522話です!どうぞ!
青葉を救出した
同時にアメリカ政府や軍も、シカゴを占拠した悪魔に対抗するため動き出し、クリス・ウィーラーと彼が率いる部隊が、空からの降下作戦でシカゴに突入する。
多くの者達が、セイファが齎そうとする災厄を止めようとする中、遂にスペース・ブリッジの柱が発射され、地上から人類が消えるカウントダウンが始まるのだった。
*シカゴ・街 1月17日 14:13*
多くの者達が戦いに身を投じる中、飛鷹型と妙高型、白露型に置いていかれたグリフォンとシャドウ、ナイトメアの3体の悪夢は、Devil May Cry鎮守府の面々を探して破壊し尽くされた街の中を移動していた。
グリフォン『あ"あ"!迷子になっちまったよ!いっつも置いてかれる』
3体の悪夢は仲良く一緒に移動してると、強化人間が使う墜落していた戦闘機の前で止まった。
グリフォン『おっ、閃いた。これで悪者とっちめるか。お仕置きしないとな』
3体の悪夢は相談の結果、この敵の戦闘機を使って何やら悪巧みする事に決めた。
一方ダンテに助けられた青葉と健、元ネイビーシールズのメンバーは その後、地上に下りて外に出た。
周囲を警戒しながら、コントローラーの柱があるビルに向かっていると、遠くに見える柱が稲妻のようなエネルギーを迸らせていた。
健「もう始まってる。見て!」
だが走ってる途中で、頭上から戦闘の流れ弾が降ってきた。
ワージー「危なーい!」
元ネイビーシールズのメンバーは、すぐ横の教会に入り避難するが、青葉と健は そのまま直進して離れてしまう。
*教会*
建物の中に避難し警戒する中、ワージーが辺りを見て青葉と健が居ない事に気付く。
ワージー「おい、健と青葉は?!」
ムニョス「あ〜・・・」
問われたムニョスも2人の姿を探して辺りを見渡すが、いつ はぐれたのか誰も気付いていなかった。
ワージー「まったく お前って奴は!1つの任務もマトモに熟せないのか?!」
ムニョス「これじゃ話と違う!悪魔に食われそうになるわ、追っ掛け回されるわ、教会やらビルで、ひーこら逃げ回って、こんな任務だなんて聞いてない!!・・・キレてないぞ」
*街*
その頃 青葉と健は、2人だけで柱があるビルを目指し続けていた。
健「こっちに行こう」
敵が近くに居る気配がし、2人は乗り捨てられたスクールバスの陰に隠れる。
安全が確認できてから移動しようと その場に留まっていると、上空から巨鳥グリフォンが現れ、2人の背後に舞い降りた。
健「危ない!!」
巨鳥グリフォン『嬉しいねぇ、やっと俺達2人だけになった』
健「青葉さん!」
青葉「いやぁああああ!!!」
巨鳥グリフォンがスクールバスを ひっくり返し、青葉と健は必死に逃げる。
健「急いで。逃げよう」
巨鳥グリフォンの目を掻い潜り、2人は ひっくり返ったスクールバスの陰に再び隠れる。
健「大丈夫。狙いは僕だ。君じゃない。行け!」
青葉を先に逃がし、青葉はスクールバスの中に入り、健も その後を追う。
巨鳥グリフォン『逃さないぞ、小僧!』
健「行って!急げ!」
2人を狙って巨鳥グリフォンは、自身の脚の爪で串刺しにしようと、スクールバスに何度も爪を突き立てる。青葉と健はギリギリで、串刺しにならずスクールバスを通り抜け外に出た。
巨鳥グリフォン『いい足してるじゃないか この虫けらぁ。走れ、もっと走れ!』
青葉「きゃあ!」
健「走れ!」
巨鳥グリフォンは まるで、猫がネズミを甚振って追い詰めるように、ジワジワと2人を追う。
青葉は すぐ横の道の陰に隠れ、健はゴミ箱の後ろに隠れるが、巨鳥グリフォンによってゴミ箱が踏み潰される。
巨鳥グリフォン『俺達のスパイだっただろ?小僧!』
健はリュックの中から、アーロンに渡されたグローブを取り出し左手に装着した。
青葉「いやぁっ!健君!」
もう艦娘ではなくなった青葉は戦う事はできず、健を心配しながら隠れて震えているしかない。
健はグローブを装着した左手を巨鳥グリフォンに向けると、甲からワイヤーフックが発射され、巨鳥グリフォンの右眼に刺さった。
巨鳥グリフォン『め、眼がぁ〜・・・!』
