「確保ー!!」
「だぁれが巨乳の悪魔ですってぇ?」
「や、止めないか……」
一応ながらに人形で数ヶ月も前だが戦術人形として動いていた私達から逃れられると思うなよ。
まぁ向こうもかなりタフだったのでロマネシアに簡易カタパルトしてもらって……
やつの腰にロケットダイブしたんだけどね。
「お、おぉぉぉ45姉ぇー!!」
「ほれほれ男はこの柔らかさに弱いんでしょ~?」
「ママ達ほどじゃないけど……私のだってトップクラスに大きいし柔らかよぉ?」
「だから……相手はMSFのスタッフなのだしいい加減に……」
ヴィオラがすんごく相手に気を遣ってるが……知ったこっちゃねぇな!!
向こうが先にケンカをふっかけてきたんだから……ねぇ?
うん、ロマネシアも顔を合わせて同意してくれてる。
「要求は簡単だよ、万歳とは言わせないが受け入れよう?」
「洗脳しちゃうのも良いんじゃなぁい?」
「いや、それは後に遺恨を残すからダメ」
なおこの間ずっと私とロマネシアのおっぱいサンドでジョニーとか言うスタッフを挟み込んでた。
応答は無くなったけど解放するとフラフラ歩いていったし問題はなさそうだね。
まぁこのスタッフをとっ捕まえて少し意識改善を促した所で……
はて、私達は結構走ったし……
「お腹へったね」
「散々動き回ったからだろう?あっちに屋台が並んでいる……」
「残念だけど私達が腕を振るうことはなさそうねぇ……」
東はヤーパン、西はアメリカまでずらずらと屋台が並んでいる。
ちょっと見知った顔がちらほら……
腹拵えしたらリアル月光との触れ合いを……
はっ……これ、は……?
「オオアナコンダの丸焼き……?」
「こっちのは……マーコールの肉を使ったケバブだと……」
すんごい、こんなのも食えるんだ……ってビックリさせられる。
というかボスのオススメ……MSFのボスなにやってんの……?
いやいや……まさかねぇ……
「ライブ、ですか?」
屋台に美味しかったと伝えて月光と……と思ったらスタッフさんから一言。
もうすぐライブがあるからそれまで待ってくれと。
ライブかぁ……人のこと言えた口じゃないが多芸だねー。
「飛び入りとかしてみようか」
「止めろ」
「ちぇっ……」
「何かやらかしてMSFに目をつけられてみろ……私達だけじゃなくカフェの存続が怪しくなるぞ……」
「それもそうだ」
祭りというモノの熱気は内在的にタガをはずさせるのか。
まぁ熱気に当てられてるのは否定できないね。
しかしMSFへのすっごく硬いイメージがガラガラ崩れていく。
こんなにも活力に溢れた人間がこの時代に居たとはね。
おまけに現役バリバリに戦争をやってるっていうんだから……
「ム……開幕のようだな」
「お手並み拝見ねぇ」
「おー出てき……え、えぇぇえぇぇえええ!!!??」
「か、かかか……」
「ママ?」
「「カズヒラ・ミラー!!!!??」」
目をこすった、頬をつねった。
ヴィオラと相互パンチした、めっちゃくちゃ痛い……
え、ちょっとまって……ファンタジーとかそんなレベル?
月光は居るしカズヒラ・ミラーが現実に!?
え、じゃあもしかして……ボスってビッグボス……スネークってオチじゃ?
ロマネシア完全に置いてけぼりだけど、ゴメン。
流石にこれは興奮を隠せませんわー!!
もう気がつけば私もヴィオラも大熱狂……
「それで、楽しかったか?」
「ロマネシアを拗ねさせちゃったのは悪かったと思ってる」
「ガラになくはしゃぎ過ぎたな……」
帰宅後私とヴィオラはみっちり叱られた。
あとロマネシアが拗ねたものでドリーマーからの報復が怖いなー……
まぁそれとは別にカフェの宣伝も兵士たちにしてきたし……
近くで作戦があった後時間があれば寄ってみてくださいとだけね……
「はい、それじゃあネーナとリンを抱えたな?」
「う、うん……」
「ふふ……」
「それではお前たちへの罰はヤッてる最中並の感度で授乳」
「「え、まじ?」」
「はいスタート」
ダーリンが取り出したリモコンがセンサー感度を無理クソあげていくぅ!?
……その日私は地獄を見た。
抱っこひもとかちゃんと用意しておいてよかった……はひ……
ヴィオラは先にくたばった……
明日これ影響でないよね?
ベッドの上でぐったりした私とヴィオラの共通の懸念であった。
「はいじゃないが?」
いや、ほんまこんなノリなんです、サーセン……
という訳でMSFの皆さんD08地区に訪れる事があればぜひ寄っていってくださいな。
おまけ
417「オオアナコンダ……美味いね」
ヴィオラ「うむ……ゲテモノかと思いきやこれは美味い」
ロマネシア「……もっと頂戴?」
スネーク寄りかもしれないコイツラであった。