執筆する時間が急に取れなくなったのと、執筆し直したり付け加えたりと遅くなってしまいました。
ごめんなさい!
78話です!どうぞ!
カレー大会から数日後、ダンテとネロの異変は続いている。
ダンテや他の者は、十中八九 比叡に原因があると予想したが、誰も比叡が何かをする瞬間を目撃した訳ではなく、証拠も無いので比叡は お咎めナシだ。
今回、ダンテとネロの症状もハッキリとした事が分からず、本人達も お手上げだった。
そこでダンテは、艦娘達に留守番を任せ、ネロを連れて船に乗り、ある人物に会いに行く事にした。
航海の途中、深海棲艦が現れたが、ダンテとネロが直接 叩き、船に取り付けられている大砲による砲撃で沈めていった。
*どこかの島*
目的地である島がある場所まで近づくと、不思議と深海棲艦は現れなくなった。
1日 航海して目的地に着き、目的の島に船を接岸させ上陸する。
ネロ『本当に こんな所に人が住んでるのか?』
ダンテ『居る。見てみろ』
島で木が生い茂っている上を指を指すダンテ。
ジャングルの中心と思われる場所から、煙が立ち上っている。
確かに誰か居るようだ。
ジャングルを しばらく進むと、開けた場所に出た。
そこには1軒の小さな家があった。
立ち上っていた煙の出所は、この家の煙突からだった。
家の玄関の前まで行きノックをしようとしたが、扉は勝手に開いた。
???「そんな所で突っ立ってないで入れば良かろう」
ダンテは声に言われるまま中に入り、ネロも それに続いて中に入ると、ドクターの妹が大きい壺に入った熱した液体を かき混ぜていた。
絵面は完全に昔から言われる魔女の それだが、身長が暁 並みにしかないからか、台に乗って壺の中を かき混ぜている。
少女「どうして人間の姿に戻らん?」
ダンテ『それで ここに来たのさ。長生きしてるアンタなら何か分かるかと思ってな。助けてくれ』
ダンテは解除できない魔人化をドクターの妹に どうにかしてもらう為に ここまで来た。
ネロとしては この少女に それだけの力があるかは疑問だった。
見た目は どう見ても子供だ。
“長生き”という言葉も引っ掛かる。
疑問が次から次へと浮かぶ。
ネロ『この子供に どうにかできるのか?前にも俺を元の世界に帰らせる話をしてたけど』
少女「“子供”って言うな。妾の名は『セリーナ』、有難い名を覚えておけ」
偉そうな物言いだと思ったが、ネロは口に出さずにグッと我慢する。
ダンテは事の経緯を、ドクターの妹 改めセリーナに話した。
セリーナ「では その艦娘に、悪魔を滅する力が宿っているのか?」
ダンテ『そうだ』
セリーナ「それは おかしい。あれは100年に1人、
ダンテ『比叡に限らず、艦娘は全員 人間だ』
セリーナ「あれが人間?なら半魔よ、お前は悪魔も人間と呼ぶ変わり者かもしれんな」
その予想は当たっているだろう。
ダンテは、人を愛し涙を流せるのなら、その本質が悪魔であっても人間として考え、狩る事はしないのだから。
一方、セリーナの言葉にネロは不満を持った。
加賀や他の艦娘を否定されてるような気分だ。
まだ短い付き合いだが、艦娘達と接する中で、皆 感情を有して人の姿もしてる。
艤装という普通の人間にはない力があるが、それでも どこから どう見ても普通の人間だ。
ネロ『あいつらを悪く言うな。あいつらは普通の人間だ』
ダンテとネロ、2人に反論されて流石にセリーナも黙る。
ネロ『この状態を何とかできるなら早くしてくれ』
セリーナはダンテとネロの身体を調べ始める。
端から見れば お医者さんごっこにしか見えない。
先ずは眼を覗き込むように見る。
次に口の中まで見られる。
口が開く可動範囲 以上に無理矢理 口を開かされ、顎が外れそうになる。
その後、セリーナは杖を取り出し2人に向ける。
杖の先端がピンクに光ると、ダンテとネロの身体も同じ色に一瞬だけ光った。
セリーナは杖を下ろし、溜め息を吐いてから話し始めた。
