【完結】日本国と世紀末日本召喚   作:MrR

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順調に低評価になってるね。
出来れば平均3か2になるぐらいまでには完結させたいですね。


フェン王国編SS集

 

 日本国と世紀末日本召喚 

 

 フェン王国編SS集

 

 

 フェン王国首都

 

 アマノキでの戦いから翌日

 

 

 =その1:日本政府の場合=

 

 Side 日本政府

 

「あのガキどもはどうにかならんのか!?」

 

「無理です! 現在フェン王国の外交ルートが閉ざされていて――国民だけでなく他の国々からも我々の態度に批難が――」

 

 日本政府は現在、混乱の真っ只中だった。

 

 毎日のようにデモが起きている。

 

 政治家、官僚連中もあーでもない、こーでもないと頭を抱えている様子だった。

 

 しかも一部の市民が武装勢力化して勝手に日本の後継者と戦いをおっぱじめたりともう収集がつかず、日本の後継者と交渉どころではなかった。

 

 自衛官達も法律を盾に行動拒否、中立宣言するしまつだ。

 

 警官も動いてはいるが士気は低い。

 

 当初の目論見は崩れて手足を失い、もはや行動不能状態だった。

 

 

 だが悲しいかな。

 

 昔はどうだったか知らないが日本の政治家と言うのはとんでもないタイミングでとんでもないことをやらかしたりするのだ。

 

 

 例えば国家反逆罪で追放した少年少女達を物理的に消去しようと目論んだりとか―― 

 

 

 

 

 =その2:木里の場合=

 

 Side 木里 翔太郎

 

『まさか国王直々にお出迎えくださるとは――』

 

「ええ。本当にウチの国の政治家連中とは格が違うわね」

 

 手毬の意見には同意だ。

 

 しかも変則的な形で補給物資もくれるし。

 

 丁重に扱ってくれた。

 

 同じ日本人が相手だから迫害されるかと思ったが市民からも感謝されたし。

 

 逆に困惑してしまう。

 

「ともかく復興作業頑張りましょう」

 

『ああ、そうだな』

 

 現在俺達は総出で復興作業に従事していた。

 流石核動力のパワーローダー。

 この手の作業にはメチャクチャ向いている。

 

 フェン王国でも様々な型のパワーローダーが普及しているのにも驚いたが、パワーローダー同士の戦いを見せ物にしていたりとかは本当に驚いた。

 

 まんまバトリングである。

 

 もう一つの日本の人間が伝えたらしい。

 

 フェン王国の国風と相俟ってパワーローダーを身に纏い、剣や槍を使った戦いがバトリングの主流のようだ。 

 

「アレが日本の――」

 

「凄い戦い振りだったな――」

 

「あんな可愛らしい女の子が――」

 

「凄まじい武士もいたもんだ――」

 

 ふと遠巻きにそんなこと言われてちょいとこそばゆいがまあ役得だと思っておこう。

 手毬もクールな態度を装っているが恥ずかしそうにしていた。

 

 

 

 

 =その3:荒木の場合=

 

 

 Side 荒木 将一

 

「もういっそこのままフェン王国に移住しようかな」

 

「それはいい考えかも知れませんね。今の日本は異世界バブルがあったとは言え、悪いところはまったく変わってませんし」

 

 俺はパワーローダーでの復興従事作業に休憩入れて加々美 瞬と一緒にそんなことを言っていた。

 

「まあどうするにせよ、日本の後継者とは決着つけないとな。あと日本政府とも」

 

「日本の後継者はともかく、日本政府が厄介ですね。行動が全く読めない。その場の勢いでとんでもないことをやらかしたりしますから」

 

「正直元の世界でもよく滅びなかったな――最低でも大国と分割統治コースくらってベルリンの壁みたいなのが2、3築かれても不思議じゃなかったんじゃ」

 

「優秀な政治家はいたことはいたんでしょうかね」

 

 それたぶん貧乏くじ引いただけなのではと思ってしまう。

 

「それはともかく?」

 

「?」

 

 瞬が改まって何かを聞こうとしてくる素振りを見せた。

 

「現在の荒木さんの女性関係ですが・・・・・・」

 

「今聞くことかそれ?」

 

「いや~なんか私もそうですがフェン王国の女性方に話かけられているのも目撃しましてね? ふと気になって」

 

「あ~それも見られて・・・・・・てか君もかい」

 

「はい」

 

 俺は観念して正直に話した。

 

「実はその――本命と言いましょうか・・・・・・がいましてね。こんな状況のせいでね」

  

「なるほどなるほど。とても気になりますがそれだけ聞けたら十分です」

 

「つかなんで唐突に聞くんだよ?」

 

「いや~ハーレム建築して後ろから刺されるんじゃないかって・・・・・・」

 

