Devil May Cry鎮守府   作:しゅんしゅん@よし

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外に出にくい状況が続いていますが、皆さんの退屈凌ぎの1つになれれば幸いです。

96話です!どうぞ!


Mission96 囮~MO作戦 実施~

情報漏洩の疑惑が上がり、各鎮守府は独自の判断で防衛に徹していた。

通信は必要最低限に控えているが、それでも深海棲艦は、こちらの動きを読んでいるかのように動いている。必要最低限とは言っても、全く使わない訳ではないので、ある程度の情報は漏れているのだろう。

 

 

*パラオ泊地 指令室*

 

だが、その上でDevil May Cry鎮守府は、深海棲艦に対して攻勢に出ようとしていた。

 

大淀「提督、時間です」

 

ダンテは頷き、作戦の開始を許可する。

 

 

*ブイン基地*

 

大淀『作戦が開始されました!艦隊、出撃してください!』

 

赤城「一航戦 赤城、出撃します!」

 

金剛「私達の出番ネ!Follow me!皆さん、付いて来てくださいネー!」

 

長門「戦艦 長門、出撃する!」

 

陸奥「戦艦 陸奥、出撃よ!」

 

祥鳳「艦隊、出撃しますね!」

 

大淀からの無線を合図に、ブイン基地に待機している、新たに編成された第1~第4艦隊が出撃する。

第1艦隊に旗艦 赤城、鈴谷、摩耶、鳥海、夕張、天龍。

第2艦隊に旗艦 金剛、比叡、榛名、霧島、吹雪、夕立。

第3艦隊に旗艦 長門、陸奥、青葉、衣笠、古鷹、加古。

そして、第4艦隊は旗艦 祥鳳、瑞鳳、足柄、川内、曙、白露が、多数の輸送船を伴って出撃した。

 

 

*パラオ泊地 指令室*

 

ダンテ「さて、俺達も行くか」

 

ネロ「あぁ」

 

大淀「提督、気を付けてくださいね・・・」

 

自分達の役割を果たす為に動こうとするダンテとネロを、大淀は心配そうに見ていた。

ダンテは、大淀を安心させるように優しい笑みを浮かべた。

 

ダンテ「行ってくる」

 

大淀「・・・提督、ネロさん、ご武運を」

 

大淀は敬礼し、ダンテとネロを見送った。

今回の作戦では、深海棲艦に対抗する為の新たな秘密兵器を、トラック泊地に運び込む事になっている。Devil May Cry鎮守府は その護衛任務の為に出撃した。

暗い海の底では、それに呼応するように深海棲艦が一斉に移動を始めた。

 

 

・・・・・・

 

*トラック泊地 近海*

 

トラック泊地の近海で、深海棲艦は海面に浮上する。

目の前の光景に、深海棲艦は動揺を隠しきれない。艦娘が1人として居ないのだ。

そこに居たのは、幽霊船の甲板に立っているダンテとネロだけ。2人は既に、足に艤装を装着している。

 

ダンテ「やっぱり来たか。通信を傍受してる裏は取れたな」

 

ネロ「それにしても、また大漁に釣れたもんだな」

 

ダンテ「それだけ向こうも本気なんだろ」

 

深海棲艦の数は、10や20の数ではない。数えるのも億劫になる程の数が現れた。

甲板から飛び降り、ダンテとネロは深海棲艦の大艦隊へ向かっていく。

 

「「Let's rock(派手に行くぜ)!」」

 

ネロがレッドクイーンで斬り、ダンテがエボニー&アイボリーを撃つ。装甲の薄い敵艦は次々と轟沈していく。人型の深海棲艦などは、腕や頭がバラバラに吹き飛んでいく。

ダンテとネロを排除する為に、果敢に立ち向かう深海棲艦とは逆に、これが罠だと気付いた深海棲艦は戦線を離脱しようとする。しかし、無人の幽霊船が深海棲艦の退路を塞ぐように動き、備え付けられた大砲を一斉射する。

凶弾から逃れた深海棲艦は後ろを振り返る。そこには、猛獣が獲物に襲い掛かるように、ダンテとネロが深海棲艦を沈めている。

どうにか逃げ出せたと思っても、ネロのデビルブリンガーで引き戻され沈められる。

深海棲艦側の戦況は混乱状態に陥っていた。

 

 

*南方海域 珊瑚諸島沖*

 