セリーナ「自分達の身体に感謝するのだな。純粋な悪魔なら死んでいるところだ」
ネロ『で、どうにかできるのか?』
ネロの問いに答えず、セリーナは先程まで かき混ぜていた壺の液体を歪なコップに入れる。
ダンテとネロ、それぞれにコップを渡した。
セリーナ「一気に飲め。残すなよ」
素直に飲む気が起きない。
その液体は緑色をしている。
それだけなら まだいい。
変な臭いもしている。
そうなると、何の液体なのかが気になる。
ネロ『これ・・・何が入ってるんだよ?』
セリーナ「貴重な薬草が10種類、砕いた魔力鉱石、鳥の羽が数枚、猿の骨、鹿の糞が少量。早く飲め」
ネロ『(糞・・・)』
中身を聞いたのはネロだが、聞かなければ良かったと後悔する。
コップの中の液体を ただ見詰めていても仕方ないので、ダンテとネロは一気に その液体を喉に流し込む。
ネロ「おえ・・・」
ダンテ「あー・・・比叡の料理と いい勝負だな・・・」
飲み終えた直後、2人の身体は元に戻った。
元に戻った事を確認し、2人は安堵の溜め息を吐いた。
ダンテ「助かったぜ」
セリーナ「礼には及ばん。それより、依頼は どうなってる?」
ダンテ「現在 進行中さ」
セリーナ「時間はないぞ半魔よ。こうしてる間にも兄上は何かをしてるはずだ」
ダンテ「分かってるよ」
ネロ「なぁ、アンタも、ドクターを名乗ってるアンタの兄貴も何者なんだ?」
ネロの疑問は至極 当然だった。
今まで明確な話は出てこなかった。
ダンテも どこまで知っているのか不明だ。
セリーナ「それは・・・それは いつか話す」
今は話すつもりはないらしい。
用は済んだので、ダンテとネロは鎮守府へ戻る事にした。
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府 ダンテ私室*
ダンテとネロが鎮守府に戻った日の夜、皆が寝静まっている時間に、ダンテの部屋の扉の前に2つの影があった。
イク「シーフードカレーの恨み、今こそ晴らしてやるの」
ゴーヤ「ハバネロエキスを眼に塗りたくってやるでち」
伊19と伊58だった。
カレー大会で優勝を逃した2人は、赤い液体が入ったビンを手に持ち、ダンテの寝込みを襲おうとしていた。
作戦を決行する為に、静かに扉を開けて部屋に侵入しようとするが、扉を開けてから2人の動きは止まった。
目の前に、腕を組みながら自分達を見下ろすダンテが立っていた。
ダンテ「誰の眼に何を塗りたくってやるって?」
ゴーヤ「いや、それは・・・」
イク「き、気のせいなの・・・イク達は夜の見回りに・・・」
ダンテ「ほう、夜の見回りか。仕事熱心だな」
イク「そ、そうなの!仕事熱心なの!」
ゴーヤ「次の場所を見回るから、ゴーヤ達は これで失礼するでち」
伊19と伊58は苦し紛れに誤魔化し逃げようとするが、ダンテに肩を掴まれ また動けなくなる。
ダンテ「手に持ってるのは何だ?」
イク「これは~その~・・・」
ゴーヤ「ふ、不審者を撃退する為の武器でち」
ダンテ「成る程な、不審者を・・・なら、覚悟はできてるな?」
「「ひ!?ぎゃああああああああ!!!」」
・・・・・・
*工廠*
翌日の昼、ダンテは夕張に呼ばれ、ネロ、赤城、加賀、顔合わせで一緒だった祥鳳、瑞鳳と共に工廠へ向かった。
呼ばれた理由は、夕張の新作を お披露目する為だ。
工廠に着くと、今か今かとソワソワした夕張と落ち着いてる明石が待っていた。
横にはカバーが被せられた何かがある。
夕張「遅いですよ提督!」
ダンテ「で、今回は何を見せてくれるんだ?」
問われた夕張は胸を張り、自慢気に何かを隠す為のカバーを剥ぎ取った。
出てきたのはオフロードバイク。
ただのバイクかと思い、期待外れだったので一同は その場から去ろうとするが、夕張が必死に引き止めるので、仕方なく新作のプレゼンを聞く事にした。
と思ったのだが、夕張は鎮守府 近くの浜辺に移動してから話すという事で、今度は浜辺へと移動する事になった。
