【完結】日本国と世紀末日本召喚   作:MrR

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作品の出来はともかく、完結させる覚悟で投稿。


学生漂流記

 日本国と世紀末日本召喚

 

 学生漂流記

 

【荒木 将一の日記】

 

 簡潔に言おう。

 

 社会科見学に行って、戦闘に巻き込まれ、なし崩し的にパワーローダー・・・・・・ビルドファイターズのライトニングウォーリアーみたいな奴に乗って飛行戦艦に乗って脱出したらなぜか国家反逆罪扱いで指名手配された。

 

 日本の後継者や日本からも追われている身だ。

 

 日本のテレビでは情報操作がなされていて「まるで自分達がテロリスト」扱いになっている。

 

 どうしてこうなった。

 

 

☆

 

=日本海・海上某所 飛行戦艦・レギンレイヴ=

 

 

 Side 荒木 将一

 

 脱出した学生は大きく分けて二つのグループ。

 

 飛行戦艦に乗り込んだグループ。

 

 他の連中は施設から外部へとで脱出できたのが幸いだ。

 

 艦の運航などはプレラーティ博士をはじめとしたあの基地から着いてきたスタッフ+自動航行モードで行っているらしい。

 

 プレラーティ博士は自分達が使ったアインブラッドタイプ――ガンダムに出てくるMSに似た外観のパワーローダーやこの戦艦のレギンレイヴを建造した、知的そうな長い金髪の白人美少女科学者で、性格はいやみったらしいがこの人が一応の纏め役だ。

  

 

 んでまあテロリスト扱いされたこともあって、これからどうするかでブリーフィングルームで会議中。

 

 家に帰りたいとかそう言う意見もあるにはあったが、学校でも現在でもベストパートナーの加々美 瞬が上手いこと説得した。

 

 

 曰く――

 

 帰っても逮捕されるだけ。

 

 今の日本政府には日本の後継者のシンパや降伏派などが主流で逮捕された後どうなるかは分からない。

 

 

 などなど言って脅迫めいた方法で引き留めた形だ。

 

(んで――とりあえずインターネットでこうして発信し続けてるわけだが――)

 

 現在重要なところではない会議部分はインターネットで発信し続けている。

 やらないよりかはマシな手だと考えていたが――

 

「うわ~凄い再生数だな手毬」

 

「そうね・・・・・・テロリスト扱いされてこれとか正直複雑な気持ちだわ」

 

 とんでもない再生数を現在進行形で叩き出し、まだまだ再生回数が伸びていた。  

 

 他にもあの基地で起きた戦闘の様子なども動画配信していてこちらも大反響だ。

 

 

 まあこれで誰かの家族の身に何かがあれば推理の過程をすっ飛ばして疑いの目は日本に向けられると言うわけだ。

 

 

☆

 

=飛行戦艦レギンレイヴ・私室=

 

 この戦艦は子供だけでなく大人も乗っている。

 

 その中でも大人である教師達はプレラーティ博士に詰めかけた。

 

 

 Side マリア・ヒーリング(荒木 将一の担任。長い金髪の爆乳外国人教師)

 

「どうして彼達が戦わないといけないのかか――まあ正直言うとあの展開は予想外でね。パワーローダーには電子的なロックが掛けられているのさ。いわゆる生体認証って奴さ」

 

「だから君が変わりに戦うというのは無理だね」

 

「もちろん戦わずに穏便に話し合いをしましょうなんてのもナンセンスさ。周りは敵だらけのこの状況で一つの判断ミスは命取りになるよ」

 

 と、プレラーティ博士は神経を逆撫でするように語った。

 

 私は言い返そうとしたが――

 

「では何か良い案はあるかい?」

 

 の一言と、同僚の教師である如月 純夏先生に「無神経な言い方だがこの子の言ってる事は事実だ。正直今の日本政府は何をやらかすか分からん」と、止められた。

 

「ああ、如月先生の言う通りだ。悔しいが安易に銃を下ろすのは危険すぎる」

 

 同じ学校の保険医、男性教諭の真田先生も同じ意見らしい。

 

 確かに如月さんの言う事は分かる。

 

 命懸けで身を守るために戦ったのになぜかの国家反逆罪だ。

 

 他校の先生、相薗 スミカ先生も「納得はできないが筋は通っている――」 と引き下がった。

 

 

☆

 

 

 Side 荒木 将一

 

 昨日、日本政府はもう馬鹿はやらないだろう的なことを言ったが間違いだった。

 

 馬鹿はいるらしく――

 

 

『俺達の敵は後継者だろう? どうして自衛隊と戦うことになってるんだ?』 

 

『日本政府の馬鹿どもに聞いてくれ』

 

 なりふり構わず日本政府は自衛隊を嗾けてくる。

 

 だが日本政府の自衛隊は強硬手段には出れない。

 戦闘の様子は生放送しているからであり、傍目から見ても自衛隊が悪党に見える構図だ。

 

 これでもしも学生が乗る戦艦を撃沈なんてことになったら日本政府どころか日本と言う国に大きなダメージが入る。

 

 特に今、どんどん日本国内でも勢力図が広がる後継者連中を相手にしているこの状況では致命傷になりかねない。

 

(俺達もあんまり相手したくないんだよな~)

 

 だが自分達も進んで同じ国の人間を殺したくはない。

 

 適当に追い払いつつ距離を空けようと思ったが――

 

『今度は日本の後継者か!?』

 

