【完結】日本国と世紀末日本召喚   作:MrR

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また投稿してもうた。


グラ・バルカスSS

 海底要塞玄武とパワーアップしたサメ

 

*グラ・バルカス帝国のグレードアトラスター含む艦隊がもう一つの日本に勝手に攻め込んでサメの餌食になった後ぐらいのお話だよ。 

 

『先進11カ国会議で』世界中に宣戦布告をしたグラ・バルカス帝国さん。

 

 世界中の艦隊を粉砕し、ミリシアル帝国の空中戦艦含む艦隊も打ち破る。

 

 しかし主立った戦力は全部海の藻屑と化して。

 

 兵士は全員サメだか何だかの餌になってしまった。

 

 ワケが分からない。

 

 この事態に世界中は当然の如く混乱した。

 

 古の魔帝国が既に復活していたと信じ込む人々すら出始めた。

 

 グラ・バルカス帝国もまさか巨大なサメ含む化け物海洋生物に自分達のご自慢の艦隊が潰されたとは思いもしなかった。

 

 それ程までにもう一つの日本はこの世界基準でも、もう一つの日本基準でも想像を絶する魔境だったのだ。

 

 もう一つの日本にいる、平和な日本から派遣された自衛隊は「ああ、またどっかの馬鹿な国がサメの餌になったのか」程度にしか思わなかった。

 

 しかしグラ・バルカス帝国は艦隊を再編成して再度進行を開始。

 

 新型兵器扱いの「原子爆弾」すら投入するつもりだったが――

 

 

 海上移動要塞玄武。

 

 東側諸国の核攻撃を生き延び、なおも稼働し続ける暴走した兵器の一つ。

   

 元日本海側の海に配置され、武器もレーザー、ビーム、レールガン、ミサイルを標準装備し、主砲は陽電子砲を搭載しており、現在も幾多の海の巨大生物(サメ含む)を始末している海の殺し屋でもある。 

 

 普段は海底に潜んでおり、現在海上に浮上してグラ・バルカス帝国の艦隊をぶっ殺していた。

 

 どうやらサメを始末するために使用した原子爆弾のせいでグラ・バルカス帝国の艦隊を敵認定してしまったようだ。

 

 サメも原子爆弾の影響でパワーアップしてなにやらゴジラらしさが増しているがどうでもいいことだ。

 

 漁夫の利狙いで神聖ミリシアル帝国や他国も艦隊を派遣していたが此方も玄武やサメの攻撃に晒されていた。

 

 通信で自分達は「味方だ!?」、「攻撃するな!?」と呼びかけるが無理だった。

 

 暴走した無人要塞やサメに世界各国の都合とか情勢とか知るはずもない。彼達にとって自分以外敵である。

 

 日本から派遣された自衛官はグラ・バルカス帝国のが使用した原子爆弾の爆発を見て「あの馬鹿ども、とうとうやりやがった!!」と吐き捨てるように言ったとか。

 

 この事は日本本国にも通達され、グラ・バルカス帝国との直接対決に備えて腹を括ることになる。

 

 その一方でグラ・バルカス帝国はと言うと・・・・・・

 

 

*グラ・バルカス帝国が末期戦に突入したぐらいのお話です。

 

 Side オルダイカ

 

「どうしてこうなった!?」

 

 オルダイカは浴びるように酒を飲んで髪の毛を掻き毟り、発狂しながら悪夢のような現実から逃れようとしていた。

 

 オルダイカはグラ・バルカス帝国帝王府、副長官と言う重要な役職の人物であり、国内の軍需産業のトップであるエルチルゴと一緒に自国の兵器開発を促していた。

 

 オルダイカは知るよしもないが第二次大戦の米国レベルの戦時体制を整えていた――のだが。

 

 結果はサメの餌になったり、もう一つの日本の無人海底要塞に皆殺しにされたり、頼みの綱の原子爆弾を使用してもサメがパワーアップするだけに終わったりと散々な結果になった――まあグラ・バルカス帝国でその事実を知る人間はいないが。

 

 それどころか最初のグレードアトラスター含む艦隊や将兵がサメの餌になった事も知らなかった。

 

 第二次世界大戦末期かそれ以降ぐらいの科学力の人達の情報伝達網なんてそんなもんである。

 

 幸か不幸かミリシアル帝国などの主立った主戦力も被害を受けている。

 

 その事実は多少の慰めになった。

 

 グラ・バルカス帝国の皇帝、グラルークスに呼び出し食らってるが無視して夜逃げの準備をする始末だった。

 

 軍事企業のトップであり、癒着関係だったエルチルゴも責任を追求され、あまりのショックで自殺した。 

 

 その後、彼は夜逃げしようとしたところを捕らえられた。

 

☆ 

 

 

*グラ・バルカス帝国VS世界との戦いも一段落つつき、世界情勢が落ち着いた後のストーリーです。

 

 Side ナグアノ

 

 ナグアノ。

 

 情報局技術部の人間である。

 

 技術部もそうだが、情報部門全体が「もう一つの日本」への侵攻作戦における厳しい責任追求がなされている。

 

 彼は別冊宝大陸などで上司に上申した行動の御陰で追求はある程度緩和された。

 

 だがそれでも「もっと自分が探りを入れていれば・・・・・・」と自責の念に囚われる事があった。

 

 ナグアノも一応は「もう一つの日本」へも探りを入れていた。

 

 だが得られる情報は様々だ。

 