その頃、出撃した艦娘達は、珊瑚諸島沖まで来ていた。

本当の任務は護衛ではない。そもそも、秘密兵器など初めから存在しない。深海棲艦に対抗できるのは、一部の例外を除いて艦娘だけなのだから。

彼女達の本当の任務は、MO作戦。

南方海域に空母機動部隊を展開、同方面に出没する敵機動部隊を叩き、同方面の航空優勢を確立すること。

この数日、無線で偽りの作戦を垂れ流し、ダンテとネロが居る場所に周辺の深海棲艦を誘き寄せた。

2人が足止めしている お陰で、すぐに深海棲艦の増援部隊が来る事はないだろう。その間に、MO作戦を果たさなければならない。

第2、第3艦隊が先行し、その後ろから第1、第4艦隊と輸送船が続く。

進んでいると、敵前衛警戒部隊が現れた。

編成は軽巡ヘ級flagship、軽巡ホ級flagship、駆逐ロ級 後期型、駆逐イ級 後期型2隻だ。

 

長門「火力で押し通る!」

 

金剛「邪魔はさせないヨ!」

 

先行する第2、第3艦隊が戦闘に突入しようとした その時・・・

 

青葉「魚雷!?陸奥さん!」

 

陸奥「きゃあっ!」

 

長門「陸奥!」

 

どこからか撃たれた敵の開幕雷撃に、陸奥が被弾する。当たり所が悪く、中破となる。

 

吹雪「ソナーに反応!潜水艦です!」

 

長門「何故もっと早く気付かなかった?!」

 

敵艦隊には、潜水カ級flagshipが編成されていた。開幕雷撃は その潜水カ級flagshipの仕業だった。

 

霧島「吹雪さん、夕立さん、潜水艦の方を。金剛お姉さま、私達は敵艦隊を」

 

吹雪「はい!」

 

夕立「ぽい!」

 

吹雪と夕立は艦隊から外れ、潜水カ級flagshipの排除に向かう。

対潜装備により、爆雷が投下されていく。

 

金剛「仕返ししてやるデース!」

 

長門「撃てぇ!」

 

第2艦隊が敵艦隊に、第3艦隊が後方支援の砲撃をする。

第3艦隊が放った砲撃により、駆逐イ級 後期型の1隻が轟沈、もう1隻が大破となる。

 

加古「1隻だけ!?調子 悪いな~」

 

続けて第2艦隊からの砲撃により、駆逐イ級 後期型が沈む。

艦娘の放った砲弾は、軽巡へ級flagshipにも飛んでいくが、軽巡ホ級が庇い、代わりに被弾する。それでも小破に留まっている。

深海棲艦からも反撃の砲撃が来る。

 

比叡「回避!」

 

高速戦艦である金剛4姉妹は、砲撃を躱しつつ砲撃する。残っている軽巡2隻は中破まで被弾した。

 

衣笠「ここからなら、魚雷を当てられるんじゃない?」

 

長門「よし、頼む!」

 

第3艦隊の青葉型と古鷹型が、一斉に酸素魚雷を発射。

魚雷は見事 命中し、軽巡ホ級flagshipは轟沈、軽巡へ級flagshipが大破となる。

轟沈寸前の軽巡へ級flagshipが、主砲を向ける。その方向は、潜水カ級flagshipの撃破に手間取っている吹雪と夕立にだった。

 

金剛「させないデース!」

 

金剛が砲撃し、軽巡へ級flagshipは轟沈するが、その前に軽巡へ級flagshipは砲弾を放ってしまった。

砲弾は真っ直ぐに吹雪に向かって飛んでいく。

 

夕立「吹雪ちゃん!」

 

吹雪「え、嘘・・・」

 

気付いた頃には、躱すには もう間に合わない距離まで砲弾が迫ってきていた。

 

天龍「吹雪ー!」

 

もう駄目かと思われた瞬間、後方で待機していたはずの第1艦隊の天龍が、吹雪を庇うように前に出る。天龍は艤装の刀で、軽巡へ級flagshipの砲弾を真っ二つにした。

吹雪と天龍が無事な事に、艦隊は全員 安堵した。

 

天龍「吹雪、大丈夫か?」

 

吹雪「天龍さん・・・」

 

長門「潜水艦は どうなった?」

 

夕立「敵艦隊が沈んで、逃げたっぽい」

 

