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530話です!どうぞ!
*Devil May Cry鎮守府 執務室 2月5日 10:27*
Devil May Cry鎮守府は、やっとの思いで赤城の魂を取り戻し、彼女との再会を果たした。
しかし その赤城は今、秘書艦用の執務椅子に座り、頭を抱えて項垂れていた。というのも、秘書艦として復帰する前に、合同演習以降に何があったのか全て聞かされ絶句したのだ。
赤城「(合同演習の日に意識を失ったと思ったら、私の魂が抜かれてた?私 死んでたってこと?しかも残った身体が深海棲艦になって、鎮守府で生活してた?どういうこと?何も分からない)」
赤城自身の事も説明されてたのだが、本人は さっぱり理解できていなかった。
赤城「(しかも裁判で負けたって どういうこと?3億円の敗訴?億?億って何?普通に生活してて、そんな単位の金額 徴収される事なんてあるの?)」
裁判で負けた事も聞かされたのだが、裁判になった発端がDevil May Cry鎮守府側にあるため、赤城からすれば、そもそも裁判になるようなトラブルを起こすなと言いたいため、摩耶と天龍の言い分を聞いても理解に苦しかった。というか、理解したくもなかった。
鎮守府に変化があったといえば、他にもある。海防艦が増えた事だ。それはいい。それはいいのだ。
赤城「(響さんが狙われて記憶喪失って・・・いや何で選りにも選って うちの響さんを狙うんでしょうか?もう本当に面倒臭い。ただでさえ うちの鎮守府なにもなくても面倒臭いのに、余計な事しないでほしい・・・)」
響がロシアに拐われ洗脳されかけ、それを途中で強制的に中断させた影響で、彼女が記憶喪失になっている事も聞かされていた。
日常生活に支障は出ていないが、記憶が戻ってくれた方が何事も話が早いので、これも今後の課題である。
赤城「(鹿島さんが裏切り者!?いや敵のスパイでしたっけ?いつから?いつからスパイだったの?まさか最初から!?)」
鹿島が敵のスパイだったと聞かされ、こちらの情報が ずっと敵に漏れてたと知り、赤城は頭を抱えた。秘書艦の立場から考えれば由々しき事態である。
しかも その鹿島は改心したのか、自首して刑務所に収監されたらしく、既に終わった話になっていた。赤城からすれば、情報量が多すぎて最早 訳が分からん。
赤城「(1番マズいのは提督達・・・!半分だけと言っても悪魔であると知られたなんて・・・)」
ダンテ達デビルハンターが悪魔であるという記事が出てしまい、海外でも その記事の内容が取り沙汰され、それを覆す事もできずダンテ達は逃亡する事になった。
今となっては世界中の人達が知ってる事で、人間社会ではダンテ達を悪魔として敵視する風潮にある。
赤城「(こんな状態で仕事 引き継がれても困るんですけど・・・!何を どうしたらいいのか分からないんですけど・・・!加賀さんなんか・・・)」
“補佐艦として これまで頑張ってきたけど、疲れたから長期休暇を貰うわ。あとは よろしく お願いします”
赤城「(とか言って どっか行っちゃったし!大淀さんも・・・)」
“もう私は頑張れません。お疲れ様でした”
赤城「(とか言って仕事してくれないし!どうなってるの?!)はぁ・・・お腹 痛い・・・」
戻ってきたと思ったら鎮守府が滅茶苦茶な状態で、全てのトラブルを1人で処理していかないといけないのかと思うと、ストレスで色んな病気になりそうな気がした。
そんな憂鬱な気分で居ると、執務室の扉がノックされた。入室を許可すると、入ってきたのは吹雪だった。
吹雪「赤城秘書艦、戻ったばかりで大変ですよね?何か手伝える事はありますか?」
訊くが赤城は何も言わず、表情1つも変えず、ただ見詰めてくるので、吹雪は何か怒らせてしまったかと思い、戸惑い焦る。
