Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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まさか こんな新米の、しかも自己満足作品に40人以上も お気に入り登録していただけるとは思いもしませんでした。
皆さん!本当に!ありがとうございます!


今回は軽めの お話です。
では7話です。どうぞ!


Mission7 番犬~錬金術の神秘を知れ~

*Devil May Cry鎮守府 食堂*

 

間宮は今、追い詰められていた。・・・壁際に。・・・ダンテによって。所謂、壁ドン状態だった。

 

「間宮・・・」

 

「は、はい・・・///////」

 

顎を軽くクイッと持ち上げられ・・・

 

「頼みがあるんだ」

 

「な、何でしょう?///////」

 

顔を近付けていくダンテ。

 

「・・・・・・・・・ストロベリーサンデー作ってくれ」

 

「はい、スト━━////・・・・・・はい?」

 

「ストロベリーサンデー作ってくれ」

 

「何やってるんですか提督?」

 

「イテテテテテテテッ!」

 

間宮が襲われてると勘違いした赤城は、満面の笑みでダンテの耳を引っ張る。

 

「ストロベリーサンデー作ってくれって頼んでただけだ」

 

耳を擦りながら答えるダンテ。

 

「すとろべりーさんでー?」

 

「この世で至高の一品だ。美味いぞ」

 

「ストロベリーサンデー作ってください!」

 

今度は赤城が壁ドンする。再び追い詰められる間宮であった。

一方、別の場所でも追い詰められている者達が居た。

 

 

*同鎮守府 正面ゲート*

 

此処から先に立ち入ることは許されん!立ち去れ!

 

「じゃからの、儂はダンテ提督に話があって━━」

 

我の役目は この門を守り、誰も通さぬこと。立ち去らぬなら、貴様らを噛み砕いてくれるわ!

 

元帥は先日の凍結した村の一件で、ダンテと話をするために護衛を伴って鎮守府に来たのだが、何故か門の前で魔獣が道を塞いでいるため立ち往生していた。

護衛は元帥に逃げるように言うが、喋ることから知能があると判断し、勇気を出して事情を説明してるのだが話が噛み合わない。もう30分は この状態だ。

 

「・・・おぬしはダンテ提督の何じゃ?」

 

奴は力を示した。故に我は あの男を認めた。ダンテは我を使う者。我の主だ

 

元帥からすれば、ぶっ飛んだ話で訳が分からなかった。化け物を使う?化け物の主?どうすれば そんな事になる?元帥達が困っていると・・・

 

「何をやっているの?」

 

加賀(小娘)か。立ち去らぬ者共を喰ってやろうとしているところだ

 

加賀は元帥達の姿を認めると、ケルベロスに退くように言う。

 

「そんなことしないで。この人達は提督の お客様よ。通してちょうだい」

 

すると、ケルベロスは大人しく道を開けた。それには元帥も驚いた。聞く耳を持たなかった化け物が、大人しく言うことを聞く光景に。

 

「元帥、申し訳ありません。失礼を お許しください」

 

「いったい、どうなっておるんじゃ?」

 

「詳しい話は提督から聞いてください」

 

 

・・・・・・

 

*執務室*

 

執務室のソファーには、ダンテと元帥がテーブルを挟んで向かい合って座っていた。ダンテの後ろには赤城、加賀、鳳翔が控えて立っている。元帥はダンテを睨みながら口を開く。

 

「色々と報告が抜けているようじゃな」

 

「そうだったか?」

 

「まず外に居る あれは何じゃ?」

 

「あいつはケルベロス、うちで飼ってる犬であり、悪魔だ」

 

そしてダンテは村に着いてからと、戻ってからの事を話した。

 

 

・・・・・・

 

時間を遡り、ダンテがケルベロスを取り戻し鎮守府に戻った時だ。鎮守府に残っていた艦娘達に出迎えられるダンテ達。

 

「提督、ご無事ですか?」

 

鳳翔が代表してダンテに声を掛ける。

 

「あぁ、まずは1つ取り戻した」

 

そう言って魔具になったケルベロスを見せるダンテ。

 

「ちゃんと帰ってきたんだ。どうだった?」

 

「おう!もう何か色々スゴかったぞ!」

 

「ただいま~」

 

北上が天龍と龍田に話し掛け、2人も それに答える。それから天龍は、北上と駆逐艦達に村での出来事を自慢気に話していた。

 

「お前らに紹介したい奴が居る」

 

すると三氷棍ケルベロスがダンテの手から離れると、光りながら魔獣ケルベロスとなった。

 

『ギャアアアアア!!』

 

艦娘達はパニックだ。駆逐艦に至ってはギャン泣きである。

 

「な、何で こいつが居るんだよ!?」

 

天龍も焦る。ダンテが倒したと思っていた悪魔が現れれば当然の反応だ。天龍と龍田は駆逐艦を庇うように前に出てダンテに聞く。

ダンテに破壊されたはずの首も戻っており、三つ首になっていた。

 

「落ち着け。お座り!」

 

ケルベロスは大人しく お座りの姿勢になる。

 

「今日から此処で飼う。心配するな、躾はしてある。噛みつきやしねぇよ」

 

艦娘達は何も言えない。何を根拠に信じろと?

