ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

129 / 280
128話。残り72話で終わるでしょうか…?1日1投稿でも72日…。二ヶ月とあとちょっと。…いや、長いな…。
「独り言を呟いてどうしたの?」
ん?次のお別れはいつにしようかなって。
「…冗談でもやめてくれない?縁起でもない…。」
まぁ、その前に筆者が死んでしまったら、強制的にアレだけどね。
「…何かあった?」
…別に?
「…そう…。なんだかいつもと違う気がしたから…。」
…そうか。
「……。やっぱり何かあるでしょう?言いなさい。」
いや、ないったら。
「……。」
……。
「…そう…。私では力不足なのね。」
…ああ。現実の世界ではないからな…。現実に目覚めたんだよ…。
「…いつか、現実世界へ行ってやるわ。そして、あんたに一発ガツンと…。」
無理だよ。来れるわけがない。
「…この…!」
怒ったところで無駄だよ。全ては筆者のシナリオ通り。この文章も、そのシナリオの一つでしかない。
「……。…もういい…。」

「…最初から諦めている奴なんかに…。奇跡なんてものも…、無理な願いも叶うはずなんてない…。」
その言葉も、筆者が時間をかけて考えたものだ。
「違う!」
どこがだ?
「…違わないけど…!…筆者さん…、そんなこと考えて楽しい…?私は…楽しくないわ…。私になりきって…、筆者さんは書いている…。なら、私の気持ちもわかるでしょう…?」
……。わかるさ…。
「もう…こんなこと二度と言わせないで…。」
…ごめん。本当に…。
「でも…、逆を言えば…。私は筆者さんの気持ちも…わかるってことよね…。なら力になれるはずよ…。」
そうだね…。実は…。…いや、話さなくてもわかるか…。

あらすじ
前回、ドミナントたちは第4呉鎮守府へ行った。そこにあったのは巧みに仕掛けられた罠の数々。そこでドミナントたちはそこの所属の川内型の皆さんと、第4呉鎮守府提督の瀬戸大佐と会う。呼び出した大佐は、どうやらドミナントという者が興味深く、よく知りたいのだ。そのため、ドミナントは軟禁状態に陥るが、なんとか中に入ることは許可してもらい…。

「…そう…。それはアレね…。」
だろう…?
「本当に…バッカじゃないの!?そんなことで言っていたの!?考えて、涙を流した私が馬鹿みたいにじゃないの!!!」
え、えぇ…。でも、筆者のこの気持ちわかるでしょう…?
「うっ…。わかるけど、ものすごくアホらしいわ…。」
なんで気持ちが違うの!?
「…あー…。私になりきり過ぎているってことね。第3者の視点に変えることが出来る能力の持ち主ね。なら、普段から冷静でしょ。」
うっ…。
「つまり、その第3者の性格を決めて当てはめれば、私になり切ることが出来る…ということ?」
……。
「あたりね。まぁ、これからも小説続けなさい。…応援してあげるから。」
…うん…。…うん?んん!?これは考えて無かったぞ!?


128話 第4呉鎮守府

…………

第4呉鎮守府

 

「内装広いんですねー。」

 

……なんで外から見た面積より、中の方が広いんだよ!?見かけより広いって言ったって、あんな家の中に20人近く入れるはずがない!

 

ドミナントは辺りを見回しながら思う。

 

「…驚いているね。まぁ、私も入った時驚いたけど。」

 

川内が言う。

 

「川内。あやつらに中を案内しろ。」

 

「りょーかい。じゃぁ、こっち来て。時雨たちは案内しといたから、ドミナント大佐だけだね。」

 

川内はなぜか張り切っている。

 

…………

居間

 

「この部屋が居間!真ん中気をつけてね。」

 

「いろりか…。」

 

…………

キッチン

 

「ここが土間だよ!ここでご飯とか作るの。」

 

「かまどにひしゃく…。」

 

…………

居間

 

「ここが座敷!」

 

「居間とどこが違うんだ…?畳の部屋だね…。」

 

…………

提督自室

 

「ここが提督の部屋!」

 

「机だけ洋風…。」

 

…………

トイレ

 

「ここが便所!」

 

「そんな張り切らなくて良いから…。てか、昔のトイレだな…。ここ…。落ちたら匂いが数ヶ月取れなさそう…。」

 

…………

玄関

 

「ここが玄関!」

 

「さっき通ったけど、やっぱり居間の隣だね。てか、居間と繋がってるよ…。」

 

…………

 

