ある日、一人の男が命を落がち。なんてことはない、ただの交通事故だ。1,2週間もすればニュースにも取り上げられなくなり、その事故を覚えているのは最終的に男の家族と友人だけとなるだろう。
しかし・・・・・・・・彼がいた世界では、ね。
どういうことかって?それはね・・・・・・・・・
「僕が君を転生させるからさ!」
「は?」
い、今起こったありのままを話すぜ!交通事故にあったかと思ったら変な場所で変な奴に突然僕が君を転生させるからさ!と言われた!な、何を言ってるのかわからねぇと思うがオレも最初何が起こったのかわからなかった。(以下省略)
「だーかーらー、僕が君を転生させるの!異世界に!」
「は、はぁ・・・・・・・どうも?」
いまいち状況がつかめずに歯切れの悪い返事をしてしまうが、この変な奴はそのことを無視して話を進める。
「異世界に転生させるが、悪いが転生先はこちらで指定させてもらう!」
「あ、そうですか・・・・・・・・」
いや、まあそれでも人生不完全燃焼で終わった身としてはありがたいけども?
「因みに転生特典はfgoの・・・・・・・・そうだな、アサシンのサーヴァントの中から僕が選ぼう!」
fgo、そのゲームは知っている、というか実際オレもやってた。しかし選ばしてくれないのか、残念。
「はい、じゃあせめてもの情けだ、多少なりと要望を聞いてあげよう。」
今だ自己紹介すらしない変な奴にそう問われた。
要望か・・・・・・・そうだな、アサシンか。異世界ともなると戦闘の機会は少なからずあるかもしれない。その際に敵に不意打ちあるいは敵から逃走する際に気配遮断があるといいな、うん。
「じゃあ高い気配遮断スキルがあるサーヴァントで。」
「OKOK!じゃあその要望のもと君自身の力となるサーヴァントを決めよう!
それじゃあよき異世界ライフを~」
その瞬間、オレの意識は途絶えた。
「ん、んん・・・・・・・・・」
目が覚めるとそこは錆びれた教会のような場所だった。どうやら自分は教会にある講壇にもたれかかって地面に座っていたらしい。
恐らく転生は無事に終わったのあろうと、自分の装いを確認してみる。執事のような紳士的な服装で、手には白い手袋をしている。顔の右半分は仮面をかぶっているようで、自分ではどんなデザインの仮面かは見えないが察しはつく。
これ・・・・・・・ファントムだな。フルネームはファントム・オブ・ジ・オペラ。
・・・・・・・・・おかしいだろ!?なんでファントムなんだよ!?確かにあいつ気配遮断スキルAで持ってるよ!でも、でもな!普通そこはハサンとかだろ!?いや、ハサンもハサンで外見がアレだから困るけども!ファントムも外見的にやべぇじゃねぇか!むしろハサンよりやばいわ!
(ここのオリ主は第三再臨以降のファントムを見たことがありません。マジで素顔がヤバイと思ってます)
ああ・・・・・・・しかもオレ、前世童貞のまま魔法使いで死んだの思い出した・・・・・・・・ていうかなんであの変なやつについてのことを聞かなかったんだ・・・・・・・・しかもあの時、普通に死んだこと受け入れてたが、これ十中八九あの変な奴に精神いじくられてたんじゃん・・・・・・・・だっておかしいもん、自分で選べない上にサーヴァントのクラスがアサシン限定について残念の一言で済ますわけないやん・・・・・・・・あの野郎ふざけやがって・・・・・・・本当になんでファントムなんだよ・・・・・・・なぜ色々と抵抗しなかったオレ・・・・・・・ああ、精神いじくられたからか・・・・・・・・涙出てきたよ・・・・・・・・
「ああ・・・・・・・オレは・・・・・・・・」
(´;ω;`)ウッ・・・・・・・どうしてこんな・・・・・・・・せめてアサシンならサンソンの方が・・・・・・・・
「ん~?中に誰か・・・・・・・って、ええ!?
