カフェD08へようこそ!   作:ムメイ

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☆思春期バレンタイン作戦

さ、今年もやってきました……この季節。

冷え込みが厳しくなる一方で白熱する乙女の祭典……バレンタインデーだ。

 

「ママー一緒に作るの手伝って」

「はいはい、誰に渡すのかなー?」

「パパとーママとー……えっと、秘密!」

「ふふっ……そっか、じゃあ聞かないでおこう。一人分で良い?」

「うん」

 

今年で14歳になる愛娘ネーナはそれはそれは思春期真っ盛り。

ジュニアハイに入ってから流石に乳離はしてくれたけど……

それと同時に色々意識するようになってか恋をし始めてる様子。

母親としては微笑ましく見る限り、でも子供たちの中では一等遅い方。

みーんなそれぞれボーイフレンド作ってたりする中でネーナが出遅れてる感じ。

でもようやくいい子を引っ掛けたはじめた感じかなー……ふふ、楽しみ半分怖さ半分。

良い子相手なら笑顔で迎えられるけど……ってそれは今は良いわ。

今はこの子が慕ってる子を信じて美味しくとろけるようなチョコレートを作ってあげないと。

誘惑するにしてもボディは私譲りのダイナマイトボディがあるから……

あとは胃袋を掴んでしまえばほぼ勝ち確ってものよ。

 

「じゃあ何作ろっか……手の込んだ物がいい?」

「んー……そういうのより手軽に食べれるのとか好きっぽいからそっち……かな?」

「ん、じゃあサクサク食べれるクッキー?」

「一口サイズのチョコ詰め合わせが良いかも、なんとなくだけど」

 

あー恋する乙女の顔してる、ママもこれにはにっこりだよー。

ふふ、いつかここに連れてくるんだろうなぁ……

 

「じゃあかるーく作っていこっか」

「ん」

「まだネーナはおっぱいでないでしょ、そこママのマネしなくていいから」

「え?そういうものなの?」

「そういうものだよ……ママのミルク使う?」

「んー……パパのにはそうする」

「はいはい」

 

ぺろんとおっぱいを出すものだからコラコラと注意するハメに……

いやぁ私がそうしてるからってそこマネする必要はないから……!

でも体質的に出ちゃう子も居たりするからネーナが出ないとも限らないんだよねぇ……

お姉ちゃんの娘、ヴァレリーにヴィオラの娘、リンちゃんとか出ちゃうクチだし。

搾ってみたら出ちゃったとか洒落にならないし……それで乳腺が目覚めてママそっくりの乳牛体質になったらマズい。

 

「私もママみたいにおっぱいが出たらなぁ……」

「ママがパパに吸われるみたいになっちゃうかもしれないよー?」

「それはそれで……いいかなーって」

 

在りし日の私を見ている感覚ぅ……

 

 

 

チョコレートの原材料はカカオにあるけど……そのカカオ豆の加工はあんがい知られてない。

まぁ出来合いのを溶かして加工してっていうのが手っ取り早いからねー……

時間も労力も機材もないからっていうのもあるけど……ここはカフェD08!素材の生産から加工までやっちゃう系のカフェ!

もちろんの事カカオ豆も生産しているし加工だってしてる!

まずはカカオ豆の発酵乾燥からはいる、これにまず一週間近くはとられる!

それから良い豆を選別して炒って香り出ししてー砕いて皮とかは除去してー……すり潰してカカオマスに精製する。

そしてー出来たカカオマスにミルクや砂糖、ココアバターを混ぜ混ぜ……

そうしたあとはローラーをかけてなめらかーになるまで圧をかけて伸ばしていく。

で、この後は長時間かけてよーく練りあげていく……これが重労働。機械がなかったらしんどい。

この後はテンパリングとかでよくある出来合いチョコを溶かすのと変わらなく為る。

 

「そうそう、愛情込めてなめらかになめらかに……」

「……あ」

「あはは、ちょっと焦げちゃったね……これはママがもらおうかな?」

「んーん、それはパパので」

「あはは……」

「どうせパパはママの激ウマチョコもらうんだし」

 

パパへの当たりが強くなったなぁ……まぁネーナからしてみれば腹違いの姉妹がずらーっと並ぶ原因だしね……

色々複雑な思いはあるか……去年までは私のおっぱいの争奪戦相手だったし

思春期特有のもあるだろうけど……

 

「そのハートの型、どうせパパのでしょ?」

「もち、ママは今もパパの事だいだいだーいすきですから♪」

「リーナの妹が出来る?」

「んんっ……それはどうかなー……」

 

リーナっていうのはネーナの歳が離れた妹だ。

私にとっての第二子、御年4歳まだまだ幼稚園で知育段階の子供。

ネーナからしても可愛い可愛い妹で……よく私と間違えられておっぱいを吸われかける相手。

一応そういう教育も終えてるネーナからしてみればいつまで経ってもラッブラブな夫婦仲だからまた妹出来るんじゃないかって期待半分……

心配半分な所があってジト目で見てきてるなコレ……

確約は出来かねるかなー……夜の営みはパパの方が限界が近いし……

 

「ほら、それより次々、ネーナの大好きな子にうんと美味いの贈ろ?」

「ん……ってそういうのじゃ……」

「ないのー?」

「……そうです」

「ふふ、ママには隠さなくてもいーよ?応援してあげるから♪」

 

バレンタインデーまで少し……ママ張り切っちゃうぞー

 

 

まぁこれで張り切りすぎてパパに盛られて第三子仕込まれたケド。




バレンタインとなればこうなるかなと。
ディーノ指揮官は爆ぜてしまえ。
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