眼を潰された痛みで巨鳥グリフォンが暴れ出し、ワイヤーで繋がったままの健が引っ張られ宙を舞う。
巨鳥グリフォン『眼が、眼がぁ〜・・・!』
クリス「狙え!悪魔だ!」
そこに、クリスと彼が率いる部隊、そしてアメリカ艦の艦娘達が駆け付けた。
部隊は車や建物を遮蔽物にして隠れ、巨鳥グリフォンに銃を構える。
青葉「健くーん!!」
巨鳥グリフォンが暴れて振り回される健は、傍にある建物の窓から中に突っ込んでしまう。
クリスは隠れてる青葉を見付け、彼女の元に駆け寄る。
青葉「健君を助けて!健君を助けに行って・・・!」
クリス「あいつは どこだ?!」
健はリュックの中から更に、アーロンに渡されていたボム・スティックを取り出し起動する。
健「これで行けるか・・・?!」
隊員「敵だ!敵だー!」
ボム・スティックを手に、健は窓から外に飛び出そうとしたが、部隊が巨鳥グリフォンに攻撃を開始し、艦娘の砲撃で爆発が起き、その余波で健は建物の中に転がり戻る。
すぐに起き上がった健は窓から飛び出し、巨鳥グリフォンの顔面に飛び付くと、ボム・スティックを巨鳥グリフォンの左眼に突き刺した。
巨鳥グリフォン『見えない、見えない〜・・・!』
クリス「タケル!」
ワイヤーで ぶら下がってる健をクリスはキャッチすると、ナイフを取り出しワイヤーを切ろうとする。
健「外れない!ナイフ取って!」
クリス「待ってろ!」
健「これ切って!」
クリス「やってる!」
健「ナイフ ナイフ ナイフ ナイフ!爆発するぞ!爆発する!」
暴れる巨鳥グリフォンは両目の痛みに耐えられず、自身の頭を地面に叩き付けながら移動し、健とクリスを引き摺り回す。
巨鳥グリフォン『小癪な人間め・・・!』
健「爆発しちゃうって!」
クリス「どれがだ?!」
健「アレが見えない?!早く切って切って切って!切って!」
クリス「あと何秒だって?!」
「「うわぁあああああ!!!」」
巨鳥グリフォンが起き上がった事で、ワイヤーで引っ張られて健とクリスが一緒に宙を舞う。
「「うわぁあああああ!!!」」
巨鳥グリフォンが飛翔した事で、健とクリスは錐揉み回転しながら更に引っ張られる。
「「うわぁあああああ!!!」」
巨鳥グリフォンが建物の屋上に落下し、健とクリスは一気に降下させられ悲鳴を上げる。
健「切って!切って切って切って!切って!」
クリスは どうにかワイヤーを切断し、健と共に落下する。
巨鳥グリフォン『貴様・・・!殺してや━━』
直後、ボム・スティックが爆発し、巨鳥グリフォンの頭部を破壊した。
そこへ、ニコが運転するバンがドリフトしながら現れた。
バンの天板には、デビルブリンガーの腕を具現化させたネロが乗っている。
ネロは跳躍すると、デビルブリンガーの腕で落下する健とクリスを掴み、バンの天板へと着地する。
ニコがドリフトターンしながら止まると、目の前に巨鳥グリフォンの亡骸が落ちてきた。
健「やっつけた・・・」
クリス「Oh・・・」
・・・・・・
その後、ネロとニコが乗るバンが先行して走り、艦娘達と青葉、健、クリスと彼の部隊は走って徒歩で移動していた。
健「いい?ネロさん達と川で合流する事になってるんだ」
クリス「分かった」
街の上空では、敵の戦闘機が補給のためか、更に大きな母船に格納されていく。
そんな中、1機だけ上手く格納されず、その場に居た強化人間を押し潰しながら戦闘機が転がった。
その戦闘機のコックピットが開くと、3体の悪夢が顔を出した。
グリフォン『こいつオレ達を吸い込みやがった。どうすりゃいい?・・・・・・あーあ、こいつはドツボに嵌ったな』
まさか敵の母船に来る事になるとは思わず、3体の悪夢は これから どうしようかと困るのだった。
青葉と健、クリスと その部隊は、柱があるビルが見える川沿いを走っていた。
健「川を渡らなきゃ」
クリス「あぁ」
健「見える?手前の塔にコントローラーが有る」
クリス「よし、行くぞ、急げ、急げ」
*アメリカ軍基地*
兵士『トマホーク発射。ターゲットまで20分』
その頃アメリカ軍基地では、呉の雲龍が街の様子を見るため、ハッキングしていた。
呉雲龍「交通カメラに侵入」
