HUB基地とは?
G&Kが保有する各基地への補給を担う比較的前線におかれている補給基地だ。
勿論他にも同じような用途の基地はあるだろう。
ただ私が知ってる中では補給目的で建設されている基地というのはここだけだ。
「あそこの指揮官もシーラさんみたいにおっぱいにグイーってしてきたらこまるなぁ……」
「その前にいくらか受け取るだけで良いでしょぉ?」
「それもそっか」
さて、電力というものは大事だと思う。
このTransitはかなり大掛かりなダイナモがくっついている。
供給する電力というのはかなり大きくなる。
それ+エンジンの排熱を意図的にキッチンまわりに流しているんだ。
これで何をしているかって?
熱交換をやっているんだ。原理はとっても簡単なんだけどね。
気化熱を利用するんだ。中に封入してるのは……アンモニア。
漏れ出たらかなり臭いことになるからもっと別なのがあったら良いけど。
まぁ実際安易に手に入れられて丁度いいのがアンモニアなんだろうね。
排熱を集中させて加熱、その気化熱で循環している冷媒を冷やして中身をひんやりさせるってやつ。
まぁそれでも追いつかないって時もあるから……
「~♪」
ロマネシアがご機嫌でぐるんぐるんと回しているハンドルがある。
これそのまま発電モーターにつながってて回せば回すほどに発電するってやつ。
これドリーマーがちょっと手を加えていて最適化されている。
他にも出てしまった生ゴミとかを燃焼させても出来る。
元の車体こそ旧アメリカのFordが作った傑作バンだけど……中身はかなり手を加えられている。
「ただHUB基地の周辺ってスラムだったっけか……」
「……」
「へぇ?」
「治安はあまりよろしくないと聞きますね」
「アタシ引きこもってていい?」
「だぁ~めぇ~♪」
とまぁスラムって言うと皆よろしくないイメージが付き纏う。
特にヴィオラは過去を引きずって青い顔になってるし……私もちょっと身震いする。
HK45は引きこもりを提案してくるしロマネシアはなんか良からぬ顔。
「とりあえずローミィ?絶対につまみ食いとか辻斬りとかしたら駄目だよ?」
「……はーい」
「おう、その間はなんだーい?」
「べっつにぃー?」
ロマネシアが非常に不穏だがそれは置いておこう。
「で、なんでHUB基地以外の人たちにも配ってるの?」
「あんまり襲撃ばっかでG&Kにもいい所あるんだから潰されちゃ困るよ?ってアピールだね」
「色目使ってんじゃないわよ、ナンパ男が」
HUB基地の皆にも好きなお菓子を配ったんだけど……まぁその最中にもお客さんが来てたもので。
強化ゴム弾装填済みのSG借りてちょっと「お話」つけてから黙ってもらったんだよね。
その後にこうしてお茶会を開いてるわけですよ。
ちなみに鎮圧に出たのは私とドリーマー'sとスピットファイア。
歌って踊れて射撃精度も中々よろしい。45はちょっとヴィオラ寄りな部分があるので対人戦闘むりなんだよね。
で、甘い匂いにつられて色んな人がやってきてさー大変。
こりゃ一回補給に戻らないといけないな……
「こういう時にコーラップス技術があればねぇ……」
「研究し始めたんだっけ?」
「なぁに言ってんのよ、ノアっていいモデルケースが出てきたからそれからリバースエンジニアリングしてるわよぉ」
「となるとンヶ月単位で研究してるのかぁ……進捗は?」
「駄目ねぇ……一部の逆コーラップスは出来たけどまだまだよぉ」
コーラップス技術の解明が進めばELIDも治療出来たりするんだろうか?
たぶん今ドリーマーが言ってる逆コーラップスは食材を錬金しようって話だろうけど。
「私は逆コーラップス出来てもそれで作った食材はいらないよ?」
「あら、どうしてぇ?」
「元がコーラップスって危険物だし味とかに影響出そうだからねー食うにしても私達からテストしないと」
「そうねぇ……」
栄養素の配列とかは解明されてるだろうけど……
人工的に作られたものと天然モノではどっちが味わい深いか……これは私は後者にかける。
養殖物も私は後者に分類するからね!!
「培養肉がどこかマズイのと一緒になりそうなんだよね」
「あー……そうねぇ」
だから食物に関してはスタートはどうであれちゃんと育てるべきだよ。
そして感謝して食べるべき……これが私の見解です。
ツッコミを入れられてからこじつけ考えるのは得意やぞ
そして土日休むの良いな、気分転換ばりばり出来る。
アッハイ、サボっただけっす
次はきっとお待ちかね、自由のあの娘達に甘味ボンバーや