ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「111話ね。というより、前回から思っていたんだけど…。」
ん?
「なんで、旅行の最中にもこの小屋があるのかしら…?」
手違いだよ。それに、数日間見なかったでしょ?
「まぁ、そうだけど…。」
じゃ、一件落着。
「…何かおかしい気がするわ…。」
そうだね。てか、この小屋は筆者の好きなところへ行けるからさ。…まぁ、小屋だから流石に海上は無理だけどね。
「そんなカラクリがあったのね…。」
そゆこと。じゃ、今回のゲストは?
「この子。」
「瑞鳳です!」
瑞鶴と瑞鳳…なんか、こんがらがる…。
「では、頑張ります!」
頼んだぞ、瑞鶴…じゃなかった、瑞鳳!
あらすじです!
前回、大湊警備府の艦娘たちや憲兵たちと交流しました!提督は不在でしたけど…。…心配なので、見に行きましょうか…?
…………
応接室
「……。」
「……。」
応接室の中で微妙な空気が流れる。
「…お前の気持ちには今は答えられない。」
「…でも…。」
「…わかっているだろう…。」
「……。」
「…時間をくれないか…?」
「…そうやって逃げるのね…。」
「……。」
「…もう、逃げて欲しくないの…。私は…、私はあなたの答えを聞くまでずっと待っていたの。」
「…わかっている。分かってはいるが…、どうしようもないだろう。」
「……。」
「大本営からは俺は危険な存在なんだ。今そんなことになったら、どんな事が起こるか想像もつかない。危険なんだ。…昔のお前はそんなに聞き分けがよくないわけではなかったろう…?」
「……。」
「わかるだろう…?」
「…らない…。」
「?」
「あなたの気持ちがわからない!世間の話ばかりで、あなたの本当の気持ちが伝わってこない!私のことが嫌いなのか好きなのかも答えてくれない!」
「仕方がないだろう!じゃぁなんだ!?俺の気持ち一つで世間は認めるのか!?そんなわけがないだろう!好きと答えて、世間で認められないのなら、それこそややこしくなる!嫌いと答えても、納得ができず、色々と巻き込むだろう!?」
「勝手に思い込まないで!私はもう子供じゃない!答えが聞きたいだけ!」
「そんなの鵜呑みにできるわけがないだろう!」
両者ともヒートアップしているところに…。
ガタッ
ドアから音がする。
「「……。」」
ドミナントたちが見る。
「「「……。」」」
艦娘たちが心配そうに見ていたのだ。
「…司令官…。」
「…提督…。」
両者の艦娘がそれぞれの提督を呼ぶ。
「…すまん。驚かせたか?」
「…ごめんね。熱くなりすぎちゃったね。」
二人はとりあえず艦娘たちを宥める。
「…紬、この話は後でだ。」
「…うん。」
…………
「…ふぅ…、少し落ち着いたわ。」
「…そうだな。」
艦娘たちを戻したあと、二人でまた話す。
「…紅茶だ。飲むか?」
「一杯入れてくれると嬉しいな。」
ドミナントは二人分注ぐ。
「…リラックス効果のある紅茶だ。」
「ありがとう。」
二人で飲む。
「…その…、さっきはごめんね。いきなり怒鳴っちゃって…。」
「いや、こちらこそすまない。お前の気持ちを考えていなかった。俺の考え不足だ。」
二人は謝る。
「まず、結論から言うと、俺は好きだった。」
ドミナントが先陣を切った。
「…“だった”ってことは、もう違うんだ…。」
「そりゃそうだ。昔と今とじゃ、性格が変わっていたりするからな。」