潜水カ級flagshipは、他の艦が沈んだ事で撤退したようだ。潜水艦1隻を追撃するメリットもない。時間も限られている。艦隊は追撃せず、このまま進む事にした。

羅針盤を回すと、敵の主力が居るであろう方向とは違う進路を示す。

 

加古「進路 外れそうじゃん」

 

長門「いや、まだ分からない」

 

 

・・・・・・

 

艦隊は羅針盤が示す方向を進むと、偵察機が敵哨戒水雷戦隊を発見した。

敵の編成は重巡リ級flagship、雷巡チ級flagship2隻、軽巡ヘ級flagship、駆逐ロ級 後期型2隻だ。

 

青葉「敵は、まだ こちらに気付いてないよ」

 

青葉の言う通り、敵は まだ こちらに気付いていない。先行する第2、第3艦隊は先制攻撃に出た。

第3艦隊が主砲を一斉射、更に偵察機から送られてくる情報で、金剛が弾着観測射撃を行う。

攻撃は見事 命中。雷巡チ級flagship2隻は轟沈、軽巡へ級flagshipが中破になる。

 

比叡「撃ちます!当たってぇ!」

 

榛名「主砲!砲撃 開始!」

 

霧島「主砲!敵を追尾して!撃てっ!」

 

吹雪「当たってぇー!」

 

夕立「ぽい゛!」

 

随伴艦も続いて攻撃を開始する。

敵艦隊からも砲撃が来る。

深海棲艦側は雷巡チ級flagship2隻が轟沈、駆逐ロ級 後期型1隻が中破となる。

 

金剛「あぁあ!」

 

榛名「やだ!被弾した!?」

 

艦娘側も被弾し、金剛が小破、榛名が中破となる。霧島もダメージはあったが、小破にもなっていない。

 

長門「援護だ!」

 

衣笠「衣笠さんに お任せ!」

 

陸奥「中破でも、まだ やれるわよ!」

 

第3艦隊からの援護射撃に、共に中破になっている軽巡へ級flagshipと駆逐ロ級 後期型が轟沈。

残るは重巡リ級flagshipと駆逐ロ級 後期型1隻だ。

 

霧島「戦艦は砲撃、重巡と駆逐艦は雷撃で畳み掛けましょう!」

 

金剛「Fire!」

 

艦隊からの総攻撃に、重巡リ級flagshipと駆逐ロ級 後期型も轟沈した。

羅針盤を回すと、敵の主力が居るであろう方向に針が止まる。ある程度は軌道修正された。

 

 

・・・・・・

 

金剛「げっ!戦艦flagshipデース・・・」

 

羅針盤の示す方向に向かうと、敵水上打撃部隊と遭遇した。

敵編成は戦艦ル級flagship、軽巡ヘ級flagship、重巡リ級elite2隻、駆逐イ級 後期型2隻。

 

比叡「どうしますか?お姉さま」

 

金剛「出し惜しみはナシデース。一気に行きマース!」

 

第2、第3艦隊 共に、敵水上打撃部隊との戦闘に入る。しかし、激しい戦闘の中、戦艦ル級flagshipは無傷のままだった。

 

金剛「何で誰も戦艦を狙わないデース!」

 

無意識の内に、楽そうな相手から沈めようとし、誰も敵戦艦に攻撃を当てる気配がなかった。

そして、戦艦ル級flagshipからの反撃に、吹雪と夕立が大破する。

後方で待機する第1艦隊と第4艦隊は、手間取っている戦闘にヤキモキしていた。

 

天龍「おい、吹雪と夕立が被弾したぞ」

 

鈴谷「だからって、さっきみたいに1人で突っ込まないでよ?」

 

天龍「じゃあ どうすんだよ?!」

 

第1、第4艦隊としては、この先に居るであろう敵機動部隊を相手に、航空優勢を確立する為に力は温存しておきたい。

だが、第1艦隊 旗艦である赤城は、ここで動く事を決断した。任務は大事だが、指を咥えて見ている事はできない。

 

赤城「空母は艦載機を発艦!航空援護に入ります!」

 

鈴谷「鈴谷 航空隊、ト連送じゃん!キモいのやっちゃえー!行っけー!」

 

祥鳳「私だって、航空母艦です。やります!」

 

瑞鳳「アウトレンジ、決めます!」

 

航空隊に突撃命令を出し、艦載機が発艦する。

爆撃機と攻撃機が、第2、第3艦隊の頭上を通り過ぎ、敵艦隊へ向かっていく。

爆弾と魚雷を投下し、敵艦隊に被害を広げる。

 

