主人公会議〜八雲紫は霊夢にしっかりしてほしい 作:絶望先生と東方と涼宮が好きな人
ポリポリ
煎餅を食べて横になりながら、尻をかいてる少女がいた。
紅白の巫女、博麗霊夢である。
(だらしない……!)
隙間から彼女を覗いてため息をついている、一人の妖艶な女がいた。
幻想郷の管理人、八雲紫である。
(本当に情けない。巫女としての訓練は積まないし、気が向かないとなかなか動かないし、掃除すらもしない。“主人公”としての自覚がなさすぎる……!)
「ねぇ、霊夢?」
「って紫!? いきなり現れないでよ! びっくりするじゃない!!」
「いやそれは悪いけどね? あのさ、流石にだらしすぎない?」
「知らん」
「もうちょっとしっかりしてほしいなあって」
「知らん」
「ほらさ、役目とかもあるし……」
「私の勝手でしょ」
「ちょ、まさか反抗期!?」
「反抗期も何も紫は私の親か。偉そうにしないでよ」
「むっ」
「ん?」
ふと見るとなぜか怒った表情の紫。
「霊夢……私……流石に怒ったわよ?」
「えっ?」
「あなたは“主人公”としての自覚がなさすぎる! 他の主人公たちを見習いなさい!」
「はっ? 主人公? 何それ?」
「文句はいいから先人たちの素晴らしさを学んでこい!」
畳に突如穴が!?
これが俗にいう隙間である。
(とりあえず浮けば大丈夫……って!?)
「あっ一応境界いじって浮けなくしたから逃げられないわよ?」
(そ、そんな!)
「覚えてろよ〜〜〜〜!」
「——主人公というより雑魚敵の台詞よ、霊夢」
〜
〜
「こ、ここは……?」
目を開けるとそこはまるで会議室のようだった。
円形の大きな机であり、椅子は何個もある。
向かい側の席に紫がいた。
「紫……ここは一体……」
紫をとりあえず一発殴っておきたかったが、大きな机であり向かい席といえども、かなり遠い。
そして空も飛べないためすぐには攻撃できない。
走って遠回りしても紫ならあっという間に消えることができるから、結局は攻撃不可だ。
「見た通りここはただの会議室よ。でも呼ばれるゲストが特別なの」
「ゲスト?」
「私の隙間は、パラレルワールドや次元すらも自由に行き来できる。それを利用して、ここに様々な世界の“主人公”を呼んできては、霊夢に主人公とはなんぞやを指導してもらおうって算段よ!」
「はっ?」
「言ったでしょ?
そう言い切ると紫は手を上に挙げて軽くひねる。
すると二つの隙間が空中に現れ、私の右側左側の椅子にそれぞれ一人ずつ、落ちてきた。
「た、たうえ!? ここは何処ですか……?」
「おいおい。俺は確かパフェを食べてたはずだぞ……? パチンコだって行く予定だったのに。なのにここは何処だぁ? 新しい風俗? ひょっとして新しいプレイ?」
大きなカバンを手に持った女の子と、木刀を腰に差した銀髪が現れた。