ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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はい。ここで気付いたのですが…、旅行編でよかったんじゃない?
「生きていたんだ…。まだ行ってないものね。どこに行くのかしら…。」
雪山。
「…え?」
雪山で遭難して、山小屋で温め合うんだよ?
「え…?嘘よね?ねぇ!?」
さて、今回のゲストは?
「ねぇ!?聞いてる!?」
「瑞鶴さん、何を騒いでいるんですか?」
瑞鶴、嘘だよ。そんな予定ない。だから、騒ぐな。
「あんたが言ったんでしょうがぁぁぁ!」
怒りで燃えてるねぇ…。それじゃ、大鳳さん、あらすじを頼みます。
「すごい燃えていますね。」

あらすじです
前回、提督さんが風邪をひきました。そして、看病していると、起きた提督から驚くことを伝えられました…。なんと、提督はジナイーダさんとは別の世界の人間だったのです。その世界には、私たちやジナイーダさんがゲームのキャラクターで、私たちが出ているゲームはやったことがなく、ジナイーダさんたちのゲームしかやっていないので、私たちのことはあまりよく知らないらしいです。…逆を言えば、ジナイーダさんたちのことは、よく知っているとのことです。そのため、誰にも打ち明けることが出来ず、隠したままで、隠されている方も、もやもやしたままでした。しかし、私はこのことを私の口からは言いません。提督の言いたい時があると思うので、その判断に任せます。

…すごい長い…。おそらく、今までで最長の文字数…。
「やるわね。大鳳…。」


108話 旅行 その4

…………

翌朝

 

「ん…ふぁ〜…。朝か…。」

 

ドミナントは目覚める。

 

「寒っ。裸かよ…。…ん?ベッドが重い…。…!?」

 

ドミナントは驚いた。何故なら、自分はパンツ一丁で、隣に寝ているのは大鳳ではないか。

 

「ん…ふぅ…。」

 

スースー気持ち良さそうに大鳳が寝ていた。

 

「……。」

 

ドミナントは固まる。

 

……待て、待て待て待て待て待て。まさかな。そんなわけがない。俺は何もしていないはずだ。何もな。何故パンツだけなのかって?それには絶対に訳があるはずだ。俺は何もしていない。夢だ。無実だ。しちゃった?……夢?夢か、これは。そうだよな。俺は何もしないと誓ったし、狼にもなってないと思う。それに、大鳳だぞ?こんな冴えないおっさんと一緒なんて、死んでも無理に決まっている。死かこれだったら、間違いなく死を選ぶだろう。…だが、これも夢だとは断定できない。大鳳も寝ているし、すぐに着替えなくては…。

 

そして、ドミナントは支度をしようとすると…。

 

コンコン…ガチャ

 

「提督、玉子焼き作ったんだけど食べ…。」

 

瑞鳳が微笑みながら入ってくる。

 

「え…。」

 

パリンッ…

 

思わず器を落とし、割ってしまった。瑞鳳はパンツだけのドミナントと、ベッドで寝ている大鳳を見ても、入ってきたときと同じ顔のままだ。ショックすぎて追いついていないのだ。

 

「…違うぞ。間違いなく誤解だ。…だから、その顔で涙を流さないでくれ…。」

 

瑞鳳はその顔のままジワリと涙が出ていた。そこに…。

 

「う…ん…。」

 

大鳳が起きる。

 

「大鳳。起きたか?」

 

「…?…!。提督!?わ、私…寝てませんよ!はい。」

 

「いや、完璧に寝ていたぞ。爆睡だ。…それより、何故俺がこの格好で、お前がベッドで寝ていたのか理由を知りたいんだが…?」

 

「あっ。はい。わかりました。」

 

…………

昨晩

 

ドミナントは寝ていて、大鳳が一晩中看病している。

 

……それにしても、すごい汗…。…そのままにしておくと、冷えるわね…。布巾で拭き取らなくちゃ…。

 