画面には、捕まってるDevil May Cry鎮守府の艦娘達とトリッシュ、ルシア、彼女達を囲む強化人間とテイラー・ドローン、そして川の向こうに建つビルで、稲妻のようなエネルギーを迸らせる柱が映った。
ハンマリング「そんな、どうしたら・・・」
呉「何が起きるか分からないけど、パルスが早まってる。もう直よ」
兵士『デビルハンター・ダンテの姿は無し』
*シカゴ・街*
クリス「どうやって この橋を下ろす?」
サウスダコタ「散開して、調べろ」
アメリカ艦の艦娘達と青葉、健、クリスと彼の部隊は、橋の前で立ち往生していた。スペース・ブリッジの柱があるビルに行くには、川を渡るしかないのだが、全ての橋が上げられ向かう事ができない。
そこに、元ネイビーシールズのメンバーが合流した。
クリス「ワージー!ワージー、どこで何してやがった?」
ワージーが軍属時代、互いに面識があり、クリスとは知り合いだった。
ワージー「引退生活。それより、橋が渡れなくて あのビルに行けない。Devil May Cry鎮守府が捕まってるのに」
クリス「橋のコントロールルームに行くぞ」
ワージーとクリスが橋を渡る方法について話し合っていると、川から何人かの兵士が浮上してきた。彼らはアメリカ海軍が送った現役のネイビーシールズの部隊で、川伝いに潜水しながらシカゴに侵入してきたようだった。
*アメリカ軍基地*
呉「そのカメラ、パンしてみなさい」
呉雲龍「右にパン。ねぇ、あなたよ」
言われた分析官が指示通り、ハッキングしていた橋の前のカメラを動かすと、クリス達が画面に映り込んだ。
ハンマリング「皆どうして突っ立ってるだけなの・・・?」
呉「待って、雲龍。あの橋をハッキングできる?」
呉の雲龍は すぐに、橋へのハッキングを試みてキーボードを叩く。
*シカゴ・街*
その間に街では、ネイビーシールズの部隊がクリスの部隊と合流した。
ガンビア・ベイ「大佐、シールズが来ました」
クリス「あぁ、よく来た。そっちの編成は?」
隊員「隊員10名、任務はトマホークの誘導」
クリス「いつ来る?」
隊員「15分後」
*広場*
その頃 青葉と健は、広場で捕まってるDevil May Cry鎮守府の艦娘達を助けようとしていた。
男「お前達は捕虜だ」
摩耶「おい、乱暴すんなよ、降参したろ」
川内「放せ。放せっての!」
青葉と健は横転して ひっくり返ってる車の中に隠れ、助けられるタイミングを見付けるため様子を見る事にする。
*街*
そしてクリス達 部隊の方では、橋を渡った後の作戦が決まり、クリスが全員に説明していた。
クリス「グレネードランチャーと手榴弾 用意、自動で発射。敵を混乱させる。狙撃班は、目玉を狙え。いいか?ターゲットは あのビルの、天辺の塔だ!」
そのビルの上では、既に勝利を確信するセイファが街を見渡していた。
セイファ「お前達ベルセルクは愚かだ、肝心な事が分かっていない。多数の幸福は、少数の幸福に優先する。スペース・ブリッジ起動」
セイファはコントローラーの柱に手を乗せ、スペース・ブリッジの形成が始まってしまう。
そして有象無象の悪魔達も自分達の勝利を疑っていないのか、勝鬨を上げるかのように雄叫びを上げていた。
*母船*
その近くでは強化人間が使う戦闘機を格納してる母船が飛んでいるのだが、その中で3体の悪夢は、悪魔共の雄叫びを聞きながらウロウロしていた。
グリフォン『奴ら喜んでるぞ。折角 乗った船だ。お楽しみといこうか。この船ぶっ壊してやる』
グリフォンの提案に、シャドウとナイトメアも、母船を破壊する事に やる気になっていた。
*アメリカ軍基地*
アメリカ軍基地では、呉の雲龍が橋へのハッキングを続けていた。
呉雲龍「128キロバイトで、2進法コードです。難しいですが・・・私なら楽勝。パシ。下げます」
*シカゴ・街*
呉の雲龍がハッキングした橋を操作した事で、ワージー達が渡れなかった橋が下がっていく。
ワージー「橋が下がってきたぞ!誰かが見ててくれた!」
クリス「行くぞ!」
元ネイビーシールズと現役メンバー、そしてクリスと彼の部隊は橋へ向かい、すぐに移動を始める。
長門「放せ!」
