【完結】日本国と世紀末日本召喚   作:MrR

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ロボットアニメのテンプレてきな

 

 

 日本の後継者やフロンティアの残党。

 

 そして日本を快く思わないこの世界の勢力たちも合流。

 

 その勢力は拡大していき、もはや世界規模の脅威となりつつあった。

 

 それは日本とて例外ではない。

 

 日本の後継者にとって現在の日本(正確には日本政府の左寄りの人達やその傘下の連中)は自分達が忌むべき日本その物である。

 

 既に関東圏内外で散発的な戦闘は始まっている。

 

 日本本土を電撃的に制圧し、日本の首都決戦まで秒読み段階になりつつある。

 

 国外脱出する政治家の姿も少なくはない。

 

 日本海もほぼ勢力圏となっていた。

 

 

 そんな情勢下で日本の後継者はある反撃作戦の計画を知り、ある軍事施設に攻撃を開始した。

 

 

☆ 

 

 

 Side 日本の後継者

 

 

 昼間になろうと言うタイミングで堂々とした襲撃。

 

 民間施設に偽装はしているが隠れた重要軍事拠点であるせいか、戦力はある。

 

 旧式の無人ロボットやパワーローダーをレストアして運用した装備――日本の後継者からすれば博物館にありそうな自衛隊の装備達。     

 

 陸上戦艦を中心にパワーローダーやロボット部隊などを部隊単位で運用している日本の後継者達の被害は皆無だ

 

『他愛ない――違う世界とはいえ、これが同じ日本人だとはな』

 

『我々の目からすれば敵の装備も博物館送りの代物ばかりですからね。いくら腕がよくてもどうにもなりませんよ』

 

『気を抜くな――我々の任務はここにある新型のパワーローダーを奪取することだ』

 

 と、周囲を警戒する後継者側のパワーローダー部隊。

 

『こんなんでよく戦うつもりになったな』

 

『まったくだ』

 

 周りには自衛隊のパワーローダーが転がっている。

 酷い物だと動力炉に直撃して粉々になったのもあった。 

 

 基本自衛隊のパワーローダーは滅んだ日本が使っていた四型、別の生産ラインで建造された09式。

 

 自分達は四型の最新型モデルの八型を指揮官機として七型を量産期としている状態。

 

 さらにフロンティアの高性能兵器群などで身を固めている。 

 

『敵の立場からすれば俺達は地球外から侵略した宇宙人に見えてんじゃないのか?』

 

『かもな』

 

 などと楽勝モードが漂っている。

 

 戦闘は施設周辺や上空、そして施設の中にも及んでいる。

 

 もうこうなってしまったらパワーローダーの独壇場だ。

 

 パワーローダーが一番その戦闘能力を発揮できる場面は専門家によって様々だが自衛隊との戦いでは市街地や建造物内部との戦いに持ち込めたら勝ちは確定である。

 

『それにしても施設の内部、派手にやっているようだな?』

 

『それにしては爆発が起きすぎているような――』

 

 新型のパワーローダーを開発していると言われたが、「そんなに大した物ではない」と、みな高を括っていた。

 

 だが突然――自分達の部隊が突入した大型のハッチが吹き飛ぶ。

 

 爆発の前にビーム兵器が上空を過ぎ去っていった。

 

 想像以上の破壊力だ。

 

『こちら突入班!! 聞こえているか!?』

 

『なにがあった!?』

 

『敵のパワーローダーを確認!! アインブラッドタイプも複数確認した!!』

 

『なんだと!?』

 

 アインブラッドタイプ。

 

 日本の後継者やフロンティアを滅ぼした要因となった怪物と呼ばれる機種。

 

 それを何台も製造していた?

 

 この未だに平和ボケが抜けきってないもう一つの日本が?