『近くの自衛隊はどうした!? まさかあいつらに倒されるところを狙って拿捕するつもりじゃねえだろうな!?』

 

 と、ストライクノワールタイプのパワーローダに乗る木里 翔太郎が愚痴る。

 

 他校でこの騒動に巻き込まれるまで縁もなにもなかったが、こんな先行きが見えない不安な状況もあってか仲良くなった。

 

『その通りだろうよクソったれ! こう言う時だけ無駄に頭が回りやがる!!』

 

 日本の後継者の陸上戦艦――動力の関係上、海上も移動できるらしい――が襲い掛かってきた。

 すぐさま乱戦になる。

 

 こう言う時は――

 

『近くの自衛隊も巻き込め! そもそもこいつらの相手はあいつらの仕事だろうが!』

 

 と、海上自衛隊のイージス艦を囮にすることを提案した。 

 

 ちなみに自衛隊と日本の後継者のテクノロジー差は物凄くある。

 

 ステルス関係を含めた電子技術とかもそうで、遠距離からミサイルを撃って殴ればいいと言うワケにはいかないのだ。

  

 対して日本の後継者の陸上戦艦は普通の艦砲からレールガンやらレーザーとか普通に詰んでるから最新鋭戦闘機でも近づけない。潜水艦も容易に探知されるらしい。

  

 まあそれはともかく――

 

『自衛隊も後継者に攻撃開始を確認! どうやら自衛隊も愚か者ばっかりじゃないみたいだな!』

 

 後継者側の無人兵器やパワーローダーにイージス艦の攻撃が飛んでいく。

 その光景に嬉しくもあり、また複雑でもあった。

 

 この隙にどうにかして敵の陸上戦艦にとりついて無力化しなければならない。

 

 

☆ 

 

 

=日本の後継者 陸上戦艦 ブリッジ=

 

 

 Side 陸上戦艦 艦長 

 

 

「敵新型パワーローダー!! 空中戦艦!! なおも接近中!!」

 

「絶対に近づけるな!! 白兵戦に持ち込まれたら終わりだぞ!!」

 

 パワーローダー部隊は一応、艦周辺だけでなく、艦内にも待機させているがそれは最後の手段だ。

 

 そもそもパワーローダーは基本は核かそれに準ずる動力を持っている。

 

 艦内で爆発でもされでもしたら大ダメージで済めばマシな方だ。

 

「それよりも敵の新型の性能はなんなんだ!? 本当に中の人間は学生なのか!? しかも生身部分が露出している機体もあるし!? それもまだ小学生ぐらいの女の子だぞ!?」

 

「小官に聞かれても困ります!!」

 

 そんな気持ちなどしったことか構わずに敵である学生たちは襲い掛かってくる。

 

 連携は未熟だが性能は一級品――だけかと思ったらなぜか戦い慣れている感がある学生たち。

 

 そんなの物語の中でしかありえない。

 

 だけど現実はそうだった。

 

(まさかフロンティアの連中が研究していた戦闘遺伝子とは――眉唾ものだと思っていたが――)

 

 ふとそんなオカルト話が頭を過ぎるが指示に集中する。

 

 

☆

 

 =日本海某所・後継者 陸上戦艦 周辺=

 

 Side 荒木 将一

 

『電子支援は効いてるとは言え、敵の反撃も激しいな!』

 

 と言いつつ俺は砲火を空中で避ける。

 

『そりゃな! 作戦に期待しよう!』

 

 木里も近付いて来る敵を迎撃し、敵艦の攻撃を避けながら言う。

 

『つっても次々敵が湧いてくるな――』

 

 ここは海上。

 倒す必要などなく、海に叩き落とせばしまいだがそれは自分達も同じだ。

 

 それに敵には――

 

『水陸両用型!!』

 

 水陸両用型が海面から姿を現す。  

 背後には昭和のスーパーロボットなどがつけてそうな大きな酸素ボンベのような外観のパーツをつけている。

 水陸両用機なのでスクリューユニットか何かだろう。

 海面から出てきたとたんミサイルやビームを発射してくる。

 

『クソッ!!』

 

 ミサイルを迎撃、避けつつ、反撃しようと思ったが海中に逃げられた。

 そして別の場所から出現してこうげきを――とそんな調子だ。

 

 まるでモグラ叩きだ。

 

『お待たせしました』 

 

 ここで別働隊を率いてる加々美 瞬から通信が入る。

 空からビームの嵐。

 同時に次々とパワーローダー部隊が高高度から空挺降下していき、陸上戦艦を攻撃していく。

 

 パワーローダーによる戦闘機染みた上空からの奇襲作戦。

 

 俺達を囮にして時間差で仕掛けるとのことだったが上手く行ったようだ。 

 

 

☆

 

 

 自衛隊は引き下がり、俺達は無力化した日本の後継者の陸上戦艦から取るものをとってそのまま放置した。

 

 武器弾薬。

 

 修理素材。

 

 食料やトイレットペーパーすら分捕った。

 

 もちろん食料やトイレットペーパーはある程度の日数分は残しておいた。

 

 敵から呆れられたような、同情されたような――そんな視線を送られたがまあ気のせいだろう。

 

 

 それはともかく――

 

 

「まさかフェン王国に向かう事になるとはな――」

 

 日本人が忘れ去った精神性を持つ苦に。

 

 そして日本人にとっては悲劇の土地。

  

 目的はそこにいる日本の後継者を倒すことだ。

 

 

 END 




ご意見、ご感想お待ちしております。
次は学生達によるSS回です。
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