・・・・・・
*浜辺*
浜辺に移動したが何の説明もなく、夕張はバイクに乗るように催促した。
そうなると、誰が乗るかという話になるが・・・。
ダンテ「ネロ、乗ってみろ」
ネロ「俺が?別にいいけど・・・」
試運転をネロに任せ、ネロは夕張から何やら説明を受けている。
ダンテ達は少し離れた位置から見ていた。
説明が終わったのか、夕張もネロから離れる。
夕張「じゃあ、お願ーい!」
夕張からの合図を聞き、ネロはアクセルを全開にして走り出した。
だが、向かっている方向は海だ。
海に入れば、エンジンに水が入り動かなくなってしまうが・・・海に突入する瞬間、ネロはバイクに取り付けられたレバーを引く。
すると、前後の車輪の横に2枚ずつ、2対のスキー板のような物が展開された。
バイクは海に沈まず、そのまま水上を走っていく。
夕張「どうよ!海を走るバイク!」
夕張は自信作なのか胸を張る。
確かに板4枚だけで、バイクが水上に浮いて走るのは不思議でもあり凄い事だ。
祥鳳「あんな細い板で どうやって浮かせてるんですか?」
夕張「それは・・・軍事機密よ!」
明石「提督やネロさんの足の艤装を応用しただけですよ」
夕張「何で言っちゃうの!?」
それからバイクの諸々の説明を聞いたが、水上を走れる以外は大した性能はなかった。
燃料を満タンにして走れる距離も、普通のオフロードバイクと変わらない。
装甲も並みで、砲撃を1発 受ければアウト。
何もかもが その辺を走っているバイクと変わらないのだ。
結果、ダンテが下した判断は・・・
ダンテ「別に要らないな」
却下した。
水上を走れるだけなら艤装で間に合っている。
それ以外も特に秀でた性能もないので、今のまま充分やっていけるので必要ない。
ダンテ「あ~あ、勿体振って何かと思えば・・・」
赤城「そろそろ戻ります?」
加賀「そういえば、お昼まだだったわね・・・」
瑞鳳「提督、卵焼き、食べる?」
「「食べりゅー」」
ダンテに訊いたのに、何故か赤城と加賀が答える。
昼食を後回しにして夕張の新作を見に来たので、ダンテ達は食堂へ行く為に鎮守府に戻る。
夕張「いつか・・・いつか特許 取って 大金持ちになってやるんだからー!!!」
ネロ「これ、いつまで走ればいいんだ?」
あとには浜辺に夕張、海にネロだけが残された。
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府 食堂*
瑞鳳「卵焼き どうぞ」
食堂で食事していると、伊168と伊8がダンテに用があって食堂に来た。
イムヤ「ねぇ、朝からゴーヤとイクが寝込んでるんだけど、何か知らない?」
ハチ「“激辛の紅い悪魔が”って、うわ言のように言ってます」
ダンテ「あいつらには困ったもんだ」
ダンテは夜中に襲撃してきた伊58と伊19が持っていたビンを奪い取り、中身の赤い液体を2人に飲ませた。
あまりの辛さに2人は気絶し、ダンテが艦娘寮まで運んだのだ。
しかし、伊58と伊19は体調を崩し、寝込んでしまった。
「「(“紅い悪魔”って、やっぱり司令官の事だったんだ・・・)」」
ダンテから夜中にあった出来事を聞き、伊168と伊8は納得した。
完全に自業自得なので同情の余地はない。
赤城「そういえば、招待状は どうするんですか?」
祥鳳「きっと凄いパーティーなんでしょうね」
イムヤ「私も一緒に行きたいなぁ~」
瑞鳳「私も行ってみたいです!」
ダンテ「残念だな、招待状は1人分しかない」
「「えー」」
招待状はテイラー・コープが主催するパーティーの物。
様々な名のある者達が招待される予定だ。
だが招待状は1人分。
伊168と瑞鳳は行った事がない豪勢なパーティーに行ってみたかったが、行けないと分かり落胆する。
ダンテとしては、ただの企業主催のパーティーなど興味はなかったが、その後 艦娘達から行った方がいいと何度も勧められ、元帥や大将も行く事は聞かされていたので顔だけでも出す事にした。
