時は2060年台、まだ鉄血の反乱は収まる気配が無い消火活動が続く世界。
そんな世界の中のとある地区、G&Kの統治区の一つD08地区。
比較的平和で自然もしぶとく生き残っているこの地区で一際異彩を放つ街からちょっと離れた所にある施設がある。
かなり大型の施設だが主に人が出入りするのはごく一部に限られる。
今日もよその地区や関わりが深い地区の人間がお買い物や出張ついでに顔を出す。
カランカラン……と出入り口のベルが鳴る。
「ようこそ、CafeD08へ!」
「何名様でしょうか……はい、ご案内します」
見目麗しくとてもとても豊かな乳房をもった女の子が接客する軽食店。
その名もカフェD08、嘗てD08地区の看板娘的な存在だった娘達が夫についていきG&Kを半ば引退した後に形成された……オアシス。
今日も仕事に疲れた人間や甘いものを求めた人形等が出入りする。
「で、ダーリンはなーんで私を壁ドンしてるのかなー?」
はい、人妻であり一児の母となりましたHK417です。
所属としてはG&Kにまだ属していますが前線基地からは離れて後方で各基地に物資を提供する拠点の担当となりました。
まだ一歳にもならない我が娘、ネーナは今日も元気に私のおっぱいを飲んでねんねしてます。
このカフェD08の制服はフリフリで可愛らしいメイド服となってます。
所属しているスタッフである人形は等しくダーリンのお嫁さんでありたわわに実ったブルンバストの持ち主です。
お隣のジャンク品取扱店では嘗てのメンテボーイ達や我が兄ウィルバー・ガンツとその妻シェリー・ガンツが仲良く経営してます。
こっちは食料品を主に取り扱って各方面に嗜好品として天然物の食材を提供してます。
S09P基地にはこれまでのお礼とかお付き合いとかもあるのでほぼ無料で提供してたりします。
それくらいには安定生産にこぎつけたからね。
ではこのカフェD08では何が起こっているかですが……
オーナーである我らがダーリン、ディーノ・タカマチはバックヤードで私、HK417ことシーナ・G・タカマチを壁ドンしてます。
ご丁寧に私の……このカフェでも一位二位を争うブルンバストを鷲掴みにしながらね。
「いや、だって……」
「いま勤務中、わかってる?」
「そんなエロ可愛い服装の嫁に欲情するのは悪いことか?」
「……夜まで待ってよ……流石にここでヤッたら匂いとかでバレるからね?」
「じゃあ生搾りの手伝いってことで」
「……はぁぁぁ」
ダーリンは相も変わらず私を中心とした嫁連中に毎日と言っていいほどにセクハラをかましてきます。
私とヴィオラとドリーマーに関しては毎日です、確定でヤッてきます。
今日のセクハラは……まぁ……なんというか、実用も兼ねてるのでなんとも……
「一応お客様達には私やヴィオラ達のおっぱいだってのは内緒にしてるんだからね?」
「……もうバレバレだと思うんだが」
「……ダーリンのせいだからね?」
「うるせぇ、良いから搾るぞ」
「はいはいーい……」
うちのミルクはちょーっと特別だけど美味しいって評判です、はい。
――――――――――――
今日は私はバックヤードでお料理担当です。
とは言ってもピークは過ぎてちらほらとおさぼりだったりするっぽい人たちが入ってくるばかり。
あ、常連さんも居たりするからそこはまぁ……あとお隣のジャンク品を見に来た人とかが来たりするね。
「ドリーマー、指名よ」
「はいはい、どこのマゾ豚かしらぁ?」
「窓際のA席」
「行ってくるわぁ……ふぅ、今日が終わればダーリンと……」
メイド喫茶とかも兼ねてる部分があるから給仕を指名できたりする。
人気が高いのは超純粋なデストロイヤーだったりシェリーとはまた別なSAAだったり。
コアな人たちや常連はドリーマーを指名することが多い。
「これがお望みかしらぁ、マ・ゾ・豚♪」
「はいっ!!ドリーマーさまぁ!!!」
とまぁ、普通に土下座して踏んでもらって喜んでる。
制服のメイド服だけどそれぞれに合わせてカスタムされてたりする。
ちなみにドリーマーはクラシカルなメイドだね。
エージェントが完全監修してるから非の打ち所がないスタイルだけど……
ヤッてることはSMの女王って所だね。ベッドの上じゃ等しく……まぁいいや。
「注文はスプリングブレンドとドリームパフェね」
「はいはーい、お茶請けに持っていきな」
「流石、アレの好みも抑えてるわね」
「勿論だよ、伊達にチーフやってません」
あ、一応このカフェのチーフは何人かいます。
マスターチーフはスプリングフィールドだけどねー。
コーヒーの他に頼んでくれると簡単なお通しってのが出る。
これはヤーパンの居酒屋って所の良い風習だね。
「はい、あーん♪」
「踏んでもらった後の飯うめぇ」
なんだかんだドリーマーも馴染んでて楽しそうに給仕やってるんだよね。
ドリームパフェ?ドリーマー発案のデロあまいパフェです。
――――――――――――
でもまぁそーんなちょっとエッチでのほほーんとした感じだけじゃ終わらないんですよ。
「金だしなぁ!!」
「強盗だ!!」
「一番いい女を出しな!!」
まぁ一定数こーいった輩も居るわけです。
「3名サマですね、こちらへどうぞ♪」
「良いから金を」
「なぁ、コイツめちゃくちゃやべぇ身体してねぇか……?」
「……マワしてひぃひぃ言わせてやろうじゃねーか」
最近入ったばかりのスピットファイアが接客に当たるが……うん、まぁなんというか……
そんな相手に接客する必要なんて無いと思う?
いやね、コレが私達の撃退方法のファーストステップなんです。
「他のお客様はすこし身を低くしておいてください」
他のお客様にはちゃんと身体の安全を第一にしてもらって。
スピットファイアがレジカウンターを操作して開ける……
「へへ、やっぱりここぁ良い稼ぎしてるじゃ……オフッ」
「……た、タンマっす」
「ヒエッ」
まぁ人間ってのは目先の事に囚われがちなんですよ。
スピットファイアは接客スマイルを浮かべたままだけど……
強盗さんの周りに展開したのは……
「いやー、ホントドリーマーさまさまだね」
「でしょぉ?この為に光学迷彩を開発したんだから」
鉄血の量産人形であるはずのドラグーンにガードにヴェスピド。
ちゃっかり光学迷彩もドリーマーが開発していて有事の際にスクランブルかけれるようにスタンバイしてる。
ちなみに全員メイド服着てるし……
「レーザーで焼かれる準備はよろしいでしょうか、ご主人様」
「ショットガンウェディングと参りましょう」
「拒否権はございません」
ちゃんと接客もできるようになっております。
ドラグーンもなかなか人気でございますよ。
「はい、みんなご苦労さま、治安維持隊が到着するまではそのままねー」
「「「了解です、マダム・シーナ」」」
「あはは……というわけで、毎度おさわがせします、もう大丈夫ですよー♪」
ま、こんなふうに荒事になることもあります。
それがここなのです。
のーえろてぃっく のーむめい
突き抜けていくぞこんちくしょう……
ほらまた日常書いてくぞー