ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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嘘だぁ!嘘だと言ってくれーー!
「なっ!?きゅ、急にどうしたのよ…。」
小説書いてて…。終わったのに…。保存しないで、閉じてしまった…。
「!?」
最初からやり直しだ…。
「な、何でそんなことに…?」
ネタメモを見てたら…夢中になって…。
「……。」
もうダメだ…。
「…元気出して。」
元気出ない。おやすみ瑞鶴。永遠に…。
「ちょ、ひきこもらない!元気出して!私が応援してあげるから!」
そうは言われても…。
「何?私じゃ不満なの?」
その言い方、勘違いさせるからヤメテ…。
「じゃぁ、どういう意味なの?」
…現実では虚しいだけだ…。
「…そんなこと言ったら、何もかもお終いじゃない…。大半の作家さんは、そうやって、虚しさを噛みしめながら書いているんだから…。」
…そうか…。
「そうよ。」
そう…。なら、ひとつだけ願いを聞いてくれるか…?
「何でそうなるのよ…。…まぁ、元気出してくれるのなら、一つくらい…聞いてあげても良いけど?」
そっか〜。
「?急に明るくなったわね。」
なら、少しね〜。
「…嫌な予感がするわ…。」
ま!そこは今度言うよ。
「焦らすわね…。知りたい…。」
それより、あらすじどぞ。
「はぁ…。わかったわ。」

あらすじよ
前回、倉庫の方が騒がしかったけど、何かあったのかしら?…そう思ってみれば、主任さんいないわね。まぁ、いつものことか。前回は翔鶴姉とトランプしたわ。…なぜか、私が連勝したけど…。罰ゲームで、明日提督の前で…。

おっとぉ!通す訳にはいかないぜ。ここの部分は本編でやるんからな。それを知らなきゃ、この先生きのこれないぜ。


122話 ぽいぽいぽーい

…………

第4佐世保鎮守府 執務室 早朝

 

「ふぁ〜…。まだ誰もいないか。…朝の3時だからな。」

 

ドミナントが入って提督椅子に座る。誰にも気づかれないように部屋は真っ暗だ。

 

「徹夜でアニメは流石にキツイか…。でも、目が冴えてるからなぁ〜…。」

 

深夜アニメの一挙放送で、一睡もしていない。

 

「それにしても、夕張が来るとはな〜…。」

 

そう、睦月型のみんながドミナントの周りをひっついて見ていたら、夕張が丁度見に来たのだ。深夜アニメを見たい気持ち…その意味では我々の思惑は一致している…。と、言うわけで全員で見ることになった。

 

「眠い…。」

 

「提督さんお疲れっぽい?」

 

「うん。…ん?」

 

ドミナントは一人しかいないはずの執務室で不思議に思う。

 

「え?誰…?て、うわぁっ!目が赤く光ってる!怖っ!気色悪りぃんだよ。死ね!化け物!吸血鬼!アン○ルセェェェェン!」

 

「ひどいっぽい!」

 

「ちょ!誰!?怖い!叩かないで!」

 

「謝るっぽいぃ〜…!」

 

「…“ぽい”?…てことは…夕立…?」

 

「うっうっ…。」

 

ドミナントは部屋を明るくする。

 

「うぅ…。」

 

夕立が涙目で睨んでいる。

 

「…すみませんでした。」

 

ドミナントは土下座した。

 

…………

 

「で、何でこんな時間に?」

 

ドミナントは、土下座した後、紅茶を入れていた。

 

「提督さんがいつ来るか待ってたっぽい…。」

 

まだ少しだけ元気がない。

 

「番猫付きか…いや、むしろ番犬か…?」

 

「夕立は犬じゃないっぽい。」

 

夕立はさっきしたことに対して、まだ言うドミナントを少し軽蔑の目になりかけたが…。

 

「紅茶。口に合えば良いが…。」

 

「紅茶?っぽい?」

 

「アッサムだ。」

 

「アッサム?っぽい?」

 

「…飲んでみればわかる。」

 

ドミナントに紅茶を渡される。

 

「匂いは…少し…あるっぽい…?」

 

「匂いはあまりしないと思ったんだけど…。あと、これ。」

 

「ぽい?」

 

「ミルクだ。相性は良い。俺が保証する。」

 

「ふーん。飲んでみるっぽい。」

 

夕立はミルクティーにしてゴクゴクと飲む。

 

「おいしいっぽい!」

 

「そりゃ良かった。嬉しいよ。」

 

夕立の元気の良い答えにドミナントは微笑む。

 

「…ところで、提督さんは何でこの時間に来たっぽい?」

 

「ふむ…。難しい質問だな…。」

 

ドミナントは考える素振りを見せる。

 

……“深夜アニメ観ていて、目が冴えた”ってのは、女の子の前では格好が悪い…。それに、俺の評価が下がる…。せっかく加賀と話せるくらいになったのに…。

 

ドミナントはそう考え…。

 

「世界平和のために考えていたら、目が冴えてしまってな。」

 

ドミナントは嘘をつく。

 

「ふーん…。そんなの、アニメのシーンにあったっぽい?」

 

