Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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今回は殆んど話が進みません。申し訳ないです。

503話です!どうぞ!


Mission503 尋問〜また会うために〜

* 軍本部 12月11日 15:27*

 

ダンテ達が悪魔であると正体を暴く記事が出て、艦娘達に逃されたダンテ達が姿を消した翌日、Devil May Cry鎮守府の艦娘と憲兵隊、大本営の元帥と大将、各鎮守府や基地、泊地の提督達が出頭命令を受け、軍本部で尋問を受けていた。

元帥と各提督達は、ダンテ達が悪魔であるとは知らず、ずっと人間であると思っていたと事実を告げ、嘘を言っていないと判断されて その日は帰らされた。

しかし大将は、ずっと黙秘を続けていた。

 

軍人「あなたはダンテとネロが、悪魔だと知っていた。違うか?」

 

大将「・・・・・・・・・」

 

軍人「軍内部に悪魔が潜んでいると知っておきながら、上層部に報告をしなかった。悪魔の手先にでもなったか?」

 

大将「違う」

 

軍人「なら どうして上層部に報告しなかった?本当は知っていたんだろ?ダンテ達(あいつら)の正体を」

 

大将「・・・・・・・・・」

 

軍人「沈黙は肯定と捉えるぞ?」

 

大将「・・・・・・真実を話したところで、理解はできんさ。いや、理解しようともしないだろうな」

 

軍人「それは どういう意味だ?」

 

大将「・・・・・・・・・」

 

明らかに正体を知っていたであろう大将が、ダンテ達に関してだけ沈黙を貫き、上層部は溜め息を吐いた。

大将がダンテ達の正体を知っていたと証明する証拠は無いため、本人が自白しない限りは罪に問う事もできないため、このまま大将が何かされる心配はないだろうが、その分 拘束時間も長くなる。

 

 

・・・・・・

 

そして尋問は、Devil May Cry鎮守府の艦娘達の番となった。

 

軍人「君はダンテと親密な関係になろうとしていた。その過程で、彼の正体を聞いたりしていないのか?」

 

金剛「何も知らないデース。カッコいい提督だとは思ってマシタガ、まさか悪魔だとは思わなかったデース」

 

 

・・・・・・

 

軍人「君は元は大本営の艦娘だ。なら この場では、君の知ってる事を全て話さなければならないと理解してるはずだ。Devil May Cry鎮守府に転属してから、ダンテに不審な点はなかったか?」

 

大和「何もありませんでした。彼は兵器として扱われる私達 艦娘を、人間として扱ってくれる優しい方でした」

 

 

・・・・・・

 

軍人「君はダンテについて どこまで知っていた?」

 

扶桑「提督は・・・筋肉が凄いんです」

 

軍人「・・・・・・は?」

 

扶桑「男性ホルモンが こう・・・溢れ出てるというか・・・ガッチリとした肉体美を持っていて、兎に角、筋肉が凄いんです。はぁ、あの筋肉が もう見れないなんて、不幸だわ・・・」

 

軍人「・・・・・・・・・」

 

 

・・・・・・

 

軍人「ダンテとネロについて━━」

 

伊勢「何も知りません」

 

軍人「奴らを庇っても、自分のためにならんぞ」

 

伊勢「何も知らない事を、どうやって話せばいいんですか?」

 

 

・・・・・・

 

軍人「ダンテとネロの正体を知っておきながら、秘密にしていたのか?」

 

長門「お言葉ですが、私はビッグセブンに名を連ねる戦艦 長門です。そんな私が、軍に背くような事をすると本気で思いますか?」

 

 

・・・・・・

 

蒼龍「人の姿をしていたので、まさか悪魔だとは思いませんでした」

 

飛龍「悪魔は私達の敵です。庇うような真似はしていません」

 

 

・・・・・・

 

瑞鶴「だからぁ!悪魔だと知ってたら爆撃してやりますよ!私達だって騙されてたんです!」

 

 

・・・・・・

 

軍人「君は艦娘売買で取引されていた艦娘との事だが、Devil May Cry鎮守府に着任して以降、何か おかしなものを見なかったか?」

 

