ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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121話。ちょうど夜散歩していたら、街でどこもかしくもカップルばかり…。爆発しろ!
「わっ!?い、いきなり叫んでどうしたの?」
どうもこうもないよ…。
「あー…。…大丈夫、私がついてる。」
瑞鶴…。
「何回言っても、ログインすらしてくれない非道な筆者さんに、私がついてあげるから。」
言葉にトゲを感じる。
「当たり前でしょう?そんな現実は忘れて、ゲームの中で楽しみましょう。」
わーい。現実逃避だ。
「そんな、一人寂しく盛大にクリスマスを過ごしてないで、ログインして会ってきたら?」
何で?
「みんな、クリスマスで、幸せそうにしているから、気持ちだけでも。」
やめて。普通に虚しい。
「…そうね。よく考えてみたら、それを聞いて心の穴を埋められるわけがないものね…。」
一人は辛いよ。…じゃ!暗い話は今度にして、あらすじにいこうかー!
「元気出した!?…あれ?誰もいない…。」
あっ、そうか…。誰も出していないんだ。じゃぁ、そろそろ新しい子の話に行くか。それまで、当分スタッフがやってくれることになるんで、ご了承を。
「誰がスタッフよ!?」
それじゃぁ、どうぞ!
「む…。」

あらすじ
ふんっ!

…謝るから、次回はちゃんとやってね…。


121話 解除

…………

倉庫

 

『ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!…!』

 

カウントダウンが始まっている。残り1時間10分。

 

「うーん…。…無理だ!どこだこのドライバーに合うネジは!?」

 

ドミナントがドライバーを地面に置く。

 

「まぁ、これだけネジだらけじゃ…ね…。」

 

最上が言う。

 

「次は私です!」

 

夕張が挑戦する。すると…。

 

「あっ、はまりました。ここです。」

 

1分も経たないうちに、夕張が開ける。

 

「…俺の苦労は一体…。…もういいや。あとは夕張に任せるよ。」

 

ドミナントは若干拗ねている。

 

「…よし!開きました!」

 

「やった!」

 

夕張が開け、セントエルモが言うが…。

 

コロン

 

「「「!?」」」

 

少し、大きさが違う新たなドライバーが…。

 

「…嘘だろ?まさか、すべてのネジを取らないと、解除されないのか?」

 

ドミナントは、何百と付いているネジを見て言う。

 

「…これは性格の悪さが出てますね。」

 

セラフが微妙な顔をして言う。

 

「まぁ、とにかく、できるだけのことはしてみる。」

 

夕張が一生懸命、取り外して行く。

 

…………

残り45分

 

大分ネジが取れ、残るは十数個になっていた。

 

「う〜ん…。合わない…。」

 

夕張が様々なドライバーを使って開けようとするが、どれも合わない。

 

「…あっ!」

 

「ど、どうした…?」

 

いきなり夕張が叫び、ドミナントが驚く。

 

「これ、ネジがマイナスになってます…。これらのプラスドライバーでは開くはずがありません…。」

 

「ほんっとに、これを作ったやつ性格悪いな!」

 

ドミナントが言う。

 

「今マイナス持ってくるから、開くところとか考えといて。」

 

ドミナントが取りに行く。

 

…………

残り40分

 

「持ってきたぞ。」

 

「提督、ありがとう!」

 

夕張がドミナントからもらったドライバーを持つ。

 

キュルキュル…

 

「あっ、簡単に全て開きました。」

 

「ここ作った時、絶対に雑だったでしょ。」

 

夕張がこれら全てのネジを取り、最上が言う。そして、最後のネジを取ろうとする。

 

カチャ…

 

「…取れました!ハァ…ハァ…。」

 

夕張は汗まみれだ。一歩間違えると爆発するのだから無理はない。

 

「それでは、慎重に開けます…。」

 

夕張が慎重に外す。

 

……どうせ、色の違う線があって、この紙の通りに切ると、最後は二つ残って運命の色…的なやつだろう。

 

ドミナントは、覚悟している。だが…。

 

パカッ

 

「「「!?」」」

 

予想の遥か斜め上に行った。

 

「…多い…。」

 

そう、ドミナントが想像していたのは10個前後だったが、それを何十倍したくらいあり、中が導線で埋め尽くされていた。

 

「100個ぐらいありません?」

 

「下手したら、一緒に切れるかもしれませんから、慎重に…。」

 

「うわー…。」

 

「よ、よし…。俺が切ろう…。」

 

ドミナントがハサミを持ち、震えながらも、慎重に切ろうとしたが…。

 

「ヘックション!」

 

バチン

 

「「「あ…。」」」

 

「……。」

 

一気に、70個ぐらい切れてしまったのだ。

 

「…大丈夫…みたいですね。」

 

「ヒヤッとした…。」

 