 そう言われてグサッと心にナニカが刺さった。

 思い当たる節があるからだ。

 そして俺は観念して「もうゴールインした方がいいかな?」と呟く。

 

「いっそ複数人と結婚出来る国に移住するのもありかと」

 

「俺をなんだと思ってるんだ・・・・・・」

 

 だけどなんでだろう。

 この胸の内から湧き出る罪悪感は。

 

 具体的に言うとどっかの平行世界で複数人の女性と関係を持ったかのような感覚は。

 

「・・・・・・はあ。前向きに考えるわ」

 

 そう言って作業に戻ることにした。  

 

 

 

 =その4:Side マリア・ヒーリング(荒木 将一の担任。長い金髪の爆乳外国人教師)の場合= 

 

 

 Side マリア・ヒーリング

 

 

「いや~反逆者認定されたからどうなる事かと思ったけどなんだかんだで上手くやれてるねえ」

 

 プレラーティと言う長い金髪の少女は艦から降りて海を眺めながらそう言った。

 

 曰く、安全な海はもう一つの日本では希少らしい。

 

 だが恐怖心はあるのか少し離れており、海水浴するつもりはないようだ。

 

「で? 話はなんだい?」

 

「いえ、国王にも話したんですがこの国にとどまると言うのは――」

 

 他校の生徒達を含めてこれ以上生徒達を危険に晒したくなかった。

 

「それも一つの提案だね。だけど最悪のケースを想定した場合、この国に留まっても戦闘に巻き込まれる確率が高い」

 

「それは――」

 

「日本の後継者・フロンティアの残党連中はフィルアデス大陸北東沿岸部。それもリーム王国を中心に日本へ何かしらの恨みを持つ連中を集めて活動している。ここを叩かない限りは永遠と戦い続けることになるぞ」

 

 そう言われて私は何も言い返せなかった。

 

「さらに我々は国家反逆罪のテロリスト扱いだ。ぶっちゃけ目の前の敵より日本のが恐い。今はネット配信の不意打ちで混乱している状態だが落ち着いたら何をしでかすか分からんぞ。最悪一生日本政府の影に怯えて暮らさないといけない」

 

「それは――」

 

「まあともかくガハラ神国やフェン王国にいる後継者を倒さない限りは引き籠もるかどうかも決められないけどね」

 

「・・・・・・」

 

 そう言われるとなにも言い返せなかった。

 

 

 

 

 =その5:手毬サエと朝倉 梨子= 

 

 Side手毬 サエ

 

 フェン王国のとある飲食店。

 

 私は今、他校の朝倉 梨子と互いに顔を真っ赤にしながら話し合いをしていた。

 

 朝倉 梨子。

 私と違って背もあり、胸もある。

 格好良い顔立ちでやや野性的な茶髪の髪型。S○Oのシ○ンというかその物だ。

 

 私達は人目を避けるようにしてお互いの男子や今後について色々と話し合う。

 

 なにしろ状況が状況だ。

 

 命のやり取りをしているのだ。

 

 万が一のことを考えると仕方なくなる。

 

「その事を考えるとハーレムとかもありなのかしら?」

 

「馬鹿じゃ無いのって言いたいけど、状況を考えるとイザッて時は支えてくれる女性は多い方が良いわよね」

 

 などと馬鹿げた提案に乗ってしまうあたり私も相当精神的に疲労が溜まってたんだと思う。

 

「荒木 将一ねえ。確かにそこらの男子よりも魅力的なのは認めるけど、どうしてハーレム主人公みたいになってるの?」

 

「ははは・・・・・・なんだかんだでお人好しだから~としか言えないわね。他の女性陣からの報告によると本人も「身を固めようか」と真剣に悩んでるみたい」

 

「まだ高校生なのにそこまで考えて立派なのね・・・・・・」

 

「私は手毬さんが羨ましいわ。木里君とのこと頑張って」

 

「そ、そう。ありがとう」

 

 そう言われると悪い気はしなかった。

 

「正直私でいいのか悩んだの・・・・・・私綺麗な体じゃないから」

 

「え?」

 

 その一言で耳を疑った。

 

「だけど荒木君なら――そんな体じゃなくてもいいから傍にいたいって思えるのよ」

 

「私からのアドバイスよ。そういう理由で捨てるような男子は逆に蹴り飛ばして、フリなさい。そうでないならどんな手を使ってでも結婚しなさい」

 

「て、手毬先輩攻撃的だけど手毬先輩らしいわね」

 

「手毬先輩?」

 

「うん。恋愛の先輩的な意味で」

 

「そう」

 

 まあこれも悪い気はしないわね。

 

 本当は学生で結婚とか出来ちゃった婚とかお薦めしたくないんだけどね。

 

 私達の状況は特殊だからどうしてもね。

 

 ・・・・・・

 

 ・・・・・・・・・・・・

 

 私も木里と一線越えるべきなのかしら。

 

 

 




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