葛城「いえ・・・私も まさか、悪魔が居る所に拾われるとは思いませんでした」

 

 

・・・・・・

 

龍驤「だから知らんて言うとるやん。何回 同じこと言わせんねん」

 

軍人「それは本当だろうな?嘘だった場合、反逆の罪で解体だって有り得るんだぞ」

 

龍驤「だから知らんて!」

 

 

・・・・・・

 

祥鳳「分かりません」

 

軍人「嘘を吐き続けて、このまま解体されてもいいのか?正直に話せば、君を助けてやれるんだぞ」

 

祥鳳「あまり関わる事も少なかったので、普段なにをしていらしたのか何も分からないんです。お役に立てず申し訳ありません」

 

 

・・・・・・

 

軍人「おい、聞いてるのか?!」

 

隼鷹「うへ〜」

 

上官の前だというのに、既に酒を呑んで酔っていた隼鷹では話にならなかった。

 

 

・・・・・・

 

千歳「軽空母への改装もしてくれないような提督ですよ。私達に庇う理由なんてありません」

 

千代田「そうだ そうだー!」

 

改装すれば水上機母艦が居なくなるという理由で そのままだったのだが、千歳型は その状況を上手く使って誤魔化していた。

 

 

・・・・・・

 

古鷹「そもそも、提督が悪魔か どうか、裏を取ったんですか?」

 

軍人「なら この記事は どう説明する?」

 

古鷹「その写真だって、本物か判らないじゃないですか!」

 

 

・・・・・・

 

青葉「そんなの合成写真に決まってます!」

 

軍人「調査の結果、合成ではないとの事だ。君こそ、自身の言葉は本物なのか?真実を言ってるんだろうな?」

 

 

・・・・・・

 

羽黒「・・・・・・・・・」

 

軍人「どうした?なぜ何も話さない?」

 

羽黒「っ・・・」

 

羽黒は話さないのではなく、話す余裕がなかった。羽黒に宿るナイトメアが、彼女が苛められてると勘違いして外に飛び出そうとしており、羽黒は それを必死に抑え込んでいた。

 

 

・・・・・・

 

摩耶「ふざけんじゃねぇよ。悪魔は あたしら艦娘にとっても敵だ。知ってたら あたしが とっくに ぶち殺してるよ。あと お前、話が長い」

 

 

・・・・・・

 

熊野「まさか提督が悪魔だったなんて、わたくし達も驚いていましたわ。今まで そんな素振りもなかったので」

 

 

・・・・・・

 

利根「甘く見られては困る!悪魔を鎮守府に匿うなど、言語道断じゃ!」

 

軍人「それは本心からの言葉か?」

 

利根「・・・言語道断じゃ!」

 

 

・・・・・・

 

天龍「いや俺もマジ驚いてんだって。どっから どう見ても人間だったし、悪魔だとは誰も気付けねぇよ」

 

軍人「足だけの艤装を装着して出撃していた事は どうだ?」

 

天龍「いや それもビックリだよな?普通、人間が艤装 使うなんて有り得ねぇもん」

 

軍人「その時点で おかしいとは思わなかったのか?」

 

天龍「おかしいより驚きの方が勝っちゃって。日が経つに連れ、そういう人間も居るのかなって気にしなくなってた」

 

 

・・・・・・

 

軍人「ダンテとネロは どこへ行った?」

 

大井「知りません、興味ないです。北上さんにしか興味ないので どうでもいいです」

 

 

・・・・・・

 

軍人「君は呉鎮守府から転属した。Devil May Cry鎮守府の肩を持つ必要はないんだぞ?」

 

五十鈴「変な提督だとは思っていましたが、それだけです。悪魔か どうかなんて、考える事もありませんでした」

 

 

・・・・・・

 

川内「あぅ〜・・・あいぃ〜・・・あへ〜・・・」

 

川内は涎を垂らしながら、焦点の合わない眼で天井の一点を見詰め、心神喪失状態を装いながら尋問を終わらせた。

 

 

・・・・・・

 

夕張「提督は世界を護るために悪魔と戦ってきた。悪魔かなんて、疑う余地はないはずでしょ?」

 