「心臓に悪い…。」

 

「この世の最後の景色かと…。」

 

「す、すまん…。」

 

そして、最後は、赤、青、緑、黄、白が残った。

 

「…紙に書いてあるのは、一応切らなかった。」

 

「あんだけあったら、不安になりますからね…。」

 

ドミナントが言い、セラフが返す。

 

「…これ以上は危険だな。残り10分。まだ余裕だな…。主任を捜索してくれ。」

 

「「「了解!」」」

 

…………

 

「主任さんがいません!」

 

「こっちもです!」

 

「部屋にもいない!」

 

「演習場をくまなく探しましたが、いませんでした!」

 

各々が帰って来て、報告する。

 

「…主任…。お前は本当に…。」

 

ドミナントが呟いていると…。

 

「ドミナントさん!もう5分しかありません!もしものために、どれを切るか決断を!」

 

「提督!」

 

「ドミナント提督!」

 

「提督!」

 

「ぐぬぬ…。」

 

そして、ドミナントは決断を下す。

 

「じゃ、黄と白を切ろう。」

 

そして、ドミナントは切った。

 

『ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!…!』

 

「…止まりませんね…。」

 

「…まさか、これのどれかをまた切れということじゃないだろうな…。」

 

「性格悪い人が作ると、こんな変な事になるんですね。」

 

爆弾は止まらず、その三つの中から、一つだけ切ることになった。

 

「…どれにすれば…。」

 

ドミナントが悩んでいると…。

 

「ドミナントさん、赤だけは切らないでください。」

 

「う〜ん…。緑もお願いだから切らないで。」

 

二人が言う。

 

「え?何で?」

 

「「何となくです。」」

 

「お、おう。」

 

ドミナントは二人に言われ、切らないようにする。

 

……だって、切って欲しくないから…。

 

二人は、色を自分達に置き換えていたのだ…。

 

「もう青しかないな…。」

 

ドミナントは青を切ろうとする。

 

…………

ビルの屋上

 

ヒュゥゥゥゥ…

 

冷たい風が吹く。そこに主任と男がいる。

 

「…ここに来たということは、我々の仲間になるのか?」

 

「ああ…。こっちの方が面白そうだしねぇ〜。」

 

「…爆弾は仕掛けてきたのだろうな…。」

 

「どっちだと思う〜?」

 

「…面倒な奴だ。」

 

「ギャハハハハハ!面白くなかったかな〜?」

 

「ふざけるな。我々の仲間になるのなら、それ相応の態度をとれ。」

 

「う〜ん…。あの鎮守府、だいじょぶだと思う?」

 

「あの爆弾は、私が作った特製品だ。半径50kmは確実に焼け野原になる。」

 

「あ、そうなんだ〜。」

 

「なんだ?かつての仲間に未練でもあるのか?」

 

「いや〜。そんなの、俺のキャラじゃないしね〜。」

 

「まぁ、あの生活をしていて、我々の所に来るぐらいだ。クズどもの集まりなのだろうな。」

 

そして、男は歩く。

 

「…人類の復活、それが私の使命だ。お前もだろう?」

 

「人間の可能性…それを証明させたい。」

 

「そうだろうな。」

 

主任が男の後について行く。

 

…………

第4佐世保鎮守府

 

「青を切る。文句はないな?」

 

「「「……。」」」

 

誰も言わない。

 

「……。」

 

そして、ドミナントが青を切ろうとハサミを構える。

 

「…!」

 

そこで、ドミナントは気づきたくないことに気づいてしまった。

 

……青…、…主任?

 

切ろうとした途端に、ふと頭をよぎってしまったのだ。

 

……赤、セラフ…。緑、夕張とセントエルモ…。だとしたら、青、主任…。これは、ただの導線を切る作業ではない…。仲間を切り捨てることになるのでは…?いや、ただの考えすぎか…?いや、偶然が出来過ぎている。まず、時限爆弾を使ったのは何故だ?開けた途端に爆発させれば、解除すら出来ずに確実に殺せる…。それに、3時間…。倉庫に行く時間を計算されている。誤算があるとすれば、最上が一緒にいることだ。そして、考える時間をくれている。何故だ?面白さのために裏切るのなら、脅威になる俺たちを確実に殺しておかないと、面白くないはずだ…。

 

ドミナントは考えている。

 

「も、もう時間が…。」

 

残り30秒。

 

「ドミナントさん!起きてください!」

 

セラフが叫ぶ。

 

「……。」

 

だが、耳に届いていない。

 

「ドミナント提督!」

 

セントエルモも叫ぶ。すると…。

 

「…俺には出来ない…。青が主任だとすれば…。」

 

ドミナントが皆に伝える。

 

「「「……。」」」

 

皆は、青が誰なのかなど、考えていなかった。自分のことしか考えていなかったのだ。

 

