518話です!どうぞ!
3000万年前の過去で、アーロンが謀反を起こし、王国に居た人間達を悪魔化させた。
ルキフェルスとセリーナは、七騎士と生き残った兵士達を集め、反攻作戦に出る事を決定する。
その混乱に乗じて、キリカと真ベルゼは魔剣士3人を連れ、王国の城に侵入して3人を元の時代に戻す事にするのだった。
*荒野*
ルキフェルス「進軍 開始ー!!!」
翌日、ルキフェルスと七騎士、そして兵士達は、アーロンと有象無象の悪魔に占拠された王国へと進軍し、攻撃を仕掛けた。
*王国*
ルキフェルスの軍と悪魔が ぶつかってる隙に、魔剣士3人とキリカ、真ベルゼも王国へと侵入した。
ダンテ「おーおーおー、こいつは また派手にやってるな」
戦場となってる場所とは距離が空いてるが、それでも戦闘による轟音はダンテ達の所にまで届いていた。
ダンテ達は何故か、城ではなく巫女の神殿を目指し街を駆け抜けていたが、何事もなく行ける訳ではなかった。街を跋扈する有象無象の悪魔が襲い掛かってきたのだ。
ダンテはエボニー&アイボリーを連射し、悪魔を撃ち抜いていく。
バージルは素早い動きで悪魔の攻撃を全て躱しながら、同時に斬り伏せていく。
ネロもレッドクイーンを振り、身体から繰り出される圧倒的なパワーで悪魔を斬り飛ばす。
真ベルゼはキリカを護りつつ、手から黒い球体状のエネルギー弾を飛ばし、それに触れた悪魔を一瞬にして消滅させる。
真ベルゼ「全て倒そうと思うな!邪魔な奴だけ倒して先に進むぞ!」
ネロ「んなこと分かってるよ!」
ダンテ「モタモタしてると向こうの戦いに こっちが巻き込まれるからな!」
更にバージルが、ベオウルフを装備し跳躍すると、悪魔に向かって急降下キック《流星脚》を喰らわし、着地と同時にミラージュエッジを投げると、ミラージュエッジは回転しながら飛んで悪魔を斬り刻む。
ダンテは棍棒形態のキングケルベロスを振り回し、360度 全方位をカバーするように悪魔を蹴散らしていく。
ネロ「オーバーチュア!」
ネロは右腕を幽体化させてオーバーチュアを装備し、電撃の掌底打ち《バッテリー》で悪魔を纏めて吹き飛ばす。
銃器や魔具、デビルブレイカー、魔石の力を使いながら、ダンテ達は神殿へと どんどん進むのだった。
・・・・・・
*城*
神殿へと着いたダンテ達は、そこにある地下道へと入った。
暗く冷たい石造りの階段を進み、更に道なりで進むと、扉が現れた。
扉を開けて出たのは、棚に沢山の本が収められた場所だった。
ネロ「ここ、どこだ?」
真ベルゼ「城の書庫だ」
バージル「あの地下道が こんな場所に繋がっていたとはな」
キリカ「便利でしょ?王家から呼び出しを受けても、すぐに城まで出られるんで。それに、この隠し通路を使えば、本 借り放題ですからね」
真ベルゼ「キリカ様、返さないのを“借りる”とは言いません」
・・・・・・
書庫から出ると、城の中でも悪魔が跋扈していた。
バルログを装備したダンテが、駆けながら悪魔を殴り倒し、それに続くようにネロ達も走る。
また別の悪魔が襲い掛かってくるが、ネロがスライディングしながら足払いを掛けて転ばせると、真ベルゼが頭を踏み潰す。
真ベルゼ「突き当たりの扉だ!ネロ!」
ネロ「早く来い、キリカ!」
キリカ「はい!」
ダンテが別の悪魔を蹴り飛ばし、ダンテとネロ、キリカと真ベルゼが先に扉の中へと入る。
最後尾だったバージルは、後ろから襲い掛かってきた悪魔に対し、鞘に納まったままの閻魔刀で突きながら吹き飛ばす。
真ベルゼ「早く入れ、バージル!」
バージルも中に入ると、真ベルゼが即座に扉を閉めた。
ネロ「大丈夫かキリカ?」