青葉「赤城さん!?」

 

金剛「まったく、赤城も お節介デスネ」

 

霧島「しかし、敵の足並みは崩れました。今がチャンスです」

 

金剛「OKネ。皆さん、付いて来てくださいネー!」

 

比叡「吹雪と夕立は下がって!」

 

吹雪「は、はい!」

 

夕立「ぽい・・・」

 

長門「旗艦を狙え!徹甲弾を使うんだ!」

 

航空戦力が加わり、怒濤の勢いで深海棲艦を圧倒していく。深海棲艦が次々と沈み、残るは大破になった戦艦ル級flagshipのみとなる。

青葉型、古鷹型の放った魚雷が全弾 命中し、戦艦ル級flagshipも轟沈した。

4艦隊は1度集まり、大破艦が出た事で、艦隊を再編成する事にした。

 

金剛「赤城、私達に任せてくれて良かったんデスヨ」

 

足柄「大破艦が出た状態じゃ、そうも言ってられないでしょ。それより吹雪、今日は動きが悪かったわよ!夕立は単艦で突撃して前に出過ぎ!何の為に訓練してるの?」

 

吹雪「すみません・・・」

 

夕立「面目ないっぽい・・・」

 

赤城「いいえ、轟沈しなかっただけ良しとしましょう」

 

足柄「赤城 秘書艦、ちょっと駆逐艦に甘いんじゃないですか?」

 

赤城「そうでしょうか?」

 

足柄の指摘に、キョトン顔を返す赤城。足柄は溜め息を吐いて、それ以上は何も言わなかった。

 

天龍「それで、どうするんだ?」

 

赤城「第2艦隊を小破 以下の艦で再編成しましょう」

 

第2艦隊に金剛、比叡、霧島、長門、青葉、衣笠で再編成。

第3艦隊は中破の榛名、陸奥、大破の吹雪、夕立、そして護衛に古鷹と加古が、ブイン基地まで回航する事が決まった。

 

加古「楽な方でラッキー」

 

古鷹「こら加古!そういう事 言わない!」

 

加古「冗談だって・・・」

 

陸奥「ごめんね、長門」

 

長門「いや、無事に戻るんだぞ」

 

陸奥「そっちもね」

 

榛名「すみません、金剛お姉さま」

 

金剛「大丈夫ダヨ。榛名の仇は必ず━━」

 

榛名「まだ沈んでません・・・」

 

第3艦隊が戻るのを見送り、残った3艦隊は羅針盤を回す。ここで航路が外れれば、敵主力の元には辿り着けず、今回の作戦も台無しになってしまう。

 

「「行け行け行け行け行け行け!」」

 

天龍と摩耶が、目的の方角に針が止まるように念を送る。無意味かもしれないが、気休めにはなるのだろう。

 

「「よっしゃー!」」

 

念を送るのが功を奏したのか、羅針盤の針は敵主力の元に行ける方角で止まった。

艦隊は そちらに進路を執り、海を進む。

 

 

・・・・・・

 

途中で うずしおに巻き込まれ、艦隊は必要 以上に燃料を消費してしまったが、偵察機が敵機動部隊を発見した。空母ヲ級flagship2隻、軽巡ツ級、駆逐ロ級 後期型、駆逐イ級 後期型2隻からなる敵任務部隊 本隊だ。

 

赤城「ここからは私達が。第2艦隊は後方支援を!」

 

深海棲艦側も こちらを察知し、、両艦隊から艦載機が発艦する。艦隊が発艦した戦闘機が、敵艦載機と激しい空中戦を繰り広げ、爆撃機と攻撃機が その隙間を縫うように飛び抜け、敵艦隊に攻撃を仕掛ける。

だが敵艦隊も戦闘空域を抜け、艦隊に迫る。直掩機と、摩耶、鳥海、夕張が対空装備で迎撃する。

 

金剛「三式弾、行きマスヨー!」

 

更に第2艦隊からの三式弾により、空中で連鎖的な爆発が起き、敵艦載機が巻き込まれていく。それでも数機の敵艦載機が逃れ、爆弾が投下される。

初擊で、深海棲艦側は駆逐艦3隻が中破となり、艦娘側は回避して被害はナシだ。

 

祥鳳「制空権、優勢です!」

 