そして、寝ているドミナントの服を脱がせ、拭いてあげる。

 

……この『提督』の服って、無駄に良く出来ているから、脱がせにくいし、着させにくいのよね…。

 

大鳳は、一応戻そうとするが、全くうまくいかない。

 

……でも、このままにしたら悪化しちゃうかもしれませんし…。…確か、温めるには人肌が良いと聞きましたね。…ん?この場合はこちらが服を着ていますから、人肌ではありませんね。…嫌!無理無理無理!そんな恥ずかしいことなんて…。…でも、提督が悪化させないようにしないと…。…他の艦からは抜け駆けと言われるかもしれませんが…、提督のためです。喜んで…じゃなかった。仕方なくそうするんです。それに、このまま起きていればいいことですし…。

 

そして、大鳳はドミナントのベッドに入り、温めているうちに、いつの間にか寝てしまったのだ。

 

…………

 

「と、いうわけです。」

 

もちろん、この回想ではなかったが、ドミナントのことをいじくり回していたのは言うまでもない。

 

「…よかった…。瑞鳳、どうだ?俺は無実の潔白だろう?」

 

「……。そうなんですが…。なんだか腑に落ちないです…。」

 

瑞鳳は少し拗ねている感じだ。

 

「ところで、瑞鳳、なんのようだ?」

 

「そうでした。…玉子焼き…。」

 

「……。」

 

瑞鳳は、落ちてしまった玉子焼きを悲しそうに眺める。

 

「…美味しそうな玉子焼きだな。食べても良いか?」

 

「えっ!?落ちたものですよ!?」

 

「それがどうした?わざとじゃないし、俺のために作ったのだろう?なら、例え泥の中に落ちても、それを少しでも食うのが礼儀だ。」

 

「提督…。」

 

ドミナントは拾い上げる。

 

「…いただきます。」

 

ドミナントは食べた。

 

……ホコリっぽい…。しかも、少しだけ砂もついているな…。

 

ドミナントの感想はそれだったが…。

 

「うん。美味しいよ。」

 

「…嘘は見抜けるんですよ?」

 

「…すまん。ゴミだらけでいまいち味がわからない…。」

 

「でしょうね。」

 

そんな朝が過ぎるのだった。

 

「大鳳、話がある。」

 

「なんでしょうか?」

 

「俺を看病してくれてありがとう。すっかり治ったよ。一週間分の薬を出されたけど、1日で治るとはね。…まぁ、飲むけど。」

 

ドミナントは頭を撫でる。

 

「いえ、これくらい…当然…です…。」

 

途中から声が小さくなる。気持ち良いのだ。

 

「…大鳳、何かお願いがあれば聞くぞ。」

 

ドミナントが言うが…。

 

「そう…ですね…。…今は…いいです…。」

 

大鳳が目を閉じながら言う。

 

「…そうか。必要になったら言ってくれ。」

 

ドミナントはほのぼのとした気持ちである。

 

…………

旅行へ行く日 朝

 

ビーーーー…。

 

チャイムが鳴る。

 

「来たか。」

 

ドミナントは、外門に行く。すると、少しフレンドリーな感じの人がいた。

 

「遅くなってすみません。確かあなたは…。」

 

ドミナントが言う。

 

「おぉ。自己紹介がまだだったな。俺は佐々木少将だ。第2佐世保鎮守府の提督。ここと一番近い鎮守府の提督でもあるかな。」

 

少し微笑みながら言う。

 

「この鎮守府へお越しいただきありがとうございます。では、これから5日間頼みます。」

 

「大佐の艦娘よりも、こっちは弱いから、完璧にはこなせないかもしれないけど、まぁそれなりには努力するさ。てか、敬語はいいよ。敬語がない方が話しやすいし。」

 

佐々木少将は頭をかきながら言う。

 

「そうですか…いや、そうか?」

 

「ああ。それに同じくらいの歳だと思うし、階級も一つ違いだからさ。」

 

「なるほど。」

 

