Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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527話です!どうぞ!


Mission527 ジェニックス〜巨人型悪魔を止めよ〜

Mr.Jが所有するビルの地下、そこにあるラボで、バージルは怪物となって立ち塞がったサイモン・フェニックスを撃破する。

魔帝ムンドゥスと羅王アビゲイル、覇王アルゴサクスの力が封じられた、黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器を破壊しようとしたが、フェニックスとの戦いの影響によりラボで爆発が起きる。

このまま爆発に巻き込まれ、埋もれてしまえばといいと判断したバージルは、破壊を断念して脱出する。

バージルが去った後、黄金の像と命の木の琥珀、真鍮の容器が黒く変色しながらドロドロと溶け、Mr.Jとフェニックスの遺体を取り込んだ。

地上では、ディラン・グールドを止めようと(たける)が奮闘し、健に殴られた拍子に、ディランは起動中であるスペース・ブリッジの柱に触れて感電し、その命を落とした。

そして艦娘の手によって、コントローラーの柱が破壊された事で、スペース・ブリッジを完全に止める事に成功するのと同時に、スペース・ブリッジを利用して現れていた悪魔も全て消え去った。

セイファとの戦いで、苦戦を強いられたアーロンは肩から右腕を斬り落とされ、満身創痍となる。

だが そこに、青葉に煽られたベルゼが乱入し、セイファへと攻撃を仕掛ける。

離脱していたネロが戦いに戻り、ベルゼを退かせ、アーロンがセイファに引導を渡した。

青葉と健が再会を喜び合い、戦いは終わったかに見えた。だが、まだ終わってはいなかった。Mr.Jが所有するビルの前の道が陥没し、そこから巨人型悪魔が現れた。

その悪魔は、魔帝ムンドゥスと羅王アビゲイル、覇王アルゴサクスの力が融合し、周囲の物を取り込みながら身体を構成して生まれた悪魔だった。

デビルハンター達と、償いの第1歩を踏み出した鹿島、アメリカ艦の艦娘、そしてノヴァの記憶が消し飛び仲間として戻ったセリーナは、巨人型悪魔を倒すため戦いに挑むのだった。

 

 

*シカゴ・街 1月17日 18:12*

 

ダンテ達は巨人型悪魔を止めるため、そちらに向かって走っていた。

 

ネロ「あの大きさ、空でも飛ばないとマトモに戦えないぞ」

 

鹿島「私達 艦娘には無理ですね」

 

ホーネット「艦載機なら飛ばせるけどね」

 

巨人型悪魔は3つの目から怪光線を発射し、ダンテ達は左右に分かれ、道の角で身を隠し、怪光線の直撃から逃れる。

怪光線が通った道では爆発が起き、その威力の高さが窺える。

 

アイオワ「あんなの喰らったら、一溜まりもないわね・・・」

 

トリッシュ「ダンテとネロにバージル、ルシアとセリーナも空を飛べるし、私も高い所に登れば どうにか戦えるけど、艦娘にアレと戦わせるのは酷よ」

 

ホノルル「ええ〜!折角ここまで来たのに?!」

 

鹿島「私の償いの第1歩だって懸かってるんです!」

 

巨人型悪魔を見るに、確かに艦娘に相手をさせるのは無謀もいいところではある。

だが それで艦娘達が退くようにも見えないため、ダンテは どうしたものかと頭を悩ませる。

だがセリーナに1つ、妙案があった。

 

セリーナ「足場を作る事ができれば問題ないのでは?」

 

ダンテ「足場?」

 

セリーナの案では、瓦礫や地面の一部を巨人型悪魔の周囲に浮かせ、足場とすれば飛べずとも、戦う事が可能ではないかというものだった。

浮かせるのはセリーナの魔術を以てすれば可能との事だ。

 

セリーナ「それに半魔も、飛ぶには魔人化が必要なはずだったろ。魔力が切れたら いつまでも飛んでいられまい。飛ばずとも戦える状況を作れば、幾分か楽ではあると思うが?」

