Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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あ゛ーーーーーーーーーーー、疲れた( -。-) =3


誤字脱字を ちょこちょこ見付けましたので修正しました。
読みにくかったですよね?
すみません!
何回も見直してるのにあるもんなんですね。気を付けます。

では6話です!どうぞ!


Mission6 氷牙~悪魔を屈伏させよ~

*日本某所にある村*

 

その村は山に囲まれ、自然が豊富で のどかな村だった。冬になれば雪も よく降る。雪掻きなど よくある話だった。雪が降り大人達は雪掻きをする。数少ない子供達は雪で遊ぶ いつもの風景。だが その日は いつもと違った。突然の猛吹雪が発生し冷気の波に村が覆われた後、村は凍り付いた。・・・・・・・・・凍り付いた村に、獣の雄叫びが鳴り響いた。

 

 

・・・・・・

 

*大本営 元帥執務室*

 

元帥は送られてくる報告書の1枚を見ていた。

 

「・・・・・・カッカッカッ!大和、これを見てみなさい」

 

大笑いする元帥は大和に報告書を渡す。

 

「明石さんが造った艤装で提督 自ら出撃・・・え!?」

 

さらに大和は報告書を読み進める。

 

「・・・・・・駆逐艦2隻と軽巡洋艦1隻を沈め鎮守府 正面海域を突破!?」

 

「提督 自ら深海棲艦を沈めたようじゃな」

 

「こんな事 有り得るんですか?」

 

「報告書には そう書いておるのう」

 

大和は信じられないと言うように報告書を見つめる。

 

「出撃も あまりしていないのを考えると、戦果を求める男ではないようじゃが」

 

すると大本営所属の大淀が入ってきた。

 

「元帥、先程 報告があり、村が氷に包まれ出動した憲兵隊が異形の怪物に襲われたと・・・」

 

「何じゃと!?」

 

“異形の怪物”・・・ダンテから話を聞き、その異形が悪魔であるのは元帥にも解った。悪魔が現れたのなら、あの男に頼るしかない。

 

 

・・・・・・

 

*Devil May Cry鎮守府*

 

ダンテはグラウンドで1人 立っていた。自分の中に意識を集中させ、力を発動させようとするが・・・何も起こらない。

 

「やっぱりダメか」

 

ダンテが発動させようとした力は『クイックシルバー』と『ドッペルゲンガー』の2つ。この力は、テメンニグルでの戦いで現れた上級悪魔を屈伏させて手に入れた力だ。発動させることで、その悪魔の力を行使できる。

 

「やっぱり あの時か・・・」

 

魔具が奪われた時に、力も一緒に奪われていたようだ。

 

「提督、何やってんだ?」

 

声を掛けたのは天龍。その後ろには龍田が居た。

 

「ちょっと試したいことがあってな。もう終わったから此処 使って良いぞ、邪魔したな」

 

そう言って執務室に戻るため本館に向かうダンテ。その後ろを追従する天龍と龍田。

 

「何で付いてくる?」

 

「なぁ提督、もっと出撃と遠征 増やした方が良くないか?」

 

「理由は?」

 

「制海権確保すれば資材が多く獲れる海域にも遠征が行ける。深海棲艦やっつけて資材も獲れて一石二鳥だろ?それに身体が鈍っちまうよ」

 

「訓練で身体 動かしてるだろ?」

 

「俺は派手に戦いたいんだよ!」

 

「・・・必要になったらな」

 

すると そこへ、慌てた様子で大淀が呼びに来た。

 

「提督!元帥から お電話が・・・!」

 

 

*執務室*

 

「俺だ」

 

『ダンテ提督、久しいな』

 

「要件を早く言えよ。アンタが直接 連絡 寄越すぐらいだから何かあったんだろ?」

 

『悪魔が現れた。力を貸してくれ』

 

それから元帥は、今 把握している情報をダンテに伝える。

 

『迎えの車が もう そっちに向かっとる。そのまま現場まで送ってもらいなさい』

 

「分かった」

 

「元帥は何と?」

 

電話を切ったダンテに大淀が聞く。

 

「仕事だ。本業のな」

 

そう言って準備を始めるダンテ。

 

「俺も連れてけよ」

 

「何 言ってんだ お前?」

 

「俺も一緒に悪魔と戦ってやるって言ってんだよ」

 

「足手纏いだ。大人しく留守番してろ」

 

「そうです、無茶です」

 

大淀も仲間を悪魔に殺されている。悪魔が どれだけ危険か解っているからこそ天龍を止める。

 