 

「此処に居る奴らは俺の仲間だ。どうするべきか分かってるな?」

 

心得ている

 

「触っても平気だぜ」

 

そう言われても艦娘は動かない。誰も動かない中、赤城が動いた。赤城がケルベロスの前に出て手を差し出す。

 

「お手」

 

『(赤城さぁーーん!?)』

 

ケルベロスは前足を上げる。それを見た艦娘達は、赤城が踏み潰されると思い戦々恐々としていた。だがケルベロスは、赤城の小さい手に自身の大きい足を どう乗せるか、力加減も気を付けなければならず四苦八苦していた。

 

「ふふっ、少し可愛いですね」

 

「ハッ!」

 

その様子に艦娘達は警戒心を少しだけ解き、ケルベロスと言葉を交わしたりした。

 

「じゃあ お前は向こうで番犬してろ」

 

ケルベロスは鎮守府の入り口に向かい鎮座した。

 

 

・・・・・・

 

そして今に至る。

 

「おぬしは横須賀の提督のように悪魔を使役するつもりか?」

 

ダンテは徐に立ち上がり窓を開ける。

 

「おい、犬っころ!」

 

ダンテが呼ぶと窓の外にケルベロスがやってくる。ケルベロスは窓から執務室を覗く。ダンテが手を翳すと、ケルベロスは魔具の姿に変わりダンテの手に収まった。ダンテは魔具をテーブルに置くと説明を始めた。

 

「こいつは魔具と呼ばれる物で、悪魔が その姿を変えた武器だ。魔具を手に入れるには その悪魔に認められるか魂を奪う必要がある。俺は こいつに勝手に認められたから使ってやってるだけだ」

 

「それでも悪魔の力であることには変わらんじゃろ?」

 

「力は使いようだろ?俺が管理してりゃ悪いようにはならない」

 

「おぬしらは どう考えている?前の鎮守府の仲間を殺したのは他ならぬ悪魔じゃぞ」

 

ダンテの後ろに控える3人に聞く。正直 艦娘達も快く受け入れている訳ではない。元帥の言う通り、仲間は悪魔に殺された。思う所はある。だが・・・

 

「元帥の仰る通り、仲間達は悪魔に殺されました。私達にとって悪魔は憎むべき存在です。・・・しかし、私達は提督を、ダンテ提督を信じています。提督が居れば大丈夫だと、信じています」

 

赤城は元帥に迷いなく答える。その思いは艦娘 総意の答えだった。

艦娘から見てダンテは、非常識で やる事 成す事が滅茶苦茶で“人間”でありながら悪魔を簡単に倒してしまう変わった男。それでも確かな優しさを持っていると、艦娘達は知っている。そんな“人間”だからこそ信じている。だが その考えと思いは、いずれ裏切られることになるとは、艦娘達は まだ知らない・・・。

元帥はダンテを睨むのを止めると、ふっと身体の力を抜く。

 

「儂は おぬしを友だと思っておる」

 

「そりゃ光栄な話だな」

 

「友としては おぬしを信じたい。じゃが元帥としての立場で考えると困った話じゃ」

 

「・・・悪いな」

 

ダンテも故意に誰かを困らせたい訳ではない。それは心からの謝罪だった。

 

「良かろう、儂は何も見なかった事にする」

 

「あぁ」

 

「憲兵からの連絡で、村を覆っていた氷は おぬしが村を出た後 消えたらしい。ただ村人は全員 死亡、死因は凍死と判断された」

 

それを聞いてダンテはケルベロスを睨むが、ケルベロスはテーブルの上で魔具として静かに鎮座しているだけだった。

 

「報告書にもあった『ジェスター』、その者が黒幕か?」

 

「そうだな、俺が持ってた魔具を奪ったのは そいつだしな」

 

「魔具は いくつある?」

 

「残りは3つだ。あと気掛かりが2つ」

 

「気掛かりとな?」

 