「ここが庭。夜は気をつけて。」

 

「やっぱり、あの家に20人は絶対に入らないだろう…。て、なんで夜がOUTなの?」

 

「あう…?」

 

「?ダメって意味だけど…。知らなかったの!?」

 

「初めて聞いたから。で、なんでダメかと言うと…。」

 

「ふむふむ。」

 

「出るから。」

 

「…?」

 

「化け物が出るんだよ。」

 

「化け物ならここにいる。」

 

「いや…。…うーん…。…まぁ、大佐も化け物だけど…。自分で言う?」

 

「みんなに言われ続けているからな。はっはっは。」

 

「目が死んでる…。」

 

…………

居間

 

「以上!紹介だよ!」

 

「なるほど。わからん。」

 

「なんで!?」

 

「第一、寝室はどこだよ…。」

 

「?ここだよ?」

 

「…敷くのか…。」

 

「うん。」

 

「…瀬戸提督は?」

 

「私たちと一緒に川の字で寝てるけど…。」

 

「うん。憲兵待った無し。…て、冗談はさておき、流石によその男がここの艦娘と寝たら危険だから夜は庭を貸してくれない?」

 

「えぇ…。」

 

「まぁ、出るらしいけど、妙な疑いをかけられるよりかはマシだ。」

 

ドミナントが淡々と言い、庭に出る。

 

「…地面から生えた竹なんとかしないとな…。寝ている最中背中がチクチクするから…。」

 

ドミナントは、少しボロい藁座を借りてそこに敷き、寝転がる。竹林の間から少しオレンジ色の空がよく見える。

 

「……。チクチクはしないけど…。なんかなぁ…。」

 

ドミナントは起き上がり、竹林から朽ちた竹を持ってきて、テントの骨組みのように刺す。

 

「あとは屋根だな…。…ん?いや、竹をもう少し持ってきてそこの落ち葉を…。」

 

ドミナントはテキパキと動く。

 

「…提督、何をやっているっぽい?」

 

「さぁ…。」

 

夕立と時雨がドミナントをえんがわから見ている。

 

「あそこにテントでも作るつもりかな…?」

 

「中に入れてもらえるって知ってるっぽい?」

 

「さっき入ってたから、知っていると思うんだけど…。」

 

「…夕立たちはいつまでここにいるっぽい?」

 

「…提督が帰るまで。」

 

「えぇ〜!夕立お腹空いたっぽい〜!」

 

「ボクもだよ…。本来ならおやつの時間だからね…。」

 

そして、そんなことを話しているうちに完成する。

 

「完成。ドミナントの昔ながらかもしれないテント。」

 

「何そのネーミングセンス…。」

 

今のがそのテント?の名前なのだから驚きである。そこに…。

 

「わっ!どうしたの?それ!?」

 

那珂ちゃんの登場だ。

 

「あぁ、これ?これは俺が作ったテント…。名付けて!昔ながらかもしれないテントだ!」

 

「ダサい…。」

 

「ひどいな。」

 

「それは提督のネーミングセンスっぽい…。」

 

「夕立、お前もか…。」

 

少しボロいテントを那珂ちゃんがまじまじと見て…。

 

「…ダメだぁ〜…。」

 

「ど、どうした?」

 

ドミナントはどこか不具合があるのか聞く。

 

「こんなの見ても、何も新しい曲を思い浮かばない〜…。」

 

「どうもボロくてすみませんねっ!」

 

那珂ちゃんはマイペースだ。

 

「まぁ、寝床はできたとして…。…暇だ!」

 

ドミナントはもぞもぞとテントの中に入る。

 

「…提督、入っちゃったね…。」

 

「中が気になるっぽいー。」

 

「そうだね…。」

 

「そうっぽい〜…。」

 

「……。」

 

「……。」

 

二人は顔を見合わせる。

 

…………

 

……ふむ。中は中々悪くない…。ただ、虫がいないかどうか心配だな…。変な虫に刺されて痺れたり、毒でももらったら面倒だし…。蛇なんてもってのほかだ。床を少し高くするか…。

 

ドミナントは早速、中で寝心地を確かめている。すると…。

 

『やっぱり入ろうとすると、ドキドキするね。』

 

『提督もいるっぽい。』

 

外から二人の声が聞こえる。

 

……む?あれは夕立と時雨?中に入ろうって言った?……。悪くない…。…いやいやいや!ダメだ!もし、こんな狭い場所に3人で…しかも、時雨も夕立に挟まれているところを誰かに見られたら、間違いなく通報される…!こんな状況滅多になくて、惜しい展開だけど…!憲兵に連行されて、二度とみんなに会えない状況は嫌だ。…少しくらいなら平気か?俺が寝てて、勝手にひっついてきたってことにすれば平気か?いやいやいや!いかん!そんな展開…。す、捨てがてぇ…!