軍人「それは我々の目を欺き、信用を得るために、仲間殺しをする芝居だったかもしれない」

 

 

・・・・・・

 

大淀「確証はあるんですか?事実確認もせず、ただ一方的に疑うなんて間違っています」

 

軍人「事実確認も何も、本人が逃げたのではな。それに逃げるという事は、自分達が悪魔だと認めているんじゃないのか?」

 

大淀「それは!・・・っ・・・」

 

 

・・・・・・

 

軍人「真面目な君なら、理解してるね?」

 

香取「・・・申し訳ありませんが、話せる事は何もありません」

 

軍人「何だと?」

 

香取「彼らは確かに滅茶苦茶です。ですが、悪人ではない。悪魔か どうかよりも、彼らの本質を見るべきです」

 

軍人「その本質が、この記事にあるように悪魔だったという話ではないのか?」

 

香取「私が言ってるのは、そういう意味ではありません!彼ら自身を・・・心を見るべきだと言ってるんです!」

 

軍人「いい加減にしたまえ。悪魔は人類の敵だ。常に奴らから牙を向く。そんな得体の知れない存在に、心などあるものか」

 

 

・・・・・・

 

如月「司令官は悪魔なんかじゃありません、人間です!司令官は いつもピザばかり食べて、毎日 借金は作るし、デリカシーはないし、女心も分かってないような人間なんです!」

 

睦月「(司令官がダメ人間みたいに言われてる・・・)」

 

長月「(いや間違ってはないが・・・)」

 

弥生「(何のフォローにも・・・なってない・・・)」

 

如月「あれ・・・?悪魔だから、デリカシーもないし女心も分かってないのかしら・・・?あれ・・・?」

 

皐月「(自分で言った言葉で混乱してる・・・)」

 

望月「(ダメだ こりゃ・・・)」

 

軍人「今、“悪魔だから”と言ったか?やはり、悪魔だと知っていたんだな?」

 

菊月「(マズい・・・!)」

 

卯月「知らないぴょん!うーちゃん達だって、記事を見るまでは知らなかったぴょん!如月は精神的ショックを受けて混乱してるだけぴょん!」

 

 

・・・・・・

 

吹雪「・・・・・・・・・」

 

軍人「いい加減、正直に話したら どうだ?」

 

吹雪「・・・・・・司令官は・・・優しくて、強くて、どんな状況でも、私達を見捨てない人なんです!上層部が考えてるような人じゃありません!」

 

軍人「“人”じゃない、“悪魔”だ」

 

吹雪「違います!司令官は人間なんです!信じてください!」

 

 

・・・・・・

 

潮「えっと・・・分からないです・・・すみません・・・」

 

軍人「分からない事はないだろ。ダンテについて君の知ってる事を話せばいい」

 

潮「えっと・・・分からないです・・・はい、すみません・・・」

 

軍人「話すなと誰かに脅されているのか?大丈夫だ。ここなら誰も君を怖がらせたりはしない」

 

潮「いえ、違います・・・えへへ・・・」

 

否定する潮は、尋問の居心地の悪さを誤魔化すように、引き攣った笑みで愛想笑いを浮かべた。

気の弱い潮なら何か話してくれると思ったが、オドオドする潮は“分からない”の一点張りで、軍人は頭を抱えた。

 

 

・・・・・・

 

響「悪魔って何だい?」

 

軍人「知らないはずないだろ。君達は ずっと悪魔と戦ってきたのだからな」

 

響「私は記憶喪失らしくて、数日前から以前の事は何も憶えてないんだ。何だか ごめんね」

 

軍人「・・・・・・もう帰っていい・・・」

 

 

・・・・・・

 

初春「鎮守府に悪魔など、有り得ん話だとは思うがのう」

 

軍人「だが実際に、悪魔であると正体が明かされた訳だ」

 

初春「じゃが、あの男を提督として鎮守府に据え置いたのも、確か海軍だったはずじゃ。ならば、妾達が尋問される謂れはないと思うぞ」

 

子日「子日アターック!」

 

