え付けちゃいました・・・)」

 

羽黒が心の中で謝罪してるとは知らず、魔人ネロは悪魔との戦いを続けていた。

魔人ネロが猛攻を続け、悪魔を追い詰め戦況は有利に思えた。しかし、悪魔は笑っていた。

悪魔が笑っている事から魔人ネロは不審に思い、攻撃の手を止めた。

 

悪魔『もう遅いよ。僕は産まれるんだ!

 

悪魔から、再び青白く光る身体をした巨大な奈南が現れ、悪魔は奈南の中へ戻る。

 

奈南『ああああああぁぁぁ!!!

 

奈南の絶叫の直後、彼女から光が溢れ、その眩しさに魔人ネロ達は何も見えなくなってしまう。

光が終息し、奈南が居た場所を見ると、そこには奈南ではなく、完全な形で この世に産まれた巨大な悪魔が居た。

その姿はチャリオットから身体が生え、巨大な槍と盾を持ち、鎧を身に纏い、骸骨の顔をしていた。

そして鎧の胸元には、奈南の姿を模した少女のオブジェもあった。

巨大な悪魔は赤く光る眼で、魔人ネロを見据える。

 

悪魔『僕は産まれた。遂に産まれたんだ!

 

羽黒「これが・・・悪魔の本当の姿・・・!?」

 

楓「奈南は・・・?奈南は どうなったの!?」

 

ネロ『産まれたのか どうか知らないが、お前は倒す!

 

魔人ネロはデビルブリンガーの翼を広げ飛翔すると、空中から悪魔に攻撃を仕掛けていく。

レッドクイーンで斬り掛かるが、悪魔は盾で刃を防ぎ、槍で魔人ネロを刺突して吹き飛ばす。

魔人ネロが地面に落ちると、悪魔は下半身のチャリオットを走らせ突進し、魔人ネロを更に吹き飛ばした。

同時に、デビルトリガーが解除され魔人化が終わってしまう。

更に悪魔の赤い眼の光が一瞬だけ輝きを増すと、突然 発生した爆発にネロは巻き込まれた。

 

羽黒「ネロさん!?」

 

羽黒はネロの援護に砲撃しようとしたのだが、続けて悪魔の眼が また一瞬だけ輝きを増すと、羽黒も突然 発生した爆発に巻き込まれ大破のダメージを負った。

 

杏子「先生!」

 

羽黒「来ては駄目!下がってて!」

 

生徒達は倒れるネロと羽黒を心配しながらも、巨大な悪魔に足が竦み、動けなかった。

そして倒れるネロと羽黒を見ながら、悪魔は高笑いを上げていた。

 

悪魔『完全体となった僕は、もう誰にも止められない。このまま人間界を壊しちゃおうか!

 

悪魔の足下に巨大な転移陣が現れると、悪魔は一瞬にして姿を消した。

 

 

*街*

 

姿を消した悪魔は地上へと現れると、視界に入った建物から次々と破壊し始めた。その光景は、明陽学苑に居るダンテ達にも見えていた。

悪魔が現れたのと同時に、学苑の校舎を包んでいた結界も消えた。

 

天龍「おいおい どうなってんだよ!?あのデカいの何だ!?」

 

アーロン「・・・まさか、あれが この地に封印されていた悪魔か?」

 

瑞鶴「じゃあ、完全復活したってこと!?」

 

アーロン「聞いてた姿とは違うようだが・・・」

 

時雨「結界も消えたみたいだけど、ネロと羽黒は どうなったんだろ?」

 

加賀「提督・・・」

 

ダンテ「・・・・・・ネロ達の事は一先ず後回しだ」

 

ダンテは街で暴れる悪魔を止めるため、自分とバージルで悪魔の対処をする事にし、トリッシュとルシア、艦娘達には住民の避難を任せた。

 

加賀「学校関係者の皆さんも早く避難を」

 

理事長「しかし、ネロ先生と羽黒先生、それに生徒達は まだ・・・」

 

加賀「大丈夫です。子供達の事は、絶対にネロと羽黒が守って戻ってきます。今は信じて避難を お願いします」

 

理事長「・・・・・・分かり、ました・・・」

 

加賀「吹雪、先生方を安全な場所まで護衛してちょうだい」

 

吹雪「分かりました!皆さん、私と一緒に来てください!」

 

吹雪は理事長達を連れ、先に その場から離れた。

そしてダンテは、ネロに貸していたキャバリエーレに乗り、街で破壊の限りを尽くす悪魔の元へ向かい、バージルも一瞬にして姿を消した。

トリッシュとルシア、艦娘達は街の方々に散り、避難誘導のため それぞれ動くのだった。

 

 

*???*

 

一方 遺跡では、地響きのように揺れ、崩壊が始まっていた。揺れが大きくなるに連れ、ネロ達の上から瓦礫が落ちてくる。

 

輝男「ネロ、大丈夫かよ!?」

 

明子「羽黒先生!」

 

ネロ「あぁ、大丈夫だ」

 

羽黒「私も大丈夫」

 

ネロ「っ・・・ここは もうダメそうだな。羽黒、皆を連れて離れるぞ」

 

羽黒「でも、出口は どこですか?どうやって ここから出れば・・・」

 

ネロ「さぁな。でも、兎に角 動くしかない。このまま ここに居ても、押し潰されるだけだ」

 

ネロと羽黒は生徒達を連れ、出口を探しに動こうとしたのだが、そこでジャックの声が聞こえてくる。

 

ジャック「おぉーい!!マイフレンズ!!助けてくれ!!マイフレンズ・・・!」

 

ネロ「そういえば、あいつも居たんだっけ・・・」

 

来たと思ったら すぐにフェードアウトしたため、すっかりジャックの事を忘れていた。

 

ネロ「羽黒、先頭は頼む。俺はジャックを」

 

羽黒「はい。皆、私に付いてきて!」

 

『はい!』

 

ネロ「ほらジャック、行くぞ!」

 

ジャック「あぁ、すまないな・・・!ありがとな、マイフレンズ・・・!」

 

羽黒が先頭を走り、その後ろを生徒達が追従し、更に その後ろを、ジャックを背負ったネロが追った。

封印から復活し、完全体となり地上へ出た悪魔と、出口が不明で、崩壊する遺跡。どちらも予断を許さない状況の中、Devil May Cry鎮守府の面々は どう動くのか、次回に続く。




次回も宜しく お願い致します!
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