Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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526話です!どうぞ!


Mission526 裏切りの代償〜終わらない戦い〜

Mr.Jを追い詰めたバージル。

Mr.Jは心肺が停止し、その最期を見届けたが、彼の最後の言葉である、“逃げる事を考えた方がいい”という警告と共に、部屋がエレベーターのように下に下る。そして着いた場所は、何かのラボのようだった。

ラボの奥にはベルゼに奪われた、魔帝ムンドゥスと羅王アビゲイル、覇王アルゴサクスの力が封じられた黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器が置かれていた。

バージルは その3つを消し去ろうと考えたが、何者かの気配がして そちらに振り向く。そこに居たのは、以前 五十鈴と川内が取り逃がしたサイモン・フェニックスだった。

フェニックスは怪物へと変貌し、バージルに襲い掛かる。

 

 

*??? 1月17日 17:25*

 

怪物となったフェニックスは伸びた首の骨を突き出し、下顎が左右に裂けた顔面がバージルに迫り襲い掛かる。

落ち着き払った様子のバージルは閻魔刀を抜刀し、フェニックスの顔面に刃を ぶつける。しかし金属同士が ぶつかる音がし、フェニックスの顔の表皮で刃が止まった。

閻魔刀であれば細胞を斬り裂くなど造作もない事だが、フェニックスは怪物になったと同時に、細胞も別の何かに変異していた。

フェニックスは顔を引くと、鞭のように首の骨を撓らせ、再びバージルへと迫る。

バージルは防ごうと閻魔刀を振るが、フェニックスは迫る途中で また首の骨を撓らせ、閻魔刀の刃を避けながら首が通り過ぎる。その瞬間、バージルの腕に切り傷が入った。フェニックスの剥き出しになった首の骨には、左右に幾つもの骨の刃が生えており、バージルは それに斬られていた。

バージルは駆け出しながら幻影剣を射出し、フェニックスを牽制しながら隙を探る。

しかしフェニックスは、その見た目とは裏腹に素早い動きで跳躍し、幻影剣を避けるとバージルの頭上から踏み潰そうと落下してくる。バージルは瞬間移動し、フェニックスを避けた。

遠距離からの牽制も無駄と見たバージルは、様々な方向に幻影剣を飛ばし、幻影剣を飛ばした先へ次々と瞬間移動しながら翻弄し、フェニックスの後方頭上から、閻魔刀とミラージュエッジで斬り掛かる。

その瞬間、下顎を左右に開きながらフェニックスの顔が振り向く。

 

バージル「・・・・・・!?」

 

フェニックスが動きを完全に見切っていた事にバージルが驚いた瞬間、奇声を上げながらフェニックスの眼が怪しく光り、全方位に広がる衝撃波が発生し、バージルは吹き飛ばされてしまう。

 

バージル「(見た目と違い細胞は異常なまでに硬く、こちらの動きに順応するスピードと動体視力を持っている。これは・・・少々 手間が掛かりそうか)」

 

バージルはミラージュエッジを消し、閻魔刀を鞘に戻すと、両手足に篭手・具足のベオウルフを装備し構える。

 

バージル「小細工はナシだ。正面から受け止めてやろう」

 

バージルが そう言うと、フェニックスは それを挑戦と受け取ったのか、首の骨を撓らせ顔面で襲い掛かる。

バージルは迫る顔面を直接 受け止めるが、完全に止める事は敵わず後ろへ押し込まれてしまう。

フェニックスの顔面を掴むバージルは そのまま持ち上げられ、振り回されながら柱や壁に ぶつけられてしまう。それでもバージルは、フェニックスの顔面から手を離さない。

バージルは右手を離すと拳を握り、フェニックスの顔面を何度も殴る。

フェニックスが大きく首を振ると、バージルが宙に投げ出された。

その隙を狙って、フェニックスの顔面が迫る。

バージルは瞬時にVへ姿を変えると、身体からシャドウが飛び出し、壁を蹴って宙に反転し、Vの服を咥えてフェニックスの顔面を共に避ける。

間髪 入れずにグリフォンも飛び出し電撃を喰らわせ、シャドウは身体から槍を伸ばし攻撃するが、フェニックスは微動だにせず意に介した様子もなかった。

 

グリフォン『こいつは・・・ヤバいか?ヤバいな。ヤバそうな雰囲気しかないな

 

フェニックスの硬さにグリフォンがドン引きしてると、フェニックスは また眼を光らせながら奇声を上げ、衝撃波を発生させる。

 

グリフォン『これ お嬢ちゃん達(艦娘)と一緒に居る方が楽だったって!!

