【完結】日本国と世紀末日本召喚   作:MrR

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相変わらず原作要素が行方不明ですわ(白目


学生たちによるSS集

 

 レギンレイヴに乗り込んだ学生たちのエピソード集

 

 シリアスなお話からコメディ色の高い話を一つに纏めました。

 

 

 その1:荒木 将一と木里 翔太郎

 

 

 Side 荒木 将一

 

 どうも荒木 将一。

 

 文芸部の文芸部員。

 

 いちおうカタギだ。

 

 加々美 瞬は有能さゆえか、艦内であれこれと働いている。

 

 一体何者なんだ・・・・・・日本政府のスパイ的な?

 

 まあそんなわけで他校の男子生徒とつるむことも多くなった。

 

 理由は単純にウチの学校の男子生徒がいないのだ。

 

 特に木里 翔太郎と接する機会が多くなった。

 

 黒髪にラノベの主人公張れそうな顔立ちに背丈。

 

 手毬 サエと言うメチャクチャ大人びた小学生みたいな背丈の高校生と付き合っているらしい。

 

 ネットでも有名人で手毬 サエ同様に色々とメチャクチャやらかしているらしく――本人曰く「中学時代に少年院送りにならなかったのが奇跡」だとか言っていた。

 

「フェン王国か・・・・・・なんつーか不吉なんだよなあの国」

 

 などと割り当てられた艦内作業に従事しつつ木里がぼやく。

 

 言いたい気持ちは分かる。

 

 なにせ日本国民が200人処刑され、当初は批判の矛先はパーパルディアに向けられたが時が経つにつれて日本に向けられた。

 

「色んな噂があるけど、パーパルディアと穏便かつ平和に話し合いで済ませようとしたかったんだっけか?」

 

「だろうな。迎撃した海自や海上保安庁に政治家や官僚連中が猛烈に抗議したぐらいだし」 (書籍版一巻の終わり辺りと二巻のプロローグ参照)

 

 前の時代の、大国を挟んだ国を舵取りをしていた時の政権運営の感覚だったのだろうと将一は思う。

 

「つか、そもそも国も渡航制限ぐらいしろよ――」

 

「まあ政治家なんて辞職すればある程度の犯罪は許される職業らしいからな。よくまあ前の世界で滅びなかったよ。日本じゃなかったらクーデターやテロは確実に起きてたんじゃねーか」

 

「違いない」

 

 木里の言う事は過激だがそれを否定出来る材料はなかったし、そもそも自分も日本政府に勝手な理屈でテロリスト扱いされている身だ。

 

 擁護する気持ちも起きない。

 

「まあ愚痴っててもしゃあない。荷物をさっさと届けよう」

 

「そうだな」

 

 

 Side 木里 翔太郎

 

 

 荒木 将一。

 

 このゴタゴタの騒動で知り合った。

 

 この船に乗った同年代の男性は自分を含めて四人。

 

 そのウチの一人だ。

 

 こんな状況だし、趣味も合うので必然的に仲良くなると言うもんだ。

 

 ちなみに他の学園の生徒達は一個年上なので先輩と言う事になるがここでは意味をなさない。

 

 背格好は――

 

 明るい茶色の髪の毛にメガネをつけた知的そうな人間だが戦闘時はバリバリの武道派だ。

 

 

 聞けば学校でもそんな感じで厄介事に首を突っ込んでは事件を解決して女子からもててるらしい。

 

 それはそうと実戦での戦い振りから絶対カタギじゃないと思うし、周囲からもそう思われているが本人は否定している。

 

 間違っても海外のPMCで軍事訓練を受けたとか両親から戦闘技術を仕込まれたとかそう言う出自はないそうだ。

 

  

 荒木さんと同じ学校で船にもいるアンナさんはバリバリの地球の戦場出身者らしいが。

 

 

 なんつーか自分が言うのもなんだが――なんで日本の学生ばかりなのにこう、武道派が多いんだ。

 

 加々美さん(荒木さんの相方)だって工作員らしいし、教師も二人ほど工作員(荒木さんところの学校の教師二人)らしいし。

 

 

 まあ自分もカタギとは言えなくなったが――あのストライクノワールみたいなパワーローダーなんなの?