……この人まともだな。会議の時、何か本を読んでいて、無口な人だと思っていたけど。

 

ドミナントは判断する。

 

「じゃぁ、旅行楽しんできてくれ。」

 

「ありがとう。」

 

ドミナントはお礼を言って、戻ろうと後ろを向いたら…。

 

「あっ!忘れてた。待ってくれ大佐。」

 

「佐々木さん、どうかしたか?」

 

ドミナントは振り向く。すると、鞄の中をゴソゴソと探し、なにかを取り出す。

 

「これは俺からの選別だ。…フッフッフ。君の趣味に合うと良いが。」

 

「こ、これは…!」

 

…………

グラウンド

 

「ふぁ〜…。少し早く来すぎちゃったかな?」

 

吹雪が言う。旅行が楽しみで早く起きてしまったのだ。ボーッとしていると…。

 

「ふふふ…。あの人とは趣味が合うな…。これはいい…。俺も何か送るか…。」

 

ドミナントが何か本みたいなのを持ち、歩いているのを見かける。

 

「あっ。司令官。…何をしているんだろう…?」

 

吹雪は後をつける。

 

「限定でもう購入できず、手に入らない物だと思っていたが…。あの人には大変感謝だな。…俺も何か送らなければ…。」

 

ドミナントがニヤケながら自室に戻ろうとする。

 

……司令官があんな感じに…。一体何を持っているんでしょうか…?

 

吹雪はまだ後をつけるが…。

 

ギィ…バタン。

 

ドミナントが部屋に入ってしまった。

 

……これだと何を持っていたのかわかりません…。でも、知りたいですし…。

 

そして、吹雪は決断した。

 

ギィ…。

 

ノックをせず、こっそり覗いたのだ。

 

「ん〜、前は神様に見つかっちゃったけど、執務室に置いていたからだよね〜。なら自室に置いといたほうが良いし、さらにこの中に入れておけば良い。」

 

……執務室にあった…?何があったんでしょうか…?しかも見つかったらだめなもの…?

 

吹雪は考える。が。

 

「さてと…。少し早いけど行くか。上司が遅れるのはまずいからなぁ〜。」

 

ドミナントが部屋を出ようと向かう。

 

……あわわわ…。まずいです!隠れるところ…。

 

吹雪は探す。が何もない廊下だ。見つからないわけがない。そのうちに足音が大きくなり…。

 

ガチャ

 

「…誰かいたのかな?匂いがするが…。」

 

ドミナントはあたりを見回す。

 

「…誰もいないなら、気のせいか…。」

 

そして、ドミナントは歩いて行った。

 

……な、なんとかバレずにすみました…。

 

吹雪は、天井と壁にうまくひっついていた。

 

スタッ

 

……どうしても気になります…。

 

そして、吹雪はドミナントの部屋に入り、漁る。

 

……確か、司令官はこの辺りにしまって…。

 

吹雪が漁っていると…。

 

パサパサ…。

 

「?なんでしょうか…?引き出しの裏から落ちましたね…。」

 

吹雪は落ちたものを拾い上げる。

 

「これは…普通の本とは違う…?妙に薄いですね…。」

 

吹雪が中を読もうとすると…。

 

「吹雪…何をしている…?」

 

「!?」

 

後ろにドミナントがいた。

 

「…読んだのか…?」

 

「あっ、い、いえ!まだ何も読んでいません!本当です!」

 

吹雪は、ドミナントの重い声に重圧され、正直に言う。

 

「…これはまだ吹雪には早い…。それと、これは誰にも言うな。いいな?」

 

「は、はひ…。」

 

ドミナントのマジの声に“はい"としか言えなかった…。




終わりました108話。次こそ旅立ちそうですね。どこへ行かせようか…。
登場人物紹介コーナー
佐々木少将…第2佐世保鎮守府の提督。外見は、大変律儀でフレンドリーだが、内面は…。
次回!第109話「旅行 その5」お楽しみに!
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