・・・・・・
*テイラー・コープ パーティー会場*
パーティー当日の夜、予定していた通りパーティーは開催され、ダンテも会場に来ていた。
会場には様々な分野での有名人も招待されているので、かなり華やかなパーティーが開かれている。
元帥は立場もあり、数名の誰かと挨拶をしている。
パーティーでの司会が、今回の主賓であるテイラー・コープの社長、アレックス・テイラーを紹介し、紹介された本人はマイクの前に立ちスピーチを始めた。
アレックス・テイラーは会社の話や自分の家族の話、在り来たりで当たり障りのない話を軽快に話している。
興味のない話とパーティーに退屈していると、大将が近付いてきた。
大将「来ていたか」
ダンテ「まぁな、艦娘共が行けって うるさくてな」
大将「お前の為を思って言ったのでは?」
ダンテ「凄い企業なんだろ?どうせ何かしらの土産が目当てで行けって言ってるだけさ」
大将「その可能性もあるな」
ダンテの言葉に、大将はパーティーに似つかわしくない程に豪快に笑った。
それから他愛のない世間話をしていると、アレックス・テイラーが2人に近付いてきた。
いつの間にかスピーチが終わっていたようだ。
テイラー「これは凄い!日本海軍一の大将と、今や“神の遣い”と呼ばれる英雄が揃ってる。アレックス・テイラーだ。よろしく」
アレックス・テイラーは手を差し出し、大将と握手してからダンテとも握手を交わした。
ダンテはアレックス・テイラーが言った“神の遣い”や“英雄”という言葉に引っ掛かりを感じた。
自分が こちらの世界で有名になっているのは気付いてはいる。
だがダンテ自身、神への信仰心はない。
ましてや、“英雄”などと大層な呼ばれ方をされる事をしたつもりもない。
ダンテ「英雄って何だ?」
テイラー「悪魔と戦い世界を救った男、今じゃ あなたは有名人だ」
ダンテは本当なのか確認する意味も込めて大将を見たが、大将はダンテから目を逸らした。
それだけで事実と判断するには充分だった。
それでも、そう呼ばれる筋合いはない。
ダンテ「神に興味はない。英雄のつもりもないしな」
テイラー「だろうね。でも安心してくれ。僕の防衛案が採用されれば、君が そう呼ばれる事もなくなる。この世界に神も英雄も艦娘も必要なくなる」
ダンテ「防衛案?」
テイラー「それは企業秘密だよ。それじゃあパーティーを楽しんでくれ。酒も全部タダだからね」
そう言ってアレックス・テイラーは どこかへ行ってしまった。
ダンテ「・・・嫌な眼をしてやがる」
大将「デビルハンターとしての勘か?」
ダンテ「さぁな」
ダンテも長居するつもりはないので、さっさとパーティー会場を抜け出して鎮守府への帰路に着いた。
*街*
同じ頃、ネロは艦娘達と街に出ていた。
理由はダンテがパーティーに行っているので、艦娘達が たまには自分達も贅沢したいという事で全員で外食に出た。
赤城「お腹一杯です!上々ね」
瑞鶴「お給料 全部 消えた~・・・」
ネロ「・・・・・・っ!」
こちらも鎮守府への帰路に着いていると、ネロの右腕が反応した。
ネロは周りを警戒していると、黒いダンテが現れた。
黒ダンテ「よう、楽しそうだな」
ネロ「・・・皆 下がってろ」
加賀「いいえ、私達も手伝うわ」
黒ダンテ「お前らの相手は こいつらだ」
艦娘達が艤装を展開すると、黒ダンテが手を翳し、大量の『スケアクロウ』と『メガ・スケアクロウ』が出現した。
スケアクロウは魔界で生まれた甲虫の一種が、群れをなして布人形の袋に入り込み、あたかも1つの生命体のように布袋を操っている。
個体としての知能は低く、腕、または脚に刃が付いている。
メガ・スケアクロウも同じような悪魔だが、こちらは大量の甲虫が入り過ぎて巨体になったもので、通常の個体に比べるとパワーは強く、背中と両腕に刃が付いている。
どちらも個々としては大した驚異ではないが、数で囲まれると非常に鬱陶しい存在だ。