 

 本人のプレラーティ博士に問い詰めても「日本のサブカル文化に感銘を受けてつくった」とか言うし――実際強いけどさ。

 

(色々考えてもしかたないや)

 

 

 艦内での仕事は多い。

 

 訓練時間なども割り当てられているが、食事の用意から洗濯、掃除、整備の手伝いとか――中にはウチの学校の女子がブリッジクルーの手伝いをしているらしいし。

  

 男子どうこうと言うのは時代錯誤かもしれないが男子として負けてられない。

 

 それに手毬もいるんだ。

 

 やれることをやっていこう。

 

 

 

 その2:手毬 サエと本野 真清

 

 Side 本野 真清

 

 メガネをかけて二房のお下げを三つ編みにしておろした茶色いヘアースタイル。

 それが私。

 

 目の前の彼女、手毬 サエ――長いブラウンの髪の毛に大人よりも大人びた顔立ちと雰囲気。

 背丈が小学生レベルなのを覗けばクールビューティーな女の子だ。

 

 他校の女子で学年も年齢も一個下なのだが雰囲気のせいでそう言う風に接することはできない。

 

 そんな雰囲気がそうさせたのか手毬さんは今では女子の学生グループの纏め役のポジションに収まった。

 

 あざとい生身の部分が露出したラノベ型パワードスーツを着て戦闘もこなせる上にリーダーシップもある。

 

 本当に同世代かと思う時がある。

 

 まあそれを言えばウチの学校のアンナとかもそうなんだけど――

 

 

 それはそうとこんな話題になった。

 

「荒木 将一って誰と付き合うつもりなの?」  

 

「うーん」

 

 それを聞かれると困る。

 

 何だかんだで荒木君は魅力的な男性だ。

 まるでラノべの主人公みたいな感じだし。

 

 ケンカや実戦の時でも恐ろしいと感じる部分もあるがそれが魅力の一つだと思う自分もいる。

 

 同じく艦に同乗した愛坂 メグミ、朝倉 梨子とかも話し合ったことがあるが同じような考えだった。

 

 他にも先生のマリア・ヒーリングさんも狙っている節がある。

 

 この部分もラノベの主人公的ではある。

 

「誰かと付き合っている気配はないけど、一番リードしているのは朝倉さんかしら?」

 

「朝倉さんと?」

 

 朝倉 梨子。

 

 茶髪の垢抜けた女子。

 積極的にアプローチしていて恋愛レースの中では一番リードしている。

 

「正直言うとあまり考えないようにしていたの、そのこと――」

 

「だけど何時までも学生じゃいられないのよ? それでいいの?」

 

「それは――」

 

 手毬さんの言う通り。

 何時かは学生を卒業する。

 まあその前に人生を卒業してしまいそうだが――それはともかく自分もアプローチを掛けるべきだろうか?

 

「とりあえず髪型を変えてみたら? メガネを外してコンタクトにすれば化けるわよ、アナタ。胸も大きいし」

 

「む、胸はよけいよ――だけど言わんとしていることは分かるわ」

 

「意外と素直ね。余計なお世話よぐらいは言われるかと――」

 

「状況が状況だからね。私だって女の子で女子高生だし――恋愛してみたいわよ。その点手毬さんが羨ましいわ」

 

「あ、ありがと」

 

 手毬さんには木里君がいる。

 

 遅かれ早かれ二人は結婚するのだろうと思う。

 

 それがなんだかとても羨ましかった。

 

 

 その3:如月 純夏とプレラーティ博士

 

 Side 如月 純夏(荒木 将一の学校の先生で加々美 瞬のスパイとしての上司でもある)

 

「やはりあの襲撃は日本政府もグルだったか」 

 

 今私はプレラーティ博士の私室で情報共有を行っていた。

 

「そうだね。日本の後継者と取引をして、その条件の一つがあの襲撃の真相だよ――」

 

「おおかた戦争に負けた後のことでも考えているのだろう」

 

「政治家としては正しいかもしれないけど、巻き込まれる方はたまったもんじゃないね」

 

 博士の言う通りだ。

 返す言葉もない。

 

「まあ、日本の後継者としてはどっちにしろ、そう言う政治家は皆殺し路線は変わらないと思うよ」

 

「私はそいつらに関しては詳しくはないのだが本当にやるのか?」

 

 日本国内に関してはともかく外国――それも地球時代の紛争地帯ですら天国と言われている魔境と言われているもう一つの日本の情報は仕入れにくいので日本の後継者のことは普通の人間よりかは多少詳しい程度だった。

