【追記】19年9月3日、加筆修正しました。
=VS暴走軍艦=
*日本国が世紀末な日本と接触したぐらいからのお話だよ。
突如として現れたもう一つの日本国については正直言って世界中は接触を諦めていた。
まともな方の日本国も巨大サメにイージス艦沈められた辺りで断念しかけた。
その前に外交官を乗せた海上保安庁の船とかも食われたが、これは運が悪かったとしかいいようがない。
上陸できても何かしらの化け物やら放射能汚染地域に重武装した野盗などに襲撃され、善良な現地住民も強力な武器で武装していて侵略や植民地化など困難である。
ただその見返りとして強大な軍事技術が手に入る。
もっとも同じ日本国であり、核兵器で汚染されてるから助けの手を差し伸べるべきだと政治家達が喚き立てたせいで、いやいやながら日本はこの世紀末と化した日本に支援の手を差し伸べなければならなくなったのだが。
海はサメの脅威があるので消去法で基本は空路しかないが、時偶海上や海中を彷徨う何かしらの暴走した無人軍事兵器に問答無用で攻撃を仕掛けられるので安全ではなかった。
こう言う時だけいらん知恵を働かせる学歴だけは立派な政治家さん達は害獣駆除とかと同じ扱いでこれ達の兵器や生物の破壊作戦を実行した。
転移後最大の戦いであるがサメや暴走した軍事兵器は強かった。
レーザー砲やビーム砲、レールガンに至近距離での軍艦の核爆発にも耐えうるサメを筆頭に、日本側視点で核爆発を生き延びた暴走軍事兵器に搭載されたSF兵器の前に日本の自衛隊は撤退を余儀なくされた。
そうしてモタモタしているウチに第一の犠牲者、パーパルディア皇国は何を血迷ったのかこの日本に侵略活動を行う。
大体レミールとか言う皇女のせいだ。
艦隊を派遣したが、以前にも語った通りサメの餌食になった。
どうにか辿り着いても現地住民や現地の生物に殺された。
現地の生物はともかく現地住民はスター●ォーズのようなSF兵器や核融合炉を搭載した乗り物や戦車、パワードスーツなどで武装しているからだ。
頑張っても多少ダメージを与えられるだけで、それだけだ。勝てるわけない。
勝てたらとっくの昔にパーパールディア皇国は世界の覇者になれただろう。
ワイバーン(オーバーロード種含む)や地竜などは現地住民の食料になったのは言うまでもない。
兵士の死体や軍艦はこれも現地住民達の貴重な資源になった。
死体はどうなったのかは様々である。
運良く手厚く葬られたのは極僅かで殆どはその辺に転がされたか何かしらの巨大生物の餌になった。
生きたまま人間に食われた兵士もいた。
そうして惨劇は終わるかに思われた。
もう一つの日本には暴走した軍事兵器――全長300m以上――暴走軍艦と呼称しよう――の一隻は、この一件でパーパルディア皇国を攻撃目標として定めたらしくパーパルディア皇国の領海内に突入。
「なんだアレは!?」
「まさか日本の軍艦――」
「ワイバーンの攻撃が効かない!?」
「軍艦の攻撃をアレだけ受けても平然としてやがる!!」
そのまま無差別に沿岸部の都市や町を焼き払いまくった。
それはもう後に伝説として語り継がれる程であり、日本国がもう一つの日本国への積極的介入を決めたキッカケとなる程の大惨劇となった。
とうとう攻撃目標をアルタラス近辺になり、 パーパルディア軍人だろうがアルタラス国民だろうが無差別に攻撃を開始。
単純に攻撃目標がなくなったのでそのまま流れ着いたと思われる。
現にこの時点でパーパルディア皇国の海側の都市や町はほぼ壊滅状態になっていたのだから。
「もう国益がどうとか言ってられん! ここで倒すしかない!!」
日本政府は遠からず日本にも襲来する事を予期し、フェン王国での一連出来事もあったので急遽自衛隊はこの暴走軍艦にアルタラス王国領海でリターンマッチを挑む事になる。
敵はたった一隻だがレーザー砲やビーム砲で武装し、そしてもう一つの日本国で起きた最後の戦争による核爆発を生き延びてなお稼働し続けるタフネスを誇る化け物軍艦である。
転移後最大最強の敵の一人であることは間違いない。
イージス艦や潜水艦を筆頭に戦闘機隊は攻撃を開始する。
「信じられん・・・・・・アレだけの攻撃を受けてまだ動けるのか!?」