 

フェニックスの顔面がVに迫るが、床からナイトメアが現れフェニックスの頭を殴り、床に叩き付ける。

何度も殴りフェニックスの頭を床に めり込ませるが、何度目かの拳を振り下ろした瞬間、フェニックスの頭が拳を避け、首の骨がナイトメアに巻き付き、骨の刃もナイトメアの身体に突き刺さる。

ナイトメアは藻掻いて拘束から逃れようとするが敵わず、眼から太いレーザー《ドミネーション》を発射してフェニックスの胴体に攻撃する。

それにより拘束が解けると、ナイトメアはヘッドロックを掛けるように、フェニックスの首を脇で挟むようにして捕まえ、シャドウが大きな口へと姿を変えて噛み付き、グリフォンが多種多様な電撃を放ち、フェニックスの動きを止めようとする。

 

グリフォン『オラオラオラァー!!トドメは刺せねぇが、ジリジリ弱らせてやんよ!!

 

だがフェニックスは その場で一回転し、その勢いのまま3体の悪夢を薙ぎ払い吹き飛ばす。

 

V「くっ・・・!」

 

Vは3体の悪夢を身体に戻しバージルに戻り、ミラージュエッジを手にフェニックスに向かって駆け出す。

正面から再びフェニックスの顔面が迫るが、フェニックスは僅かに顔を逸らし、骨の刃でバージルを斬り裂こうとする。

バージルはミラージュエッジで骨の刃を防ぎながら受け流し、跳躍して首の骨に着地すると、そのまま駆け出し胴体を目指す。

バージルの後ろでは、Uターンしてきた顔面がバージルの背中に迫る。

バージルは跳躍して避けると、フェニックスの胴体の下をスライディングしながら潜り抜け、フェニックスの顔面は同じルートを通ってバージルを追う。

バージルが攻撃を防ぎ、避けて、フェニックスの周りを逃げ回っていると、フェニックスの首の動きが鈍った。

その瞬間、フェニックスに向かって《五月雨幻影剣》が降り注ぐ。《五月雨幻影》は骨の刃の間を通るように床に突き刺さり、骨の刃は幻影剣の鍔に押さえ付けられる事で、床に縫い付けられた。

だが それだけではない。バージルがフェニックスの周りを逃げ回っていた事で、それを追っていた首がフェニックスの胴体に巻き付き、絡まっていた。首が絡まったのと床に縫い付けられた事で、フェニックスは完全に身動きが取れなくなっていた。

バージルはフェニックスの顔の前まで歩み寄ると、馬鹿にするような笑みを浮かべながらフェニックスの顔をノックした。

 

バージル「少々 面倒だったが、その姿にされたのと同時に、どうやら知能も失ったようだな。お前のように単純であれば、倒す方法は いくらでもあるというものだ。次からは自分の首の状態ぐらい把握しておけ。まぁ、次などないがな」

 

バージルは瞬間移動しながら床に突き刺さった幻影剣を掴み、床を抉りながら振り上げ、フェニックスの首の骨の繋ぎ目、つまり関節部分を切断する。そのまま止まる事なく、バージルは幻影剣の数だけ瞬間移動し、その全てを使ってフェニックスの首の関節を切断した。

全ての幻影剣を使い終わると、フェニックスは元の人間の姿に戻ったが、首と胴体は泣き別れたままだった。

バージルは改めて、黄金の像と命の木の樹脂、真鍮の容器を消し去ろうと歩を進めるが、そこで問題が発生した。フェニックスとの戦いでラボが滅茶苦茶になった影響で、配線から散る火花が何かに引火し、爆発が起きたのだ。爆発は1度だけではなく何度も起き、天井も崩れ瓦礫となって落ちてくる。

それでもバージルは、黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器の方に向かおうとしたが、爆発の炎と落ちてくる瓦礫が行く手を遮り、近付く事さえできなかった。