ちょ、どうしたんだい!?」
あ、見られた。
「で、本当になんでうちの教会で泣いてたんだい?」
「・・・・・・・・・・・・」
ど、どうしよう・・・・・・・・あのあと案の定お部屋へと通され事情聴取の流れに・・・・・・・・なんでって、変な奴に精神いじくられた上にファントムにされたから、なんて言えるわけがない。言い訳なんて考えてもいないし何よりこの廃教会に人が住んでるなんて思わなかった。
いやー、しかしこの子、外見に似合わないレベルのモノをお持ちのようですなー(現実逃避)
「・・・・・・・・答えづらいならこの質問は後だ。
そもそもなんで協会にいたんだい君は?」
いや、ほんとなんでなんでしょうね!
「それは私にもわからない。
気が付いたら講壇に寄りかかって地面に座っていた。」
因みに喋り方はファントムに少し寄せてます。なんか理由はないけどこっちのほうが落ち着く。・・・・・・・絶対これも精神弄られてる。
「わからない・・・・・・・・ってことは記憶喪失か何かかい?」
「いや・・・・・・・・・」
ん?待てよ。記憶喪失ということにしておいた方が何かと都合がいいかもしれん。この辺りの事も忘れちゃった、とか言えばこの人は気がよさそうだし教えてくれそう。この世界はまだオレにとっては未知数、自然な形で情報収集ができそうだ。
「・・・・・・・・いや、確かに君の言う通り、ある意味私は記憶喪失のようだ。
ここがどこなのかさえ分からない。
よければ、色々教えてもらえないだろうか?」
このような純粋な子を騙すのはいささか罪悪感を感じるが、緊急事態だ。それにこの世界の記憶はない、つまりある意味記憶喪失!嘘は言っていない。さあカモン!情報カモン!
「・・・・・・・わかった。嘘も言っていないようだし色々教えるよ。」
ありがてえ!
その後のこの子の話では、ここは巨大迷宮の上に建てられた迷宮都市オラリオ。ここでは迷宮探索、および迷宮内で自然発生するモンスターと戦う職業である冒険者というものがあるらしい。冒険者は地上に降りてきた神々から
「で、私もその神の一人、ヘスティアだ!」
「・・・・・・・・・・・・」
あっぶねえええええええええええ!!!良かった!本当でもあり嘘でもないこと言っといてよかった!あの場面で嘘なんてついたら見た目と相まって怪しさ満点じゃんか!いやこの見た目の時点で怪しさ満点だけど!
「君の名前は何だい?」
「私の名は・・・・・・・そう、ファントム。ファントム・オブ・ジ・オペラ。」
「ふ~ん、変わった名だね。」
なんかこう名乗るのがしっくりくる。どうせあの変な奴の仕業だ。今度会ったら八つ裂きにする(物騒)
「では、私はそろそろこの辺で」
「え、行っちゃうのかい?」
「そう長い時間居座っていても、そちら側にとって迷惑というもの。」
「・・・・・・・・・・行く当てはあるのかい?
ていうかお金、持ってるのかい?」
「・・・・・・・・・・・・」
そうだ、そういえばこの世界のお金持ってないや。これじゃあしばらく野宿生活か?食料どうしよう?ていうかさすがに野宿は辛い。
「その様子だといく当てもないようだね。
しばらく家に留まるといい。」
「・・・・・・・・・すまない、ヘスティア殿。しばらくお世話になります。」
「まあいいってことさ!
それよりさ、そろそろ夕食にしようぜ!」
このあと、仮面が邪魔で食うのに難儀したのはまた別のお話。
・ファントム 今作の主人公。前世でfgoで最初の方はファントムを使っていたが途中から使わなくなった。それゆえ第三再臨以降のファントムの姿を知らないし仮面をとる気もない。変な奴に精神いじくられてるため精神汚染はちゃんと持っている。
・変な奴 自己紹介もせずに主人公をファントムにした変な奴。その正体は誰にもわからないが、神様だとしたらその身勝手さからギリシャ系列の神と思われる。
・ヘスティア 明らかに不審者な主人公を色々と気にかけてくれる優しい人、いや神。これから彼に対して勘違いを重ねていく。
・ファントム(fate) 主人公のことではなくfgoの方のファントム。レアリティは☆2.相手にデバフをかけたりデバフをかかりやすくしたり星を出したりする性能。宝具はアサシンでは珍しい全体宝具なので序盤の雑魚を倒しつつ異性のボスを倒す際にどうぞ。