 

ダンテ「それいいな。その案で行くぞ」

 

セリーナ「言っておくが浮かせた足場を維持するため、妾は戦えなくなる。そこは頭に入れておいてくれ」

 

ダンテ「よし、じゃあ俺達でデカいのを直接 叩くぞ。鹿島、お前は別で高い所に登って、状況分析しながらサポートしてくれ。弱点でも何でもいい、有効な情報を俺達に伝えろ」

 

鹿島「了解。ネロさん、運んでくれますか?」

 

ネロ「落ちるなよ」

 

ダンテ「んじゃ行くぞ」

 

ダンテ達は角から飛び出し、ネロが鹿島を掴んで飛翔し、ビルの屋上へと下ろす。

セリーナが魔術を行使すると、瓦礫や地面の一部が浮き、ダンテ達は それぞれ そこに飛び乗る。

セリーナが浮かせた物を上手くコントロールし、巨人型悪魔の顔の高さに固定し、ダンテ達は悪魔を囲む形で相対する。

ジョンストンが ふと横を見ると、足場の端に赤い魔法陣が設置されていた。

 

ジョンストン「何あれ?」

 

その疑問を口にすると、念話でセリーナの声が聞こえてきた。

 

セリーナ『それはジャンプ台だ

 

サラトガ「ジャンプ台、ですか?」

 

セリーナ『他に どんな攻撃が来るか分からん。別の足場に逃げる必要が出てきたら それを使え。周辺のビルの屋上にも設置してある

 

ネロ「随分と気が利いてるじゃねぇか」

 

悪魔『お前達は死ぬ!

 

ネロ「断る!!」

 

バージル「作戦は どうする?」

 

巨人型悪魔に対し、どこを攻撃しても通じるのか、弱点はあるのかも不明なため、確かに作戦は必要だった。

するとダンテ達の無線に、鹿島の声が聞こえてきた。

 

鹿島『提督さんに皆さん、聞こえますか?』

 

ダンテ「よく聞こえる」

 

鹿島『悪魔も生物と仮定するなら、必ず生物的な弱点があるはずです』

 

ダンテ「いい読みだな」

 

鹿島『ですが見た限り、身体は無機質の物体で構成されています。破壊できたとしても、周囲の物を吸収して再生する可能性があります』

 

ダンテ「・・・それで?」

 

鹿島『なので、先ずは赤く光ってる あの眼を潰してみましょう。視界を奪う事ができれば、どんな生き物も弱体化します。倒す事はできずとも、ある程度は弱らせる事に繋がるはずです』

 

ダンテ「全員 聞こえたな?それで行くぞ」

 

ジェニックス『我は《ジェニックス》!

 

ネロ「うるせぇぞ!!」

 

バージル「先ずは奴を引き付けろ!」

 

巨人型悪魔ジェニックスが腕を振り上げ、ダンテ達を叩き潰そうと振り下ろしてきた。

ダンテ達は左右に走り、ジャンプ台の魔法陣に乗ると飛び上がり、隣の足場へと移る。

 

ホノルル「めっちゃ飛ぶぅ〜〜〜!!!ぶへぁ・・・!」

 

勢い余って、ホノルルは顔面から着地してしまった。

 

アイオワ「ホノルル!?」

 

サウスダコタ「大丈夫か!?」

 

ホノルル「失敗した・・・」

 

コロラド「恥ずかし」

 

バージル「ダンテとネロは攻撃するな!奴の眼を晒させる!」

 

バージルとトリッシュ、ルシア、艦娘達がジェニックスの顔面に攻撃し、注意を引く。

この瞬間にも、ジェニックスは周囲の物を吸収しており、様々な物がダンテ達の頭上を通り過ぎ、ジェニックスの赤く光る胸へと吸い込まれている。

するとジェニックスが腕を振り被り、ダンテとネロが乗る足場を破壊する。破壊された事で残っていた部分が傾き、更に崩れていく。

2人は跳躍し、別の足場へ飛び移る。

 