キリカ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・え、えぇ・・・」
キリカは流石にダンテ達のような体力オバケではなかったらしく、息が上がってネロに言葉を返すのも やっとだった。
ダンテ「どうやら、休ませちゃくれないみたいだぜ」
ダンテが何かに気付き そう言うと、いま居る吹き抜けの部屋の2階に、テメンニグルでも現れた大量のエニグマが現れ囲まれた。
エニグマ達はダンテ達を狙い、怪しく光る矢を構える。
ネロ「ダンテ・・・」ボソッ・・・
ダンテ「合図したら、一気に駆け抜けろ」ヒソヒソ・・・
「「「「・・・・・・・・・」」」」
ダンテ「今だ!」
合図と共に、ネロとバージル、キリカ、真ベルゼが駆け出し、ダンテはクイックシルバースタイルの《タイムラグ》を発動した。
《タイムラグ》によりダンテ以外が遅くなった時間の中で、ダンテはヌンチャク形態のキングケルベロスで、ネロ達に命中する軌道の矢だけを破壊し、跳躍して2階まで行くと、分離したキャバリエーレでエニグマ達を粉砕する。
片付いたダンテは、すぐにネロ達の後を追った。
キリカ「行きましょう。時間が経つと追手も増えますしね」
・・・・・・
その後もダンテ達は城の中を駆け抜けていたが、前後から挟む形で絶え間なく現れる悪魔に襲われつつも、対処しながら突き進んでいた。
扉の前で止まると・・・
真ベルゼ「下がれ!」
真ベルゼが叫んだのと同時に、扉が左右に開き、中から悪魔が溢れ出てきた。
魔剣士3人と真ベルゼは、同時攻撃により一気に悪魔を消滅させる。
真ベルゼ「乗り込め!」
先ほど出てきた悪魔は、現代で言うエレベーターのような物を使ってダンテ達の所まで来たようで、ダンテ達は それに乗り込む。
キリカがスイッチを押すと扉が閉まっていくが、飛び掛かろうとした悪魔が扉に挟まれた。これでは、いつまでもエレベーターが動かない。
すると、ダンテが悪魔の顔面を蹴り飛ばし、扉も閉まるとエレベーターが動き出し、下へと降下する。
だが、城に居た悪魔は それを予測していたのかワイヤーを切断し、エレベーターが物凄いスピードで落下していく。
轟音と共に落下したエレベーターが止まり、そこで待ち受けていた悪魔が扉を開くと、中にはダンテ達の姿が無かった。
その頃ダンテ達は、非常用通路を使い、下を目指して螺旋階段を進んでいた。
ネロ「凄い音だったな」
キリカ「気を付けてください。ここ滅多に使わないんで、老朽化が進んでるんですよ」
ダンテ達は裏を掻き、エレベーターを使うと見せかけ この非常用通路を使っていたが、悪魔も目敏く それに気付いたのか、複数の足音が迫ってきていた。
キリカ「また随分と大勢で上がってきそうですよ」
ネロ「上からも沢山 来る」
バージル「どうするんだ?こんな足場で」
話してると、螺旋階段を使って追ってきた悪魔共に姿を見られた。
ネロ「こうなりゃヤケだ。どの道、前進しかねぇからな!」
バージルを先頭に、ダンテとキリカ、真ベルゼは前進し、最後尾のネロはブルーローズを撃ちながら背後をカバーする。
悪魔が振り下ろした刃をバージルが閻魔刀で受け止め、蹴り飛ばして螺旋階段から落とす。
バージル「後ろを離れるな!」
すると、壁の中に潜り込んでいた悪魔が飛び出し、不意を突かれた真ベルゼを螺旋階段から殴り落とした。
キリカ「ベルゼ!!」
キリカは咄嗟に螺旋階段から飛び下り、意識を失ってる真ベルゼの手を掴んでから、エレベーターのワイヤーを掴む。しかし落下は止まらず、ワイヤーを掴むキリカの手の皮が剥け、流れる血が滑りを良くして落下を加速させる。
ネロ「キリカ!!」
ダンテ「チッ、ムチャしやがる・・・!」
ネロ「キリカ!!」
