「それでぇ?」
「ばっちり、データも取れた」
「よぉしじゃあ早速解析に移ろうじゃない」
そう言ってキータイプし始めたのはウチのドリーマー。
先日の喫茶鉄血行きの後のデータ解析をしている。
二度あることは三度あるとはヤーパンの諺にあるけどマジで行けたんだ。
これで大体狙って行けるのは行けるっぽい事は確認出来た……が
その原理とかが不明な為に科学的に解析してやるって話し。
できれば自由に往来したいけどんなのは出来ないだろうし……
良くて通信とかで会話出来たら良いなー……程度らしい。
コレに関してはかなり望み薄だからドリーマーもあんまり期待しては居ないらしい。
「それにしてもあのエージェントのお説教は怖かったね……」
「うむ……流石に堪えた」
「二度とゴメンよぉ……」
「すまん、つい……」
「「「とか言いながら揉むな」」」
反省の色なしなのが我らがダーリン、ディーノ・タカマチ
思い浮かぶのは喫茶鉄血のエージェントの剣幕。
『愛し合うなとは言いませんがTPOを弁えなさい』
『『『イエスマム!!』』』
何を隠そう喫茶店内でエロい事し始めたんだもの。
そりゃ怒られるし舞い上がってたとは言え私達も私達だわ。
幸いか他に客が居ない個室だったから良かったものの……
他にお客さんが居たらイメージダウンに繋がりかねないからなぁ……
次からはもし行くにしてもダーリンは連れていけないな。
「それにしても向こうでもカップルが居るらしいからねー」
「うむ……こちらの人形出産キットを持ち込めば……いや、それはやりすぎか?」
「向こうは向こうでなんとかするでしょぉ?というかいつまでアトリエに居るつもりよぉ、出ていきなさい」
とまぁグダグダ喋っていたんだけどドリーマーに蹴り出された。
向こうは向こうで人形間の恋人関係やら人と人形のカップルが生まれているらしい。
1つの幸せの形として典型的なのは子供の誕生だよ。
私達って前例があるからって思うけど流石に介入が過ぎるよね~?
「なんの音?」
「倒れたか!?」
「嫌な予感……」
蹴り出されたばかりのアトリエからドサッとか言う音が。
うめき声も聞こえるしまさかなぁ……
「ドリーマー?どうしたの……?」
「う……う……」
「「う?」」
「産まれるとかじゃないよねぇ?」
「そのまさかよぉ……」
総員固まる、ドリーマーの足元は羊水と思わしき物が
ロマネシアが思いの外すっと行動、医療班に連絡
「もしもしトカレフさん、急患、ドリーマー姉さま」
「がぁぁああああああああああっっっ!!!!」
「トカレフとK5はまだ!?」
予定が数週間早まった、ドリーマーが破水した。
言い換えれば産気づきやがった、激痛で開幕の大絶叫よ。
本人は痛覚シグナルで大混乱でしょうけどねぇ。
いや、マジ痛いものはくっそ痛いもん。
「クソがっ……なんて痛さよ……ォ……」
「まだいきむな!」
「ストレッチャー来ました!」
「乗せるぞ、ハリー!」
「失神した!?」
「気付け!!」
おーおー壮絶も壮絶、失神は想定外だけど。
その後容赦ない気付けで覚醒させられるのも可哀想だがねぇ……
気絶しっぱなしだと胎児が危ないことになりかねないし…
というか放っといても痛みでまた覚醒するんだろうけどね……
いやー医療設備が整ってるカフェ内で助かったよ。
そこ、カフェの癖になんで医療設備あるんだとか言うのはNoだぞ。
「こりゃ数時間は人手があっち行きだな……」
「ドリーマー大丈夫だろうか……」
「まぁくたばりはしないだろうけどねぇ……あの痛がり方……」
とまぁ心配するのはヴィオラとロマネシア。
経産婦の私とヴィオラはまぁわからんでもない痛さ。
ロマネシアことローミィはわからんだろうな、まだ。
「はい、私達は通常通りに営業だよ」
「うむ……」
「はぁ~い」
とは言ってもやっぱり不安なのは不安だよね
ローミィだけでもシフト外させるかな?
ちなみに無事出産しました、元気な女の子ですって。
名前はアリスちゃん、夢の国から取ってきたんだとさ。
またドリーマーがべぇべぇ泣いて喜んでたの。女の子してるなぁ。
という訳でドリーマーちゃんもママに
コラボ返しに混ぜるとかマジ?
気前よく応じてくれたいろいろニキありがとーうフラーッシュ!!