Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

53 / 551
52話です!どうぞ!


Mission52 幽霊船~海賊の島から脱出せよ~

*洞窟*

 

船長はアラストルに感電させられた後、怒っているのか肩を怒らせながら艦娘達が入れられている牢に来た。

 

船長「あの剣は いったい何だ!?」

 

服が焼け焦げている事から、以前トリッシュから聞いたようにアラストルに気に入られずに感電させられたのだろうと天龍は考えた。

だが艦娘達は答えない。余計な情報を与えないというのもあるが、北上と大井 以外は骸骨と喋りたくないという気持ちが勝っていた。何も言わない艦娘達に痺れを切らした船長は、牢の鉄格子を力いっぱい蹴る。

 

船長「答えろ!」

 

大井「知らないわよ!」

 

北上「そっちこそ何?何が目的?」

 

船長「・・・目的はダンテという男を殺す事だ」

 

北上「・・・・・・え?」

 

大井「は?」

 

「「「「ん?」」」」

 

船長「・・・何だ?」

 

艦娘達は疑問を感じて首を傾げた。ダンテなら、ここに来る前に船から追い出した者こそダンテなのだが、これは どういう事なのか?

 

北上「えっと・・・どういうこと?」

 

船長の話では、嘗て人だった頃に『魔の海域』と呼ばれる場所に誤って入ってしまった。そのまま その場所に、乗組員共々 閉じ込められ、人ならざる存在へと変貌した。ある時、そこから出してくれた者が現れた。その者は白衣を着た男で、取り引きを持ち掛けてきた。ダンテという男を殺せば、元の人間に戻してやると・・・。取り引きに応じた海賊達は、ダンテを誘き寄せる為に あちこちの海域で暴れていたのだ。

 

船長「これで理解してもらえたかな?」

 

『・・・・・・・・・』

 

目的は解った。だが あの時ダンテを殺すのではなく、船から追い出したのは、もしかすると誰がダンテか知らないのかもしれない。海賊達はダンテの特徴を知らずに探し回っている。艦娘達は1つの考えに至った。

 

『(こいつら・・・もしかしたらバカかもしれない!)』

 

 

・・・・・・

 

*砂浜*

 

ダンテ「お疲れさん」

 

島に上陸したダンテ達。ダンテは壊れて煙を出している艤装を外して砂浜に捨てた。

 

青葉「海賊の島なんてワクワクしますね!」

 

加賀「遊びに来たんじゃないわよ」

 

赤城「これから どうしますか?」

 

ダンテ「そうだなぁ・・・」

 

赤城と加賀は この場に残り、艦載機で周囲を偵察、霧島も残り2人の護衛、青葉と神通、白露はダンテと共に比叡達を探す事に決まった。

ダンテ達は鬱蒼と草木が生い茂る島の奥へ向かう。しばらく歩いていると、人工物を発見した。木の柱の上には晒し台の檻。檻の中には白骨死体が入っている。いくつかは変わった形の檻もある。

 

青葉「これは興味深いですね~」

 

神通「罪人を処刑してたんでしょうね」

 

白露「うぇ~、早く離れようよ~」

 

ダンテ「青葉、写真 撮ってないで早く行くぞ」

 

一行は先に進む為に歩き出すが、少ししてガシャンと金属が落ちる音がした。青葉、神通、白露は嫌な汗を流しながら ゆっくりと後ろを振り返り、ダンテも振り返ると薄ら笑いを浮かべた。先程の音は、変わった形をした晒し台の檻が落ちた音で、その正体は悪魔だった。

その悪魔は『アゴノフィニス』、『テレオフィニス』、『モルトフィニス』、罪人を拘束し餓死させるための鉄の檻が、刑死者の怨念に操られて生者を襲うようになった悪魔だ。

 

ダンテ「メインディッシュの前の前菜ってところか?」

 

悪魔と戦闘になり、ダンテはケルベロスで悪魔を破壊していき、青葉、神通、白露もホラーな見た目の悪魔にキャーキャー悲鳴を上げながら砲撃して破壊していく。

 

 

・・・・・・

 

*洞窟*

 

天龍「・・・よし、今だ」

 