吹雪「あ、あの・・・補佐艦や大淀さんも居ないから大変かと思って・・・その・・・余計な お世話だったでしょうか・・・?」
赤城「・・・吹雪さん、こちらに来なさい。私の傍まで」
吹雪「は、はい・・・」
怒られるのかと思い、吹雪は恐々としながら、赤城の傍まで近付く。すると、いきなり抱き締められた。
赤城「もう私には吹雪さんしか居ませ〜ん、吹雪さんだけですぅ〜!」
吹雪「あ、赤城さん!?」
赤城は怒っていたのではなく、黙って見詰めていたのは、鎮守府には まだ、吹雪のような良心が残っていたと感動していたからだった。
そんな吹雪の優しさに、赤城は抱き締めたくなった。ただ抱き締められる吹雪からすれば、脈絡がなく戸惑うばかりだった。
赤城「では お言葉に甘えて、手伝ってくれますか?」
吹雪「はい!」
・・・・・・
吹雪に手伝ってもらいながら、赤城は久し振りの書類仕事を始め、1時間が経過した。
赤城は書類仕事をしながら脳裏では、鎮守府に戻ってこれないダンテ達の事を考えていた。どうにか戻ってこれるようにできないかと。
赤城「(・・・・・・ん?ちょっと待って。提督達が提督達だと分からなければ、鎮守府に居ても問題ないのでは?バレなきゃいけるのでは?)」
妙な案を思い付いた赤城は執務机に手を突きながら勢い良く立ち上がった。
吹雪「赤城秘書艦、どうかしました?」
赤城「吹雪さん、買い物に行きましょう」
吹雪「えっ、仕事は どうするんですか!?」
赤城「そんなの どうでもいいです」
吹雪「どうでもいい!?」
赤城「ほら行きますよ」
吹雪「ま、待ってくださいよ!」
ダンテ達の正体を誤魔化すために必要な物を買うため、赤城は吹雪を連れて鎮守府を出発した。
・・・・・・
*海底洞窟 14:12*
シカゴでの戦い以降も、ダンテ達デビルハンターはアーロンの研究所に身を寄せていたのだが、赤城が復活した あの日から大変な事になっていた。連日 研究所で爆発が起きていたのだ。
ネロ「ほっぽ落ち着け!」
ほっぽ『イヤダァ"ア"ア"ア"ア"!!!』
赤城の魂が戻った事で、深海棲艦となっていた身体も元に戻り、それによって深海棲艦アカギが居なくなった事で寂しくなり、ほっぽが愚図って泣き喚いて暴れ回っていたのだ。
ダンテ達は あの手この手で どうにか落ち着かせようとしたのだが、全て効果はなかった。
ダンテ「ほらセリーナに取りに行かせたピザだ!ピザ食べたいだろ?!」
ほっぽ『ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!』
ルシア「ほら、ニコが造った玩具。これで遊ぶと面白いかもよ?」
ほっぽ『ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!』
バージル「早く止めろ!落ち着いて本も読めん!」
ダンテ「お前は手伝え!」
トリッシュ「食べ物はダメ、玩具もダメ。他に興味を示しそうな物も効果ナシ。ここまで泣き止まないなんて・・・」
ダンテ「おいネロ、お前ガキの相手は得意だろ。どうにかしろ」
ネロ「どうにかって どうしろってんだよ?!子供の暴れ方じゃないだろ━━ぐはぁ"ぁ"ぁ"・・・!」
そうなのだ。普通の子供なら大声で泣き喚き、その場から動こうとしない程度で、酷くても物を投げたりとかだろう。だが ほっぽの場合は違う。どこからか護衛要塞を2基も召喚し、出鱈目に砲撃してるのだ。これが爆発が起きてる理由だ。
ネロが護衛要塞の砲撃で吹き飛ぶのを尻目に、ニコは1人で消火活動に勤しんでいた。
ニコ「消火が追い付かん。消火器 何本 使っても足りねぇな こりゃ」
そこへ、どこかへ行っていたアーロンとセリーナが戻ってきた。
セリーナ「またやってるのか・・・」
アーロン「おい早く止めろ!!だから誰も ここに来させたくなかったんだ!!」
