この素晴らしい?オリ主に祝福を! 凍結中〜   作:伝説のダンボール

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どもー、伝説のダンボールです。


気付いた方もいるかもしれませんが、主人公の職業を
【英雄】から【傭兵】に変更しました。
ま、職業の名前が変わっただけで、能力も効果も変化ないんすけどね。


…正直文才ないんであんま、期待しないで下さいね。
期待してるときっと後悔するよ…?(遠い目)
とりあえず、どうぞ!


スキル

「はぁ…、昨日は変なのに絡まれて昼まで

寝ちまったよ…。」

 

「まあ、お前も災難だなー。因みに変なのってどんな奴なんだ?」

 

俺は昨日からバーティーを組み始めたカズマと一緒にギルドに向かっていた。

 

その途中、カズマが俺らのパーティーに入ろうとしていた奴の話しを聞いていた。

 

「それがさ、名前はダクネスっていって見た目は俺好みのクルセイダーなんだがな…。」

 

クルセイダーなら別に入れてもいいと思うんだが、カズマがここまで言うとか、どんな奴なんだ?性格が終わってるのか?

 

「お前がそこまで言うとか、また性格に癖があるやつなのか?」

 

「そうなんだよ…。こいつ凄いドMっぽいんだよ。」

 

「…カズマ。お前、確か幸運凄い高かったよな。なんで幸運高いのに変なやつばっか出てくんの?」

 

「それはこっちが聞きたいよ。 そういえばハルキってなんかスキル取ってんのか?」

 

「ん?何個か持ってるぞ。」

 

「なら便利なスキル教えてくれないか?例えばスニーキングとかさ。」

 

「はあ、それ俺に得あるのか?あるなら教えてやってもいいぞ。」

 

こいついきなり何言い出すんだよ…。めんどくせぇ。

 

「おいおい俺達仲間だろ?」

 

「カズマ。こんな言葉知ってるか?親しき仲にも礼儀ありってやつ。というか、そもそも俺ら昨日会ったばかりだろ?」

 

「マジかよ。お前がそんなこと言うなんて想定外だ。」

 

「マジだ。報酬次第では俺はすぐにでも動くぞ。ただし、それ相応の報酬が必要だがな!」

 

「くっ!ならギルドでの飯奢ってやるよ。」

 

「オーケー、商談成立だ。何を知りたい?」

 

そう言って俺は冒険者カードをカズマに渡した。

 

「ところで俺まだスキルポイント3ポイントしかないんだが俺が使えるのあるか?」

 

「スニーキングはスキルポイント2だったぞ。」

 

「じゃあスニーキング教えてくれよ。お前のスニーキングはマジでどこいるか全く分からん。俺とめぐみんがもめてた時も後ろから来るの気づかなかったぞ?」

 

ま、そうだろうな。このスニーキングスキル、昔からゲームの真似して足音たてずに誰かの後ろ行って、驚かしてた俺と相性抜群だからな。

…今、ただ単に影が薄かっただけじゃね?と思ったやつ正直に名乗り出ろ!

 

 

「で、ハルキ!早くスニーキング教えてくれよ!」

 

はあ、飯奢ってくれるしまあいいか。

 

「スニーキングはな、自分が周囲の景色に溶け込むようにに気配を殺して、スニーキングって念じると出来る。あと、足音も消すとなおよしだ。やってみろよ。」

 

「えーと、こうか?」

 

カズマが静かに歩いた。まあ、初めてにしてはいい方かな。

 

「そんな感じだ。冒険者カード見てみろよ?」

 

俺がそう言うとカズマはすぐに冒険者カードを確認した。

 

しかし、だんだん悲しそうな顔をしだしたカズマにどうした?と尋ねると。

 

「…ダメだった。代わりに潜伏ってスキルが合った。」

 

あー潜伏ね。しかし、なんで覚えられないんだろ?ま、いっか。

 

「カズマ!いいじゃんか!潜伏スキルはスニーキングの下位互換だが魔力の消費は少ないんじゃないか?やったじゃんか!これでスキル覚えられるぞー。ま、飯は奢んなくて大丈夫だ。気にすんな!」

 

これでカズマ元気になればいいが…。

 

「うっ…!これはこれで使えるからいいよな!よし!ありがとう!」

 

カズマが復活して良かったな。はあ、面倒事はあんまり関わりたくないな。めんどくさい。ま、頑張っていくかぁ。

 

 

カズマと気を取り直して、ギルドに到着すると駄女神がなんか宴会芸をしてギルドを盛り上げていた。

 

あいつ、あっちの道で生きていけば苦労しないだろうに。

楽して大金だって稼げそうだが。

 

ま、楽しそうだしいっか。

 

「カズマ、めぐみんと一緒になんか食おうぜ。あいつ今1人で寂しそうに食事してるし。」

 

「まあ、そうだな。あいつにスキルの事を聞いたりするのもいいかもな。」

 

めぐみんにスキル聞いても爆裂魔法しかないから意味無いと思うんだが。

 

「じゃあ行くか。」

 

 

 

そうしてカズマとめぐみんと食事してるとなんか鎧を着た綺麗な人が来た。もしかして、こいつがカズマの言ってた奴か?

 

ちらっとカズマを横目で見てみるとカズマが軽く頷いた。

 

はあ、そろそろ面倒なんだが。

 

「カズマ、めぐみん、後は任せた。俺はちょっと用事を思い出した。」

 

席を立とうとすると同時に2人が袖を掴んで抑えた。

 

ちょっ!めんどくさいんだけど!早く逃げたいんだけど!

 

するとその後ろに居た盗賊っぽい服装の女の子が声をかけてきた。

 

「さっきから、スキルの話してたけど盗賊系のスキル教えてあげようか?あ、私はクリス。今ならシュワシュワ1杯で教えてあげるよ。」

 

「是非!すみませーん!この人にキンキンに冷えたシュワシュワ下さい!!」

 

早速カズマが飛びついた。

 

はあ、しゃーない。俺も行こっと。このままさりげなくついてけばタダで盗賊系スキル手に入るし。

奢り代?勿論全額カズマの負担だよ。

 

なーに、気にしない気にしない。

 

じゃ、とりあえず行くか!




どうでした?今回はスキルを軽く教える回です。

因みに、カズマがスニーキング覚えられなかったのはスニーキングが特殊なスキルでとびきりの才能がないと冒険者には習得出来ないからです。ハルキは傭兵の為、ある程度の才能があり、日本で伝説の傭兵の空真似を長年続けていて(アホ)、無駄に技術が高かったからです。


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