捕まっている艦娘達は船長との話も終わった後、船長は檻から去り、見張りが よそ見をしている間に誰かに合図を送る。現れたのは艤装の妖精さん達だった。妖精さん達は艦娘を拘束する縄を解いていく。鍵は無く、縄を解いても牢から出られなければ意味がない。だが艦娘達に鍵など必要ない。艦娘達は奥の壁際に下がり、見張りを誘き寄せる。

 

北上「おーい」

 

大井「ちょっと、そこの あなたに言ってるのよ」

 

骸骨「何だ?」

 

律儀に見張りは牢に近付いてくるが、艦娘達が奥の壁際に下がっている事の意味までは解らなかったようだ。牢の前まで見張りが来た事を確認した鈴谷は、艤装を展開して鉄格子ごと見張りを吹き飛ばした。砲弾が爆ぜて、辺りが砂埃に包まれる。

 

鈴谷「ゴホッ・・・ゴホッ・・・ちょっと やり過ぎ?」

 

北上「今の音で気付かれたかもね」

 

天龍「早く逃げるぞ!」

 

初雪「司令官の剣は?」

 

大井「今は後回し!」

 

比叡「急いで!」

 

艦娘達は牢から脱出、その音は勿論 気付かれていた。反抗的なアラストルに手を焼いてイライラしている船長が、八つ当たりまがいに音の正体を船員に訊いていると、1体の骸骨が報告に来た。

 

骸骨「捕虜が逃げました」

 

船長「何だと!?女が逃げた!絶対に逃がすな!」

 

船長が乗組員に怒鳴りながら指示を出すと、骸骨達は慌てて艦娘達を追う為に動き出す。

音はジャングルの中に居るダンテ達や、砂浜で待機している赤城達にも聴こえていた。

 

 

*ジャングル*

 

神通「提督、今のは・・・」

 

ダンテ「あいつらだろうな」

 

ダンテ達は悪魔を破壊しながら音がした方向に向かい、しばらくすると洞窟の入り口を見付けた。

 

ダンテ「・・・怪しいな」

 

青葉「雰囲気ありますねー・・・」

 

白露「よ~し、白露が1番に行くよー!」

 

神通「1人で先に行っては危険ですよ」

 

ダンテ「さっきまで あれだけビビってたくせにな」

 

神通「・・・行きましょう」

 

ダンテ、神通は白露の無邪気さに溜め息を吐きつつも、洞窟へと入っていった。

 

 

*砂浜*

 

霧島「今の音は何でしょう?」

 

加賀「・・・何も見えないわね」

 

赤城の艦載機は海側を飛び深海棲艦を警戒、加賀の艦載機は島の上空を飛んで偵察していた。だが木々が邪魔で、地上の様子は何1つ分からない。

 

赤城「マズイですね・・・」

 

霧島「どうしました?」

 

赤城「嵐が近付いてきています」

 

雨の中では艦載機は使えない。あまり時間を掛けられない事態になりつつある。

 

 

・・・・・・

 

*ジャングル*

 

比叡達は他の見張りの目を掻い潜り、ダンテ達が入った洞窟の入り口とは別の場所を通って逃げ出した。今はジャングルの中を闇雲に走りながら、追ってくる骸骨達から逃げている。

 

骸骨「居たぞー!あそこだー!」

 

初雪「み、見付かった!?」

 

鈴谷「急げー!」

 

全力で走る艦娘達。骸骨も必死に追ってくる。しかも銃まで撃ってくるので質が悪い。ジャングルを走っていると吊り橋が現れた。下は谷になっていて落ちれば無事に済むか分からないが、今は ここを通るしかない。骸骨の軍団から逃げる為に、比叡、北上、大井、鈴谷、初雪、天龍の順で吊り橋を渡り始めた。しかし高所に居る恐怖から、足取りは重い。

 

鈴谷「めっちゃ恐いんですけどー!」

 

天龍「い、急げって!後ろから来てる!」

 

骸骨達も艦娘を捕まえる為に吊り橋を渡り始めたのだが、こちらは躊躇う事なく普通に橋を渡ってくる。速さが違うので このままでは捕まってしまう。

 

初雪「・・・・・・もうムリ!」

 

天龍「ちょっ!?やめろ!」

 

高所に居る恐怖、骸骨に追われる恐怖で やけになった初雪が艤装を展開、後ろに向かって主砲を構える。艤装を出した事で重さが増えて吊り橋は軋み、主砲を向けられた天龍は慌てて しゃがみ込んだ。

