旧関東地区某所にある世紀末日本の駐屯地。
前の世界で大地震やら津波やらが起きたのかインフラはほぼ壊滅状態なところがいたるところにある。
それはともかく一番の問題はここまで見てくれた読者にはもうお分かりだろうと思うが致命的に治安が悪い。
一応国家らしき勢力もあるがその土地でも「治安は比較的いい」ぐらいで、田舎町に突然パワーローダーや武装車両で完全装備した野盗が襲撃したり暴走したロボットやら化け物やらが襲撃してきたりもする。
以前よりも比較的に治安は良いが相変わらず二足歩行のサメやらワニやらオーガとか言うスーパーミュータントの親戚やアンデッドと呼ばれるフェラル・グールの同種みたいな生物が情け容赦無しに生きている人々に襲い掛かる。
この世紀末日本駐屯地――いちおう正式には第二日本駐屯地と言う名前があるのだが世紀末日本駐屯地、あるいは世紀末駐屯地の方が定着している。
この世紀末日本駐屯地、もとい世紀末駐屯地は人材の墓場とか、人間の処分場とか三日以内に死ぬとか、一週間以上滞在したら二度と戻れなくなるとか、一ヶ月過ごせたら特殊部隊の訓練が天国に思えるとか、ここで過ごすぐらいなら刑務所で過ごした方がマシだとか散々な評価を頂いている。
現にこの駐屯地に配属されそうになったら犯罪を犯してでも逃れようとする自衛官は多いのだとか。
その気持ちは分からなくもない。
今日もスターシップ・トルーパーズの対アリのエイリアンとの防衛戦よろしく、二足歩行のサメの全力疾走からの跳躍、防壁を飛び越えて内部に侵入。
駐屯地周辺に住まうようになった民間人にもサメは襲い掛かり、自衛隊もそれを守らんと必死に抵抗する。
まあその民間人も武装ロボット連れていたり、戦車乗っていたり、パワーローダー身に纏っていたり、核武装していたりと「一般人」の定義とは何なのか分からなくなる。
現にその民間人の手で幾多のサメが撃破されていたりする。民間人恐い。
『こちら第一エリア!! サメがサメを踏み台にして防壁を踏み越えてくる!!』
『まるでアサイラムが考えたワールドウォーZだ!! 航空支援は!?』
そう言いつつ自衛隊はパワーローダーを身に纏い、ビームガトリング砲でサメを塵に変えていく。
ある者は先日のサメと戦う儀式で何かを得たのか身の桁以上の対装甲車両用の大剣で斬り飛ばしたり、シールドと一体化したパイルバンカーでサメの頭部を抉ったりと、本当に自衛隊の隊員なのかどうか分からない戦い方をしている者もいる。
『此方ヴァイパー隊。フライングシャークと戦闘中』
戦闘ヘリ部隊――対戦車ヘリコプターコブラを現地で魔改造してレーザーガトリングにプラズマロケットやミサイルを搭載した魔改造ヘリだ。
以前のグラ・バルカス帝国の本土での戦いで巨大サメ相手に奮闘した実績を持つ。
そんな魔改造コブラは現在ワイバーンとサメとが悪魔合体したフライングシャークの群れと戦闘中。
フライングシャークは放射熱戦を吐き出し、日本本土の戦車程度なら軽くスクラップにしてしまう強敵である。
また当然の如くタフで噛みついてくる恐ろしい生物だ。
サメ業界も質より量の方針に転換したのかもしれない。
「おのれ存在Xうぅぅぅぅぅぅぅぅうううううううう!!」
金髪の幼女が怒りを吐き出し、涙を流しながら何か言ってるが特に問題はないだろう。
『くそ!! なんだこのサメの異常発生は!?』
『まさかまだ何処かに我々の知らない巣があるのか!?』
などと自衛隊は駐屯地内で必死に応戦する。
なんかガンタンクⅡぽいロボットやら、ガンキャノンぽいロボットやらが大量に配備されているのは世紀末日本脅威の科学力である。
他にも戦車を筆頭とした戦闘車両も対空攻撃に参加。
役職的には後方勤務の人間もパワーローダーを身に纏ってミニガンを使って前線に出ている。
さらに駐屯地のいたるところに配備された主砲のレールガンやビームキャノン、迎撃のためのレーザーガトリングタレットなどが火を噴く。
なんかアール星人やらHALOのサンヘイリにプレデター要素を足したベルセルク星人に最近なんか増えた新顔のグランドオーダーと言うスターウォーズの帝国軍みたいな人達も加勢している。
敵も味方もカオスだ。
