ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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陸軍編が終わらないー!(現在12話分)
「排除…開始…。」
!?き、君はレイヴンだな…?筆者は知らなかったんだ!あそこに…あんなものが…。
ドガン!
……レ、イヴ、ン。気、をつけ………。お前……も……。
ボボボボボ…ドガン。
「…『プラス』の実験体になったものの末路か…。これでは小説も続けられまい…。急ぎすぎたんだ。お前はな。」
ガション、ガション、ガション…、ガショ…、ガ…、……。
ガチャ
「久しぶり。長期休暇で疲れを癒して…。…黒焦げね。」
ツンツン。
「…筆者さんだと思うけど…。生き返るわよね。」
「……。心配になってきたわね。生きているならすぐに生き返りなさい。あなたは不死身なのだから。」
ツンツン。
「…悪い冗談はやめて。」
「……。埋めちゃうよ?」
ザク、ザク…。
「よし、穴が掘れたわ。この黒焦げの炭を入れて…。土をかぶせます。」
パッパッ…。
「……。いい加減起きなさいよ。」
「…起きなさい。起きて。起きてってば。」
コンコン…。
「…起きない…。嘘よね?まさか…。」
「そんな…。まだ話すことだって…。言い残したことも…。」
ポロポロ…
「馬鹿…。」
ヌッ。
瑞鶴…そっちは本当のただの炭だよ…。こっちこっち。
「きゃっ!?…もしかして、そっちの灰だった…?」
そだよ。
「……。」
ところで、何を言い残すことがあったの?
「……。」
涙まで流しちゃって…か〜わいい。
「……。」
ちょ、謝るから、無言で艦載機を飛ばさないでくれよ。…ん?もう一人…?ドミナント。鎮守府のトップがどうして…?
ビー!ビー!ビー!
うわっ!
ドガン…。
「誰であろうが…俺の可愛い瑞鶴を泣かせる者など不要だ…。」
「…可愛い…。」
「ん?どうした瑞か…うわっ!」
ドガン…。
「誰であろうとも…私に可愛いと言うことなど不可能だ…。」

あらすじ
前回のアーマードコア。昔、勝手な依頼をマネージャーを通さずに受けて、マネージャー兼オペレーターであるラナ・ニールセンと別れた主人公。そのラナ・ニールセンから突然一通のメールが届く。とうとうあの宿敵、ナインボールに合わせてやるという内容だった。別れたラナからこの手紙が来るのは不審だと考えた主人公。だが、自分の宿敵を倒せるチャンスでもある…。主人公の決断はいかに…。そして、ラナ・ニールセンの正体とは…!


131話 大切なもの

…………

森の奥

 

「…暗いっぽい…。そしてお腹空いたっぽい…。」

 

「夕立の目は赤く光っているからどこにいるかわかりやすいね。」

 

時雨が呑気に言う。

 

「結局、この森を燃やすこともダメだし、提督たちの名前を大声で連呼してもダメみたいだからね。」

 

「当たり前じゃない。あんな化け物に会いたくないもの…。」

 

朝風は時雨と妙高に挟まれて座っている。そこに…。

 

ドドドドド…。

 

何かが近くで走り去る地響きがした。

 

「ひっ…。」

 

「「「?」」」

 

朝風はうずくまるが、時雨たちはわからない。

 

…どうしかしました?

 

扶桑はただごとではないことを感じとり、小声で朝風に聞く。

 

化け物が…。近くにいるかもしれない…。

 

化け物…?

 

…鬼。

 

お、鬼…?

 

牛鬼よ…。恐ろしい妖怪…。

 

妖怪って…、そんなものいる訳ないっぽい。

 

「いるのよ!」

 

「しっ。」

 

朝風が少し大きな声を出し、時雨が宥める。

 

…さっき言ったのに、この質問するのは変だけど…。どれくらい大きいの…?

 

時雨が聞く。

 

私が見たものは…。全長約3丈(9m)だったわ…。でも、提督が言うにはそれは小さいほうらしい…。

 

朝風が震えながら言う。

 

3丈…つまり、9m…。かなりの大きさですね…。そんなものがここにきたら…。

 

妙高が言った途端…。

 

ガサガサ…。

 

突然草が揺れだす。

 

ひっ…。

 

朝風がさらにうずくまり、時雨たちが戦闘態勢を整える。すると…。

 

ガサ

 

「声が聞こえ…。」

 

「おりゃぁぁぁ!」

 

ドガァ!

