ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
これを聞いて、心を揺れ動かされる艦娘は何人いるだろうか?
ある者は昂り、ある者は不安を覚える。そして、何よりも共通するものは…
この日、彼女たちは…ここまで苦戦を強いるとは思いもしなかっただろう。
「今度は…私たち第3佐世保が…。第4佐世保を助ける時…これよりレイテ湾に突入する…!第4佐世保の援護をするわ…!ここが…この戦場が…!私たちの魂の場所よ…!」
「ココハ…地獄…ナンダヨォォ!!コノ先ハ…行キ止マリナノヨォォ!」
「雨…降ッテキタワネ…フフフ…。」
「ココハ…通サナイッテ…言ッテルノニ…!死ニタイノォォォ!!??」
「あんなの、もうすでに艦じゃないよね!?僕たちは何と戦ってるのかなぁ!」
「マッ!今日死んじゃうかもしれないけどさぁ。ギャハハハハ!」
「こんなの…勝てるわけがない…。」
「な、なんという大きさだ…。」
「武蔵!私が囮になるわ!武蔵は敵空母を狙って!」
「大和!何を言っている!お前一人で行かせるわけないだろう!」
「でも…!」
「頼めるか…?この武蔵の頼みだぞ…。絶対に…大和を…姉貴を大本営まで、寄り道せず、早く、戻らずに送り届けるんだ。清霜よ…どうした…?…そういえば、グローブを欲しがっていたな…。やろう。……。…じゃあな…姉貴…。」
「…不沈戦艦など…いないということだ…。」
「潜水艦…多数!気をつけてください!」
「嫌な予感が…。」
ドガァァァン!!
「あああああああ!!!!」
「嘘だろ!?」
「朝ちゃん来てるっっ!!!」
「くそったれぇええええええ!!」
「第二来ます!!取り舵!!!」
「こんな状況で…こんなのって…。」
「私が囮になります!皆さんは深海棲艦を狙ってください!」
「衝撃だけでダメージ喰らってんじゃん!ほんと、なんで提督たちが参戦する戦いはいつも普通じゃないの!?」
「来ましてよ!とおおぉぉぉおおりかああぁぁぁああじ!」
「もう、いやだ…!」
「泣き言言わないでください!泣きを入れたらもう1発です!!」
「なにあれ!?」
「あれは…。コジマ兵装!?」
「なにあのバリア!?無敵じゃん!」
「吹雪さ…」
ドオオオン!
「コジマ粒子が身体の30%を侵食…!?」
「瑞鶴…?」
「幸運ノ女神ハ記憶ノ果テ…。」
「…私ハ…コンナ不条理ナンテ…理不尽ナンテ認メナイ…。怨嗟ハ決シテ消エナイ。オ前達ガ何モ考エズ惨殺シタ、深海棲艦ノ声ナキ声ヲ…憎シミノ声ヲ私ガ代弁スル。私ガ憎悪ヲ晴ラス…。コノ恨ミ…辛ミヲ晴ラス…!コノ世ノ泥梨…ソノ一片ヲ見セテヤル…!数多ノ…幾度ナク散ッタ無数ノ怨念ト怨嗟ノ声ヲ聞クガイイ…!」
「何よこれ…。」
(これが…この深海棲艦が抱え込んできた闇…!)