魔剣士3人は、悪魔を蹴散らしながら螺旋階段を駆け下り、落下していくキリカと真ベルゼを追う。
ネロ「マズい、ワイヤーが!?止まれキリカ!!」
キリカが掴むワイヤーは、悪魔が切断した事で先が無く、このまま行けば確実な落下死は免れない。
キリカ「(ベルゼは、ずっと私を信じて護ってくれていた・・・・・・私だって・・・!)」
キリカは痛みに耐えながら叫び、ワイヤーを掴む手を更に握り締める。その甲斐もあり、少しして落下が止まった。
すると、意識を失っていた真ベルゼが目を覚ました。
真ベルゼ「キリカ様!何をしているのです!?」
キリカ「ご挨拶ですね・・・!」
真ベルゼ「構いません。手を離してください。キリカ様まで落ちてしまいます!」
キリカ「暴れないでください・・・これ滑ります・・・」
真ベルゼ「しかし・・・!」
キリカ「一緒に落ちるのと、2人で助かるの どっちがいいですか・・・?」
真ベルゼ「しかし!」
キリカ「何やってるんだか・・・確かに、自分でも よく分かりません・・・離したくない・・・掴んだものは何1つ・・・!」
ダンテ「大丈夫か、お嬢ちゃん?!」
ネロ「キリカ、身体を少しでも揺らせるか?!」
キリカ「いえ、難しいかもしれません・・・」
次々と迫る悪魔が襲い掛かり、その対処に魔剣士3人が忙しなくしてる中、隙を見てダンテがエボニーを構え、キリカが掴むワイヤーに照準を合わせた。
ネロ「ダンテ・・・それでワイヤーが持てばいいけど・・・」
ダンテ「このままって訳にはいかねぇだろ」
悪魔は まだ、上も下からも絶え間なく迫ってきており、そちらの対処もあるため時間を掛けていられない。
ダンテ「一瞬 耐えろよキリカ!」
エボニーから撃ち出された弾丸がワイヤーに掠り、ワイヤーに掴まるキリカと真ベルゼの身体が、振り子のように揺れる。
ネロ「そのまま徐々に反動を付けて、階段に飛び移るんだ!」
できる範囲で反動を付けながら、キリカは真ベルゼから手を離した。それにより、真ベルゼは無事に螺旋階段へと戻る。
キリカも飛び移ろうとしたが、その瞬間にワイヤーが切れてしまう。
真ベルゼ「キリカ様ー!!」
真ベルゼは手を伸ばすが、キリカの手に届かず彼女は落ちていく。
だが一足 先に、少し下の方に下っていたバージルが、そこでキリカの手を掴んでいた。
バージル「まったく・・・手の掛かる主人と召使いだ」
キリカ「うるさいですよ」
バージルが螺旋階段に引っ張り上げると、ダンテ達も下りてきた。
真ベルゼ「キリカ様!大丈夫ですか!?」
キリカは、皮が剥けて血が出る自分の手を見た。
キリカ「(熱い・・・。)えぇ、大丈夫ですよ。心配しました?」
真ベルゼ「当たり前でしょう!もし・・・もしキリカ様が落ちてしまったらと思うと・・・」
キリカは、真ベルゼを安心させるように笑顔を向けた。
キリカ「(そっか・・・これが、生きるという事なんでしょう。)それは こっちのセリフですよ」
ネロ「ダンテ、親父、ちょっと・・・」
ダンテ「ん?どうした?」
ネロに呼ばれ、ダンテとバージルは彼の元に近付く。
ネロが見る視線の先には、壁の下側に通気口があった。
バージル「む、通気口?こんな所にか?」
ネロが通気口を塞ぐ金網を蹴り、破壊した。
ダンテ「外れたな。行ってみるか」
ネロ「ここを下りても上がっても、どの道 敵塗れだからな」
ダンテ「どこに出るかは お楽しみってな」
ダンテ達は通気口へと入り、その足取りを消した事で、城に跋扈する悪魔共は彼らを見失った。
・・・・・・
しばらくし、狭い通気口を進むダンテ達。
ダンテ「あまりケツを押すなキリカ」
キリカ「え?だって、ダンテさん遅いんですもん」
ダンテ「仕方ねぇだろ、お前とはガタいが違うんだ」