 

「例え八つ当たりと分かっていながらも敵味方もろとも核兵器で焼き払った政治家連中と一緒に見えてしまうんだろう。それともう二度と核兵器を撃ち込まれない国を作ると言う大義名分もあるからその思想とも相容れないね」

 

「言っては悪いが自分達の国だけでやればいい物を――他国を巻き込むとは――」

 

「理性的に行動できないのが人間なのさ。全ての人間が理性的に、効率よく行動できるのならあの日本は核兵器で滅びはしなかったよ」

 

「そう――だな――」

 

「もしこの世界に神がいるとすればこう聞いてみたいね。お前は何がしたいんだと――このままじゃ古の魔法帝国が来る前に世界が滅びるぞと――」

 

「辛辣だな」

 

「そう言いたくなるほどにこの世界の状況は酷いもんさ」

 

「・・・・・・そうだな」

 

  

 その4:シュミレーター

 

 Side 荒木 将一

 

 このレギンレイヴにはパワーローダーのシュミレーターマシーンがある。

 大きな丸いカプセルの内部に手足を装着する場所があってバイザーを身につける装置だ。

 

 それで色んな人間とゲーセン感覚で訓練を行っている。

 

 一番強いのは加々美 瞬。

 

 長いこと学校でつるんでるが実は日本の工作員かエージェントだったらしい。

 

 彼が使う――ケルディムガンダムサーガに似たアインブラッドタイプのパワーローダは武装は満載だが内部火器だらけとか、ファンネルだのビットだの思考誘導式誘導兵器ではない。

 自分が使う奴よりも同じく武装を沢山配置した奴にすぎない。

 

 ただその武器の使い方、使い分け。

 戦場での立ち回りや把握がとても上手い。

 

 基本がとてもしっかりしているのだ。

 

「僕からすればそれだけ戦えるのが不思議なんですが」

 

 と、加々美 瞬に言われた。

 ちょっと休憩挟んでる。

 

「まあそこは――自分でも驚いてるよ。うん」

 

 本当にどうしてだろうね。うん。

 

「前々からケンカガ強いのは知ってましたが将一君の場合は異常ですね。実はなろう系の転生者とかそう言う――」

 

「なんだかんだで文芸部に染まってるよな瞬・・・・・・」

 

 ちなみに文芸部の面々も何人かこのレギンレイヴに乗り込んでいて文芸部員用の部屋が存在している。

 

「まあそれはそうと――なろう系の転生者だったらどんなに楽だったか・・・・・・チートで無双して今頃ハーレムでも作ってるんじゃないか?」

 

「うーん、そうはならない気がしますが」

 

「なるって。人間力持つと人格変わったりするんだって――まあこれまでの戦闘は確かに異常なのは分かるよ――他の学校の翔太郎とか手毬さんとかもそうだし、一般人がやたら強いのは本当になんなんだ? なに? ゲッター線かなにかでも浴びたのか俺達?」

 

「この世界魔法がありますからね。あながち冗談で済ませられないんですよねこれが・・・・・・」

 

「ああ・・・・・・」

 

 この世界はまだまだ未解明なことが多い。

 なぜか日本人が言葉の枷から解放されていたりとか。

 未知の能力を何者かに植え付けられていたとしても不思議ではなかろう。

 

「まあ考えても仕方ねえ。今は戦わないと冗談抜きで生き延びられないし」

 

「ええ――そうですね」

 

 そしてシュミレーターを再開することにした。

 

 

 その5:団体戦

 

 竹宮高校ラノベ部チーム(木里、手毬がいる高校)

 

 VS

 

 比良坂学園文芸部チーム(荒木 将一がいる高校)

 

 

 Side 木里 翔太郎

 

 現在シュミレーターをフル動員して団体戦の真っ只中。

 

 市街地で戦っている。 

 

 地上や空中を行き交い、銃や剣を交えて戦っている。

 

 メカ少女系の新型パワーローダーに身を包んだ手毬たち。

 

 他の面々もルナゲイザー、ウイングゼロ(テレビアニメ版)、パーフェクトガンダムに似たパワーローダーに身を包んでいる。

 

 

 相手も学生だが元紛争地帯出身者とかエージェントとかいて手強い。

 

 一緒に実戦を経験した仲だがヘタに攻め込めばこちらが負ける。

 