セリーナ「ぐぎぎぎぎぎっ・・・!!」

 

ジェニックスが何かする度に足場が壊れ、その度に地上に居るセリーナは、新たな足場を浮かせていくのだが、先に浮かせた足場を安定させながら固定もしなければならず、魔力の行使も複雑化し、かなりの負担が掛かっていた。

それに気付いていてか、鹿島はセリーナに教わっていた念話で彼女に話し掛けた。

 

鹿島『お師匠様、大丈夫ですか〜?

 

セリーナ「いま話し掛けるな・・・!」

 

鹿島『愛しの お師匠様が大丈夫か心配で心配で・・・!

 

セリーナ「お前わざとやってるだろ・・・?!」

 

鹿島『え〜、そんな事ないですよ

 

セリーナ「もう お前なんて破門だ・・・!」

 

鹿島『え〜?

 

遊んでる場合ではないのだが・・・。

バージルは足場を移動しながら建設途中のビルに飛び移り、ジェニックスの後ろから その背中に幻影剣を飛ばす。

ジェニックスは振り返りながら横薙ぎに腕を振り、バージルが居るビルを殴る。

バージルが落下してくる鉄骨などを避けて飛び退くと、ジェニックスは更にバージルを狙って腕を振り被る。

 

バージル「ダンテ、ネロ!!今だ!!」

 

ネロ「ラグタイム!」

 

ネロはデビルブレイカー・ラグタイムを装着し、ジェニックスに向かってギミックを発射する。それにより、動きをスローにさせる《スロースフィア》を発生させた。

ジェニックスの動きが鈍ると、バージルは更に幻影剣を射出し、顔面に受けたジェニックスが よろけると、ビルの屋上に手を突いた。

更に動きを止めるため、ビルに突くジェニックスの手に幻影剣を射出し、縫い付ける。

直後、ダンテは縫い付けられたジェニックスの手に飛び乗り、腕を伝って走ると、跳躍してジェニックスの顔に飛び掛かる。

魔剣ダンテを額の眼に刺し込むと、ジェニックスの首が仰け反った。

魔剣ダンテを そのままに、ダンテは顔を蹴って飛び上がると、今度はバルログを装備して、落下しながら魔剣ダンテの柄の頭を殴る。それにより魔剣ダンテは更に深く入ると、ジェニックスを貫通し、額の眼を完全に潰した。

ジェニックスは顔に張り付くダンテを掴むと、投げてビルの側面に ぶつける。

落下していくダンテを見て、バージルは幻影剣を飛ばしダンテの方に行くと、彼を掴んで共にビルの窓ガラスを突き破り、落下を阻止した。

立ち上がったバージルが手を差し出し、ダンテも その手を掴んで立ち上がる。

 

ダンテ「ナイスセーブ」

 

バージル「先ずは1つだな」

 

ダンテ「あぁ、罅が入り始めた。鹿島の狙いは当たってたな」

 

鹿島『提督さん、悪魔の胸が見えますか?何か有ります』

 

鹿島の言う通りジェニックスの胸を見ると、赤く光る胸の中に、2人分の黒い人影が浮いてるのが見えた。

 

ダンテ「あぁ、何か居やがる」

 

バージル「恐らくアレがジェニックスのコアだ。どうにか中に入りアレを殺せば、デカい方も死ぬはずだ」

 

ダンテ「乗り込むとするか」

 

ジェニックスが移動し姿が見えなくなり、それを追ってダンテとバージルはビルの中を移動しようとする。

壁に めり込んでいた車にダンテがキングケルベロスを巻き付け、引っ張ると壁から引き抜く。

壁に出来た穴から通路に出て、角を曲がると扉が出てきたため、バージルが蹴破る。

先に進むと、窓ガラス越しにジェニックスの姿が見えた。ジェニックスは後ろを向いてるが、トリッシュやルシア、艦娘達を相手に暴れ回っている。

 