 

『わぁー!/きゃー!/ひえー!』

 

初雪が撃った砲弾は先頭に居た骸骨に命中、爆ぜた事で吊り橋が切れた。艦娘達は谷に落ち、谷を流れる川に流された。

 

 

*洞窟*

 

青葉「青葉、こんなのワクワクしません!」

 

ダンテ「喋ってないで走れ!」

 

調子に乗って先に入った白露が洞窟内に仕掛けられたトラップを作動させたせいで、通路に仕掛けられた爆弾が何度も爆発、ダンテ達は爆発から逃れる為に洞窟を走っていた。

 

ダンテ「白露!」

 

白露「ごめんなさーい!」

 

 

・・・・・・

 

*砂浜*

 

『助けてー!』

 

霧島「ん?今の声は・・・」

 

加賀「・・・あの娘達よ!」

 

赤城「良かった、無事だったんですね・・・・・・え?」

 

初雪「助けて!」

 

比叡「ひえー!」

 

天龍「ひぃ~!」

 

赤城達が変わらず偵察を続けていると、遠くから声が聴こえた。遠くから比叡達が手を振って こちらに走ってくるのだが、その後ろからは骸骨の軍団が追い掛けてきていた。赤城、加賀、霧島は お互いの顔を見合わせてから艤装を解除、比叡達に背を向けて走り出した。

 

大井「ちょっとー!」

 

鈴谷「助けてくれないの!?」

 

比叡「霧島ー!」

 

霧島「私の名前を呼ばないでください!」

 

北上「提督は!?」

 

赤城「皆さんを探しに奥に・・・!」

 

天龍「入れ違いかよ!」

 

北上「兎に角、逃げろー!」

 

赤城、加賀、霧島も巻き込んで骸骨の軍団から逃げる事になってしまった。

 

 

・・・・・・

 

*洞窟*

 

青葉「はぁ・・・はぁ・・・もう走れません」

 

ダンテ「休んでる暇はないぞ」

 

爆弾トラップを抜けて安全を確認、少しばかりの休憩をしていた。青葉、神通、白露の息は上がっている。休憩も早々に切り上げ、奥へと進む。しばらく進むと広い空間に出た。ダンテ達は洞窟の中でも高所に居るようで、下には洞窟内の入り江に停泊する幽霊船が見える。

 

青葉「どうやって下に行きますか?」

 

白露「降りられそうな場所ないよ」

 

ダンテ「(所々に梁が見えるな・・・)」

 

ダンテは不適な笑みで艦娘3人を見る。3人はダンテの顔を見て、嫌な予感がした。

 

「「「きゃーー!」」」

 

ダンテ「舌 噛むから口 閉じてろ・・・よっ!」

 

ダンテ達は宙を飛んでいた。神通と白露は、落ちないようにダンテの前後から しがみ付き、青葉はダンテの脇に抱えられている。洞窟内の岩壁から飛び出している梁にケルベロスの鎖を巻き付け、ダンテはモンキースウィングをしながら宙を飛ぶ。ケルベロスを解くと また次の梁に巻き付ける。それを繰り返しながら幽霊船へ近付く。ある程度の高さまで下りると、そのまま幽霊船の甲板に着地した。

 

船長「お前は・・・!?」

 

ダンテ「さて、人質を返してもらおうか」

 

船長「そう簡単に返す訳ないだろ」

 

骸骨「女共は海に逃げました!」

 

船長「この役立たつが!」

 

そこに1体の骸骨が報告に来た。よく見ると艦娘達を追っていた骸骨が全員 戻ってきている。

艦娘を取り逃がした事も そうだが、ダンテは比叡達が逃げた事を知らなかった。人質が居ると思わせて牽制しようとしたが、大声で逃げた事をバラされて船長は怒った。

 

ダンテ「ほう、あいつらは逃げたのか・・・なら、次は俺の剣を返してもらおうか」

 

船長「馬鹿め、そう易々と━━ぎゃあああああ!!」

 

船長がアラストルを手に取ると、アラストルが放電して感電させた後、回転しながらダンテの元に戻ってきた。

 

ダンテ「お前の お陰で居場所が分かったぜ、相棒」

 