赤城「第2次 攻撃隊、全機 発艦!」

 

天龍「天龍様の攻撃だ!うっしゃぁっ!」

 

追撃の艦載機を発艦し、天龍、足柄、川内、曙、白露が敵艦隊に砲撃する。

駆逐イ級 後期型の1隻も砲撃しようとしたが その前に、艦娘側の砲撃が直撃して轟沈した。

他の深海棲艦も砲撃を開始する。

砲撃により敵駆逐艦は轟沈、爆擊で軽巡ツ級が大破、空母ヲ級flagshipの1隻が中破となる。

無傷の空母ヲ級flagshipが更に艦載機を発艦し、数を増やしていく。

 

赤城「回避!」

 

直掩機が迎撃するが、迎撃網を抜けてくる敵艦載機が出てくる。

艦隊は複雑な軌道で爆擊を回避していくが、鈴谷が被弾する。

 

鈴谷「痛いしぃ・・・!」

 

川内「艦載機って味方だと心強いけど、敵だと ほんっとウザいよね!」

 

川内が愚痴を溢す中、天龍は空母ヲ級flagship頭部を見て、何かを閃いた。

 

天龍「川内、あいつらの頭 潰せば艦載機は出せねぇ!」

 

川内「本気で言ってる?」

 

天龍「何だ、ビビったのか?」

 

川内「上等だよ!」

 

天龍「援護してくれ!」

 

瑞鳳「ちょっと!?」

 

天龍と川内が、2隻で敵艦隊に突撃する。止めようにも、もう行ってしまった。

2人の援護の為に、祥鳳と瑞鳳は艦載機を発艦、第2艦隊も援護射撃に入る。

天龍と川内は敵の攻撃を躱しながら敵艦隊に迫る。深海棲艦は接近する2人を沈めるのに躍起になっている。

援護が命中し、軽巡ツ級は轟沈、空母ヲ級flagshipの1隻が大破する。

急接近した天龍と川内に、空母ヲ級flagship2隻は焦ったような表情になる。

 

天龍「怖いか?」

 

天龍と川内は主砲を向け、不敵に笑った。

躱そうにも、もう躱せない距離だ。

天龍と川内は至近距離で、艦載機を発艦する為に開いていた頭部に砲撃した。

大破まで追い込まれていた空母ヲ級flagshipは轟沈し、もう1隻は格納していた艦載機に誘爆、大破する。

至近距離で砲撃した天龍と川内は、爆発に巻き込まれながら吹き飛ばされた。

赤城の爆撃機が止めの爆弾を投下、最後の1隻も轟沈した。

 

天龍「いって~・・・!」

 

天龍と川内は無事だった。

艦隊は急いで2人の元に向かう。

 

鈴谷「馬鹿なの?!さっきの あれ、提督の真似したでしょ!提督と私らは違うんだよ!」

 

天龍「案外 上手くいくもんだな」

 

川内「私はやればできる娘」

 

皆の心配も知らず、慢心した事を言っている2人の頭に、拳骨が落とされた。後ろを振り返ると、ドス黒いオーラを身に纏いながら笑みを携えた足柄が居た。

 

足柄「いつも艦隊行動しろって言ってるわよね?そんなに沈みたいなら、今ここで私が沈めてあげましょうか?」

 

「「ひぃ~~~~!!」」

 

天龍と川内は お互いに抱き付き、足柄の気迫にブルブルと震え上がる。

それでも、作戦は達成された。いつ深海棲艦の増援が来るか分からない。長居は無用だ。

深海棲艦が確保していたボーキサイトを、急いで輸送船に積み込んでいく。

 

 

*トラック泊地 近海*

 

丁度 囮となっていたダンテとネロも、深海棲艦の大艦隊を殲滅し終わった所だった。

 

ネロ「うえ~、何だよ これ?気持ちわりぃな・・・」

 

ダンテとネロの身体には、深海棲艦の血なのかオイルなのか よく分からない、青黒い液体が大量に付着している。2人は自分の身体を見ながら、顔をしかめていた。

そこに、MO作戦に行っていた艦隊から無線が入る。

 

ダンテ「分かった。途中で拾ってやる。ネロ、船に戻るぞ」

 

ダンテとネロは幽霊船に乗り込み、艦娘を回収する為に珊瑚諸島沖に向かった。

こうして、MO作戦は完了した。




次回も よろしく お願い致します!
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