捕まってるDevil May Cry鎮守府の艦娘達を助けようとする健は、不意にスペース・ブリッジの柱が有るビルの方を見る。するとビルから空にレーザーが放たれ、世界中で浮かぶ柱に反射しながら、時空を越えるための入口が開いてしまう。その入口は、世界中を覆うように空に現れた。
その頃ダンテは、まだワイヤーに絡まって ぶら下がっていた。
天龍型がクレーンに登り、刀と矛の刃でワイヤーを切断しているのだが、中々に時間が掛かっていた。
天龍「急げ!柱が作動し始めた!」
*広場*
Devil May Cry鎮守府の艦娘達とトリッシュ、ルシアが捕まる広場に、ディラン・グールドが現れた。
ディラン「何だ?捕虜にしたのか?」
男「あぁ」
ディラン「奴らに礼儀を教えてやれ。ビジネス以外に個人的な恨みもある」
男「へっへっへっ、なるほどな。捕虜は要らん。こいつらは戦利品だ」
夕張「明石、奴ら私達を殺す気よ」
男「さぁ、観念しろ!」
夕張1人だけが悪魔に押され、他の艦娘達から引き離される。
夕張「待って待って待って!降伏したんだから、捕虜扱いでしょ?」
男「進め!」
夕張「話し合えば分かる!みんな気のいい連中でしょ?」
男「息の根 止めてやる」
夕張「放して!」
健「助けに行く・・・!」
青葉「え?何する気?」
見てられなくなった健は、リュックに有った もう1つのボム・スティックを取り出し、それを使って助けようとするが、青葉に止められた。
健「助けないと・・・」
青葉「そんなの無理だよ。健君!」
だが残るボム・スティックは壊れてしまっており、起動もせず火花が散るだけだった。
助ける手段がなくなり、健は八つ当たり紛いに車のシートを殴った。
男「向こうを向け!」
後ろを向かされた夕張は、そこで青葉と健と目が合った。
泣きながら見詰める青葉と健に対し、夕張は弱々しい笑みを浮かべた。
夕張「私達 最強だったよね」
夕張は背後から頭に、艦娘すら殺せる銃弾が入った銃の銃口を突き付けられる。
あとは死を待つだけだったのだが、いきなり空から敵の戦闘機が何機も墜落してきて地上に居た強化人間達が混乱する。
その瞬間、夕張は振り返りながら男を殴り、更には蹴りを入れて反撃する。それを皮切りに、Devil May Cry鎮守府の艦娘達は艤装を展開し、トリッシュとルシアも一気に反撃に出た。
摩耶「シバき殺したらぁゴレェイ!!」
龍驤「よくもやってくれよったなワレェイ!」
武蔵「ぶっ殺してやるーー!!!」
大井「死に晒せぇーー!!!」
*母船*
艦娘達の頭上を飛ぶ母船では、3体の悪夢が暴れ回っていた。
グリフォンが電撃を放ち回路をショートさせ、シャドウが配線を噛り断線させ、ナイトメアがレーザーを発射して滅茶滅茶にしていく。
それによって格納されていた無人の敵の戦闘機が、母船から落下しまくっていた。
グリフォン『やったなシャドウ、ナイトメア!バラバラにしてやる!』
*街*
青葉と健が見守る中、強化人間とテイラー・ドローンを相手に戦う艦娘達とトリッシュ、ルシアは容赦なく攻撃し、激しい戦闘を繰り広げて形勢逆転していく。
そんな中で川内は、強化人間に殴られるが、反撃に主砲でアッパーを入れ、同時に砲撃して強化人間の頭部を吹き飛ばした。
強化人間とテイラー・ドローンを皆殺しにして破壊し、艦娘達が空を見上げると、敵の母船が墜落していくのが見えた。
*母船*
グリフォン『今まで ありがとな、シャドウ、ナイトメア』
グリフォンとシャドウは、やり切ったと満足そうに休憩しながら母船と運命を共にしようとするが、ナイトメアが2体を掴んだ。
グリフォン『何すんだデカブツ!?』
今の主人である羽黒の元に戻るため、ナイトメアは ここで終わるつもりはなかった。
グリフォンとシャドウを抱っこするナイトメアはレーザーを発射し、船体に穴を空けると そこから飛び降りた。
グリフォン『あのままフェードアウトしたらカッコ良く終われたのに〜!!』
グリフォンが思うカッコいい散り際は、実現しなかった。
そして墜落した母船は、川へと水没した。
*街*
クリス「急げ!」
元ネイビーシールズと現役メンバー、クリスと彼の部隊が走って移動してると、アメリカ陸軍の部隊を発見した。