「悪魔は魔具になる奴だけじゃない。魔具にならずに力そのものを渡してくる奴も居る」

 

「それが2つあると?」

 

「あぁ、どうやら その力も奪われたみたいだ」

 

「相手が悪魔なら、此方としては おぬしに頼らざる終えない」

 

「分かってる、これは俺の責任だ。きっちり尻拭いはするさ」

 

そこへ大淀が執務室に入ってくる。

 

「失礼します。提督、艦隊 帰投しました」

 

「俺は迎えに行くけど、じーさんは どうする?」

 

「せっかくじゃから お供しよう」

 

 

・・・・・・

 

「敵主力艦 撃破で海域突破したぜ!まっ、この天龍様なら当然の結果だけどな」

 

旗艦の天龍が ふんぞり返る。大した海域ではないのだが・・・。

 

「・・・ちょっと待て」

 

「何だよ?」

 

「お前ら点呼 取れ。はい番号!」

 

「1!」

 

天龍

 

「2~」

 

龍田

 

「さーん」

 

北上

 

「4!」

 

 

「5!」

 

 

「6、なのです」

 

 

「7♪」

 

 

「・・・8」

 

 

「皆ちゃんと居るわよ~」

 

「何で行きは6人で、帰りは8人になってんだ?」

 

それからダンテは、艦娘ドロップについて説明を受ける。

 

「・・・・・・・・・もう何でもいいや、お嬢ちゃん達 名前は?」

 

「如月と申します。お側に置いてくださいね」

 

「初雪・・・です・・・よろしく」

 

「如月と初雪か。うちは来る者 拒まずだから、ここに居たけりゃ好きにしな。じゃあ とりあえず━━」

 

「提督!すぐ来てください!」

 

「今度は何だ?」

 

明石が慌てながら走ってくるが、ダンテは もうウンザリしていた。そのまま工廠の中へ案内され、奥にある物を見た。

 

「へぇー、こいつは・・・」

 

「午前中は こんな物 無かったのに、気付いたら いつの間にか そこにあったんです!」

 

そこにあったのは『時空神像』だった。

 

「ダンテ提督、これは何じゃ?」

 

「俺も詳しくは知らないんだけどな、時空神像っていって『レッドオーブ』を捧げたら色々くれるんだ。その昔の錬金術で作られた物を出してくれる」

 

「・・・レッドオーブって・・・何?」

 

「レッドオーブは悪魔の血が結晶化した物だ」

 

「悪魔って、え?どうゆうこと?」

 

初雪と如月は分からない事ばかりで話に付いていけてなかった。

ダンテは大量のレッドオーブを時空神像に捧げると、アイテムを生成した。

 

「これは何?」

 

如月が興味深げにダンテの手の中のアイテムを見る。

 

「これはホーリーウォーターだ。中に聖水が入ってる。悪魔には有効だから持ってて損は無いぞ」

 

そう言って如月に渡す。

 

「あ、ありがとう」

 

如月は不思議そうにホーリーウォーターを見ていた。

 

「じゃあ これで資材とか作れるんですか!?」

 

明石が期待を込めて聞く。

 

「さぁな、そんなの作ったこと無いしな」

 

「やってみましょうよ!」

 

「もう今のでレッドオーブ全部 使っちまったよ」

 

「えーーー!?ガッカリです・・・」

 

「ダンテ提督よ、これは危険な物ではないのかのう?」

 

「大丈夫さ、害は無い」

 

 

・・・・・・

 

*同鎮守府 正面ゲート*

 

その後、雑談も交えながら話をした元帥は大本営へと戻ることにした。見送りは鳳翔だけだ。

 

「鳳翔、彼は どうじゃ?」

 

「もう毎日が大変ですよ。昔に会った時の方が落ち着いた雰囲気でしたから・・・少し、今の彼に戸惑ってます」

 

「彼は あの時よりも若いようじゃ。まさか こんな形で再会するとは思いもしなかったわい」

 

「そうですね・・・」

 

2人は昔を懐かしむように話す。この2人は、何を知っているのだろうか?

 

 

・・・・・・

 

その日の夜、ダンテが居る鎮守府を遠目から見ている髪の赤い女が居た。

 

坊や、あなたは いつ私を見付けてくれるのかしら?楽しみだわ




今回も読んでいただき ありがとうございます!

この お話の くだりが良かったとか、このキャラとの絡みが面白かったとか、良かった点を教えていただければ 、新米の自分には これからの創作の参考になるので、良かったら ご意見ご感想の方も よろしく お願いいたします!

では次回も よろしく お願いいたします!
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