(今まで…向き合ってこなかった面が大きく…。そして、真正面から向き合ってくる。)
「違…。私は…。貴方達を…。やめて…!お願い…。違う…私は悪くない…。」
「しっかりしなさい!瑞鶴!」
「違う…!私は…助けたかった…!やめて…来なイデ…!」
「…怨念ハ決シテ消エナイ…。怨嗟ハ未来永劫残ル…。私タチハ形ニスル代行者…。」
「…っ!?…これが…怨念ね…。…これが怨念の元凶…。」
「私も…!あの人と同じ場所へ…!!隣に立てるように…!!行かなくてはならないのよ…!!!」
「怨念ト怨嗟…恐レル貴女ハ勝テナイ。」
「あなたの望みはなんなの…!?」
「…全テヲ破滅サセルコト…。」
ここはレイテ沖海戦。いかに第4佐世保と言えど、通常で勝てるわけもない戦。そして、久しく忘れていたものが…深海棲艦に対する恐怖が…この戦いで再び、その身を持って思い出すことになる。
「畜生め…!こんなイレギュラーな事態が発生するとはな…!」
「司令官!なんですか!?あれ!」
「あれはアームズフォート、『イクリプス』だ!」
「…大仏…?」
「敵巨大兵器を各個撃破せよ!!」
「敵の反応が増えています!?目標!分離します!!」
「「「!?」」」
「そんなの…あり!?」
「虫…?」
「ジャック!まだ先なのか!?」
「あれが目標だ。深海棲艦など放っておけ。どうせ、レーザーブレードの餌食だ。」
「そんな…無傷だと…?」
「巨大衛星砲…!?」
『エネルギー最大出力まで残り5分。』
「ドーナツ…?」
「ボケッとするな!」
「…いつになったら終わる?アレのAPは?」
「…およそ120000…。」
「ふざけるな…!」
「突如レイテ湾にて謎の巨大建造物が出現!その謎の建造物から超莫大なエネルギー反応!調査されたし!」
「…おそらく、一世一代の大勝負だ。」
「なんだこりゃ!?」
「嘘っ!?」
「こんな…ラスボスみてーな奴が…ありかよ!?」
「回転する体当たりは予備動作がない。本来ならば四肢が弾け飛んでもおかしくはない威力だ。」
この海戦は史上最大の海戦であることを忘れてはいけない。AC勢にも平等に恐怖を与え、絶望へと導く。久しく忘れていた死と隣り合わせの戦闘、緊張、簡単に死ぬことを思い出し、昂り、戦慄する。
そしてこの時…そのAC勢の仲でも最も戦慄していた者…それは…。
「久しぶりだな。ナインボール・セラフ。」
「ハスラーワン…!」
レイヴンズ・ネストからの刺客…
「ナインボール・セラフだな。やはり、お前が来たか。ここで、貴様を消す。ネストを裏切った抹殺対象だ。ここで破壊させてもらう。イレギュラーなんだ。お前は。」
(強い…!完全に私の性能が上位互換のはず…。なのに…!)
例外を排除するため、幾度となく立ち塞がり…
『ザザザー…ナインボール・セラフ…ザザッ…』
『ナインボール・セラフ…ザザッ…諦めろ…。ザー…貴様に…それは…破壊させない…。」
「ナインボール…!生きて…!?」
地の果てまでも追う殺戮者…
「ナインボール・セラフ…。貴様は通さんぞ…。ここで死ね…。」
「ならば、つけましょう。最後の決着を…!」
「貴様はここで死ぬ運命だ…。レイヴンズ・ネストの裏切り者…。くだらん夢想もここまでだ…。後ろにいた艦娘と呼ばれる者たちは…排除した。」
「…!?…絶対に…殺す…!」
ナインボール…レイテ沖海戦において、最大の壁である。
『そういえば、こういう場所(イベント海域)は、どうして赤い海になるんだ?』
『一説では意思を持たない生体物質らしいわ。さらには、その生体物質は相変異をもたらして、深海棲艦に影響して特殊な姫級が生み出されるって話よ。』
『はは。そんなバカな…』
「…そういうことかよ…!」
「なんだ!?その機体は…!?」
「共に…壁越えと行こうじゃないか…!」
「大型の肩部…!コジマ粒子に見えるけど、なぜだか赤くて汚染がない…!いくつもの自立型の小型機を操っているように見える…!…少なくとも、俺の知っている機体ではない…!」
「覚えておきな…!こういう時こそ…それでも笑うのさ…!!!」
「これは…改二…!?」
祝レイテ沖海戦編完結!
結構無茶苦茶で無理難題な海戦を作りましたー。AC6要素も取り入れ、結構キツくシリアス満載でゴリゴリのガチバトにしてみました。予告編を見てもわかるように、かなり手掛けました!ドミナントらは本当の壁越えを実感するはず…。
PS.初めて、小説本文の上限文字量を越えて焦りました。