夕立は簡単に見抜く。

 

「……。…その情報はどこから…?」

 

「夜戦している最中、たまに娯楽室が明るいから見たっぽい。」

 

「…そうか。…ちなみに、どれくらい知っている?」

 

「ほぼ全員知ってるっぽい。だけど、提督さんに決められた人しか、一緒に見れないと思って誰も声をかけないっぽい。」

 

「oh…。いいんだ。十分。そして、誰でも歓迎しよう。盛大にな。」

 

「その話題が出たら話すっぽい。」

 

そして、夕立とドミナントは仕事を始める。

 

「…仕事が終わったら、少し遊ぶか。」

 

「わかったっぽい!」

 

夕立が笑顔で言った。

 

…………

 

「あ、あそこ朝日っぽい。提督さん、あとちょっとで朝っぽい!」

 

「そうだな。あと少しで今日の分は終わるから、少し待っててくれ。」

 

「わかったっぽい。」

 

夕立は、仕事を終わらせてワクワクしている。ちなみに、秘書艦の仕事の4分の3はドミナントがやっている。

 

…………

 

「終わった…。」

 

「お疲れっぽい。お茶を入れるっぽい。」

 

「ありがとう。」

 

そして、ドミナントはお茶を飲み、一息つく。部屋の明かりは消しても、朝日が入ってきてよく見える。

 

「ふぅ…。それじゃぁ、遊ぶか。何して遊ぶ?」

 

ドミナントは一番上の引き出しから、トランプを取り出す。

 

「トランプ…。二人だけでできるっぽい?」

 

「ふむ…。出来んな。」

 

ドミナントはトランプをしまう。

 

「…散歩するか?」

 

「お散歩するっぽい!」

 

そして、ドミナントたちは部屋を出る。夕立はドミナントの後ろをトコトコとついてくる。

 

「……。」

 

しかし、ドミナントが意地悪く、別の方向へ曲がっても夕立はトコトコついてくる。

 

……可愛い。

 

ドミナントは思った。

 

「…まだ外につかないっぽい?」

 

しかも、向かっていないことに気づいていない。

 

……まるで犬だな。…いや、犬の方がもう少し賢いか…?

 

ドミナントは失礼なことを考える…が。

 

……だが、それも良い。可愛い。

 

結局、結論はそこなのだ。

 

…………

 

「…調子に乗って、15分くらい中を彷徨ったことを謝る。」

 

「外に行く前にいい運動になったっぽい。」

 

ドミナントたちは、実に15分彷徨っていた。

 

「じゃぁ、お散歩するっぽい。」

 

「…本当に犬だな…。」

 

「提督さん、何か言ったっぽい?」

 

「いや、何も…。」

 

「?」

 

そして、ドミナントたちはゆっくりと歩き出す。

 

「朝日が気持ち良いっぽい!」

 

「そうだな。だが、少し寒いな。」

 

ドミナントたちがそう言いながら歩いていると…。

 

「ハッ、ハッ、ハッ…。」

 

遠くから走ってくる人影が…。

 

「あっ、司令官、それに、夕立ちゃんおはようございます!」

 

爽やかな体育会系の艦娘が話しかけてくる。

 

「おはようっぽい。」

 

「おはよう。…えっと…。」

 

「長良です。お話しするのは初めてです。」

 

「そうか。おはよう、長良。」

 

「おはようございます!」

 

長良は元気よく挨拶する。

 

「…ところで、何をしているんだ?」

 

「足の筋肉を鍛えているんです!」

 

「足の筋肉…?真面目な艦もいるなぁ〜。」

 

「でも、最近足の筋肉がつきすぎちゃって…。」

 

「そうか。おそらく、走っているからだな。…だが、それは努力の結晶だろう?」

 

「そうですが…。」

 

「それに、走るのが好きなら、十分に走れ。筋トレしたいなら自由に筋トレしろ。お前たちの全てを受け入れる。それも『提督』の仕事のうちだからな。」

 

「わかりました。」

 

「それに、頑張っている人は、中々好…。」

 

「?何か言いました?」

 

「あっ、いや…別に…。」

 

「?そうですか。それじゃぁ、走ってきます。」

 

そして、長良は走って行った。

 

「風邪ひくなよ!」

 

「はい!」

 

ドミナントが注意して、遠くで長良が返事をする。

 

「…朝走る人もいるな。」

 

「そりゃ…いるに決まってるっぽい。」

 

そして、ドミナントたちは歩き始める。

 

…………

 

「散歩…疲れるな…。」

 

「出てからまだ15分も経ってないっぽい〜。」

 

「すまん…。俺は…離脱する!」

 

「あっ!待つっぽい!」

 

ドミナントが鎮守府の中に入り、夕立も急いで後をついて行く。

 

「まだ行くっぽい〜。」

 

「勘弁してくれ…。徹夜でこれはきつい…。」

 

夕立がドミナントの腕を引っ張り、ドミナントはキツい顔をする。そこに…。

 

「あっ、ドミナントさん。何をしているんですか?」

 

「そんなところでちちくり合ってたわけではあるまいな…?」

 

セラフとジナイーダが来た。

 