すると、子日が叫びながら勢い良く、扉を開けて中に入ってきた。

 

子日「終わった?」

 

初春「まだ終わっとらん」

 

子日「今日は尋問バカ長い日〜・・・」

 

早く自分の番を終わらせて帰りたいのに、まだ終わらないのかと、子日は残念そうに部屋の外へ出た。

 

 

・・・・・・

 

軍人「ダンテとネロが悪魔だと知っていたのか?」

 

夕立「ぽい?」

 

軍人「ダンテとネロは どこへ行った?」

 

夕立「ぽい?」

 

軍人「・・・では、ダンテとネロが逃げた時の状況を聞かせてくれ」

 

夕立「ぽい?」

 

軍人「・・・・・・・・・」

 

夕立は首を傾げながら素っ惚け、“ぽい”だけで尋問を切り抜けた。

 

 

・・・・・・

 

朝潮「司令官の居場所は知りません」

 

 

・・・・・・

 

不知火「私の口から話せる事はありません。失礼します」

 

軍人「待て!まだ話は終わってないぞ!」

 

不知火「何の情報も持ち合わせていない者から聞き出そうとしても、時間の無駄だとしか思えませんが?」

 

軍人「くっ・・・!」

 

不知火は淡々と告げると、許可なく勝手に部屋から出ていった。

 

 

・・・・・・

 

長波「あのねぇ、何度 訊かれても、知らないものは言えないの、分かる?提督の居場所なんて こっちが知りたいぐらいだぜ・・・」

 

 

・・・・・・

 

イムヤ「多分みんなも同じこと言ってると思うけど、司令官が どこに行ったかは知らない。夜逃げ同然で居なくなったんだから」

 

 

・・・・・・

 

間宮「えっと・・・ご飯は美味しく食べてくれる人だったとしか・・・私の口から答えられるのは それだけです・・・」

 

 

・・・・・・

 

最後に、加賀と鳳翔の尋問が始まった。

 

軍人「君達には、ダンテが逃げた時の状況を説明してもらおう」

 

加賀「我々Devil May Cry鎮守府は、上層部の命令に従い、鎮守府で待機しておりました。しかし あの夜、提督と提督代理、そして協力者達が姿を消した事に気付きました」

 

軍人「それで、君達は どうした?」

 

加賀「鎮守府中を探し、船を使って海に出ようとしてるのを港で発見しました。ですが、止める前に出港してしまいました」

 

鳳翔「我々は追い掛け止めようとしましたが、そこに陸軍が現れ銃口を向けられたので、追跡は不可能でした。その後の提督達の行方は私達にも分かりません」

 

軍人「本当に行き先は知らないのか?」

 

鳳翔「知るはずがありません。何故なら、彼らは私達を騙し、そして逃げたのですから」

 

軍人「悪魔であった事も知らなかったと言うのか?!」

 

加賀「悪魔は私達の憎むべき敵です。横須賀鎮守府に居た頃、仲間を悪魔に殺されています。悪魔だと知っていれば、この手で滅ぼしています」

 

艦娘達は知らぬ存ぜぬで嘘を貫き、加賀と鳳翔に至っては、自分の境遇も引き合いに出し信憑性を持たせた。

軍人は彼女達の毅然とした態度と言葉に、これ以上の追求は無駄と判断し、溜め息を吐いて この日の尋問は諦めた。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府 食堂 21:52*

 

鈴谷「疲れたぁ〜・・・」

 

艦娘達は全員の尋問が終わるまで待ち、一緒に鎮守府に帰ってきたので、時刻は夜遅くになってしまっていた。

長時間 拘束されて疲れていたので、艦娘達は食堂の椅子に座ると目の前のテーブルに凭れて項垂れた。

 

秋雲「ねぇ、提督 逃がして良かったのかな?」

 

陽炎「どういう意味?」

 

秋雲「いや だってさ、提督 逃がして余計 疑われてる感じだったじゃん」

 

瑞鶴「鳳翔さん、これで良かったんですか?」

 