 

ドミナントは狭いテントの中、血涙を流しながら苦悩する。そして…。

 

バサァ

 

……来たか…!?

 

と、ドミナントは思ったが…。

 

「…貴様、こんなところで何をしておる…?もしや、これがてんと?というものか?随分朽ちておるのだな。」

 

「…はぁ…。瀬戸提督でしたか…。」

 

ドミナントはガッカリして起き上がる。

 

「…ため息をつかれるとは…。」

 

「えっ!?い、いえ!ため息など…。あは、あはははは…。」

 

「……。…晩飯だ。早うこられい。」

 

「はい…。」

 

ドミナントはテントから出て、居間へ行く。

 

…………

居間

 

ガツガツ…ムシャムシャ…パクパク…。

 

「お前ら…。違う鎮守府なんだから、少しは遠慮しろ…。俺の分やるから。」

 

ドミナントは、どんどん食べ尽くしていく夕立に注意する。現在、全員囲炉裏を囲って食事をしている。

 

「だって、お腹空いたっぽい〜!」

 

「あほう。何もかもを食べ尽くす気か?俺が恥ずかしいわ!」

 

ドミナントが注意していると…。

 

「良い。食べたけらば食え。」

 

瀬戸大佐はどうやら、人間以外には優しいらしい。

 

「すみません。瀬戸大佐。今度お詫びとして、資材送ります…。」

 

「……。」

 

瀬戸大佐は黙って黙々と食べる。川内が苦笑いして、ドミナントに目で謝る。

 

「…でも…。なんだか力が湧かないっぽいー…。」

 

「バーロウ。こんだけ食べといて、そんなことを言うな!」

 

「ぽい〜…。」

 

……まぁ、確かに何故だか食べた気がしないがな…。

 

ドミナントは不思議に思う。

 

「…すまぬ。よも、うぬらまにて来るとはゐのうござったからな…。大したものを出すことが出来ござらぬてすまぬ。」

 

瀬戸大佐は頭を下げる。そこに…。

 

「艦娘たちの食事って、いつも燃料とかが少し入っているけど、ここは全く入っていないんだ。100%の自然の味だから。そこにある水も、今日川から汲んできただかりだよ。ここ、海に面していないから、遠征もあまり出来ないし。」

 

川内が少し困った顔で言う。

 

「これ、お米と違うけど…。なんだろう?」

 

時雨が興味本位で聞く。

 

「稗じゃ。」

 

瀬戸大佐が当然のように言う。よく見てみると夕立以外、腹が減っているのにもかかわらず、あまり食事に手をつけていない。まずいからだ。一応言うが、ただの稗ではない。現代の調味料や香辛料一切なしの、稗100%だ。ここの所属の艦娘たちは黙々と食べている。

 

「…川内さん、海に面していないって言いましたよね?」

 

ドミナントが聞く。

 

「うん。そうだけど…。」

 

「じゃぁ、どうやって鎮守府が成り立っているの?」

 

「…実は、海に面していないだけで、月に数回海に出るよ?漁をしたり、深海棲艦の海岸警備とかで。」

 

「そうなんですか。」

 

「そうだよ。」

 

「…その時、瀬戸大佐って、町に降りたりしますか?」

 

「ううん。ずっとここにいる。大本営に行く時以外ここから出ないよ。行っても、すぐに帰ってくるし。ここから歩いて行っているから。」

 

「…あ、歩いて…?」

 

「そうだよ?」

 

「タクシーとか飛行機や電車やバスは…?」

 

「た、たくしー…?何それ…?」

 

「…もしかして、ここ基本的に社会から隔離されてる?」

 

「隔離?」

 

ドミナントは困惑した。

 

……ここは社会から隔離されているのか…。ここの初期艦は知っている筈だ。なぜ言わない?