『群れのリーダーを確認!! 大きいぞ!!』
『確実に仕留めろ!!』
そしてこのサメ達のリーダーと思われる巨大なフライングシャークを確認。
普通のフライングシャークも人よりもデカイがこの巨大な個体は二十m近くある。
世紀末版リアルモンスターハンターが開催される。
『止まるんじゃねえぞ・・・・・・』
『団長ぉおおおおおおおおお!?』
フライングシャークのリーダーの一撃で死者は出てない物の被害は拡大する。
最近なんか売り出し中らしい鉄華団と呼ばれる少年893達もいるのはきっと気のせいだろう。
なんかもうボルト101のアイツとかモハビの運び屋とか将軍とかいても別に違和感は無くなってきたがこの小説の原作はマジでなんなのか分からなくなってくるだろう。
☆
フライングシャークや二足歩行のサメとの戦いは終わった。
群れのリーダーであるフライングシャークのリーダーは地上に叩き落とされた後、さんざん暴れていたところを一人の自衛官が赤い特注のパワーローダーのパイルバンカーで仕留められた。
ナンブ・キョウスケ二尉お疲れ様です。
そうして自衛隊の人間は基地の点検や整備、復旧作業を行う。
中には精神的にダウン――本土から派遣されてきたばかりの自衛官が大粒の涙を流していた。(理由は不明)
「俺はもうイヤだ!? なんでこんな目に!?」
「いやだぁああああ!! 本土に返してくれ!!」
「一昨日はSF装備の化け物、昨日はゾンビ!! 今日はサメ!! どうなってんだこの土地!?」
「味方殺しなんか引き受けるんじゃなかった・・・・・・その前に死んでしまう・・・・・・」(ブツブツ)
そんな人達を同僚は「可愛そうに」と思いつつ、現地の階級が上の上官に「せめて役に立ってから出て行け!!」と渇を入れられている。
そんな彼達にくらべれば現地の住民の方が役に立つから仕方ない。
最初は自衛隊もそうだった。十人の完全武装の自衛隊よりも一人の現地の住民が強かったし。
こうして使えない自衛官と使い物になる自衛官は選別されてゆく。
☆
Side 佐伯 麗子(さえき れいこ)
(最近襲撃が多いな・・・・・・)
この土地が地獄なのか死後にある地獄の方が地獄なのか真剣に考えながら私も復旧作業にあたる。
世紀末駐屯地に後方勤務とか安全とかはない。
一つミスを間違えれば自分達の死に直結するので司令部も必死だ。
選択を誤れば冗談抜きで核爆弾を駐屯地に撃ち込まれる。
もう放射能汚染とかそう言うのなど気にしてはられない。
指揮車両に乗って指示を飛ばしながら戦う事も一度や二度ではなかった。
(ともかく敵の住処を洗い出して虱潰しに爆破していくか・・・・・・日本政府の動向も怪しいが今はそれが優先だ)
日本の後継者とフロンティアの残党が日本政府と繋がりがあるらしい疑惑がある。
自衛官としてあまり政治家の事をどうこう言うのはタブーではあるが正直言って日本政府の政治官僚連中は信用できない。
核テロリストどもと政治家が繋がっていたとしても日本国民なら大騒ぎはするにしても「ああ、やっぱりか」と言うぐらいに政治家は信用されてない。
それが我が国の政治事情だ。
古の魔法帝国と言う難題があるが、このままでは核テロリストどものせいで――まあ今の我々と五十歩百歩だろうが・・・・・・世界は破滅する。
だが今の日本――自衛隊は海外派遣に駆り出されて害獣駆除と言う名の世紀末日本から這い出た化け物退治が行っている。
政府もグラ・バルカス帝国と政治外交面では敗北的な内容で勝利宣言せざるおえない状況だった。これは我々の責任でもあるが、背後にいる核テロリストどもの影やグラ・バルカス帝国が保有している核が恐いらしい。
今の日本の政治家や外交官では荷が重いだろう。(有能な外交官の大半は元の世界に置き去りにされたらしい)
それはそうと問題は最近の襲撃増加だ。
野党どもの拠点。
オーガやアンデッドの住処。
サメやワニの巣。
それらを見つけ出して粉砕していかないといけない。
日本の後継者とフロンティアの残党との戦いはまだまだ先になるだろう。
――その時まで私が生きていればの話だが・・・・・・(泣)
久しぶりにFallout4再開しようかなと思う今日この頃。