ネロ「こんな せめぇ所でケンカすんなって」
バージル「思ったより長いな。今どの辺りだ?」
すると通気口の先で、差し込む光が見えた。
ダンテ「おっ、出口らしいぞ」
キリカ「やっとですか」
真ベルゼ「シッ!静かに」ヒソヒソ・・・
出口まで行くと すぐには出ず、通気口の外の様子を窺う。
バージル「・・・・・・どうなってる?」ヒソヒソ・・・
真ベルゼ「いや、追手の姿は無いな。だが、何だ ここは・・・?」
通気口を塞ぐ金網を破壊し外に出ると、部屋の左右に巨大な鉄格子が並んでおり、妙な機械も多く設置されていた。
しかも この場所の存在は、キリカと真ベルゼすら知らない。
キリカ「・・・・・・機械?」
バージル「何に使ってるんだ?」
すると魔剣士3人は、咄嗟に鼻を押さえた。
ネロ「うわ・・・生臭いぞ、ここ」
そして今度は、獣が唸るような声が聞こえてきた。
キリカ「何か聞こえませんか?」
直後、部屋の左右にある鉄格子が、とてつもない衝撃で殴られたような騒音を鳴らし、複数の獣の咆哮が上がった。
部屋の照明で僅かに照らされて見える、鉄格子の向こう側に居た存在は、醜悪な見た目に巨体を持つ悪魔だった。そこは、悪魔を入れておく檻だった。
ネロ「何だ この不細工な奴らは!?」
そんな中、檻に入れられた悪魔を見たキリカと真ベルゼは、驚くのではなく、何か思い当たる事があるのか苦々しい表情を浮かべていた。
真ベルゼ「キリカ様、もしかして こいつら・・・」
キリカ「えぇ、恐らく・・・」
?「不細工とは随分だな」
何者かの声がし そちらに振り向くと、出口の方でフードを被った白いローブ姿の男が立っていた。
?「こいつらは皆、そこに居る半人半魔の お仲間だというのに」
バージル「(半人半魔・・・禁忌の存在・・・この檻に入れられてる連中が、俺達と同じ存在だと?)ふざけるな!何故こんなものが、城の地下に居る?!」
キリカ「やはり そういう事ですか」
ネロ「キリカ、お前・・・」
キリカと真ベルゼに、檻に入れられた悪魔に思い当たる節があるのも当然だった。一時期から、各地で強大な力を持った悪魔が頻繁に現れ、被害が増えていた。2人が各地を旅していたのも、それも理由の1つである。
真ベルゼ「ここに居る奴ら、姿・形は それぞれ違うが、今まで俺とキリカ様が封じてきたものと同じだ」
?「さすが運命の巫女と七騎士。お察しが早いようだ」
キリカ「以前から不自然さは感じていましたから。3人のベルセルクに欠落が生じて不在の中、急激に増えた制御不能な悪魔の出現。タイミング良く、アーロン王子の各里への魔石の譲渡の打診。破滅の未来が視えた話をしても、手放しに放置する王家」
真ベルゼ「全てはアーロンが、この時のために仕組んだという事か」
?「“アーロン王子が”、というのは、少々 的外れだな」
真ベルゼ「何?」
?「それは、我々の計画の一環だ。アーロン王子が謀反を起こした事で、若干 早まったがな」
キリカ「“我々”?」
真ベルゼ「いったい何者だ、貴様?」
ガモウ「私の名は《ガモウ》。王妃ノヴァの同志。そして、ここに居る半人半魔達の管理者だ」
ネロ「半人、半魔・・・?」
バージル「おい、どういう事だ?」
キリカ「まさか・・・(ノヴァ王妃は行方知れず・・・こうなる事を計画して姿を消した?それに頻繁に現れた制御不能な悪魔が、人造兵器であるという噂・・・そして ここに居る異形達も また・・・)造ったんですか・・・!?」
ガモウ「人間と悪魔を混ぜ合わせ、兵器として使える“モノ”が仕上がるまで、随分と掛かったものだ。人の姿すら成さない失敗作を、こんなにも溜め込んでしまった」
ダンテ「ふざけた野郎だ・・・!」
