サブタイと中身関係ない?
何を今更
また基地として機能し始めたカフェ……いや、カフェが基地って言うのは中々に可笑しいよね。
まぁそんな訳で非戦闘員扱いになってるけど私達も武装しなくちゃならない。
一応だけど戦えるようにしないといけない、私達は戦術人形であるからね。
実験的に人を産むこと出来るようにしたけどさ。
という訳で私を始めとするカフェスタッフもサイドアームを隠し持つ事に。
私はカフェ用のメイド服でも露出が高いので隠し場所に困るんだよね。
ミニ丈のスカートギリギリに銃のホルスターをくくりつけてアクセサリー一切なしのMk-23を叩き込む。
スカートがパニエ付きでふわっとしてるから何とかなってる。
パニエがなかったら?そりゃ勿論銃の膨らみバレッバレだね。
一応表向きはカフェだからね、一般立ち入りエリアとそうじゃない所は分けてるし。
ダイナゲート達がせっせと動き回って監視もしている。
立ち入り禁止区域に入ろうとしたらまずガードが警告するしね。
元々特異性を帯びてきていたウチをよく表す環境だと思う。
うちに来る客は一般客が7割、残りがG&K関係者と言った所……
常連客は一応私達が戦術人形だってことは知ってるし武装見せてもいいけどね。
そうじゃない人は怯えることになるから出来る限り隠すのが鉄則。
で、私達は来た客の動向を見ながら不穏な客にはそれとな~く武装をにおわせて……
どっかからおバカが来たらメイド服のままでも銃持ち出して制圧に向かう。
ここで問題があるとしたら……私達母親人形はすぐに授乳できるようにと胸元露出が高い。
そんなので制圧するような動きをしたらどうなるか?
いや、火を見るより明らかじゃん……ポロリといっちゃうの。
緊急時に気にしてる暇は無いけどね。
「ですがご安心を、P基地より情報支援が確約されましたので準備する時間はあるかと」
ドリーマーを護衛して行ってきたエージェントが帰ってきて早々にそういった。
恩には恩をってところだろうね、ありがたい。
って事はだけどこっちの動向とかも見られてるってとこかな?
私達の所はどうせやって来ても鉄血のハイエンドって訳じゃなく人間ばっかだし……
なんとかなると思うんだけどね、それこそ最悪徒手でも抵抗はできるし。
「今入ってきた客、左肩が数ミリ膨らんでるわ」
「ん、了解だよAK12」
カフェスタッフには数人AK12みたいな観察のプロを配置する。
プロ相手には案外通用しない時があるけど……
人間の無意識下での行動ってのは隠せないもので相当熟練したヤツじゃない限りは武装隠しは通用しない。
こういう観察が出来るのはAK12と45姉、G11……ただしG11は本気を出さないから何かで釣る必要がある。
AR15も良い観察眼を持ってるし野生の勘で怪しいのを探知するG41やSOPも……かな。
『あー……早速だがバカが検知された、基地指揮官が不在とどっかから漏れたらしい』
インカムにダーリンの声が入ってくる、早速前線組か……
それとも非番組が出ることになるかな?
今のうちに前線基地……まぁ私達の古巣を占拠してさらにはD08地区の奪取を目論んでるらしい。
規模は30人程度の盗賊グループ。
「データ照合出来たわ、あの男……その盗賊グループの1人ね」
案内を済ませたAK12が戻ってきて早々に耳打ちしてきた。
まぁG&Kとつながりが深いここの様子を見るのは正解だね。
想定外だったのはブラックリスト入していて声紋でバレるって所か。
まぁ今は泳がせて相手の出方を伺おう。
あとダーリンは漏れたと言ったけどその線は無いね。
内通者というか足を引っ張ろうとしているのが居るんだと思う。
運良くD08を落として私達まで接収できれば良いみたいな考えかもしれない。
「で、ドリーマーのヤツ張り切っていたと」
「えぇ、アーキテクトに散々煽られたのが相当頭に来ていたんでしょうね」
「ヤツが引いていた設計図を少し見たが……全体的に小型化技術が使われていたが……」
休憩中に今日は非番だったエージェントとゲーがー談笑していたので声をかけると……
まぁその内容がドリーマーの暴走危惧だったね。
ドリーマーのヤツ自分の機材も惜しみなく車に満載させて行ったらしい。
ゲーガーが怖くなってドリーマーのアトリエの端末を見たらしい。
暫定的なアーキテクトのペーパープランを見たらしい。
そこに記されていたのはあまり変わらないアーキテクトらしいけど……
その中身のアップグレードに注力し各種駆動系統、インナーフレームの強化とか……
が、つぎ込んだ技術がココ数ヶ月での総力ともいえるらしい。
小型化に成功しているのをあえて規定サイズに拡張、高出力化させてたり……
「で、やっぱりというか……」
「あぁ……私達と同じ末路だ」
「慣れればなんともありませんしだれかとぶつかった際の衝撃は緩和されるでしょう」
ペーパープラン上でもうん……ここのドリーマーの性癖というか拘りが出てた。
かなり人間のそれに近いらしいけど形が崩れないって……
アーキテクト……うん、ドンマイ。
ゲーがーも遠い目してるけど……恋愛とか覚えたら武器にはなると思うから。
「で、このフォースフィールドによる擬似装甲って……」
「完全出力では数秒が限界だが出力を絞って展開させることで擬似的な装甲の実現をさせているらしい」
「見た目を損なわずに如何にして防御も備えさせるか……といった改造ですね、私達にも実装されています」
「え、いつの間に」
「……秘密です」
聞けばダーリンによるセクハラやら夜のアレコレで気絶した際にアトリエに引き込まれたらしい。
真っ先に犠牲になったのはやっぱりデストロイヤー達みたいだけど。
あとヴィオラも珍しくドリーマーにしてやられてたらしい。
私達は根幹の動力炉が出力不足気味らしく改造することになるからI.O.Pに速攻でバレるし……
いくら協力関係であってもそうなればI.O.Pが黙ってないな。
「しかし、アーキテクトが予定94……か」
「デストロイヤーと同格になりますね」
「ドリーマーが譲歩したら……」
「「いや、ありえん(ません)」」
後日戻ってきたドリーマーはちょっと不満気だった。
結局折れて90に収めたらしい。
あとダーリンに抱かれに行く前にアーキテクトに逐一チャット入れるの止めなよ。
ツンデレか?ツンデレだわコイツ。
ドリーマーがほんといつの間にかアーキテクト大好きツンデレちゃんに変わってた。
友愛だろうけどね。