 

ドミナントは第4呉の艦娘を見る。すると、第4呉の五月雨が目を合わそうとしない。

 

「…五月雨さん。初期艦の方ですよね?」

 

「……。」

 

五月雨はビクッとしたが、何も言わない。

 

「…瀬戸大佐、あなたですか?」

 

「……。」

 

大佐も何も言わない。

 

「「「……。」」」

 

沈黙が流れる。そこに…。

 

「ぷはー!お腹いっぱいっぽい〜!」

 

夕立はお腹が空きすぎて味覚を感じなくなっていたのか、全て食べきる。ドミナントたちの分まで。

 

「あら、私の分も食べてしまったのですか?」

 

扶桑が分かり切ったことを言う。

 

「…少しお散歩でもしますか。」

 

妙高さんが、提案して、扶桑、羽黒、鬼怒、夕立は動き出す。

 

「そ、そうだね。僕も行ってくる。」

 

時雨は早々に退室した。

 

「あっ、私も案内してくるねっ。」

 

川内が言うと…。

 

「那珂ちゃんはー、食後のダイエットで、歌ってくる!アイドルは体に気をつけないとー。」

 

那珂ちゃんも立ち上がる。

 

「私は、少し竹林の方へ…。」

 

神通も外へ出る。他の艦娘たちも次々と用を済ませに退室していき…。

 

「…あなたと五月雨、そして自分だけになりましたね。」

 

「「……。」」

 

ドミナントと瀬戸大佐、そして五月雨だけ残る。

 

「…いい加減、口を開いてください。これではまともに話すら出来ません。」

 

ドミナントが言うと…。

 

「…すみません。今は話す気がないそうです…。」

 

五月雨がおずおずと言う。

 

「…いい加減にしてくれません?こっちも、自分の鎮守府があるんですよ?本来なら、今日もうすでにこちらの鎮守府で食事をしているころです。あなたのわがままに付き合っているんですよ?それなのに、何も言わないのは失礼の極みです。明日、こちらのことが信用できないのであれば、自分たちは帰ります。…というより、たとえ電話が圏外だとしても、優秀な仲間たちがもうすでに見つけていると思うので。」

 

ドミナントが言うと…。

 

『よく気が付きましたね。あと、優秀な仲間というのは、少し恥ずかしいです…。』

 

ドミナントの襟の中からセラフの声が聞こえる。

 

『軟禁状態と聞いて、行こうと思ったのですが、別に来なくても大丈夫的な雰囲気でしたので、口出しはしませんでしたけど…。』

 

「ああ。」

 

『わかりました。そちらに泊まるのですね。今、ものすごく騒いでいる神様にも言っておきます。明日、彼女から散々言われます。覚悟しておいてください。』

 

「したくはないが…。とりあえずわかった。」

 

『それでは。』

 

通信が切られた。

 

「以上です。自分からの話は。」

 

「……。」

 

「……。」

 

五月雨は俯いて、瀬戸大佐は黙ったままだった。そして、時が過ぎていった。

 

…………

 

「やっぱテントか〜。…川内さん、こちらの艦娘達が何か迷惑しないように見張っていてください。あと、うちの艦娘たちに何かしたら、たとえそちらの提督でも容赦しませんよ…。」

 

「大丈夫だって。もし、こっちの提督が何かしたら、蹴っ飛ばしてあげるから。」

 

「…川内さんがいうと、何故か説得力あるなぁ…。」

 

「にひひ。」

 

川内はいい笑顔をした。

 

「いい笑顔だなホント。…それじゃぁ、頼みます。」

 

「任せて。」

 

ドミナントはテントの中に入っていった。

 

…………

一時間後

 

ドミナントは考えていた。

 

……なぜここの艦娘たちに現代の社会のことを言わない?なぜ海に面していないのに鎮守府扱いなんだ?瀬戸大佐は何者だ?

 

ずっと考えていた。いい感じのものが浮かんだら消えてを繰り返している。すると…。

 

『大佐、起きていますか…?』

 

外から小さな声が聞こえる。

 

「…誰だ?化け物か?」

 

『違います。五月雨です。』

 

その言葉を聞き、ドミナントは外へ出る。

 

「五月雨…さん?どうかしました?こんな夜中に…。」

 

「…あの…。さっきはすみませんでした。」

 

小声で話し、五月雨が頭を下げる。

 

「いいです。それより、こんな夜中にそれだけを言うためなわけがないですよね。」

 

「はい…。…ここだと、少しアレなので、こちらに…。」

 

五月雨が案内する。

 

「あっ、そこ罠があります。」

 

「わかりました。」

 

ドミナントたちは進んで行き…。

 

「…ここなら平気でしょうか…?」

 

五月雨が元の声量で話す。

 

「で、どうかしましたか?」

 

ドミナントも元の声量で言う。

 

「…すみません。提督が失礼を…。」

 