真ベルゼ「(ここに居るのは、半人半魔に成り損なった者達・・・)」
ガモウ「とは言え、最後まで使い道が見付かるのならば、私も世話のし甲斐があったというものだ」
ガモウは出入口の横にある赤いスイッチを押す。すると、檻が開き中に居た全ての悪魔が解放され、ダンテ達は囲まれてしまう。
ガモウ「さぁ、餌の時間だ、私の半人半魔達よ。反乱分子達を始末するがいい。そうそう、腕の1本くらいは残しておくのだぞ?アーロン王子に献上せねばならん。分かるな、半人半魔達よ?」
真ベルゼ「まさか、こんな姿になりながらも、言葉を理解する知能があるのか!?」
キリカ「(外道・・・!)」
熊のような姿をした悪魔が腕を振り上げ、ダンテ達に振り下ろしてくる。
ダンテ「足元に飛び込め!」
ダンテ達は悪魔の股下へと飛び込み、振り下ろされた腕を避けると、股下を通り走る。
だが、悪魔は すぐに反応し振り返る。
キリカ「速い!?」
真ベルゼ「こっちだ!」
ネロ「うわっ!?」
背後から悪魔の爪が迫り、ネロは飛び退き前転しながら避けるが、ネロを狙って間髪 入れずに腕が迫る。
バージル「ネロ!」
それを、バージルがネロの襟首を掴み、狭い隙間に引っ張り込んだ。
ネロ「イテテテテテテテ・・・」
ダンテ「大丈夫か?」
ガモウ「ハハッ!隙間に逃げ込んだか。ムダだネズミ共がぁ!」
ダンテ達を引き摺り出そうとし、悪魔は隙間に腕を突っ込んでくる。
真ベルゼ「(出口は あの男の後ろだけか・・・剣じゃムリだろう。)俺が引き付ける」
キリカ「・・・・・・分かりました。来ますよ」
真ベルゼ「ダンテ、奴を怯ませられるか?」
ダンテ「楽勝だ」
悪魔は1度 腕を引っ込めると、隙間を覗き込んでくる。
その眼に向かって、ダンテはエボニーの銃口を向けた。
ダンテ「悪く思うなよ」
エボニーから1発の銃弾が発射され、悪魔の片眼を潰す。その痛みに、悪魔は雄叫びを上げる。
真ベルゼ「走れ!!」
悪魔が怯んでる隙に、魔剣士3人とキリカは、出口に向かって走る。
ガモウ「何をしておる?!殺せ、半人半魔!」
ガモウの命令に、悪魔達はネロ達の方を見るが、何かを破壊する騒音が鳴り、悪魔達の注意が そちらに向く。
真ベルゼ「どうした?獲物は こっちだぞ」
ネロ「ベルゼ!」
キリカ「ベルゼ・・・!」
真ベルゼ「行けぇええええ!!!・・・・・・ってな」
真ベルゼが悪魔達を引き付けてる間に、バージルは鞘から抜いた閻魔刀を手に、単身でガモウに向かっていく。
ガモウ「何をしておる半人半魔達よ!」
ガモウも剣を抜くと、バージルと刃を交え鍔迫り合う。だがバージルの方が圧倒的に強く、すぐに追い込まれた。
ガモウ「ぐあ"ぁ"ぁ"・・・!こっちだ儂を助けんかぁ"・・・!このバカ共がぁ"・・・!」
熊のような悪魔がガモウの命令を聞き、バージルに向かって腕を伸ばす。
バージルは後ろを見向きもせず、横にズレて避けると、血が飛び散った。ガモウが、悪魔の手に押し潰されていた。
ガモウ「バ、カ、な・・・」
統率していたガモウが絶命した事で、悪魔達は暴走し、思い思いに暴れ始める。
魔剣士3人とキリカは出口に到達しており、そんな中、キリカだけは真ベルゼを見詰めていた。
ネロ「キリカ・・・」
真ベルゼ「また、後で」
キリカ「えぇ・・・また、後で・・・」
ダンテ達は先へと急ぎ、扉を閉めた。
その場に残った真ベルゼは、爬虫類型の悪魔の尻尾に吹き飛ばされ、間髪 入れずに踏み付けが来るが、地面を転がり それを避ける。
真ベルゼ「お前達の兄弟には何もしてやれなかった。せめて お前達は、解放してやる・・・この狭い世界から・・・」
直後、部屋には黒い魔力の光が発生し、悪魔達の断末魔が響くのだった。
次回も宜しく お願い致します!