「「……。」」

 

セラフは、自身の自分勝手に恥ずかしさを覚え、夕張は口では仲間だと言うが、実際は忘れていたことに気づき、自分は口先だけの艦娘だと思い、シュンとしている。

 

残り15秒。

 

「私は…、私は切らなくて良いと思います。」

 

「セラフ!?」

 

「切り捨てて良い仲間なんて、そんなの仲間などではありません。」

 

セラフが真っ直ぐ言う。

 

「私も、例え死んでも、切らなかった提督に、絶対に恨んだりしません。」

 

「夕張…?」

 

「私は、口では偉そうに『仲間』とか言っていたけど、実際は忘れていたなんて、自身にガッカリしました。だから、それを気づいた提督は、本当に、全員を『仲間』だと思っていて、それなりの行動をしたことに尊敬します。」

 

夕張は覚悟した顔で言う。

 

残り5秒。

 

「みんな…。」

 

残り4秒。

 

「「「?」」」

 

残り3秒。

 

「今まで本当にありがとう。」

 

残り2秒。

 

ドミナントが本当の笑顔で言い、艦娘たちが笑顔になった。

 

残り1秒。

 

…………

数分前

 

「ここかな?君たちのアジトは?」

 

「ああ。そうだ。」

 

主任が男に聞く。

 

「場所を転々としているがな。」

 

「なるほどねぇ〜。」

 

主任が気楽に言う。

 

「…ところで…。」

 

男が主任の方を向く。

 

「…本当に、爆弾を仕掛けたのだろうな…?」

 

男は主任を睨む。

 

「…お前からは感じられ無い。…かつての仲間を裏切った感じを…。」

 

男は言う。

 

「…ギャハハハハ!仕掛けたけど…それが何か問題?」

 

「…嘘を見抜けないとでも…?」

 

「あ、そうなんだ〜。最初から気づいていたんだ〜。」

 

主任が言う。

 

「ま!貴様の言った通り、俺の所属している場所がそうなら、いくらか楽だったと思うけどね。」

 

「?」

 

「あいつらは、仲間を大切にしている。なら、俺も見習った方が、人間の可能性をもっと知ることができるからね〜。」

 

…………

第4佐世保

 

0。

 

パシュシュッ!

 

「…?」

 

「紙吹雪…?」

 

「爆弾では…?」

 

ドミナントたちが驚いている。そして、少し大きめな一枚の紙に…。

 

…………

 

正解。人間の可能性、戦い以外の証明を見せてもらった。もう直ぐ戻る。ま!夕食は必ず食べるよ。お昼は食べ損ねたけど…。

 

…………

 

主任からのメッセージが書いてあった。

 

「主任…。あいつめ。」

 

ドミナントの口元は緩んでいた。

 

「はぁ…。結局、主任さんに振り回されましたね…。」

 

「疲れた…。」

 

「でも、後ろのやつ本物っぽいよ?」

 

「「「えぇ!?」」」

 

セントエルモが言い、ドミナントたちが見る。

 

「…もし、切っていたら…。」

 

「爆発だったね…。」

 

夕張と、最上が顔を青くし、セントエルモは苦笑いをしている。

 

…………

 

「……。そうか。なら、ここで死ね。」

 

「ま!やるんなら本気でやろうかぁ!その方が楽しいだろう!」

 

…………

 

「まずいねぇ〜…。」

 

「その程度か?」

 

主任が圧倒的に押されている。

 

……強いねぇ〜。ACで言う、AP残り40%ですよ〜。ギャハハハハハ!…戦略的撤退ねぇ〜。ま!前みたいに何度も生きられないから、それが最善だね〜。

 

主任は、そう考えて…。

 

「ハハハハハ!あぽいーっと!」

 

「!?何を…。」

 

ボフンッ!

 

「じゃ!」

 

「……。」

 

主任は煙玉を肩コンテナから出し、投げて目を眩ませて、その隙に逃げ切れた。

 

「…力を持ちすぎるものは全てを壊す…。お前たちも…その者たちだ…。」

 

最後に言ったが、誰の耳にも届いていない。…本人、そう。ハスラー・ワン以外には。




はい。終わりました。半分に切ると少なく、繋がると多く、嫌な文字数です。たまに主任と財団が混ざりそうになります。…混ざっちゃったかな…?。最後に出てきましたね。…アリーナのトップがどうして…。
登場人物紹介コーナー
ハスラー・ワン…ACMOAに登場した。筆者のお気に入りキャラTOP10の中に余裕で上位。アリーナのトップ。ハスラー・ワンの機体は、かの有名な『ナインボール』。前にもちらほら登場していたが、自身の名を明かすのは初めて。
次回!第122話「ぽいぽいぽーい」お楽しみに!
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