「確かに俺達 艦娘は深海棲艦と戦うのが役目だ。けど もし悪魔とも戦わなくちゃいけなくなった時、戦えませんでしたじゃ話にならねぇ。悪魔との闘いを知るためにも、俺を連れてってくれ」

 

天龍の言うことは一理ある。海にも悪魔が現れた事例は大本営にも報告が上がった事もある。艦娘が悪魔と戦わずに済む保証など無い。

 

「・・・・・・・・・艦娘ってのは、どいつも こいつも言うこと聞かねぇな」

 

ダンテは じっと天龍の眼を見て意志が固いことを察し、一緒に来ることを許した。

 

 

・・・・・・

 

ダンテ達を乗せた車は村から5キロ程 離れた場所で停まる。車からダンテ、天龍、龍田が降りてくる。龍田は天龍の お目付け役として一緒に来ていた。車を降りると、村へと続く道を憲兵が封鎖していた。車はダンテ達を下ろすと そのまま走り去っていった。

 

「おい、行っちまったぞ」

 

「じーさん帰りの事まで考えてねぇな」

 

憲兵に身分を伝えると規制線の中に通される。

 

「こっからは歩きだ。用心しろ。あいつらは何処からでも襲ってくる」

 

村までの道は何もなく進むことが できた。問題は此処からだ。雪景色を抜けると、一面 氷に閉ざされた村に出た。

 

「スゲェ・・・」

 

氷の国に来たような気分になり、そんな言葉を漏らす天龍。

村の中に入って辺りを調べる3人。

 

「っ!?痛って!」

 

足を滑らせ転ぶ天龍。

 

「気を付けて~」

 

「(こいつら連れてきたのは失敗だったかな・・・)」

 

そんな中、天龍は氷像のような物が気になり 確かめに行く。

 

「・・・っ!おい、これって・・・!」

 

「どうしたの天龍ちゃん?」

 

「こ、これ・・・人だ!」

 

辺りを見回すと、似たような氷像が たくさんあった。

 

「あんな小さい子供まで・・・」

 

龍田は悲しげに小さい氷像を見て呟いた。

天龍が氷像に触れようとしたが・・・

 

「触るな」

 

ダンテが天龍の腕を掴んで止めさせる。ダンテは銃のマガジンから弾を1発 取り出すと、氷像に向かって投げた。氷像に当たった弾は そのまま凍り付き、氷像と一体化してしまった。

 

「お前も こいつらみたいになりたくなかったら、下手に触るのは お薦めしないね」

 

もしダンテが止めてくれなければ自分も氷像の仲間入りになっていたと思うと、天龍は冷や汗が止まらなかった。

氷とは本来 溶けるものだ。だが悪魔によって造り出された氷は、溶けることなく触れたものを凍らせる力がある。

それから手分けして民家なども調べたが、特に何も見付からなかった。

一度 集まった3人だが、そこで異常が発生する。3人は赤い壁に囲まれた。

 

「何だよ、これ!?」

 

「結界だな」

 

「結界?どうやって出るんだよ!?」

 

「出てくる悪魔を全部 倒せ。そしたら出られる」

 

天龍と龍田は各々の武器、刀と矛を構える。

どこからともなく『フロスト』が3体と地面からは『ブラッドゴイル』が10体 現れた。

ダンテはブラッドゴイルと天龍・龍田の武器を見て舌打ちした。ブラッドゴイルには厄介な能力が備わっている。

フロストはダンテに狙いを定めて襲いかかる。そしてブラッドゴイルは天龍と龍田へと向かっていく。天龍と龍田は、ブラッドゴイルに果敢に立ち向かい攻撃をするが・・・

 

「増えやがった!」

 

これがブラッドゴイルの厄介な能力である。ブラッドゴイルは魔力を込めて作られた石像に穢れた血を注ぐことで生まれる。石は液状となり攻撃によっては分裂さえする。

天龍と龍田は諦めずにブラッドゴイルを切り伏せるが、次から次へと増えていく。

 

「おい提督!こんなの どうやって倒せば良いんだよ!?」

 

ダンテはフロストの攻撃を避けながら、隙を見て近くを飛んでいるブラッドゴイルの1体にショットガンを撃つ。ショットガンの弾に当たったブラッドゴイルは石像に戻り、地面に落ちた。

 

「石になった!?」

 

「そいつらは近代兵器に弱い!主砲で石にしてから砕け!生憎 俺は手が離せないんでね、お前らで何とかしろ!」

 