突然の悪魔の出現に、周囲に居た民間人は恐怖の悲鳴を上げながら逃げ惑う。
スケアクロウとメガ・スケアクロウは一目散に艦娘達に向かっていき、艦娘達は これを排除する為に迎え撃つ。
ネロは艦娘達に加勢しようとしたが、黒ダンテの剣が迫り邪魔をする。
食事に行くだけだったのでレッドクイーンは持ってきていない。
その為、ネロは閻魔刀で応戦する。
ネロ「お前 何なんだよ!」
黒ダンテ「聞かなくても解るだろ?」
ネロ「クソがっ!」
艦娘達と分断される中、ネロは黒ダンテと何度も剣戟を繰り返す。
ネロは黒ダンテの隙を見計らい、足を軸に身体を回転させ、回転のスピードに乗せて閻魔刀を横凪ぎに振るう。
黒ダンテは後ろに飛び退き躱し、高速で接近しながら放つ突き、スティンガーを繰り出してくる。
ネロは横に躱し、お返しとばかりに閻魔刀から風の斬撃を飛ばす。
たが そこでネロは驚き、黒ダンテは嫌な笑みを浮かべた。
黒ダンテはダンテが使うロイヤルガードのスタイル技、ロイヤルブロックで斬撃を弾いた。
まさかスタイル技まで使えるとは思わなかった。
・・・・・・
*Devil May Cry鎮守府*
ダンテ「あいつら全員、どこ行きやがった・・・?」
一足早く、鎮守府に戻っていたダンテ。
戻ると警備の憲兵 以外の全員が鎮守府を留守にしていた。
流石に気になり、赤城に電話を入れる。
ダンテ「・・・・・・出ねぇし」
電話に出ない。
それから次々と電話を掛けるが、艦娘達は誰1人 電話に出る事はなかった。
ダンテは胸騒ぎがした。
ダンテは すぐに鎮守府を飛び出し、どこかへ向かった。
*街*
瑞鳳「悪魔 出過ぎー!」
夜間により艦載機が使えない。
空母の艦娘は悪魔の攻撃を避けるのに忙しい。
祥鳳「瑞鳳、後ろ!」
瑞鳳「えっ!?」
利根「させぬぞ!」
そこへ、瑞鳳の後ろからスケアクロウが襲い掛かるが、空母の護衛の艦娘の内の1人、利根が砲撃で援護する。
艦娘達も悪魔を屠っていくが、湧き出るようにスケアクロウとメガ・スケアクロウが現れる。
弾薬も無限ではなく、このままではジリ貧だ。
ネロも それは分かっている。
分かっているからこそ、艦娘達に加勢したいと気が急いて焦ってしまう。
ネロ「邪魔だあああああ!!」
まだ民間人が居る中、ネロは右腕の袖を捲ってデビルブリンガーを露にし、デビルトリガーを発動する。
ネロは後ろに引いて距離を取り、スラッシュディメンジョンを放つ。
斬撃の渦が黒ダンテに襲い掛かるが、黒ダンテは全ての斬撃をガードする。
黒ダンテの姿が消えるが、ネロは次の動きを予測して後ろを振り返りながら閻魔刀を振る。
一瞬にしてネロの後ろに回り込んだ黒ダンテは それを躱し、ネロに隙ができた瞬間にロイヤルリリースを打ち込む。
一気に解放される蓄積した力に、ネロの身体は くの字に折れ曲がり吹き飛ばされる。
更に黒ダンテは またネロの後ろに回り込み、ダメ押しとばかりに吹き飛ぶ途中のネロを蹴り飛ばす。
ネロの骨は軋み吐血する。
黒ダンテは手を天に伸ばすと、ネロの手から離れた閻魔刀が その手に収まる。
黒ダンテ「やっと手に入れた!」
加賀「ネロ!」
長門「このままでは・・・!」
戦闘中であっても、ネロが吹き飛ばされたのを横目に見ていた艦娘達は焦る。
悪魔は際限なく現れ、閻魔刀を奪われ、悪魔の対処に精一杯でダンテに連絡を取る暇もない。
ネロは倒れたまま動かなくなってしまった。
ビルの上から、その様子を見ている傍観者が居た。
セリーナだ。
セリーナ「何故あの紛い物は、あの刀を欲するのだ?」
セリーナでも、黒ダンテが閻魔刀を狙う理由が分からない。
黒ダンテの高笑いと戦闘音だけが、夜の街に響いていた。
時間がある時には執筆しますので、ゆっくり投稿していきます。
完結はさせますので、失踪する事はありません!
次回が いつになるか分かりませんが、これからも よろしく お願いいたします!