 

 その事実に驚愕した。

 

『作戦は失敗!! 敵のパワーローダーは全機起動した!! パワーローダーを全て破壊しろ!!』

 

 その報告に外に展開していた日本の後継者達もハッとなって戦闘態勢に入る。

 

 デスクワーカー、データーオタク気味なところがあるフロンティアの連中も動きが慌ただしくなった。

 

 

☆ 

 

 Side 社会科見学で訪れて戦いに巻き込まれた学生たち

  

  

『アレが新型か!?』

 

『外見だけじゃない! 武装も光学兵器にレールガンにレーザーを詰んでる!』

 

『動力もタイプすら違う奴も混じってるぞ!?』

 

『アレは戦車の一種か――ともかく破壊するぞ!!』

 

 広い施設内の空間。

 

 パワーローダーにとっては多少狭苦しく感じる空間内で激しい戦いが繰り広げられる。

 

 まさか敵側も社会科見学中に巻き込まれた民間人達だとは思ってはいない。ロボットアニメのテンプレみたいな展開である。

 

 パワーローダーの外観も――社会科見学に訪れていた学生――特にガンダム好きからすれば「どこかで見たことある外観」だった。

 

 

 ――まあ作者から言わせてもらえばメカのデザインは出尽くしている感があるから斬新で新しいデザインは不可の(ry

 

 

『なに? 制作者はガンダムを見ながら制作したのか?』

 

『いや~開発者がもう一つの日本の方なのですが思いのほか嵌まってしまったようで――』

 

『だからってGNドライヴとか産み出すか普通? なに? ここに籠もってなろう系みたいなことしてたの?』

 

『恐らくですが――』  

 

 などと巻き込まれた学生達はなかば現実逃避しながら戦っていた。

 

 

 巻き込まれたのは大まかに分けて二校の生徒たち。

 

 流されるがままに各学校の人間がパワーローダーを身に纏って戦っている。

 

 

 もう一方の学校の生徒はストライクノワール、サザビーやらフリーダム、ウイングゼロまでいる。

 

 そして自分達の学校はガンダムOO系が多い。

 

 開発者はなろう系チートを持った名人カワグチ(ビルドファイターシリーズの登場人物)かエルネスティ(ナイツマの主人公)か何かだろうか。

 

 

 まあ世紀末の方には既にアルトアイゼンとかスコープドッグとかいるし今更感があるが。 

 

 

 先程から愚痴っている、黒いレッドウォーリアーことライトニングウォーリアーを身に纏っている生徒は さらに別の格納庫の方を見る。

 

(ここの開発者、なに作ってやがんだ?)

 

 出るわ出るわ趣味で開発した思わしきパワーローダーが。

 

 ガンダム系だけでなく、フルメタルパニックやらボトムズやらダグラム、Falloutの再現機体――数えたらキリがない。

 

 ともかく相方のガンダムケルディムサーガ(パワーローダーサイズ)と一緒にこの状況を乗り切ることを選択する。

 

 

 敵は七型、八型パワーローダー。

 

 フロンティア側はゴリアテ、無人パワーローダーのターミネーターまで投入されている。

 

 そこに各種戦闘ロボットまで加わり、戦いは乱戦となっていく。

 

 

 

  

 Side 日本の後継者

 

 

『内部の突入部隊は苦戦中!!』

 

『増援部隊がこちらに――』

 

『陸上戦艦の砲撃を準備させてます!!』

 

 思わぬ苦戦に後継者サイドも混乱が起きる。

 

 ここまでろくに苦戦らしい苦戦をしたこともなかったのもあったが。

 

『巨大構造物が地下から――アレは――戦艦!?』

 

『こいつらこんな物まで作っていたのか!?』

 

 さらに隠れていたハッチから戦艦らしき構造物が現れて慌てる日本の後継者たち。

 

 同時に自分達が突入したハッチから次々と新型のパワーローダーが出てくる。

 

 同じ機種が一機たりとも存在しない。

 

 新たに現れた敵のパワーローダーは空中を自由に飛び回り、地面を滑るように移動する。

 

 後継者達はガンダムなんてしらない。

 

 ただアインブラッドタイプに似ていることしか分からない。

 

『こんな馬鹿な!? こんな馬鹿なことがあってたまるか!?』 

 

 これまで無敗を誇っていた自分達が次々と狩られていく。

 

『クソッ――撤退だ撤退!! 陸上戦艦にこの辺りを砲撃させろ!!』

 

 日本の後継者達は撤退を選択することになる。

 

 同時に施設は壊滅。

 

 

 そしてもう一つ極秘に建造されていた空中戦艦に逃げ込んでいた学生達はこのあと、なぜか味方である筈の日本政府にも「和平の邪魔をした」、「平和が遠退いた」として「国家反逆罪」で追われることになる。

 

 流石の学生達も「ふざけんなボケェ!?」となったままその場から離れることになった。

 

 

 

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