フロストは左手の氷の爪で襲いかかり、右手から氷柱のような氷の弾丸を撃つなど、フロストの連携攻撃にダンテは悪戦苦闘していた。

 

「私が砲撃で石にするから、天龍ちゃんは砕いていって」

 

「よっしゃあ!」

 

ダンテのアドバイスを聞いた天龍と龍田のコンビネーションでブラッドゴイルは数を減らしていく。

一方ダンテはフロストの攻撃を掻い潜りながら着実にダメージを与えていた。だが突然フロストの動きが止まると、その身を氷に包んだ。

 

「・・・・・・?」

 

ダンテが様子を見ていると、フロストを包んでいた氷が砕けた。フロストの身体からはダンテが付けた傷が消えていた。フロストは氷に身を包むことで回復する能力を持っていた。

ダンテは そこから また着実にダメージを与えていくが、フロストの身体が再び氷に包まれる。

 

「させるかよ!」

 

ダンテは神速の連撃技『ダンスマカブル』を繰り出し、フロストの氷を剥がしていく。フロストは回復に失敗し満身創痍。最後はショットガンによる『ガンスティンガー』を喰らい、3体のフロストは消滅した。

悪魔を倒した事で結界が消えた。

 

「つっかれた~。厄介過ぎるだろアイツら、これなら深海棲艦の方が まだマシだ」

 

「村を こんなにしたのは さっきの悪魔達なのかしら~?」

 

その時、獣の咆哮が木霊した。

 

「な、何だよ!?」

 

「ハッ、まだ居るみたいだぞ。多分さっきの奴らを束ねてる奴だろ。力も さっきの奴らよりは上だろうな」

 

「マジか・・・」

 

「別に帰ったって良いんだぜ」

 

「ここまで来て帰る訳ねぇだろ!行くぞ龍田!」

 

「待って~、天龍ちゃ~ん」

 

ダンテとしては2人には帰ってほしかった。もし万が一の事があれば、皆に何て言われるか分かったもんじゃない。

村を出て咆哮が聞こえた方に向かい、道中に雪を媒体にして現れた7ヘルズを倒しながら山を駆け登る3人。天龍はダンテと剣の稽古をしているため、7ヘルズ位なら余裕で対応できていた。龍田も ちゃっかり一緒に稽古に励んでいたため、こちらも問題ない。

そして開けた場所に出た3人は、奥にある巨大な三つ首の氷像を目にする。

 

「何だ ありゃ?」

 

「大きいわね~」

 

3人は ある程度 氷像に近づくと、ダンテが氷像に向かって話し掛けた。

 

「おい!おしゃべりワンちゃん!こればっかりは おいたが過ぎるんじゃないのか?出てこいよ!」

 

すると巨大な氷像の表面の氷が剥がれ落ちると、中から三つ首の魔犬『ケルベロス』が現れた。

 

久しいな、小僧

 

「おいおいおい、何なんだよ・・・」

 

「喋ったわ~・・・」

 

ん?何だ この小娘共は?

 

天龍と龍田はケルベロスに睨まれ動けない。

 

立ち去れ人間!此処は魔の領域、貴様ら人間が立ち入って良い場所では無い!

 

「おい提督~、何なんだよコイツ~・・・」

 

「俺が前に飼ってた犬だ」

 

「何で こんなの飼ってんだよ~・・・」

 

「お前こそ どういうつもりだ?大人しく俺のとこに戻ってこい。そしたら お仕置きだけで許してやる」

 

貴様は我を手放した。故に貴様に従う理由は無い

 

「手放したんじゃなくて奪われたんだよ、ったく」

 

再び我を手にしたければ、力を示せ!

 

そう言ってケルベロスは、凍結ブレスをダンテ達に向かって吐き出す。ダンテは咄嗟に天龍と龍田を両脇に抱えてジャンプし、ブレスを回避する。

 

「前も こんな感じだったな。良いぜ、遊んでやるよ。来いよ、散歩の時間だ!」

 

そう言って天龍と龍田を遠くの茂みに放り投げる。

 

「おぉい!?」

 

「きゃっ!」

 

ダンテは真っ直ぐ歩きながら2丁拳銃でケルベロスの氷の鎧を剥がしていく。ケルベロスは負けじと腕を振り上げ叩きつける。すると地面から真っ直ぐに氷柱が伸びてくる。ダンテは地面を転がり回避する。今度は頭突きをしてくるが、ダンテは それをジャンプで回避。それを追ってケルベロスは頭の振り上げでダンテを吹き飛ばそうとするが、足元に魔方陣を形成し、それを足場にして後方へとジャンプして避ける。そうしている間もダンテは、2丁拳銃で氷を剥がしていった。距離が離れると、今度は氷の塊を飛ばしてくるケルベロス。ダンテは氷の塊をリベリオンで叩き斬り、ショットガンで脚を狙う。バランスを崩したケルベロスは地面に倒れ、すかさずリベリオンで頭部を攻撃するダンテ。首を1つ破壊されたケルベロスは起き上がり突進攻撃をする。