ワージー「おうおうおう!OK一緒に来い!」
クリス「行け、皆!地上班に続け、行け!」
アメリカ陸軍の戦力も増え、ワージー達はビルの中に入る。
*ビル*
ワージー「行け、進め!」
クリス「ワージー、3階だ!我々は45階!」
ワージー達は階段を駆け上がり、作戦を遂行するための配置に就くため、それぞれ別々の階へ向かう。
・・・・・・
クリスと彼の部隊、ネイビーシールズの部隊、アメリカ陸軍が45階へ着くと・・・
クリス「ここにスナイパー2人 置け。ここだ、ここ。パラシュート用意」
隊員「3分後に降下!」
アメリカ陸軍のスナイパーはスナイパーライフルを構え、スコープ越しに地上に居る悪魔に狙いを定める。
ワージー「そこで用意を!」
ワージー達は3階の窓際で並ぶとライフルを構え、いつでも撃てるようにスタンバイする。
クリス「よし、用意を」
クリスは数名の部下と共に44階へ移り、そこに有る窓から下を見下ろす。地上にはヘルナログの他に、大型悪魔が4体 居る。
そして無線を使い、45階に居る部隊に指示を飛ばす。
クリス「俺は下の階だ。ターゲットは5匹、ヘルナログは すぐ下だ。降下スタンバイ!よーし行くぞ、準備しろ、いいか?」
隊員「行くぞ!」
45階から隊員5名が飛び下り、同時にクリスも部下と共に飛び下り、パラシュートを開き降下していく。
ワージー「狙撃班、目を ぶち抜け」
無線でワージーからの指示を聞き、2人のスナイパーが2体の悪魔の眼を、ピンポイントで潰す。
隊員「よし、破壊チーム、発破を掛けろ」
更に地上で待機していた陸軍兵士が、眼を潰された悪魔に忍び寄ると、足に爆弾をセットした。
兵士「セット完了」
陸軍兵士達が離れると、セットした爆弾を起爆させ、悪魔の足を吹き飛ばし機動力を奪う。
その瞬間、アメリカ艦の艦娘達が一気に攻撃を仕掛ける。
ヘルナログや他の悪魔は反撃に出るが、降下していたクリスのパラシュートがヘルナログの頭に被り、視界を奪う。
クリスや降下した隊員達は、パラシュートで視界を遮られているヘルナログに集中砲火を浴びせる。
ワージー「指示するまで撃つな!」
そんな中、ワージー達 元ネイビーシールズのメンバーは、まだ待機していた。
すると45階から飛び下りた隊員が降下してきて、ヘルナログの背中に着地した。
爆弾をセットし、ヘルナログが暴れる事で隊員が振り落とされる。
直後、ヘルナログの背中で爆発が起きた。
クリス「よし、よくやった」
クリスと もう1人が、ヘルナログに爆弾をセットした隊員に駆け寄り引っ張り起こすと、すぐに戦闘に戻る。
ワージー「よし、撃てぇー!!」
爆弾でヘルナログにダメージを与えたのを見て、元ネイビーシールズのメンバーもヘルナログに集中砲火を浴びせ銃撃を開始する。
ダニアン「死ねー!!」
更に そこに、Devil May Cry鎮守府の艦娘達とトリッシュ、ルシアも駆け付け、ヘルナログは このままでは不利と判断し、その場から逃走を開始する。
ワージー「やったー!」
ダニアン「イエーイ!」
ディーコン「奴が逃げた!」
加賀「Devil May Cry鎮守府、攻撃!」
アイオワ「皆・・・」
Devil May Cry鎮守府の艦娘達が現れた事で、アメリカ艦の艦娘達はデビルハンター達を助けようとしなかった事もあり、気まずそうにしていた。
加賀「今は一緒に戦うわよ」
大淀「あの橋を撃ってください」
アイオワ「・・・・・・分かったわ!」
だが今のDevil May Cry鎮守府の艦娘達に、それを責める意思はなく、アメリカ艦の艦娘達も力強く頷き、再び共闘する。
Devil May Cry鎮守府の艦娘達と共に来た青葉と健は、車から降りて一旦 物陰に隠れる。
人間達や艦娘達が反撃に出た この状況でも、セイファは勝ちを疑っていなかった。
セイファ「この世界は いただいた。テレポート開始!」
スペース・ブリッジによるテレポートが始まり、世界中に居る人間達が空に現れたスペース・ブリッジに吸い込まれ始める。
健「マズいぞ・・・ヤバい・・・」
地上から人類が消える瞬間は、もう目前に迫っていた。
次回も宜しく お願い致します!