「……。」
「今のお前を知らない。だから、答えることもできないんだ。もちろん、世間のことも絡んでいることは否定しない。」
ドミナントは淡々と述べる。
「…まぁ、もっと本音を言うとだな…。」
「?」
ドミナントが微妙な表情で言い、不思議に思う。
「ハーレムは望んでいない!」
ドミナントはぶっちゃけた。
「…プッ。アハハハハハ。」
「?」
星奈提督がいきなり笑い出す。
「そうね。そうだったわね。あなたは、ハーレム系物語を忌み嫌っていたものね。」
「そうだ…。これ以上増えたら、死神が見えてしまうかもしれない…。」
ドミナントがえらく深刻な表情で言う。
「死神って…。」
星奈提督が呆れる。
「俺は殺されたくないのでな…。…この前艦娘にも命狙われそうになったし…。第2舞鶴鎮守府の提督みたいに、友達関係にはなれないのか?」
ドミナントは提案するが…。
「話が逸れてない?私は、あなたが私のことをどう思っているのか知りたいの。」
さすが『提督』。それた話を戻した。
「…そうだな。俺は、こんな俺を好いてくれる人は全員好きだ。だから、決められない。」
「なにそれ?」
「まぁ、つまり…。選べないってことだな。」
「10年以上私が考えていた答えがそれなの…?」
「…すまん。」
ドミナントは頭を下げた。
「…別にいいよ。」
「?」
ドミナントは顔を上げる。
「私はあなたの気持ちが分かっただけで満足。まぁ、…好きって言ってくれただけでも、十分待ったかいがあったから。」
星奈提督は笑顔になる。可愛らしい笑顔に。
「…お前も変わらないじゃないか。」
「ふふふふ。まぁ、友達関係は良いよね?」
そして、ドミナントたちは連絡先を交換した。
「…まぁ、何年、何十年経っても、私は諦めないけどね。」
「?どういう意味だ?」
「…私の気持ちはいつまでも変わらないってこと。」
「…そうか。」
「そろそろ1時間だね。旅行中ごめんね。こんな話で。」
「いや、良い。昔の友人と話せただけでも俺は満足だ。」
「…変わらないわね。」
「?」
「じゃ、艦娘たちのところへ行こっか?」
「ああ。」
…………
「…何これ?」
「…すまん。俺の連れだな。」
ドミナントたちは驚く。全員外で、雪合戦をしていたからだ。それに、壁や隠れるところは全て氷や雪で出来ている。
「…あっ!司令官、一緒にやり…ブハァ。」
吹雪がドミナントに声をかけたが、雪玉にぶつかる。
「隙ありです!」
「やりましたね!」
雪玉を投げていく。
「…どうやら、俺の鎮守府vsお前の鎮守府みたいだな。」
「…そう…ねっ!」
「ブフ…。」
ドミナントが言い終わった直後に、星奈提督がドミナントに雪の塊をぶつける。やはり、ドミナントの答えに少し納得がいかなかったようだ。
「…やったな?」
「ええ。」
「くらえっ!…ブファフ!」
ドミナントは雪玉を星奈に投げたが、避けられ、相手の艦娘たちから一切に雪玉を投げつけられ、当たる。
「司令官が!とりゃー!」
「フッフッフ、甘い!」
艦娘たちは投げる投げる…。だが、一際レベルの違う者たちがいる…。
ヒュヒュヒュッ!
「わっ!」
「きゃっ!」
「ブフ!」
相手の艦娘に雪玉が当たる。
「…三つ同時に投げた。」
ジナイーダだった。
ヒュッ!ヒュッ!……。
次はものすごいスピードの雪玉が行く。セラフのだ。
「危なっ!」
「伏せろ!」
ガガガガガガガ…!!