 だが普通に戦っても負ける。

 

 無理は承知でも力押ししてでも攻め込まないといけない。

 

 

『手毬、大丈夫か?』

 

『私の心配より自分の心配しなさい』

 

 と、二人でペアを組んで戦っている。

 

 後方には他のメンバーが援護射撃してくれていた。

 

 俺達で突破口を開いて押し潰す。

 

 現状自分達のチームにはそれしか方法はなかった。

 

 敵から集中砲火を浴びるがその分、他のメンバーの負担は少なくなる。

 

 

 

 

 Side 荒木 将一

 

『意外とやりますね』

 

 瞬の言う通り。

 あの二人――木里 翔太郎と手毬 サエがメインだ。

 他の面々もあの二人に鼓舞される形で動きが段々とよくなっている。

 

 特にヤバイのが手毬 サエだ。

 

 戦いながら指示を飛ばしている。

 こちらのチームのリーダーは瞬だが、あちらのリーダーは手毬さんだろう。

 

 その指揮官を倒せれば勝ちなのだが翔太郎も手毬さんも強すぎてそう上手くはいかない。

 

 瞬もアンナも頑張って倒そうとしているがそれでも仕留めきれずにいる。

 どうなってんだこの状況。

 

『あの二人だけに構ってられないが放置するワケにはいかない――』

 

 まさかまさかの膠着状態だ。

 

『だが敵の作戦を考えれば膠着状態を維持すれば勝てます――まあ上手くいけばですが』

 

 瞬の言う通りだ。

 敵の作戦は攻めの作戦。

 ならば守りを固めて迎撃すればいい――のだが――

 

『このままじゃ乱戦になるな――』

 

 これはパワーローダー同士の対決。

 生身での戦いとは勝手が違う。

 被弾覚悟でつっこんだり、ロボットアニメ顔負けのトンデモ機能が敵味方にあったりするのだ。

 

 パワードスーツとは思えない弾幕、火力が飛び交い、粒子制御によるバリアを形成して突っ込んで来たりとなんでもアリの戦いだ。

 

 戦況は相手チームの目論見通りの状況になっている。

 

『きたか!!』

 

『将一か!?』

 

 遂に戦いは白兵戦がメインの戦いになってきた。

 俺は二刀流ビームソートの木里にガンブレードとハンドガンで挑んでいる形だ。 

 

 この戦いを上手く遮断するように手毬さんが立ち回っている。

 

 実質一騎打ちになった形だ。

 

(お互い戦い方はにたりよったりか!!)

 

 手持ちの武装だけでなく、体当たりだの蹴りだの肘撃ちだのを併用した格闘戦。

 ヘッドバットすら行う。

 

 メチャクチャではあるがそれが面白い。

 

 興奮している。

 

 自分は異常な人種かもしれない。

 

 でもこの時を楽しみたかった――

 

☆ 

  

 

 戦いはドローゲーム。

 引き分けだ。

 

 まあ、それでもいいことはあった。

 お互いの心の距離がより一層縮まったこととかだ。

 

 理由を考えると複雑ではあるが―― 

 

 もしも次の機会があれば絶対まけねえ。

 

 

 

 =オマケ=

 

 作者のメモ書き

 

 プレラーティ博士の開発したパワーローダーは新しいタイプのアインブラッドタイプの模索である。

 新型動力。

 新装甲素材。

 新技術の導入などを行っている。

 また装備の共通規格化なども行われている。

 

 

 木里 翔太郎 ストライクノワール

 

 手毬 サエ ストライクルージュ IWSP メカ少女タイプ

 

 牛島 ミク フリーダムガンダム メカ少女タイプ

 

 豊穣院 ミホ ルナゲイザー

 

 相川 タツヤ ウイングゼロ(テレビアニメ版)

 

 和泉 ツカサ パーフェクトガンダム

 

 

 荒木 将一 ライトニングウォーリアー

 

 加々美 瞬 ガンダムケルディムサーガ

 

 愛坂 マナ ガンダムF91

 

 篠宮 マリ カラミティガンダム

 

 本野 真清 ジンクスⅣ

 

 朝倉 梨子 ガンダムデュナメス

 

 ユカリ  ディスティニーガンダム メカ少女タイプ

 

 アンナ ストライカージンクス

 

 ↑あくまでモデルです。ロボットではなくパワードスーツなので変形とかはできません。

 

  




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