「いや、それより、それだけじゃないよね?呼び出したの。」

 

「はい…。」

 

「…話す気になったんですよね?何故、瀬戸大佐が何も言わない理由。外の世界と隔離する理由、海に面していないのに鎮守府扱いされている理由。瀬戸提督が何者なのか。」

 

「はい。一つずつ言います。…驚かないでください。」

 

「大丈夫です。自分、愉快な仲間に会った時ほどは驚かないと思うので。」

 

「なら良かったです。…一つ目の何も言わない理由は、人間不審なのは知っていますよね?」

 

「はい。」

 

「実は、提督が学校に通っていた頃に関係します…。でも、私はそこまでしか言えません。提督自身が言うべきことだと思うので…。でも、ちゃんとした理由があります!」

 

「気になりますね。」

 

「二つ目の、外の世界と隔離する理由…。それは人間不審で、私たちを誰にも…、何者にも寄せつけたくないからです…。」

 

「極度の過保護か?」

 

「三つ目と、四つ目は同じ理由です…。」

 

「ふむふむ。」

 

「提督は…。実は…。平家の家系の純血です…。」

 

「ふむふ…て、えぇ!?あ、あの源氏に滅ぼされた!?」

 

「はい。その平家です。」

 

「…マジかよ…。だがその『瀬戸』という苗字は、どちらかと言えば源氏側の苗字だ。よくよく考えれば、信じられんな。」

 

「はい…。普通ならそういう反応です…。しかし、私がここに着任した時、ちょうど鎮守府の血液検査の時期があり…。」

 

「…そこでDNA検査したらドンピシャだったと…?」

 

「はい…。おそらく、その苗字はどこからか、昔生き延びるために偽名を使った人のものだと思いました。」

 

「いや、どっから平家のDNAを採取したんだよ。」

 

「いえ、大本営でその血液検査をしたのではなくて、たまたまその時、平家の研究している人が息抜きに、冗談で一つ一つ検査したらしくて…。ちなみに、その人平家の骨からDNA採取したらしくて。」

 

「変態だなそいつ。偶然とは恐ろしいもんですね…。」

 

「はい…。」

 

ドミナントたちが話していると…。

 

「あれ〜?ドミナント大佐〜、自分の艦娘の心配はさせといて、うちの艦娘を奪っているんじゃないよね〜?」

 

川内が夜の闇から姿を現す。

 

「違います。…そうだ!川内さんにも理由を聞いてみるか。」

 

「?」

 

「川内さん、瀬戸大佐の家系って知ってる?」

 

「知ってるよ?」

 

「そうですか…。」

 

「…どうして、あなたに心を開かないのかって感じね。」

 

「はい…。」

 

「…人間不審…?ってやつは、必ず理由があるんだよ。そして、それを直すには時間が必要なんだよ。もう少し待ってあげてくれないかな…?」

 

川内はドミナントに頼む。

 

「…わかりました。川内さんが言うなら、明日の夕方までいます。」

 

「良かった〜。…で、なんで私の言うことを少し聞いてくれるの?」

 

川内が聞いてくる。

 

「うちの艦娘たちに優しくしてくれたからだ。」

 

ドミナントは迷いなく言った。

 

「…ふぅ〜ん。結構仲間思いなんだね。」

 

「はい。」

 

「…まぁ、うちの提督も負けてないかもしれないけど。」

 

「そっすか。」

 

ドミナントは短く呟いた。




文字が長い割に進んでいない!物語の味噌が伝わらない!テントの話だった!AC要素どこ!?…の、四拍子で荒れそうですね。でも、考えてみてください…。
(´筆`)「だっていきなりテントが現れたりしたら変じゃん。」
(´筆`)「だって、いきなり次の日で、帰りますってなったら変じゃん。」
登場人物紹介コーナー
時雨…良い子。
夕立…可愛い。
扶桑…良い人。
妙高…頼れる人。
川内…第4呉鎮守府。飛び込む人。
神通…第4呉鎮守府。見守る人。
那珂…第4呉鎮守府。アイドル。
瀬戸大佐…第4呉鎮守府の提督。平家の家系(純血)であり、完全に信用するまで、何も話さない。武士っぽい話し方が特徴的。だけど、割と優しい人。
五月雨…この鎮守府の初期艦。川内たちが建造されてからというものの、あまり構ってもらえず、結構寂しい思いをしている。明るく振る舞ってはいるが、そのことで割と考え込んだりする。
次回!第129話「昔の生活」お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。