ダンテ「何で あんな所に人間の身体が?」

 

バージル「身体を構成するのに周囲の物を吸収した時に、人間の死体も吸収して合体したのだろう。見ろ」

 

よく見てみると、ネロやトリッシュ、ルシア、艦娘達の攻撃が胸に向いた時だけ、ジェニックスは防御する姿勢を取っている。

 

バージル「人間の脆弱な肉体を取り込んでしまった事で、そこが弱点となったようだな。だから奴は、必死に守ろうとしてる。人間の肉体を破壊すれば、奴は死ぬはずだ」

 

ジェニックスが また移動して姿が見えなくなり、ダンテとバージルは それを追って またビルの中を移動する。

ダンテがバルログで扉を破壊し、広いオフィスに出ると、ジェニックスが窓ガラス越しに こちらを見ていた。

ジェニックスが腕を振り被りビルを破壊すると、ダンテとバージルの頭上の天井が無くなった。

 

ダンテ「クソッ!バージル!」

 

ビルが破壊され、遮る壁が無くなった事でジェニックスの吸収に巻き込まれそうになり、ダンテとバージルは咄嗟に何かに掴まる。

ダンテがバージルに手を伸ばすが、バージルが掴んでいた物が壊れ、彼は飛ばされてしまう。

ジェニックスの赤く光る胸に突っ込む瞬間、バージルは逃げ出そうとしたが、2人の黒い人影が出てきてバージルを掴み、取り押さえながら中に引き摺り込んでしまった。

ジェニックスは顔を近付け、ダンテを見る。

 

ダンテ「何しやがった?!」

 

ダンテはセリーナが移動させた足場へ次々と飛び移り、ネロとトリッシュ、ルシアと合流する。

 

トリッシュ「ダンテ、バージルは?」

 

ダンテ「あいつに吸収されちまった」

 

ネロ「それ大丈夫なのかよ!?」

 

ルシア「早く助け出さないと」

 

ダンテ「こうなりゃ手当たり次第に ぶち込むぞ」

 

話してると、ジェニックスが拳を叩き付けてきた。

それを避けると、ダンテは魔剣ダンテを、ネロはレッドクイーンを、ルシアはカトラシアで即座に拳に斬り掛かり、トリッシュは稲妻を放つ。

ジェニックスが拳を引くと、また腕を振り被るのだが、今度は連続で拳を叩き付けてきたため、ダンテ達は右往左往しながら走って避ける。

ジェニックスが また腕を振り被り拳を叩き付けると、拳から溶岩が噴き出し、波となってダンテ達に迫る。

ダンテ達はジャンプして避けると、溶岩は一瞬にして消えた。

と思ったら、間髪 入れずに火球を飛ばしてきた。

 

ネロ「危ねぇ!」

 

ダンテ達は どうにか避けたのだが、火球が迫るスピードが あまりにも速かったため、危うく当たるところだった。

また拳を叩き付けてきたため それを避けると、ダンテ達は再び拳に攻撃を入れていく。

ジェニックスが拳を引くと、今度は連続で火球を飛ばしてきた。ダンテ達は火球が迫るスピードに順応しながら、華麗にアクロバティックな動きで避けていく。

また叩き付けてきた拳を避け、ダンテ達は拳に攻撃を加える。

 

ダンテ「こっちは1発も喰らってねぇぞウスノロ!」

 

ダンテの挑発を受け、ジェニックスは連続で拳を叩き付けてきた。ダンテ達は また右往左往しながら走って拳を避ける。

 

トリッシュ「随分 怒ってるみたいよ!」

 

ネロ「分かりやすい性格してるぜ!」

 

ルシア「連続で来られると反撃の暇がなくなるけどね!」

 

艦娘達の方では砲撃や、発艦した艦載機でも攻撃してるのだが、どういう訳かジェニックスは艦娘達には見向きもせず、ダンテ達ばかり構っていた。

 