鳳翔「えぇ、今は これが最善です。最初から疑って掛かってくるのを、更に疑われたところで何も変わりません。逆に提督達が このまま ここに居れば、彼らの身に危険が及んでいたでしょう。それなら逃げてもらって、上手く隠れていてくれた方がマシです」

 

摩耶「それより、提督達 大人しく隠れてられるのか?」

 

長波「あの面子だしねぇ」

 

『・・・・・・・・・』

 

問題は、逃げた後のダンテ達だ。艦娘達も人の事は言えないが、ダンテ達は いつも、自分からトラブルに首を突っ込むか、トラブルの発端となるケースも少なくはない。

 

伊勢「そこは提督達を信じましょ」

 

長門「いま考えるべきは、この後の事だ。提督達をサポートするにしても、私達だって どこに行ったのか判らないんだ。補佐艦、鳳翔、どうするつもりだ?」

 

加賀「私達には他にも、協力者達が居る」

 

加賀と鳳翔も含め、艦娘達は誰1人として、ダンテ達の行き先は知らない。だから彼らと再会するには、自力で居場所を見付けなければならなかった。

そこで出てくるのが、加賀の言った“協力者達”だ。オリーブ財団の本部長であるステフも、ダンテ達が悪魔だと知っているため、秘密裏に彼らの行方を探してくれている。

そして神通と夕張を通して、魔女ハンターのコナーと、元ネイビーシールズのメンバー達にも協力を仰ぎ、ダンテ達の行方を探してもらっていた。

 

加賀「こちらには、姿を消した者を探すプロが居る。もし提督達が何かしらのアクションを起こせば、誰かしらの目には止まるはずよ」

 

川内「つまり提督達が動かないと見付けられない訳か・・・」

 

加賀「悪魔や深海棲艦、他にも無視できないような事が起きれば、きっと提督達は動く。その時が接触のチャンスよ」

 

口で言うのは簡単だが、実際は そんな単純なものではない。ダンテ達が動き、それに気付いた誰かからの報告を受けてから、その場所に向かう事になる。

現地に到着するまでにダンテ達が動かなければ会えるだろうが、すぐに また姿を消すようであれば、会うのは叶わないだろう。

兎に角、ダンテ達の行き先を掴む度、会えるまで その場所に行くしかないのだ。

 

鈴谷「うへ〜、時間 掛かりそう・・・」

 

鳳翔「ですが、皆さんも提督達に会いたいですよね?」

 

鳳翔の その問いに、艦娘全員が頷いた。

 

鳳翔「では頑張りましょう。彼らと また会えると信じて」

 

加賀「明日以降も、上層部から次の指示があるまで、鎮守府で待機よ。それまで ゆっくり休んでちょうだい」

 

天龍「うわ俺 明日も尋問あるから本部に出頭じゃん!」

 

摩耶「あたしも呼び出し喰らった」

 

不知火「私もです」

 

子日「子日もー!」

 

飛鷹「隼鷹もじゃない?」

 

隼鷹「え?分かんない」

 

川内「そういえば私も何か言われてたな」

 

鈴谷「鈴谷も〜・・・」

 

最上「えっ!?僕は何も言われなかったけど、明日もあるの?」

 

実は一部の艦娘だけ、明日も軍本部に出頭するように言われていたのだが、その原因が尋問を受けた艦娘本人にあった。

 

五十鈴「あんたら何したの?」

 

天龍「おどけた感じで喋ってたら怒られた」

 

摩耶「“話が長い”ってキレたら逆ギレされた」

 

不知火「尋問の途中で勝手に出ていきました」

 

子日「子日アタックしました」

 

隼鷹「酔っ払ってて何も分かってない」

 

川内「尋問 諦めるまで会話 成立させなかった」

 

鈴谷「ノリで生徒指導室に呼び出されて説教されてる時のギャルみたいな態度 取った」

 

瑞鶴「何やってんのよ あんたら・・・」

 

鈴谷「まさか補習のペナルティまであるとは・・・」

 

熊野「鈴谷、わたくし達は軍属なのよ。そんな生優しい話ではないですわ」

 

加賀「では、天龍達以外は、待機という名の休みを謳歌するという事で」

 

