子供と言えば何だと思う?
元気の塊って言うのが私の答えだけど。
「シーナ姉ちゃん!ただいまー!」
「今日はSOP子と一緒に川遊びしてきたー!!」
「びしょ濡れー!シャワー浴びてきまーす♪」
「脱いだ洋服はちゃんと洗濯機に入れてよー?」
「「「はーい!!」」」
とまぁカフェ営業中でもお構いなしに泥んこで戻ってきたりする。
元孤児だったけど私達をお姉ちゃんと慕ってくれている、嬉しいことだよ……
もっと言えばママって言って欲しいけどまだ恥ずかしいらしい。
まぁ美味い飯と寝床を用意して簡単な教育を行ってるだけだけどね……
親らしい事は出来てるかなー……?
あ、SOPはぶっちゃけた話精神年齢が近いから良い感じなんだよね。
カフェのお手伝いしてもらうより遊びの引率の方が合ってるんだよね。
そうそう危険な事は無いけど一応引率が居たほうが良いのは間違いないし。
ロマネシア?あの子は精神年齢近いけど一人が落ち着くみたいだからねぇ……
怒った場合の抑えが効かないし迂闊にお外は歩かせられないのもあるけど。
「毎日泥んこになって何が楽しいのよ、アイツ等」
「身体を動かすのは好きでしょ?」
「そりゃぁ悪いのをボッコボコにしたりするのは好きだけど」
「それに近いのが泥んこ遊びなんだと思うよ?」
「そういう物かしら……シーナママ、ゲームしてきても良い?」
「良いよー、今日もお手伝いありがとうね♪」
「……えへ♪」
少しずつでも明るくなってきているし凶暴性も削げてきているからもう少しで遊びに出かけさせられるかなぁ
後で何のゲームしてるか見に行くかな。
「ママ、ママ」
「んー?あぁ、おっぱいの時間かな?」
「うん、お腹すいた」
忘れちゃいけないミュータントベイビー達。
知育を重ねたお陰で精神年齢は上がってきている。
その身体はELID体であるのは変わらない為に必要なエネルギーは多い。
母乳を吸うのは案外効率的なのかも知れない。
立って歩いて話せるけど赤ん坊と変わらない。
それがこのベイビーたち、変わらず私達は愛して愛情を注いでますとも。
「ぁむ」
「んんっ……」
そして悩みどころは感覚を抑えても最近快感を覚えていることなんだよね。
感覚センサーのアップグレードとかしてないはずなんだけどなぁ……
っととカランカランとドアベルが鳴った。
「いらっしゃいませー♪何名様でしょうか?」
「あぁ授乳中でしたか、カウンター、一人ね」
授乳中なので気まずい?いつもの事だから常連さんは笑顔で流してくれるよ。
むしろコレ幸いにと胸元ガン見してくるからね。
――――――――――――
さて、お昼のラッシュは捌き切ったのでちょっと休憩。
ロマネシアがやっているゲームはなんだろうか?
あんまり暴力的なゲームじゃなかったら良いけどなぁ。
まぁ暴力的なゲームでも実際とゲームを区別できてたら問題は無いけどね。
「ローミィ、何してるの?」
「ん、ママ……コレ」
「おーぅ……」
やってたのはなんとFalloutシリーズの4番目のヤツ……
バチバチの暴力ゲーじゃないか……
「実際に暴れられないのが不満だけどこれで少しはマシにしてるの」
そう言いながらブンブン振り回してるのはマチェーテ……
アドオンを入れたノコギリ状の刃がくっついたヤツだ。
どうもローミィは銃をバンバンぶっ放すより突撃して格闘で殴り倒すのが好きらしい。
一方的に倒すのもイイけど殺り合いはお互い殴り合わなきゃ張り合いが無いとのこと。
というかマチェーテってちょっと怖い記憶が蘇るなぁ……
特にノコ刃ってのがそういう拷問とか用途っぽくてなぁ……
「ちょっと見せて?」
「ん」
「はいどーも……どれどれ、どんな遊び方をしてるのかなー?」
このFalloutってのはロールプレイングゲームだ。
主人公は最低限の役割を与えられてるけど選択とかはプレイヤーに委ねられる事が多い。
当然プレイデータとかシナリオの選択とかでも人柄が出やすいんだよねー……
私はレイダー絶対に殺すウーマンになることが多いかな。
さて、ローミィのロールはどんなかなぁ……
「わーぉ」
「いっぱい殺ったの、褒めて♪」
キルカウントがすっごいしストーリーも一切進めてない。
それどころかカルマ値がありゃマイナス突っ切ってるようなド悪党プレイだよ。
見つけた人間は何でも殺してるしドッグミートすら仲間に入れてない……
レイダーも真っ青なキルマシーンじゃないか……
「勿論これは」
「ゲームの中だけよ、現実じゃしてないわ」
「ならよし、一つのことに集中出来るのは偉いぞー」
「むふー♪」
「でもローミィ、貴女にはもっと優しさを養ってほしいな?」
「ママみたいな?」
「んー……まぁ1つの目標に定めてもらっても良いかな」
子育てのコツだけど否定から入ると抑圧されたと思うからまずは褒めることだね。
抑圧って人格形成に良くないからね。
ぎゅーっと抱きしめてあげると嬉々として抱き返してくるようになった。
あとは優しさを芽吹かせてあげれたらOKだね……
「ねぇママ」
「ん?」
「おっぱい頂戴」
「おーぅ……よし、優しい子になれるなら」
「なる」
「えちょ、待って強引に吸いに来ないでー!!!あにゃぁぁああああああ!!!!」
ちょっとヘロヘロになって夕方は腰が入らなかった。
優しさに関して前向きになってくれたからまぁ良かった。
毎日ってのはちょっと辛い気がするけどね。私の身体もつかなぁ……
子供は褒めて伸ばす、褒めてから矯正するが良いのだと思うのだよ。
肯定を求めるものなのだ。