D17への輸送は順調……といえば順調に進んでいた。
途中鉄血兵による待ち伏せはあったけどそんなの日常茶飯事だった過去ありますしぃ?
ただまぁACが護衛につくとはマジで感慨深いものがある。
敵には回したくないなぁ……と簡易装甲車として改造したバンを転がす。
だってまぁ踏み潰されて終わってるガト兵にウスノロ迫撃砲とか見てるんだもの。
こっちが敵に回っても同じ運命でおしまいでしょ、こえぇのなんの。
「本体、火器管制よろ」
「こっちもー」
「おなじくー」
「一々言わんでも分かってる!」
待ち伏せていた鉄血兵は3種類で機動力重視のドラグーンも居た。
ぴょんしゃか動き回るそいつにACは無理があろう。
という訳で分担作業です、ご自慢のHK417での自衛射撃。
火器管制は私が行うし分担業で私は運転中!
おまけにACのパイロット、アリスさんとの通信、リコン情報解析まで全部本体の私じゃーい。
めちゃくちゃCPUカリカリ言ってるわ、熱い。
「へ、雑魚が」
「おととい来やがれとーへんぼく」
「うひ、こわいこわい」
「徹甲弾はいらなかったな」
とまぁ護衛に引き連れていたダミー4体でなんとか捌き切る量だったのも助かった。
連結したコンテナの分だけ機動力はゴミみたいに落ちてる。
安全確保しながらの行軍だったけどなんとかなった……かなー?
隣を行ってくれるAC、ジャバウォックが居てくれたからってのもあるけど。
「「「お?」」」」
「何この揺れ……サスの軋む感じじゃないけど……」
ズズゥン……と揺れる感じがゆるーく走行して行く私達にも分かるんだが。
リコン情報は……うげ、嫌な予感。
「417ァ!!」
「わかってますよぉ!!」
エンジンが焼けても良い、思いっきり踏み込む。
スポーツ走行用のエンジンが唸りを上げて地面を蹴っ飛ばす。
ゆっくりと姿を表したのは鉄血デカールが貼り付けられたUNACだった。
そう、UNAC、マジで出てきやがった!!
「うひぃっ!?」
「だめだこりゃ、装甲に弾かれる」
「KE装甲だなありゃ」
「どーするよ」
リコンから送られる情報から無視界回避試みているけどなんとかなるもんだぁ!
悪路じゃないのが救いだねぇ!悪路だったらおしまいだったわ!
時速120くらいが限界だし積荷がどうなるかはお察し!
実際に積荷の一部に被弾していて道端に食料が転がっていってた。
それをミラーで確認しながら次の砲火が見えた。
「どうにか回避行動しますから早く何とかしてください!!」
『言われなくてもやっている!』
ガァンガァンと重厚なバトライの音と連続するガトリングの音がする。
そのままAP値を削りきって撃墜まで持っていってもらうのが後々まで楽だけど!
「支援砲撃!なんなら積荷のAGMを使って!!」
「りょうかいー」
「ついでに40ミリグレ喰らえ」
「フラッシュもおまけだ」
「てー」
のんきなダミー共に指示を送りながら全速力。
積み荷の中にあったRPG-29の使用を許可。
相手がKE振りならCEは比較的弱い筈、ましてやタンデム弾頭!
脚部どっちかかスラスターの一個でも破壊できればと思ったが……
「ヒット」
「やったか」
「「フラグやめーや」」
「反応あり!畜生!!」
ながーいながーい輸送路は体感めちゃくちゃ長くなりそうだよ!
『はぁい、417元気にしてるかしらぁ?』
「ドリーマー?なんでまた、うっほぉぅ!?」
直ぐ側に着弾してから揺れる揺れる、胸もな!
『そこのUNAC、できるだけ傷なしで仕留めてくれなぁい?解析して部品やらなにやら製造できるか試すから』
「ふざけんな!」
程なくしてめちゃくちゃイヤーなガィン!!とかっていうブーチャ臭い音が……
決まってたならそれでおしまい……だといいけどなぁ……
ともかくアクセルはまだベタ踏みでした。
暫くはこれ続きかもです、はい。