 荒廃した死の大地。

 

 巨大生物が闊歩する魔境。

 

 たったの一隻でパーパールディアを滅ぼした軍艦を持ち、もう一つの日本と違ってとても好戦的。

 

 などなど嘘か本当かどうか分からない情報が錯綜していた。

 

 彼がもう一つの日本の正体を知るキッカケとなったのは皮肉にも――仮に「平和主義の日本」と名付けよう。

 

 この平和主義の日本はこの世界に転移による国際情勢の荒波に揉まれて好戦的だった時期もあるが、もう一つの日本の存在のおかげで平和主義に踏みとどまれたと言う皮肉な一面を持っている。

 

 ナグアノは平和主義の日本に訪れたのがキッカケだった。

 

(これが本来の敵だった日本か――どちらにしろ我が国の運命は決まっていたのだな・・・・・・)

 

 その国はまるで未来のような国だった。

 

 映画や雑誌などで「未来はこうなる」と言うイメージはあるがそのイメージを覆した上で成る程と思う部分も多々あった。

 

 そしてふともう一つの日本に関する情報などが詳しく書かれた書物を購入した。

 

「なんだこれは・・・・・・」

 

 それに彼は人生最大の衝撃を受けたと言っていい。

 

 説明がややこしいが――もう一つの日本の正体とは、自分達が開発した原子爆弾で焼け野原となってどうにか復興している途中の、別の世界の未来の日本の姿であったと言う。

 

 放射能によって変異した生物や暴走した機械が跳梁闊歩し、毎日のように様々な武装勢力が襲い掛かる恐ろしい魔境。

 

 時折海を越えて周辺諸国にも襲撃したと言う。

 

 あの日本は「人が科学技術で産みだした怪物の国」だったのだ。

 

 同時に自分達の未来の終着点の一つであることを悟った。

 

 後に彼は死を覚悟して魔境の日本へと足を踏み入れ、その時の体験を綴った書籍は祖国で大ヒットするのだがそれはまた別の話である。

 

   

 

 

*グラ・バルカス帝国との戦争終結後からかなり時間が経過した後のお話です。

 

 Side シエリア

 

 グラ・バルカス帝国の女性外交官、シエリア。

 

 眼鏡を掛けた知的そうな女性であり、世界中に宣戦布告をメッセージする役割や、上司の指示とはいえ、巡視船「しきまし」の乗員である日本人の公開処刑をも行った。

 

(私も、祖国も・・・・・・選択を間違えたわね)

 

 彼女は自国を滅ぼした魔女としてグラ・バルカス帝国から見放され、上司であるゲスタは自分のしでかした責任の重圧に逃れるために逃亡を図り、自殺した。

 

 彼女は危機感を覚えて博打に出て――現在彼女は――世界や日本の手が及ばないもう一つの日本。

 

 毎日が死闘の連続のような、グラ・バルカス帝国を崩壊に導いた日本で生活していた。

 

 その日本の中でも特別な町――漂流街で生活していた。

 

 町と言っても適当な廃墟に住み着き、粗雑な資材や車の残骸などを家と呼んで生活していて彼方此方にバリケードを築き上げ、彼方此方で水を貯めて浄水器やプランターを設置して農業をしているようなとても文明的ではない場所だった。

 

 周りは元、グラ・バルカス帝国やパーパルディア皇国民だとか、リーム王国民、ミリシアル帝国民などの訳ありの住民ばかりの人間がいた。

 

 共通しているのは皆、この日本に関わって酷い目に遭ったということだ。

 

 ある物は艦隊派遣されたが危うくサメの餌になりそうになってどうにか生き延びたり。

 

 この国の高い技術力を目に付けてどうにか辿り着いたはよかったがこの国どころかこの町から精神的な意味で脱出不可能になったり。

 

 また、この土地の現地住民が何時しかそうした人々を支援したりして自然と街に似ような人々が集まり、何時しか漂流街と呼ばれるようになった。  

 

 それでも定期的に――何かしらの敵が襲撃してきたりするがそれでも以前よりかはマシになっており、皮肉にも自分達の攻撃目標だった自衛隊の頑張りによる物だとか。

 

 その事を知ると複雑な気持ちになる。

 

(しかしこの土地、本当に毎日が戦場ね)

 

 元外交官の手腕を活かしてシエリアは現在、漂流街の役場で働いていた。

 その仕事ぶりが認められてそこそこの地位にいるが銃などの武器は手放せない。

 この土地で武器を手放すと言うのは自殺を志願するのと同義だからだ。

 

 現在もどこぞの武装勢力が襲撃を仕掛けてくる。

 

 今回はただの武装勢力で拍子抜けもいいとこだ。

 

 過去にはパワードスーツを身に纏っていたり、武装した車両で突っ込んできたり、何かしらの化け物だったり、暴走した軍事兵器だったりとか。

 

 ともかく敵は弱いにかぎる。

 

(もっとマシな場所に逃げ込めば良かった・・・・・・)

 

 などと後悔しつつシエリアはバリケード越しにレーザーライフルを敵に向ける。

 

 なんだかんだで彼女もこの土地に順応していた。

 

 




 なんか不定期更新詐欺しているようにおもえる。

 ネタはあるので練習がてら書き続けている感じでして、まだネタはあるので不定期更新になるのはまだ先になるかもしれません。
 
 今日はデモンエクスマキナの発売日なので流石に近日の更新はないと思います。
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