「火力を集中させろ!! 敵の反撃の手を与えるな!!」
「あの軍艦どう言う装甲をしてやがる!!」
明らかにオーバーキルな大火力を投入したがそれでも稼働し続ける。
お返しとばかりに空をレーザーやビームが切り裂く。
『他のイージス艦にも被害が出ています!』
『潜水艦撃沈!』
『戦闘機隊被害拡大! 残弾も残り僅か!』
悲鳴混じりに被害報告が上がる。
強いとは思っていたがここまでとは思っていなかった。
とにかく強すぎる。
宇宙戦艦ヤマ●が現実に存在したらこんぐらいの強さではなかろうかとか思えてしまう程の強さだ。
『あの小型ボートを援護しろ!!』
『ちょっと待て!! 何をするつもりだ!?』
『あの戦艦に乗り込んで内部から破壊する――らしい!!』
『正気か!? どこの部隊だ!?』
そして陸上自衛隊――後に伝説として語り継がれ、ドキュメンタリー映画化される漢達の決死の作戦が開始された。
もう一つの日本国で購入したパワーローダーを筆頭としたSF兵器で武装を整えた不運な自衛隊員達を軍艦内部に突入させて破壊すると言う作戦だった。
戦いは熾烈を極め、防衛装置や防衛ロボットとの戦いを潜り抜け、念のためハッキングなどの手段も試みたが最終的に動力部の迅速な無力化、自沈による破壊と言う形になった。
この暴走軍艦は後に自衛隊の手で回収され、日本の自衛隊の軍事力強化に貢献することになる。
日本も大打撃を受けたがパーパルディア皇国は沿岸部はほぼ全滅。
その後はほぼ正史通りの展開になり、パーパルディア皇国はカイオス氏主導で新たな道を歩み出す。
=自衛隊・世紀末日本との交流日誌=
*日本がもう一つの日本への本格的な交流を決めた(腹をくくった)ぐらいからのお話だよ。
巨大サメや暴走軍艦で海路は使用できず、空路でも危ないもう一つの日本国。
どうにか辿り着いてベースキャンプを築こうとしたが第一陣は壊滅した。
一度目は十トントラックサイズのサメの襲撃。
二度目は現地の武装勢力の攻撃。
三度目はUFOらしき飛行物体の攻撃を受けた。(護衛の戦闘機がミサイルを全弾撃ち込んでも撃墜できなかった)
とにかく散々な状態になりつつ、自衛隊達は一足先にあの世に行った同僚の墓を作ってベースキャンプを建造する。
――俺、この任務が終わったら自衛隊辞めるんだ。
と似たり寄ったりな言葉を皆言ったとか言わなかったとか――そうして毎日のように銃撃戦を行い、様々な現地住民との交流を深めていき――また銃撃戦をと繰り返してどうにかベースキャンプの建造が進んでいく。
輸送ヘリも何度撃墜されたか分からない。
だから現地に派遣された外交官がなくなく自衛隊の隊員見習いに強制転職したのも一度や二度ではない。
マスコミも同じだった。
善良な現地住民に「お前ら実は馬鹿だろう」と何度言われただろうか。
そんな苦難を乗り越えつつ、パワーローダーを含めてSF兵器をゲットしたり日本から持ち込んだ物で物々交換してそれなりに豊かな暮らしが出来るようになったりと着実に進歩していった。
まあそれでも武装勢力の襲撃や巨大生物の駆除、暴走メカの排除など大忙しだった。
中でもUFOとのリターンマッチは激戦だった。
廃墟のビル群などの狭い場所に誘い込み、現地で手に入れたビーム銃やレーザー銃にレールガンを雨のように浴びせた。
自衛隊も様々なパワーローダーを着込んでいる。
何だかんだで仲良くなった現地住民も攻撃に加勢してくれた。
どう言うワケか日本の高校生とかも混じっていたが今はUFO撃墜が先である。
航空支援として連れてきた戦闘ヘリや戦闘機も攻撃を加える。
UFOもやられてばかりではなく、光学兵器を乱射して辺りを焼き払ってくる。
ガチで宇宙人円盤か? と思うぐらいの戦闘力だったがどうにか撃破した時はみな歓喜に打ち震え、もう一つの日本国内でも自衛隊の名は轟くことになる。
また、驚いたことに――このもう一つの日本国には自衛隊を名乗る自警団がいたらしい。
早急に接触し、もう一つの日本国で起きた最後の戦争について聞かされたり、同盟を結ぶことになったりしたがそれはまた別のお話である。
本当はもう書かないでおこうかなと思いましたけどサメ要素を薄めて書きました。
不定期でまたあげるかもしれません。
それではMrRでした。