バージルは周囲を見渡すと、ここに来た時とは別のエレベーターの出入口を見付けた。

黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器は、このまま爆発に巻き込まれ、瓦礫に埋もれてくれれば人の手には渡らないだろうと判断したバージルは、エレベーターの方に向かい脱出した。

バージルが立ち去った後、爆発炎上するラボでは異変が起きた。黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器が黒く変色し、ドロドロと溶けたのだ。

黒い粘液は床を這うように移動すると、2方向へと伸びていく。その先には、Mr.Jとフェニックスの遺体が残されている。

黒い粘液は2つの遺体に へばり付くと、ゆっくりと取り込んでいくのだった。

 

 

*シカゴ・街*

 

一方 街では、悪魔に寝返ったディラン・グールドを止めようと、(たける)が奮闘していた。

瓦礫の上で、健とディランは倒れた状態で掴み合っていると、その拍子に健が、瓦礫の隙間から落ちそうになる。

 

ディラン「どっちに付く?!」

 

起き上がったディランは、健を落とそうと上から踏み付けてくる。

 

ディラン「利口じゃないな!」

 

また踏み付けられ、耐えられなかった健は瓦礫の上から落ちて地面を転がると、動かなくなってしまった。

そしてネロとアーロンは、セイファとの戦いを続けていた。

2対1での戦いで、ネロとアーロンは上手く連携が取れていたが、セイファは そんな2人を相手に引けを取らない戦いを繰り広げていた。

だが一瞬の隙を突かれ、ネロは蹴り飛ばされて橋から川へと落ちた。

だがネロが戦闘から離脱してしまった事に動揺する事なく、アーロンは1人になっても猛攻を仕掛け、セイファが盾で防ぐ。

 

セイファ「お前は常に優秀だった。利他的な決断ができない奴だった」

 

セイファが反撃に出て、アーロンとセイファは、互いに斬られながらも戦う事を やめず、一進一退の攻防を繰り広げる。

 

セイファ「我が故郷は、甦る」

 

アーロン「よせ!」

 

だが徐々にアーロンが苦戦していき、一瞬の隙を突かれ、肩から右腕を斬り落とされてしまった。

痛みでセイファから注意が逸れてしまい、アーロンは盾で殴り倒されてしまう。

更に左肩を双刃剣で貫かれ、倒れたまま引き摺られてしまう。

 

セイファ「嘗て我らは皆 神だった」

 

アーロン「ぐあぁぁぁっ・・・!」

 

セイファ「だが ここでは」

 

アーロン「よせ・・・!」

 

セイファ「神は1人だけでいい」

 

アーロンの肩から双刃剣を抜いたセイファは、双刃剣を振り上げトドメを刺そうとする。

だが その瞬間、セイファが何発もの弾丸に撃ち抜かれた。

現れたのは、ショットガンを撃ちながら駆けるベルゼだった。

接近したベルゼはセイファを掴み引き倒すと、ベオウルフに似た黒い光のラインが走る篭手・具足を装備し、キックとパンチでセイファを一方的にボコボコにする。

 

ベルゼ「この世界は、俺の物だ!分かったか?!」

 

 

“わざわざセイファを蘇らせて、彼にパワーを握らせちゃって、あなた損な役回りね”

 

“悪魔が やっと人間界を征服した。でも そのリーダーは あなたじゃない!”

 

“誰も あなたに・・・目もくれないわ。セイファの金魚の糞よ”

 

 

青葉に煽られた事でベルゼは、どちらの立場が上か分からせるために、目的も忘れてセイファに攻撃を仕掛けていた。

ベルゼがセイファの相手をしてる隙に、重傷のアーロンは地面を這って離れ、少しでも距離を取ろうとしていた。

ディランは空に浮かぶ、スペース・ブリッジ入口を見上げていたが、後ろで気配がして振り返る。そこには健が、コンクリート片が くっ付いた金属パイプを手に立っていた。

 

ディラン「これで地球は終わりだ。ヒーロー気取りか?ハン?ヒーロー気取りか?!」

 

健「いや・・・僕は使いっパシりだ」

 

健が金属パイプでディランを殴ると、ディランは殴られた衝撃で後退り、起動中の柱に背中で触れた事で感電した。

そして倒れるディランは、瓦礫の上から転がり落ちた。

 