「ギャハハハハ!いーじゃん盛り上がってきたねー!」
主任は雪玉ではない…。つららだった…。次々と相手の隠れるところを破壊していく。
「主任!反則だぞ!」
ドミナントは直ちにやめさせる。そして、最終的には憲兵も混ざり、楽しいひと時を過ごした。
…………
「いや〜…楽しかった。」
「俺はなぜかよく狙われたがな…。」
「相手の指揮官から倒すのは基本でしょ?」
「まぁ、そうだが…。」
三十分後に雪合戦をやめた面々。
「司令官、そろそろ行かないと遅れそうです。」
吹雪が言う。
「む。そうだな。じゃぁ、色々ありがとな。」
ドミナントが星奈提督にお礼を言う。
「別にいいよ。それより、なんかあったら連絡ちょうだい。…なんかなくても連絡ちょうだいね?」
「努力はしよう。」
そして、ドミナントは最後の宿へ行った。
…………
「着いた。」
「紹介って…。警備府が最後じゃなかったんですか…?」
「んにゃ。警備府は警備府だ。観光地とは違うだろう?」
「まぁ、そうですが…。」
ドミナントたちはバスから降りる。
「随分と長かったですね…。」
「そうだな…。」
全員が降りた。すでに夜だ。
「…雪が降っているな。」
「そうですね。」
ドミナントたちは歩き出す。すると…。
「わぁ〜。」
「綺麗なのです。」
「木造建築ばかりだな。」
「温泉…。」
艦娘たちが思い思いの感想を言う。
「ここは大正時代の街並みが残った、温泉街だ。本日はここの宿に泊まる。」
「やったー!」
「よし!」
そして、ドミナントたちは宿に入る。普通の旅館だった。
…………
「さて、男組のこの部屋も最後だな…。」
「そうだな。」
「ま、いいんじゃないの?どうでも。鎮守府で俺たちの部屋を作れば良いし。」
「んなわけにいくか。」
ドミナント、ジャック、主任の男だけの部屋。今までそんな感じだ。
「風呂に行くか〜。」
「温泉だろう?」
「盛り上がってきたねー!」
「主任…覗くなよ…。また空から桶やら何やらが降ってくるのはゴメンだ。」
3人は風呂場へ行く。
…………
「今日は疲れた〜。」
「皆さんも、よく頑張りました。」
「バスの中だと窮屈だね。」
「開放感あふれる!」
「お風呂いこーよー。」
それぞれも部屋でくつろいでいた。
…………
男湯
「ふー。」
「へー。」
ドミナントたちは露天風呂に浸かっている。
「ふむ…。ここの効能は肩こりや冷え性などだ。」
「なんでわかるんだ?」
「感じる。」
「そりゃすげーな。」
ジャックとドミナントが話す。
「…ところで、主任は?」
「また覗きに行ったんだろう。あいつは懲りない奴だ。」
すると…。
『ダダダダダダ!』
何か銃声が聞こえる。
『そっちに行ったぞ!今日という今日は許さん!』
『盛り上がってるねー!』
『当たってくださぁい!』
『ドガァァァン!』
『アポイーット!』
『すばしっこい…。』
そして…。
「よっと。」
バシャァァン!
主任が女湯と男湯を分けている壁を飛び越えて戻ってくる。
「…ただいま戻ったよー!」
「…またかよ。」
「俺は先に出るぞ。」
ドミナントが立ち上がるが…。
『変態ー!』
『二度と来るな!』
艦娘やジナイーダたちが桶やらなんやらを投げてきた。
「じゃ、時間ないからよろしくー!」
「あっ!おい!主任!お前の撒いた種だ!狩れ!…てうわぁ!」
「色々降ってくるな。だが、こんなもの…気配を感じれば…グハッ!ブクブク…。」
ジャックに桶の角が頭に当たる。
「ジャックー!…グヘッ!…ブクブクブク…。」
ドミナントも同様に当たった。
『提督ー!』
『ジャックさん!』
艦娘たちが叫ぶが、ドミナントたちが起きたのは、部屋の中だった。
はぁ…。何か、良いネタが思いつかない…。星奈提督の件は、腑に落ちないかもしれませんが、これが筆者の精一杯です。すみません。
登場人物紹介コーナー
特になし
次回!第112話「旅行 その8」お楽しみに。