船長「どうなってる・・・?なぜ俺には使えない!」

 

ダンテ「こいつは使い手を選ぶ。海賊だか船長だか知らないが、所詮お前には こいつを使う資格がなかったのさ」

 

ダンテがアラストルを“相棒”と呼ぶように、ダンテとアラストルは深い信頼関係を築いている。そして魔具は使い手を選ぶ。こうなる結果が分かっている上で、ダンテはアラストルを渡していた。

 

船長「・・・錨を上げろ!」

 

幽霊船は出航、海の ど真ん中ならダンテに逃げ場はないと考えての行動だ。船長は船の上で決着を着けるつもりだ。乗組員も戦闘体勢になっている。ダンテはアラストルを構え、青葉、神通、白露も艤装を展開、甲板で戦闘が始まった。幽霊船が洞窟の外に出ると、外は嵐になっていた。

 

金剛「撃ちます!Fire!」

 

突然の砲撃に、幽霊船は嵐とは別の揺れに襲われた。島に上陸する前に鎮守府に援軍を要請していた。すると鎮守府に居る殆どの艦娘が、鳳翔が止める間もなく勝手に出撃、赤城達と合流した。そして空母と それを護衛する為の数名の艦娘が嵐の外に待機、それ以外は全員 嵐の中に突入し、幽霊船に砲雷撃を開始した。

 

船長「何をしている!応戦しろ、馬鹿共が!」

 

幽霊船は艦娘達に砲撃を開始、船首からも火炎放射を放ってくる。

 

イク「お返しなのね!」

 

潜水艦の艦娘が海中から顔を出していたが、海中に潜って炎を回避、魚雷を発射する。砲弾に魚雷、相当な数を撃ち込んでいるが、やはり幽霊船に沈む気配はない。

 

龍田「天龍ちゃん、私 行くね」

 

天龍「はぁっ!?あの船に乗り込むのか!?」

 

龍田「あの砲撃も止めなきゃいけないと思うし、提督も放っておけないでしょ?」

 

天龍「けど骸骨が・・・」

 

龍田「怖いなら私1人で行くけど・・・」

 

天龍「怖くねぇし!」

 

龍田「じゃあ、どうする?」

 

天龍「~~~!俺も行く!龍田を1人にできるか!」

 

天龍と龍田は砲撃を躱しながら幽霊船に接近、甲板に上がり骸骨との白兵戦に刀と矛で加わる。甲板にダンテの姿はない。

 

龍田「提督は どこ~?」

 

神通「上です!」

 

砲撃しながら神通が答える。上を見ると、強い雨風の中、マストの上でダンテと船長が斬り合っていた。

 

天龍「こ、こっち来んな ちくしょー!」

 

龍田「天龍ちゃん しっかり~」

 

天龍は怖いやら龍田を守りたいやらで、滅茶苦茶に刀を振り回して骸骨を ぶっ飛ばしていく。そんな天龍を見た青葉、神通、白露は少し心配になった。

 

船長「お前は いったい何なんだ?」

 

ダンテ「言っただろ、提督さ」

 

船長「名前は?」

 

ダンテ「ダンテ」

 

船長「・・・そうか、お前が あの男が言っていた・・・」

 

ダンテ「誰の事だ?」

 

ダンテと船長が一騎討ちで剣を交えていると、ロープに掴まった骸骨がモンキースウィングでダンテに突っ込んでくる。ダンテは銃を抜き、突っ込んでくる骸骨の頭部を撃ち抜いて、主の居なくなったロープに掴まる。

ロープに掴まったままマストの周りをグルグルと回り、船長に向かって銃を撃つ。船長も撃ち返すが、ダンテには当たらない。

船長はマストから飛び下りる。ダンテも それを追って飛び下り、戦いの場を甲板に移した。

 

 

*船倉*

 

天龍と龍田は、船内から砲撃している骸骨を一掃する為に船内に潜入した。その途中、かなり大きい宝玉が鎮座しているのを見付けた。宝玉は赤く淡い光を放っている。これが何なのか考えていると、骸骨が現れた。

 

骸骨「おい!それから離れろ!」

 

龍田「これは何~?」

 

骸骨「それは俺達を不死身に・・・あっ!」

 