 

「ギャァァァ!」

 

「て、提督!?」

 

草むらから現れたのはドミナントだった。時雨が持っていた太い枝が見事に頭のど真ん中に命中した。

 

「助けに来てくれたの!?」

 

「痛い…。そうだけど…。」

 

ドミナントが頭を摩りながら言う。

 

「遅いっぽい!」

 

「ごめん…。」

 

「でも、探しに来てくれていたことに感謝っぽい〜!」

 

夕立が抱きついてくる。だが…。

 

「…神通がおらぬ…。」

 

瀬戸大佐が言う。

 

「えっ?神通が帰って助けに来たんじゃ…。」

 

「帰ってはおらぬ。」

 

「…じゃぁ、もしかして…。」

 

全員が気づいた。神通が森のさらに奥へ行ってしまったことに…。

 

「…それってまずくありません?さっき牛鬼ここより先へ行っていましたけど…。」

 

ドミナントがいうと…。

 

「おい、どみなんと…。貴様は先に帰ってろ。ここからはそれがしと川内にて探す。」

 

瀬戸大佐が言う。

 

「何を言っているんですか。そんな水臭いこと言ってないで、探しますよ。」

 

「なれど、貴様どもに何程かの得もないぞ…。」

 

「人情です。それに、うちの艦娘たちが世話になっています。」

 

「…そうか。」

 

瀬戸大佐は難しい顔をして言った。

 

「なら、拙者たちはこちらに。貴様らはそちらを頼む。」

 

瀬戸大佐が言う。

 

「えぇ!?瀬戸大佐、あんな化け物と会った場合はどうするんですか!?」

 

「なら、先に帰ってろ。」

 

ドミナントの言葉に無慈悲に返す。そこに…。

 

「提督。」

 

「ん?どうした鬼怒。」

 

鬼怒がドミナントに近づき、耳打ちする。

 

いっそのこと私たちだけでいいんじゃない?

 

何故?

 

だって、ここの人たちがいない方がロボットになれるじゃん。

 

ACね。まぁ、確かに…。

 

その方がパナイ敵が来ても対応できるし。

 

そうだけど…。

 

その方が早く終わるよ?

 

…わかった。

 

そして、ドミナントは瀬戸大佐を向き直る。

 

「いいだろう。では、我々はどちらに行けばよろしいでしょうか?」

 

ドミナントが言う。

 

「…誠に申しているのか?拙者たちは手助け致さぬのじゃぞ?」

 

「世話になった人を見捨てるのは性に合わないんでね。」

 

「…そうか。なら、そっちを頼む。川内は朝風を連れて帰宅じゃ。」

 

「わかりました。それでは、朝になったらお会いしましょう。」

 

「了解、あとは神通だけね。みんなに伝えておくよ。」

 

ドミナントはAC化出来ると知って、張り切って奥へ行った。

 

…………

 

……どちらでしょうか…?同じ道を通っている気がします…。

 

神通は森の中で迷っている。

 

……とにかく、進みましょう。皆が待っていますから…。

 

そして、闇雲に駆け出す。

 

……?あそこ、木がなくなっています。あそこに出れば場所を確認できるかもしれません!

 

神通は喜んでその場所へ駆けたが…。

 

「!?」

 

木がなくなっていた理由は地割れのような大きな溝があったからだ。底が見えず、まさに地獄の入り口みたいなところだ。

 

「……。」

 

もちろん、すぐに勢いが止まるはずもなく…。

 

ガラララ…!

 

落ちる。

 

……あっ…。死…。

 

覚悟を決めたが…。

 

「待て!」

 

誰かが神通の手を掴む。

 

「提督!?」

 

掴んだのは瀬戸大佐だった。朝風は瀬戸大佐が落ちないように後ろから精一杯引っ張っている。

 

「ようやく…見つけたぞ…!この手を離すものか…!」

 

瀬戸大佐は必死に手を掴む。だが…。

 

スル…。

 

神通の腰から刀が落ちてしまい…。

 

カラン…。

 

今にも崩れそうな岩の上に落ちる。

 

「提督…!提督の大切な刀が…!」

 

「なん…だと…?」

 

両手で神通の手を持ちながら見ようとしたが、生憎持ち上げるだけで精一杯だ。

 

「……。」

 

……あれは…提督の先祖代々受け継がれてきた刀…。命より大切なはず…。少しでも揺れたり、振動したら落ちます…。この奈落の底に…。私を引き上げている間にも落ちそうです…。……。答えは一つですね…。私が落ちる間に刀を持って、投げて渡せば…。

 

神通は考え、答えが出た途端、不思議と死への恐怖もなくなり、口元が緩んだ。自分はこの期に及んでまだ『使える』存在なのだと知ったからだ。

 

「…提督。」

 

「話しておる暇があるなら…両手にて掴め…!」

 

「…離してください。」

 

「…気が狂ったか…?離すわけなかろう…!」

 

「…刀が落ちそうです。提督の、命より大切な刀が。」

 

「……。」

 

「私が落ちる間に手に取り、提督に投げ渡しますから、用意してください。」

 

「馬鹿なことをぬかせ…!」

 

「……。」

 

だが、神通は手を掴むどころか、瀬戸大佐の手を離そうとしている。

 

「…提督。今考えてください…。この先、私は作られればまた会えます。ですが、あの刀は今失くしたら二度と手に入りません。今のあなたにとって、どちらを選ぶのかを…。今どちらが大切なのかを。」

 

「…選べるわけ…なかろう…!」

 

「そのような答えはありません。どちらか一つ、今すぐです!」

 

「……。」

 

瀬戸大佐は難しく、そして目を閉じ、諦めたかのような顔をする。そして、ゆっくりと目を開け…。

 

「…神通…。すまぬ…。」

 

苦しそうに伝える。

 

「いえ、いいのです。提督のためならば、喜んで命を投げ出します。死ぬことでも提督が喜ぶことが出来るのなら、それが本望です。…悲しそうな顔をしないでください。最後に見る提督の顔は笑っていて欲しいのです。」

 

神通は笑顔になる。

 

「……。本当にすまぬ…。」

 

「それでは、笑って…。」

 

ドシンッ!

