この素晴らしい?オリ主に祝福を! 凍結中〜 作:伝説のダンボール
今回は軽く1カズマが来るまでの1ヶ月を振り返ってから
カズマと合流しますよ。多分。
この前のジャイアントトード討伐で全身が生臭くなったり、食われたりした俺は正直命懸けなのにクエストって割に合わないな、と思い、ジャイアントトードで貯まった10万エリスを使い、最低限の生活で殆どニートと化していた。
ここ最近はゴブリンが時々現れるらしく、夜中が主な活動時間である俺はそのクエストを受け(殆どの冒険者が寝ていて珍しく残ってた)、ゴブリンに夜襲を仕掛け、撃ち殺したりして1ヶ月を過ごした。
というか、もう殆どその2つのクエストで得たお金のみで1ヶ月過ごしてるため、正直貯金がやばい。
そもそも元々ここに来た目的が魔王討伐だったのだが、俺が疲れるのでもう諦めかけている。
そして、貯金が完全に消え去った今日、久々にギルドにクエストを受けに来ると、クエストボードに見覚えのある名前を見つけた。
…アクアという人が上級職の、パーティーメンバを募集しているようだ。
英雄は上級職に分類されるらしいので、ちょっと見てみる事にした。
そのパーティーの面接をする所に行くと今までこの世界では見たことの無い緑色のジャージを着た人とあの俺をこの世界に送ったダメな系統の女神がいた。
「なーあんた、ここがクエストボードでパーティーの募集してるアクアさんのパーティーか? 」
緑色の人が「ん?ああ、そうだけど?」と答えた。
もしかしてこの人も転生者か?だったらパーティー組んだ方が便利そうだな。
「あー、ここのパーティーに加入したいんだが、大丈夫か?」
俺は今まで2、3回ぐらいパーティーに入らないか、と声はかけられていたんだが、その時は、パーティーに馴染めない気がして、カッコつけて「俺は1人の方が気楽なんだ。」と断ったことはある。だが同じ日本人っぽいやつもいるしなんかここは俺にも馴染めそうな気がする。
「ああ、いいよ。まず、名前と職業教えてくれ。」
例の女神は寝ていて反応がないが、ジャージの人はちゃんと話ができるようだ。
「俺は佐藤ハルキ。職業は多分俺しか居ないが【傭兵】って職業だ。」
「【傭兵】ってどんな職業なんだ?」
「【傭兵】は【冒険者】って職業の上位互換だな。ただこれはスキルが本職と同じぐらいで使える分、習得スキルポイントが【冒険者】で覚えるよりもプラス5多いんだ。」
「マジで?」
「マジ。」
「出身は何処なんだ?」
「日本だ。」
もしこれで分かったらこいつも転生者だな。だってジャージだし、女神いるし。
「おお!俺もだよ!あんた、転生者だよな!」
「ああ、そうだ。俺はそこで寝てるやつにこの世界に送られた。」
「おい!アクア!起きろ!!」
ジャージの人が例の女神を叩き起すと「うるさいわね、カズマ、ようやく誰か来たのかしら?」
「ああ、きたよ!お前がこの世界に送った日本人が、来たんだよ!」
「はあ?そんなの来るわけないで」
そう言いながら、俺を見ると女神は固まった。
「久しぶりだな、この女神擬きめ。」
「なあ、あんたこいつに何されたんだ?」
「こいつに何処に送られたと思う?」
「?この町じゃないのか?」
「違う。この町の近くにあったホブゴブリンの巣だ。しかも、何も持ってない素手の状態で。」
「あ、そのえっと、ごめんなさいね?」
「じゃあその右目もそのせいで?」
「ああ、そうだ。いきなり短剣持ったゴブリンと素手で戦わされりゃ、こうなる。」
「おい!アクア!お前何してんだよ!早く目治してやれ!」
「うぅ、分かったわよ!やればいいんでしょ、やれば。」
治そうとする手を俺は止めた。
「この状態の方がしっくりくるから、もうこのままで大丈夫だ。というか、こんな怪我してる方が強そうだろ? 改めて自己紹介をしよう。俺は佐藤ハルキ、職業は傭兵だ。」
「佐藤ハルキか。苗字同じだな。俺は佐藤和真。職業は冒険者だよ。で、知ってるだろうけどあれがアクアだ。一応アークプリーストだ。」
「あ、ちょっとカズマ!なんで私のまで言っちゃうの!」
「うるさいな!お前が騒いでると話が進まないんだよ!駄女神!」
「駄女神、少しカズマと話すから黙っててくれ。」
「2人して駄女神って呼んだわね!」
「頼むから黙ってろ。お前のせいで右目負傷したんだかんな?少しは反省しやがれ。」
「っ!分かったわよ!静かにしてますよ!」
ようやくアクアが黙ったようでそのままカズマとパーティー加入についての話をパパっと終わらせる。
どうでしたか?
今回はカズマパーティーと合流し、ようやくちょっと物語が動きます。
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ではまた。