 

「うおっ!?」

 

すぐに体勢を立て直すダンテだが頭上から大量の氷柱が落ちてくる。ダンテはトリックスターの能力で、紙一重で避けていく。ケルベロスは雄叫びを上げると、身体に氷の鎧を再び身に纏う。そしてダンテも再び氷の鎧を剥がすため、銃を乱射する。

 

「すげぇ、何だよ あれ」

 

「天龍ちゃん、私達も提督を手伝わないと」

 

「そうだな龍田、脚を狙え!」

 

「行くわよ~」

 

ダンテの闘いを見て、ケルベロスは脚が弱いと気づいた2人は、ケルベロスの脚に それぞれの主砲で砲撃する。

 

人間風情が小癪な!

 

怒りを露にするケルベロスだが耐えきれず倒れる。そして2つ目の首もダンテに破壊された。満身創痍のケルベロス。

ダンテはリベリオンを背に戻す。

 

「どうする?まだ やるか?」

 

流石だな小僧。1度は我を屈伏させただけはある

 

「俺がクソピエロに お前らを奪われた後、どうなった?あいつは何処に居る?」

 

解らん。気付けば此処に解き放たれていた

 

大した情報も得られず、ダンテは溜め息を吐く。

 

いずれにせよ、貴様らは力を示した。再び我が牙の加護を受けとるがいい

 

ケルベロスは光となり、ダンテの手に収まった。その手に握られていたのは三氷棍『ケルベロス』。

 

「終わったのか・・・?」

 

「提督、それは何~?」

 

「これは さっきの あいつだ。悪魔を屈伏させて認めさせるか魂を奪うと、こういう魔具に変わる」

 

「ブラボー!ブラボー!」

 

拍手と共にジェスターが現れる。

 

「テメェ・・・」

 

「何だよ この気味悪い奴・・・」

 

天龍と龍田はジェスターに会うのは初めてだったが、その異様な見た目から警戒した。

 

「流石デビル坊や。オレ様アンタの闘いっぷりに惚れ惚れしちまったよ。奥様もウットリ」

 

ダンテは銃を構える。

 

「次に会ったら話を聞かせてもらえる約束だったな?どうして生きてる?」

 

「アーカムが お前とバージルに倒された時に分裂したんだよ。人間のアーカムと、悪魔のオレ様にな!アーカムは人間界に堕ちたが、オレ様は あのまま狭間の世界に残ってた。そのお陰で!この世界に流れ着いて、こうしてオレ様はピンピンしてる訳、分かった?」

 

ふざけた口調で説明するジェスター。それを無視して話すダンテ。

 

「他の魔具は何処だ?」

 

「さぁ、何処だろうねぇ~」

 

ジェスターは嫌味な笑みを浮かべる。

 

「さっさと教えろ!」

 

「ターラタッ♪ターラタッ♪ターラタッタァー♪」

 

ジェスターに向かって2丁拳銃を高速連射する。だがジェスターは歌いながら奇妙な動きで全て避けていく。

 

「そう焦るなよデビル坊や。ゲームは まだ一回の裏!まだまだ始まったばかりなんだからさ。オレ様が用意したサプライズは まだ沢山 残ってるから楽しんでよ。そっちの お嬢さん方も是非 楽しんでおくれ」

 

そう言って天龍と龍田に一礼するジェスター。

 

「お前の遊びに付き合うつもりは無いんだよ!」

 

そして また銃を撃つダンテ。ジェスターは瞬間移動しながら弾を避け、森の中に消えていく。

 

 

・・・・・・

 

3人は憲兵隊に後を任せ、鎮守府への帰路に着く。

途中で「腹 減った」と天龍が喚くので、田舎には不釣り合いなファミレスへと入った。

 

「ご注文どうぞー」

 

「俺はミートスパゲティで」

 

「私はカルボナーラください」

 

「生ハム&ガーリックポテトピザ」

 

「畏まりました」

 

「あとストロベリーサンデー」

 

「当店では扱っておりません」

 

「・・・・・・・・・」




ちょっと休憩したいかも・・・。
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