骸骨は慌てて両手で口を塞いだ。やはりバカだ。今更 黙っても もう遅い。天龍と龍田は悪い笑みを浮かべた。これで不死身の からくりが解った。

 

天龍「龍田!」

 

龍田「任せて~」

 

龍田が骸骨を砲撃で吹き飛ばし、天龍も砲撃で宝玉を破壊する。すると甲板で青葉、神通、白露が破壊した骸骨達は再生しなくなり、幽霊船にも損傷が入り始め、浸水して沈没を始めている。

 

*甲板*

 

ダンテ「そろそろ悪魔の海賊ごっこも終わりだ」

 

船長「まだだ、お前を殺して人間に戻るんだ・・・!」

 

ダンテ「俺の命が ご所望みたいだが、そう簡単に くれてやるつもりはない」

 

神通「提督!この船は沈みます!急いで退避を!」

 

ダンテ「先に行け」

 

神通「しかし・・・!」

 

ダンテ「提督命令だ」

 

ダンテと船長は最後の戦いを始める。普段あまり使わない“提督命令”、従うしかなく、青葉、神通、白露、そして天龍と龍田も艤装を展開して幽霊船から海へと避難する。その後、他の艦娘と合流して、幽霊船の沈没に巻き込まれないように離れる。

 

文月「司令官は!?」

 

白露「船に残ってる!」

 

赤城「そんな・・・!?今、提督は艤装を持ってないんですよ!」

 

『えっ!?』

 

経緯を知らない艦娘達は驚いた。船から脱出できなければ、船と運命を共にする事になる。

 

金剛「提督ぅー!」

 

幽霊船は ゆっくりと沈み、そして完全に沈没した。ダンテからの返事はない。嵐も過ぎ去り、静寂だけが残った。艦娘達は最悪の事態を考えて脱力した。

しばらくすると、海面に巨大な影が映り込み、浮上してくる。

 

 

ドッバァーン!!

 

 

浮上してきたのは幽霊船だ。復活したのかと思い艦娘達が主砲などの艤装を構えると、甲板の手すりに誰かが近付いてくる。

 

ダンテ「よう、乗ってくか?」

 

『・・・・・・えーーー!?』

 

無事な姿を見せるダンテだが、何故か幽霊船を手に入れているので、艦娘達も予想外な結果に驚いた。見ていても仕方ないので、ダンテに勧められるまま船に乗る艦娘達。ダンテが舵を握ると、自動で帆が下りて、風を受けながら船は進みだした。

 

時雨「これ、どうなってるの?」

 

ダンテ「さぁな、便利だから何でも良いけどな」

 

細かい事は気にしないダンテ。艤装が無いダンテには丁度 良かった。ハッキリしない答えに艦娘達は どこかモヤモヤしたが、ダンテにも分からない事は自分達にも分からないので、考えるのを やめて楽しむ事にした。

 

蒼龍「私達 艦娘なのに船に乗って海を進むなんて、何だか不思議」

 

元が船でもあるので、船に乗って海を渡るのは新鮮なのだろう。幼い駆逐艦などは甲板を走り回っている。

 

北上「提督、あの骸骨なんだけどさ・・・」

 

舵を取るダンテの元に北上が近付き、海賊船長が言っていた事を話した。

 

ダンテ「白衣を着た男か・・・」

 

北上「うん・・・」

 

白衣の男・・・それは恐らく、自身をドクターと名乗る男だろうとダンテは予想した。今は どうする事もできない。ダンテは北上に気にしないようにだけ言って、鎮守府への航路を取る。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府*

 

その後、船は鎮守府の港に接岸したのだが、幽霊船に乗って帰ってきたダンテ達を見て驚き過ぎた鳳翔は気絶した。幽霊船の事件は これで幕を閉じたが、帰ったら帰ったで、別の意味で鎮守府は大騒ぎになった。

 

『鳳翔さん!?/鳳翔!?』

 

ダンテ「やったぜ」

 

普段 説教をしてくる鳳翔に一矢報いた気分になったダンテは、どこか誇らしげだった。

 

『提督!/司令官!/司令!/司令官さん!/糞提督!』

 

ダンテ「冗談だ・・・」




船Getだぜぃ!
勢いだけでやってたら こうなっちゃいました。

次回も よろしく お願いいたします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。