クリス「柱は まだ繋がってる!」

 

クリス・ウィーラーの声がした直後、傍で爆発が起きた。デビルハンター達や艦娘達、元ネイビーシールズのメンバー、部隊が柱の有る所まで駆け付け、戦闘の余波が迫っていた。

 

ワージー「みんな行くぞ!サウスダコタ!」

 

クリス「急げ急げ!柱は まだ繋がってる!」

 

ニコ「壊せ!その柱!」

 

健が見守る中、皆は柱を包囲し、柱の破壊を試みる。ホノルルが柱に数発の砲撃を浴びせ、サウスダコタがタックルすると、柱は粉々に砕け散った。

コントローラーの柱を破壊した事で、スペース・ブリッジが消滅を始める。同時に、スペース・ブリッジによって現れていた悪魔が、スペース・ブリッジに吸い込まれていき、時空の捩じれに巻き込まれ共に消滅した。

 

ベルゼ「さぁ、休戦協定を結ぼう。俺の望みはトップに返り咲く事だけだ」

 

アーロンとセイファが満身創痍の中、ベルゼだけが勝者のように立ち、セイファに そう提案していた。

そこへ、川から飛び出したネロが橋の上へと戻り、右腕が無い状態で倒れるアーロンを見て、急いで駆け寄る。

 

ネロ「アーロン!?」

 

ベルゼ「それに お前も、俺が居なければ始まらねぇだろ、ネロ?」

 

ネロ「・・・決着を付ける。ガーベラ!」

 

ガーベラを装備したネロは、レッドクイーンを手に向かっていき、間合いに飛び込みながらベルゼの胸を貫く。

レッドクイーンを引き抜きながら後ろへ回り込み、背中を斬ると、ガーベラから極太のレーザー《ステイメンレイ》を照射。《ステイメンレイ》を諸に喰らったベルゼは、遠くまで吹き飛ばされ、その姿が見えなくなった。

立ち上がったアーロンは、ベルゼが落としたショットガンを拾い、セイファに近付く。

 

セイファ「アーロン、儂が望んでいたのは、我が種族の存続だけだ。どうか分かってくれ、なぜ儂が お前を裏切ったか」

 

アーロン「私を裏切ったのではない。あなたは自分を裏切った」

 

そう言って、アーロンはショットガンの銃口をセイファの頭に向け、狙いを定める。

 

セイファ「よせ、アーロォオオオオン!!」

 

セイファは やめるよう懇願して叫ぶが、アーロンは問答無用で引き金を引き、セイファの頭を粉砕した。

アーロンがショットガンを捨てると、戦いが終わった事で、デビルハンター達や艦娘達、健に元ネイビーシールズのメンバー、クリスと彼が率いる部隊が集結した。

Devil May Cry鎮守府の艦娘達は、戻ってきた香取と夕張の方を見て驚いた。裏切った鹿島が香取に肩を貸し、意識のないセリーナが夕張に背負われ、一緒に居た。

 

摩耶「お前・・・!」

 

初雪「セリーナ・・・」

 

鹿島「皆さん・・・今まで、すみませんでした・・・」

 

鹿島は香取から離れると、皆に向かって頭を下げ、謝罪の言葉を口にした。

怒り顔の艦娘達は、そんな鹿島に詰め寄ろうとしたが、それをダンテが立ち塞がり止めた。

 

ダンテ「お仕置きなら もう済んだ。こいつには、然るべき形で罪を償わせる。それ以上の必要はない」

 

艦娘達は落ち着きを取り戻すため、大きく息を吐き出すと、ダンテの言葉に従い大人しく後ろへ下がった。

 

クリス「・・・・・・タケル!」

 

クリスに呼ばれ、彼が見る方向に健も顔を向けると、現役のネイビーシールズの部隊に連れられた青葉の姿を見付けた。

健は青葉の方へ一目散に走り近付くと、再会できた事を喜び抱き上げた。

そして青葉を下ろすと、2人はキスをした。

 

青葉「愛してる」

 

健「愛してる。君さえ居ればいい。苦しめた償いは、何でもする」

 

青葉「その言葉 守って。私を離さないで」

 

健「約束する」

 

そんな2人を皆が見守ってると・・・

 