天龍「最悪だ・・・」

 

摩耶「え、これドタキャンしちゃダメ?行かなきゃダメ?」

 

鳥海「当たり前じゃない。私達の立場が もっと悪くなる」

 

子日「子日アタックはしていいですか?」

 

長門「するな」

 

 

*海底洞窟*

 

その頃ダンテ達は、アカギと ほっぽの案内で、どこかにある海底洞窟まで来ていた。

 

トリッシュ「・・・ここは?」

 

アカギの説明では、ほっぽと2人の時に見付けた場所らしく、他の深海棲艦も来ない事から、静かに休息できる場所として たまに使っていたそうだ。

 

ダンテ「おい、どこまで行くんだ?」

 

アカギ『だんてニ・・・ミテモライタイ モノガアル

 

海底洞窟は かなり長いようで、着いてから ずっと歩き続けていた。

奥まで行く必要もないため、どんどん奥に行ってしまうアカギと ほっぽの行動に、ダンテ達は不思議に思っていた。

実は ここまで来たのは、ダンテ達が身を隠せるようにするためだけではなかった。アカギは、この奥にある物が気になる様子だった。

 

 

・・・・・・

 

そして歩き続けていると、不思議な事に金属の扉が現れた。

海底洞窟自体は自然に出来た物のようだが、そこに人工物があるのは不自然 極まりなかった。

 

ネロ「扉?何で こんな所に扉が・・・」

 

ほっぽ『かぎガ シマッテテ・・・イツモ ハイレナイ・・・

 

攻撃して扉を突破する方法も考えたそうだが、海底洞窟が崩れて生き埋めになる事も考えられたので、この先を確認しないまま ずっと放置していたらしい。

ダンテは手で扉を押すが、ビクともしなかった。

魔剣ダンテで斬り掛かってもみたが、傷1つ付きはしなかった。

 

モリソン「おい、別に この先を確認しなくてもいいんじゃないか?わざわざ自分から面倒事を増やす事もないだろ」

 

ルシア「私も同感。今まで何も起こらなかったなら、放っておいてもいいんじゃない?」

 

トリッシュ「でも、気になるわね・・・」

 

ルシア「どうして?」

 

トリッシュ「自然に出来た洞窟に、明らかに人工物である扉。何かあるのは間違いないでしょ?もしかしたら・・・お宝なんかあったりして」

 

お宝に興味がないルシアは、呆れたように首を横に振った。

ただ、あんまり派手に扉を開けようとすると崩落の危険もあるため、ダンテ達も断念せざるを得なかった。

引き返そうとした その瞬間、扉が独りでに動き、僅かに開いた。

ダンテ達は顔を見合わせると、ダンテとネロ、トリッシュは銃を抜き、バージルとルシアは閻魔刀とカトラシアに手を掛け、扉の奥へと進んだ。

警戒しながら進むと広い空間に出たのだが、そこには様々な機械や装置が置かれており、まるで秘密基地のようであった。

 

ネロ「何だ こりゃ・・・?」

 

トリッシュ「ここは いったい・・・?」

 

ニコ「こりゃスゲェな・・・スゲー設備が揃ってやがる」

 

この場所は いったい何なのかと、困惑しながら辺りを見て回っていると・・・

 

?「おいおい、冗談じゃないぞ」

 

後ろから誰かの声がした。

振り返ると、そこに居たのは老人姿のアーロンだった。

 

ネロ「アーロン!?どうして お前が ここに?」

 

アーロン「それは こっちのセリフだ。君達こそ どうして ここに居るんだ?まったく・・・しばらく君達が居ない所で静かに過ごそうと思っていたのに・・・」

 

アーロンはブツブツと文句を言いながら、追い出す事もせずダンテ達の横を通り過ぎていく。

 

トリッシュ「アーロン、ここは何なの?」

 

その問いに、アーロンは自慢気な笑みを浮かべながら振り返り、両腕を広げた。

 

アーロン「ようこそ。私の研究施設へ」

 

ここは、アーロンが誰にも教えず密かに造っていた、彼の研究施設だった。




次回も宜しく お願い致します!
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