言われても、何をしても ほっぽは止まらないので お手上げである。
するとセリーナが魔術を使い、ほっぽを眠らせた。同時に、護衛要塞も沈黙する。
このように、セリーナが眠らせる事で止まる事は止まるのだが、起きたら また暴れるので一時凌ぎにしかならない。
ネロ「はぁ、疲れた・・・」
ニコ「ん?何か鳴ってるぞ」
研究所で何かが鳴るのだが、それは通信連絡が入った事を報せる音だった。
アーロンが大型端末のコンソールを叩き応答すると、モニターに赤城と吹雪の顔が映った。どうやら鎮守府の指令室から連絡してきてるようだ。
アーロン「どうかしたのかね?こっちは忙しくて、あまり構ってる暇はないが」
赤城『提督達が鎮守府に戻れる方法を思い付いたんです。提督、1度こっちに戻ってきてくれませんか?』
そんな事が現状で可能なのかと、不思議に思ったダンテ達デビルハンターは互いの顔を見合わせる。
ダンテ達が出ていってくれるなら、セリーナと水入らずで過ごせると思ったアーロンは大層 喜んでいた。
ただ、ダンテ達が出ていっても、ほっぽの事が解決する訳ではないので あまり変わらないという事を、この時のアーロンは失念していた。
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府 食堂 19:21*
夜、艦娘達が夕飯を食べてると、遅れて赤城と吹雪が来た。
吹雪は赤城から離れ、姉妹艦が座るテーブルの方へ行き席に座った。
叢雲「吹雪、何してたの?」
吹雪「うん、ちょっと・・・」
赤城は席に座らず皆の前に立つと、自分の方に注目するように言った。それにより、皆は話を聞くため食事の手を止めた。
赤城「皆さん、私は秘書艦でありながら、長らく不在だった事を申し訳なく思います。すみませんでした」
飛龍「そんな!謝らないでください!」
蒼龍「そうですよ。赤城秘書艦は何も悪くないんですから」
赤城「ありがとうございます。そこで私は、秘書艦として復帰した最初の仕事で、遂に大きな仕事を やり遂げました」
皆は何だろうと思い、不思議に思いながらも黙って赤城の次の言葉を待った。
赤城「私は どうにかして、提督達が鎮守府に戻ってこれないか考えました。考えて考えて考えました」
何かを知ってるらしき吹雪は微妙な顔で、遠い目をしていた。
赤城「そして遂に、提督達を連れ戻す事に成功しました!」
『おお〜!』
赤城が高らかに宣言すると、皆から感嘆の声が上がった。
皆も、ダンテ達が戻ってこれる方法は考えた。だが皆で寄り集まって考えても何も思い付かなかったため、さすが秘書艦だと感心せざるを得ない。
だが吹雪だけ、本当に これで良かったのかと難しい顔で悩んでいた。
赤城「では、提督達に入ってきてもらいましょう。どうぞ!」
赤城が呼ぶと、出入口から《ふ◯っしー》サイズの着ぐるみが7体も入ってきた。
順番に灰色のオーバーオールを着たゴリラ、赤いオーバーオールを着たオオカミ、黄色いオーバーオールを着たペンギン、白いオーバーオールを着たトラ、緑色のオーバーオールを着たアヒル、杖を突く黒いオーバーオールを着たクマ、ピンクのオーバーオールを着たネコが、艦娘達の前に並んだ。
ちょっと意味が分からず、皆は思考が一瞬 止まった。
葛城「・・・・・・き、着ぐるみ・・・?」
夕張「何で?」
扶桑「どこかのエキストラの皆さんかしら?」
最上「これ、ジョークだよね・・・?」
文月「赤城秘書艦が壊れた〜!」
皆は どういう事か理解が及ばず、赤城の悪ふざけと思う者や、魂を抜かれていた影響で おかしくなってしまったのだと思う者ばかりだった。
赤城「誰が誰か分からないと思うので、順番に紹介していきます。はい、先ずゴリラ。提督です」
自分達の秘書艦は何を言ってるんだと、皆は笑いそうになるのを堪えながら俯いた。
瑞鶴「えっと・・・ゴリラの着ぐるみを着た人が、今日から うちの提督になるって事ですか?」
