「あっ」
「……どうしたの、ロマネシア?」
「……なんでもない」
P基地での交流後お店に戻ってきた後だ。
向こうの子供と遊んで割と無邪気に遊んでたけど……
どうもロマネシアの様子が変だ。
というのも子供連れのお客さんが来ると羨ましそうに見ていて。
帰っていくとさっきみたいな反応を示している。
「……今日はお仕事なし、はい。あがるよ」
「え、ママ?」
「ごめん、FAL後は任せた」
「はいはい、代わりにソフィアの面倒頼むわよ?」
まぁ何に飢えてるのかは分からんでもない。
そもそもロマネシアは多くを語ってはくれないけど会話の節々から甘えたがりな面が見える。
あとは承認欲求だね。
要は一度楽しく遊んだ後だからそれをしたい。
子供っぽく振る舞いたいけどそれが原因で呆れられたくないってところだね。
隠しきれていないから今こうして私に引っ張られることになる。
子供とは親に甘えてなんぼだよ。
私は甘えられなかったけど……ね。
「一つね、お話……子供のお仕事ってなんだと思う?」
「え?」
「一杯遊んで、一杯笑って、一杯食べて……毎日自分の満足のためにがむしゃらになることかなって私は思うの」
「……」
「ロマネシアの場合は暴れるのもあるかもしれないけど……遊びたいなら遊びたいって言ってもいいし甘えたい時は素直に甘えたいって言うのが良いよ?」
お、初めてみる表情。困惑と恐怖?
うーん……こんな反応されるとは思わなかったな……
分からないのか、踏み出せないのか……
「今すぐには難しいと思うよ?でも、ココの皆……いや、基地にいたときからずっとだけど皆貴女を気にかけてくれていた」
「……うん」
「少なくとも貴女を嫌ってるって子は居ない、何より……パパとママは味方であるつもりだよ?」
「……ぶったり、しない?」
「しないしない、ぎゅっと抱きしめてあげる」
「あそんでもおこらない?」
「怒らないよ、むしろ今まで我慢してきたから……うんっと遊ばないと」
お友達の誕生が何かを動かしてくれたんだろう。
今までは家族が増えていく一方で遊びというか……うーん……
カフェのお仕事を手伝ってくれていたのも私達に認めてもらいたかっただけだろうし……
この子の止まっていた何かが動き出してくれたことに感謝しよう。
「ネーナ抱っこしながらになるけど……うーん、何して遊ぶ?」
「ゲーム、ママのおすすめのやつ」
「OKじゃあ……」
なおネーナに授乳させてるときにロマネシアも吸いたいと言って止まらなかった。
ちょっとヘロった……純然な甘え動作でも叩き込まれたドリーマーテクとダーリン譲りのテクが合わさるか……
「で、ダーリンは行かないの?」
「いや、正直行きたかったがこの地区の指揮官との意見交換や戦術指揮の指導があってな」
「そっか……残念……」
MSF主催のイベントの些細が追って通達された。
どうやらどこかの前線基地を使ってやるらしい。
残念なことにダーリンは行けない用事がある。
まぁ私達とダーリンくっつけてたら人目を憚る事無くいちゃつくから反感を買いかねないか。
「陸路OKとなればキッチンカーの出番だね」
「あのTransitか……襲われるなよ?」
「大丈夫逆にとっちめるから」
「パパは心配しすぎ、ママも強いけど私も居るんだから」
「おーそうだったなぁロマネシアが居たら百人力だ」
「……えへっ」
うーんこの棘の取れた感。
やっぱり多くは語ってはくれなかったけど一度明確な死を迎えたらしい。
語ったときの平坦か表情から推測……ネグレクトかイジメか
近い内にカウンセリング受けさせようね、そしよね。
「しかし……私達行っても良いのか?」
「なんで?」
「鉄血のボディだぞ……流石に」
「大丈夫みたいだよ、あっちも鉄血の人形が所属してるし……もっと驚くのが居るって向こうのスコーピオンが言ってたね」
「最初は様子見だな……久しぶりにこの衣装を……ぐ、ぬ……」
「おっぱいギッチギチだね」
「……そういうシーナ、お前もブラの食い込みが激しくないか?」
「言わないで……」
どうやら私達幸せ太りの一種をやらかしたらしい。
戦闘服というか制服なんだけどね……イジられるなこりゃ。
ロマネシアはね、根はとってもいい子なのよ
ただ育った環境がクソクソのクソすぎて狂っただけ
ユノファミリーと遊んで色々思い出したんですよ
多分移動中にまたいつもの調子に戻るんですけどね。
主に強盗とか野盗が出てきてスプラッタにするので。