陽炎「ちょっと何してるぅ!?」

 

Devil May Cry鎮守府の艦娘達が大変な事になった。艤装の妖精さん達が、艤装の一部を分解し始めたのだ。そして輪っかになってる歯車だけを、青葉と健の前にバラ撒いた。

 

青葉「あら、指輪ね」

 

妖精さん達は青葉と健の会話を聞いて、歯車を指輪に見立てて2人に渡そうと、気を利かせた。

しかも妖精さん用の小さなラジカセまで使い、ウエディングソングまで流す。妖精さんが見えない者からすれば、どこからウエディングソングが流れてるのか分からないため、ちょっと意味不明な状況だった。

青葉と健は それぞれ、バラ撒かれた歯車の内1つを拾い、青葉は笑顔を浮かべていた。

 

青葉「可愛い事する」

 

健「でも ちょっと気が早いよ。そう急かすなって、な?」

 

健が艦娘達に そう言うと、妖精さんの1人が時雨に耳打ちする。

 

時雨「お手伝いしようと思ったんだって」

 

木曾「いい戦いだった」

 

木曾は天龍の肩に手を置き、天龍も それに応え頷く。

皆が互いに健闘を称え合っていると、大きな地震が発生した。

皆は何事かと、警戒して周囲を見渡す。

地震と共に鳴る地響きは規則的に鳴り、どんどん その音も大きくなっていく。

直後、Mr.Jのビルの前の道が陥没し、そこに出来た大穴に、車など周囲に有る物が次々と吸い込まれていく。

しばらくの吸引の後、それが止まり今度は、何かの咆哮が鳴り響いた。

 

ネロ「・・・・・・何だ?」

 

そして大穴の周囲の地面を突き破り、黒い巨人型の悪魔が現れた。

悪魔の額には、魔帝ムンドゥスのように第3の目があり、胸は赤く光り、体表には吸い込んだ物の一部が飛び出ている。どうやら この悪魔は、吸い込んだ物で身体を構成しているようだ。

悪魔は周囲を見渡し、集まっていたダンテ達に視線を止めた。

 

悪魔『Devil May Cry鎮守府

 

白露「まだ戦い終わってないの!?」

 

最上「ちょっと これマズいよ!僕達の艤装、さっきのプチ結婚式で分解しちゃったから戦えない!」

 

鈴谷「妖精さん何してくれてんの!?」

 

妖精さんだって そんなこと言われても、ラスボス倒して終わったと思ったら、続けて裏ボスが出てきて強制戦闘になるとは思わなかったため、これには困った。

 

ダンテ「となると、ここは俺達だけで行くしかないな」

 

クリス「我々も支援する」

 

ダンテ「いや、軍でもアレの相手は荷が重いだろうな。アンタらは艦娘達を連れて下がってくれ」

 

クリス「いいのか?我々 人類は、君達を追放しようとした。それなのに、全て引き受けると言うのか?」

 

ダンテ「1つ貸しにしといてやるよ」

 

クリス「デカい借りができてしまうな」

 

アイオワ「ダーリン、私達アメリカ艦は艤装が使える。一緒に戦わせて」

 

天龍「おい、お前らだって追放に加担してたくせに、今更なんだよ」

 

アイオワ「だからこそよ。皆の分まで私達が戦う。償わせて」

 

加賀「・・・分かった。提督を お願いね」

 

すると、鹿島が前に出た。

 

鹿島「そういう事なら、私も一緒に戦わせてください」

 

川内「ねぇ、1番の裏切り者が出しゃばってきたって!」

 

ダンテ「死ねるチャンスとか考えてないだろうな?」

 

鹿島「考えてません。これを、償いの第1歩としたいんです。お供する事を お許しください。あなたの艦娘として、Devil May Cry鎮守府の艦娘として、最後に一緒に戦わせてください」

 

ダンテ「・・・・・・なら お前の頭脳を貸せ。状況分析は任せる」

 

鹿島「はい、喜んで♪」

 

すると このタイミングで、夕張に背負われるセリーナが目を覚ました。

 

夕張「あっ、セリーナ起きた?」

 

セリーナ「う〜ん・・・お前達には面倒を掛けてしまったようだな」

 