赤城「違いますよ。皆さんが よく知ってる提督(ダンテ)が、ゴリラの着ぐるみに入ってます」
川内「うっそだぁ~」
艦娘達が信じない中、ゴリラが手を翳すと その手に魔剣ダンテが現れた。
『嘘でしょ〜!?』
黒潮「まさかの本物なん!?」
叢雲「まぁまぁまぁまぁまぁ・・・」
北上「まぁ、出会った頃に比べて提督も筋肉ゴツくなってるし、ゴリラっちゃゴリラだけど・・・」
赤城の言ってる事が事実だったと知り、皆はビビった。
赤城「はい、オオカミ。ネロさん」
鈴谷「あ〜。何か分かるかも」
加古「オオカミ似合うな」
皐月「ネロ カッコいいもんね」
ネロのオオカミは艦娘達から好評で、オオカミは艦娘達にサムズアップを向けた。どうやら高評価に ご満悦のようだ。
赤城「はいペンギン。バージルさんです」
「「おかしいだろ!!」」
ペンギンがバージルだと知った途端、摩耶と天龍が勢い良く立ち上がり抗議した。ただ、これには皆も同じ意見だった。
阿武隈「解釈 不一致なんですけど!」
那珂「可愛くないよ!ペンギンがバージルさんなのは可愛くないよ!」
鬼怒「恐怖のペンギン!」
摩耶「殺戮マシーンのペンギンじゃねぇか。こんなの野に解き放ったら子供が泣くぞ」
天龍「師匠がペンギンって・・・弟子として どんな気持ちで居ればいいんだよ・・・?」
バージルのペンギンは不評だった。
ただ、これにペンギンは何の反応も見せず、微動だにしないまま ずっと見てくるので、ちょっと怖かった。
赤城「はい、トラがトリッシュさんです」
『あ〜・・・』
どちらも怒ると怖いという意味で、皆はトリッシュのトラに納得してしまった。
赤城「アヒル。ルシアさん」
陸奥「それは分かりやすいわね」
ルシアは魔人化すると、白い鳥を思わせる姿に変わるので、イメージとして繋げやすいため、皆は すんなり受け入れた。
赤城「ネコ。ニコさん」
『うん・・・』
気まぐれなのは似てるが、その部分だけで言うとイメージが悪いので、皆は何とも言えない気分になった。
赤城「クマ。モリソンさん」
?「ヨボヨボのクマさんだ・・・」ボソッ・・・
モリソン「おい、誰だ今 言ったの?」
一応ダンテ達が戻ってきたと考えていいのか分からないが、ダンテ達が ここに居るとバレてはいけないため、彼らには しばらく、着ぐるみで生活してもらうと赤城は説明した。
皆にも、着ぐるみの正体がダンテ達である事は秘密にするように厳命した。
赤城「話は以上となりますので、私達も食事にしますか」
赤城と着ぐるみ集団も席に着くのだが、皆は着ぐるみ集団から目が離せなかった。
正体がバレないよう、鎮守府の中でも その格好で居なければならないのなら、食事で頭も外せない事になる。皆は どうやって食事を摂るのか不思議で仕方なかった。
霧島「提督、人前では頭を外せませんね」
陸奥「ルシアも、頭が落ちないように気を付けなさいよ」
赤城「大丈夫ですよ。その着ぐるみ、頭と胴体が一体型なので、頭が落ちて うっかり顔を晒してしまう心配はありません」
なら尚更、構造から考えて、食事するには着ぐるみ その物を脱がなければならないという事になる。しかし鎮守府の中でも着たままで居なければならないなら、ほぼ食事は不可能だ。
利根「なぜ座ったんじゃ?食べれもせんのに」
皆が疑問に思ってると、ゴリラの両目が吹き飛び、その穴から凄い勢いで両腕が生えてきた。
目の前で突然クリーチャーが誕生し、艦娘達は爆笑した。
天龍「おいバケモン生まれたって!」
白露「それ怖いよ!」
衣笠「それ空いていいとこなの?」
すると他の着ぐるみの両目も吹き飛び、その穴から同じく両腕が生え、着ぐるみ全員がクリーチャーに変わったので、艦娘達は苦笑いを浮かべていた。
摩耶「全部バケモンになった・・・」
そのまま どうなるのか見てると、目の穴から生えた腕がフォークを手に取り料理に ぶっ刺すと、フォークを持ったまま穴の中に引っ込んだ。どうやら そういう形で食事はできるようだ。