イントレピッド「ちょっと様子が変じゃない?こっちの攻撃 効いてる?」

 

ホーネット「完全に無視されてるわね・・・」

 

フレッチャー「何か聞こえる・・・」

 

ダンテ「ちゃんと狙えウスノロ!」

 

ネロ「アホが こっちだ!」

 

ルシア「どこ狙ってるの?!」

 

トリッシュ「こっちにも居るわよ!」

 

ホノルル「・・・・・・めっちゃ挑発してる」

 

サラトガ「えっと・・・どうしましょう?このまま攻撃していても・・・」

 

このまま自分達が攻撃を続けても、意味があるのか不安に思っていると、鹿島から無線が繋がった。

 

鹿島『攻撃は続けておいてください。提督さん達は今、悪魔の眼ではなく手に集中して攻撃を始めています。恐らく身体の方の破壊もする事にしたんでしょう。どこまで通用するのか不明ですが、壊しやすいように脆くできるとしたら、攻撃は続けるべきです』

 

ホノルル「でも鹿島、こっちは手応え感じられないんだよ?このまま弾薬だけ消費するだけかも」

 

ノーザンプトン「有効打となるポイントを見付けてからでも良いのでは?」

 

鹿島『どこが有効打になるかも不明な状況で、いつ そのポイントが見付かるかも分かりません。それまで何もせずに突っ立っておきますか?』

 

ジョンストン「でも今のままじゃムダ撃ちと一緒でしょ?」

 

鹿島『無駄ではないですよ。少なくとも砲撃や爆撃で、一瞬でも悪魔の動きは鈍らせる事はできています。それでも、このまま提督さん達を支援せず見てますか?』

 

アイオワ「皆、手応えはなくても、一緒に戦うって決めたでしょ!諦めちゃダメよ!」

 

アメリカ艦の多くは士気が低下していたが、そんな中でもアイオワだけは、撃ち続けていた。

 

鹿島『さすがアイオワさん。皆さんも見習ってくださいね。あっ、提督さんが潰されそう。ほらほら、早く撃たないと』

 

ホノルル「分かったよ!やればいいんでしょ、やれば!」

 

サウスダコタ「鹿島こそ情報伝達だけじゃなく、少しは撃ったら どうなんだ?!」

 

鹿島『いえ、私は私で忙しいので』

 

ホノルル「絶対サボりだ!」

 

いや、実際に鹿島は、艤装を使って砲撃してる余裕はなかった。足場を浮かせるセリーナが大変そうだったので、鹿島も その補助に回って魔術を行使していた。

魔術を行使するための手順に、状況を見ながら判断しての伝達により、複数の事を同時に頭の中で考え忙しいため、そこに砲撃まで加わるとキャパシティが超えてしまい、魔術の行使をミスしてしまう恐れがあった。現在セリーナの補助をしてる状態でミスが起きれば、魔術の失敗の反動はセリーナにも影響を与え、浮かせてる足場が全部 落ちる危険性がある。そうなればダンテ達の攻撃の手を止める事にもなり、艦娘達は無事では済まなくなる。

一方ダンテ達の方は、ジェニックスが拳を叩き付けた事で発生した溶岩の津波を避け、反撃で拳に攻撃するのを続けていた。

すると今度は、両拳を同時に叩き付けてきた。

ダンテ達は拳を避けると、二手に分かれて拳に攻撃を加えていく。

そんな事を続けていると、遂にジェニックスの右拳を粉砕し、そのままボロボロと右腕が崩壊して無くなった。

 

ネロ「2つ目 貰うぜ!」

 

ジェニックスの攻撃が止まった瞬間、ネロはデビルブリンガーの腕を伸ばしてジェニックスの右眼を掴むと、握り潰しながら引き抜いた。

その頃バージルは、ジェニックスの体内で2人の人影を相手に、宙に浮きながら殴り合っていた。

怒り狂って雄叫びを上げたジェニックスは、口の中を光らせながら何かを発射しようとし、マズいと思ったダンテ達は別の足場へ飛び移った。

直後、ジェニックスの口から怪光線が発射され、ビルが一瞬にして消滅し、その余波は近くの足場までも粉々に吹き飛ばした。

するとダンテ達の頭に、念話で話すセリーナの声が響く。

 

セリーナ『足場を用意するのにも限度があるぞ・・・!早く倒してくれ・・・!