叢雲「セリーナあんた、自分が何してたか憶えてるの?」

 

セリーナ「悪い夢を視てるような感覚程度には憶えてるぞ。妾自身、何故あのような行動を取ったのか よく分からんが、すまなかった・・・」

 

アーロン「どうやら、あの装置は上手く作用してくれたようだね」

 

夕張「見た感じ、そうみたい」

 

どうやらノヴァの記憶だけ吹き飛ばすのは上手くいったようで、セリーナの様子が仲間だった頃のものに戻っていた。

ただ、セリーナはアーロンを見て驚いた。

 

セリーナ「兄上!?その腕・・・」

 

アーロン「やぁ、愛しの我が妹セリーナ。ちょっと油断してねぇ、腕を持っていかれてしまったよ、アッハッハッハッハッ!」

 

摩耶「(何で こいつ、腕 持ってかれて こんな笑えるんだ・・・?)」

 

ネロ「セリーナ、妙な悪魔が現れたんだ。こっち手伝えそうか?」

 

セリーナは巨人型悪魔を見ると、顔を険しくさせた。

 

セリーナ「あの悪魔から、魔帝ムンドゥスと羅王アビゲイル、覇王アルゴサクスの力の気配を感じる。どうやらベルゼが奪った3つの力が、様々な物と結合して あの悪魔を生み出したようだ」

 

鳥海「それって、ドイツ軍の基地に有った黄金の像の事ですか?」

 

加古「羅王アビゲイルの力って・・・命の木に宿ってたやつだよね?あれ・・・?命の木って、古代遺跡が崩壊する時に一緒に燃えたんじゃなかったっけ!?」

 

セリーナ「ちゃっかりベルゼが持ち帰ってたぞ」

 

天龍「あんのクソ野郎め!」

 

最上「って事は、真鍮の容器もって事だよね?」

 

陸奥「まさかシカゴに有ったとはね」

 

セリーナ「あの悪魔を倒せれば、3つの力も消え去るはずだ」

 

ルシア「なら、あいつを倒そう。そうすれば、カルマンにも いい報告ができる」

 

そんな中、バージルが溜め息を吐き、ダンテは目敏く それを見逃さなかった。

 

ダンテ「お前、何か隠してるだろ?」

 

バージル「Jのビルの地下に行った時、そこのラボで3つの力を見付けていた」

 

ダンテ「・・・で、お前は何してた?」

 

バージル「当然 破壊して消し去ろうとした。が、少々トラブルが起きてな。あのまま爆発に巻き込まれて破壊されればと思っていたが、どうやら当てが外れたようだ」

 

ダンテ「じゃあアレが出てきたの お前のせいかよ!」

 

バージル「こっちも生き埋めになるか どうかの瀬戸際だった。他に どうしろと?」

 

ダンテ「生き埋めになってでも破壊しとくべきだっただろ。何で放置するかね?」

 

バージル「それは すまなかったな!お前は鹿島とセリーナの相手をしてたかもしれんが、こっちはフェニックスの相手で それ処ではなかったのでな!」

 

川内「フェニックス!?あいつ どうしたの?!まさか殺してないよね?!あいつを殺すのは私なんだからね!」

 

五十鈴「ちょっと川内、それを言うなら“私達”でしょ。私だって あいつにボコボコにされてるんだから」

 

バージル「もう殺した」

 

川内「何で 殺すのさ?!あいつには たんまりと借りがあるのに!私の獲物 横取りしないでよ!」

 

ネロ「なぁ、そんなこと言い合ってる場合じゃないって!もう終わった事は後で話そうぜ」

 

悪魔『Devil May Cry鎮守府!

 

話してると、巨人型悪魔が その辺に有った車を掴み、投げてきた。

 

ワージー「危ない避けろ!!」

 

ダンテ達は走って散開し、飛んできた車を避けた。

 

ダンテ「確かに今は、後回しだな。先に あいつを ぶっ倒すぞ!」

 

デビルハンター達と鹿島、アメリカ艦、セリーナは巨人型悪魔へと向かっていき、Devil May Cry鎮守府の艦娘達と青葉、健、元ネイビーシールズのメンバー、クリスと各部隊は後退していくのだった。

戦いは、まだ終わりそうにない。




次回も宜しく お願い致します!
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