赤城「因みにですね、この目・・・」
赤城は席から立つと、吹き飛んだ両目を拾い、ゴリラの顔に張り付けて元に戻した。
赤城「脱着 可能です」
着ぐるみの目は穴より少し大きく、縁がマジックテープになっているので、自由に脱着が可能だった。
すると まだ食事中だったので、ゴリラの両目が再び吹き飛び、また腕が生えて食事を再開する。
漣「気持ち悪いよぉ〜・・・」
可愛い見た目の着ぐるみの目から腕が生えてるのは、奇妙でありながら面白い絵面となっていた。
それと、実は赤城が用意した着ぐるみは これだけでなく、戦闘に支障が出ないよう、首と共に視界も動かせるよう、頭が外せるタイプのスリムな着ぐるみも用意していた。今後は この2種類を使い分ける事になる。
熊野「あの、わたくし達まだ、提督達の お顔を拝見してないのですけれど、本当に提督ですの?」
ダンテ「・・・何だよ?」
ゴリラの顔から生える両腕が引っ込むと、左目の穴いっぱいに顔が嵌まり込む形でダンテの顔が出てきた。
しかも その状態で普通に話し掛けてくるので、艦娘達は また爆笑した。
天龍「目から顔 出てきた!」
五十鈴「怖いってぇ!怖いってぇ!」
すると同じく、ネロとトリッシュ、ルシア、モリソン、ニコも、目の穴から顔を出して笑顔を見せる。
ニコ「どう これ?どう これ?」
夕張「いや普通に化物」
明石「ニコ楽しんでるでしょ?」
秋雲「スープどうするの?スープ飲める?スープどうやって飲むの?」
ニコはスプーンを手に取り、スープを掬うと穴に腕を引っ込めるのだが・・・
ニコ「あっつい!!」
失敗して着ぐるみの中で溢した。
するとダンテは、右手でスープの皿を持つと、左目から出してる顔に持っていき、ズズズと直接 飲み始めた。
比叡「行儀 悪いなぁ」
大和「これ、食事の時ぐらい着ぐるみ脱いじゃ駄目なんですか?外でなら分かりますけど、鎮守府の中に居る時ぐらいは別にいいのでは?」
赤城「駄目です。鎮守府だろうと、いつなんどき、人の目に触れるか分かりません。提督が居るとバレたら、次は私達も終わりです」
わざわざダンテ達を鎮守府に連れ戻したのは、まさか逃亡したダンテ達が鎮守府に戻ってるとは誰も思わないだろうと、心理的な裏を掻いての事だ。所謂 灯台下暗しというやつだ。
それに鎮守府には、たまに海軍関係者や部外者が出入りする事もある。そのため多少はバレる可能性があるため、油断はできないのだ。
愛宕「言いたい事は分かるけど・・・」
神通「ちょっと大袈裟ではないですか?」
赤城「そうやって慢心してるから、あんな記事が出たんです!次はバレないよう徹底します!提督達も お願いしますね」
言うが、着ぐるみ集団は不慣れな形での食事に集中してるため、話を全く聞いていなかった。
衣笠が食堂の時計に目をやり、それに足柄が気付いた。
足柄「そろそろだっけ?」
衣笠「うん・・・」
実は、今日は艦娘を辞めたはずの青葉が、艦娘として戻ってくる日だった。
シカゴでの騒動を経て、青葉は艦娘を辞めた事で、自分の身を守る事もできず人質になってしまい、危険に飛び込もうとする
健とは しっかり話し合って決めた事だそうで、これで2人の関係が悪くなるという心配は先ずないだろう。
そして青葉は大本営にて、艦娘に戻るための処置を受け、そろそろ鎮守府に着く頃だった。
すると食堂の扉が開き、青葉が入ってきた。
青葉「青葉型 重巡洋艦1番艦 青葉、再着任しまーす!」
『おかえりー!』
元気良く挨拶する青葉だったが、目から腕が生える7体の着ぐるみを見て固まった。
青葉「・・・・・・何かバケモン居るーー!?」
天龍「だよな?だよな?やっぱ そう思うよな?」
ダンテ達は いつまで、この格好をしなければいけないのだろうか?
次回も宜しく お願い致します!