「いや、そんなわけないだろう…。」

 

「お散歩するっぽい〜。」

 

「…こんな感じだ…。」

 

ドミナントは二人に返す。

 

「…大変ですね。」

 

「…そんなに行きたいなら、私がかわりに行くか?」

 

「ん〜…。提督さんと行きたいっぽい。」

 

「…だとさ。」

 

ジナイーダが若干拗ねているのは気のせいだろうか。

 

「勘弁してくれ…。…あっ!そろそろ艦娘たちを起こしてきてくれ。もう時間だしな。」

 

ドミナントは言うが…。

 

「残念だが、もう全員起きている。私がそういうところは管理しているからな。」

 

「ジナイーダ…やってくれたな…。」

 

「安心しろ。もう何の気の迷いもなく、散歩へ行けるぞ。」

 

「ジナイーダァー…。」

 

「…そんな顔で見るな…。罪悪感が湧く…。」

 

ドミナントとジナイーダがそんなやりとりをしていると…。

 

「くんくん…。何かいい匂いがするっぽい。」

 

夕立が何かに反応する。

 

「匂い…?あまりしないが…。」

 

「いや、さっきからほのかに匂いするだろう?」

 

「美味しそうな匂いですね。」

 

「なぜか匂わないんだ…。」

 

「…そうか。なら、ご想像で補え。」

 

「メタい…。」

 

ドミナントたちが言っていると…。

 

「提督さん、ちょっと食堂へ行くっぽい!」

 

「助けて。」

 

ドミナントは二人を見るが…。

 

「私たちはこれから戦って、腕を磨く。」

 

「こちらに来てから、随分と弱くなった気がしますし。」

 

二人は無慈悲に去って行った。

 

…………

食堂

 

「誰かいるっぽい?」

 

「引きずらないで…。」

 

夕立は最終手段として、ドミナントを引きずって来た。

 

「む。何かようか?」

 

「誰ー?」

 

「ギャハハ!バレちゃったかな?」

 

三人がキッチンで何かしている。

 

「いい匂いっぽい〜。」

 

「あっ!まだ食べちゃダメだよ。朝ごはんは私が作ってるから!」

 

神様が出てくる。

 

「まだ出来ないのか?“あの味”とやらは…。」

 

ジャックも出てきた。

 

「う〜ん。楽しみだ〜。材料が少なくなってきたけどね!」

 

主任も出てくる。

 

「…何をしているんだ?」

 

「「「ドミナント!?」」」

 

「いや、何で驚いているんだよ…。」

 

ドミナントが言うと…。

 

「まだ寝ているはずじゃ…。」

 

「雪でも降るのか?」

 

「アラレじゃない〜?」

 

「お前ら…。」

 

三人が言い、ドミナントの顔が引きつる。

 

「ところで、何をしているんだ?」

 

ドミナントが言うと…。

 

「な、何でもないよ!ただ料理を作ってただけ!」

 

神様が答える。が。

 

「こいつがお前に食べさせてもらったオムライス?とやらを作って、みんなにも食べさせてやりたいんだとさ。」

 

「中々仲間想いの奴じゃない?ちょっとドミナント寄りだけどね〜。」

 

ジャックと主任が言う。神様は顔を手で隠してしまっている。

 

「で、ここに並んでいるのは失敗作と…。」

 

「どれも同じに見えるっぽい〜。」

 

ドミナントたちが、沢山のオムライスを見る。

 

「う〜ん…。あの味まで程遠い気がする…。」

 

「どれ…。…美味いぞ。」

 

「美味しいっぽい!」

 

「あっ!まだダメだって…。」

 

「俺とさほど変わらないぞ。…よくやった。」

 

「…そんな…撫でられても…嬉しく…にゃい…。」

 

ドミナントに撫でられて、神様は嬉しそうだ。

 

「ずるいっぽいー!」

 

夕立が言う。

 

「お前は何もしてないだろ…。…まぁ、早朝から、秘書艦としての仕事を全うしたところはすごいぞ。」

 

「褒めて褒めてー。」

 

「へいへい。」

 

「〜♪」

 

夕立と神様は撫でられて嬉しそうだ。

 

「…モテモテの奴は違うね〜。」

 

「ふむ。見ていて腹が立つのは気のせいだろうか?」

 

二人はドミナントたちを見て言う。

 

「…さて、我々も少しキッチンを借りる。」

 

「あの伝説の料理を作らないとね〜。」

 

二人はキッチンに消えていった。




Jが深夜アニメを見たいと言ったところを想像したら、笑えました。大変遅くなりすみません。年末は大忙しです。
登場人物紹介コーナー
夕立…白露型駆逐艦、4番艦。改二。この鎮守府の中で、最強枠の一人。ソロモンの悪夢を見せる恐ろしい子。そんな彼女だが、ドミナントには心の底から慕っており、ピンチになると大抵駆けつけてくれる艦娘の一人。たくさんご飯を食べて、元気いっぱいに走り回ったりすると、ドミナントは大抵犬を連想する。夜戦組の一人でもある。
次回!第123話「ご飯っぽい?」お楽しみに!
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