 

ネロ「あと どれぐらい維持できそうだ?」

 

セリーナ『できる事なら今すぐにでも やめたい・・・!

 

などと言ってると、今度は鹿島の声が頭の中に響いた。

 

鹿島『私も魔術の補助に回っていますが、さっきの一撃で足場の多くが破壊された反動が大きく、かなり消耗してる状態です・・・!このまま力尽きれば、いま維持してる足場が全て落ちます・・・!提督さん達は兎も角、アメリカ艦の皆さんは危険です・・・!

 

ダンテ「もう少しだけ踏ん張れ、絶対に落とすな。こっちも できるだけ急ぐ」

 

セリーナ『頼むぅ〜・・・!

 

鹿島『頑張ります・・・

 

鹿島とセリーナの声がしなくなったタイミングで、ダンテは1つ、陰口を言いたくなった。

 

ダンテ「あいつ魔女の始祖のくせに根性ねぇな」

 

一方 地上に居るセリーナは、しっかりとダンテの陰口が聞こえていた。

 

セリーナ「(もう諦めて足場 全部 落とそうかな・・・)」

 

しかし、鹿島とセリーナの限界は本当に近かった。足場を大量に破壊された反動を受け、消耗が激しく2人の鼻からは血が垂れていた。

ジェニックスが残った左拳を叩き付け、ダンテ達は それを避けると再び攻撃を与えていく。それにより、左拳も粉砕され、左腕もボロボロと崩れ無くなった。

ジェニックスの体内で宙に浮くバージルは、そこで相変わらず黒い人影の1人と殴り合っていた。

もう1人の人影は口に移動しており、ジェニックスが雄叫びを上げながら顔を近付けると、ダンテ達は口から飛び出してる人影に攻撃を加える。

ジェニックスが顔を引くと、宙に幾つもの火球を生成し、その全てをダンテ達に向かって一斉に降らせてきた。

それを何度か繰り返し、ジェニックスの口から飛び出る人影に攻撃を加え消滅させた後、ネロが再びデビルブリンガーの腕を伸ばし、最後の眼を掴む。

それを握り潰しながら引き抜き、引っ張られた事で近付いたジェニックスの顎に、更にアッパーを入れ仰け反らせた。

ダンテは駆け出し、ビルからジェニックスの胸に自ら飛び込む。

それを見たバージルは、残る人影を蹴り飛ばし、ジェニックスの体内に入ったダンテが、通り過ぎ様に人影を魔剣ダンテで一閃する。

人影は断末魔を上げながら消滅し始め、ダンテはバージルの腕を掴むと、飛び込んだ勢いのままジェニックスの身体を貫通し、共に体外へと飛び出した。

直後、ジェニックスの身体がボロボロと崩壊し、残ったのは吸収して身体を構成していた瓦礫などの残骸だけだった。

ジェニックスの崩壊は、後退したDevil May Cry鎮守府の艦娘達や青葉、健、アーロン、元ネイビーシールズのメンバー、クリス・ウィーラーも見ていた。

 

『やったー!!』

 

ジェニックスの崩壊により、艦娘達はダンテ達が勝ったのだと分かり喜んだ。

艦娘達と青葉、健はダンテ達を迎えにいこうと駆け出し、その後ろをアーロンが悠々と歩きながら追うのだった。




終わった感じですが、実はボスラッシュまだ続きます。

次回も宜しく お願い致します!
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