 

神通が言い終わる前に瀬戸提督が少し暴れ、地面を揺らした。

 

グラ…。

 

刀が岩と共に文字通り落ちた。

 

「!?提督…どうして…。」

 

神通は見る。

 

「フフフ…。これで選択肢は一つでござるな…。せっかくあげたものをすまぬ。」

 

瀬戸大佐の顔は苦しそうに笑っていた。

 

「…何故…。」

 

「何ゆえであるかと…?今どちらが大切だかと聞いてきたであろう…?」

 

「刀では…。」

 

「お主以外にあり得ん。早う手を掴め!神通!」

 

瀬戸大佐は大声で言う。

 

「はい…!」

 

神通は無事に引き上げられた。

 

「…ハァ…ハァ…。もう二度とかのようなことを申すな…。」

 

「…はい…。ありがとうございます…。」

 

瀬戸大佐は息を切らし、仰向けになりながら言い、神通は瀬戸大佐にとって『命より大切な存在』であることに泣いていた。

 

…………

 

「モォーリカァドゥールサァーン。」

 

「提督、それなんの歌っぽい?」

 

ドミナントたちが歩いている。

 

「それにしても…。マジパナイ崖だね〜。」

 

鬼怒が気楽に言う。

 

「少し降りたら、こんなところがあるなんて驚きですね。」

 

妙高が崖に手を当てる。右と左、崖に挟まれている感じだ。

 

「おそらく、何百年という歳月をかけて、この川が削っていったのでしょう。」

 

扶桑が川を見ながら言う。

 

「じ、神通さんここ通ったでしょうか…?…すみません。」

 

羽黒が辺りを見回しながら言う。そこに…。

 

「…?何か聞こえる…。」

 

時雨が耳を済ませる。

 

『……。』

 

『……。』

 

「…本当だ。何か聞こえる…。」

 

ドミナントが耳を済ませていると…。

 

ヒューーーー…ガツンッ!

 

「ギィィヤァァァァァァァ!!!」

 

「「「提督ーー!」」」

 

上から刀が落ちてきて、鞘がドミナントの後頭部に直撃する。

 

「アアアアア!!!」

 

そして、苦しそうに転げ回ったり、身悶えたりしている。

 

「アア…!ガフッ…。」

 

チーン…

 

しばらくしてドミナントは動かなくなった。

 

「……。どうして上から刀が…。」

 

時雨が上を見ていると…。

 

『おーい…。誰かおるのかー…?』

 

上から瀬戸大佐の声が聞こえる。

 

「いまーす!神通さんが見つかりません!」

 

鬼怒が返す。すると…。

 

『神通は無事じゃ…!じゃからそれがしの鎮守府へ集合じゃ…!』

 

「わかったっぽい〜!」

 

最後は夕立が返す。

 

「…ですが、提督はどうしましょう…?」

 

全員が気絶しているドミナントを見る。

 

…………

 

「…はっ!ここは…?」

 

ドミナントは起き上がり、辺りを見回す。

 

「眼が覚めたか?ここはそれがしの鎮守府じゃ。」

 

瀬戸大佐が横に座っていた。

 

「…今、どれくらい経ちました?」

 

「お主が運ばれてきてから半日ほどじゃ。」

 

「半日…。つまり、もう昼過ぎ…。」

 

ドミナントと瀬戸大佐が話していると…。

 

スー…。

 

ふすまが開く。

 

「あっ、提督。おはよう。…じゃなくて、こんにちは…かな?」

 

時雨が来た。

 

「こんちは時雨。…ちょっと待って?昼!?」

 

「そうじゃ。」

 

「まずい!神様が暴れている頃かも…。」

 

ドミナントが言うと…。

 

「じゃーん!暴れてるんじゃなくて、来ちゃいましたー!」

 

「バッキャロー!」

 

「ひどい!心配して来たのに!」

 

「嘘つけ!何が心配だ!どうせ『ここで看病してあげれば、私の好感度アップかも!』とか考えながら来たんだろ!」

 

「そ、そんなわけ…。」

 

「目を晒している時点で図星だろ!ここに迷惑がかかるだろうが!ハァ…ハァ…。」

 

「うぅ…。」

 

「なんだ?…うっ…。泣いちゃった…。」

 

ドミナントが言い過ぎたため、少し目のふちに涙を浮かべている。

 

「「「……。」」」

 

それを見て、時雨と瀬戸大佐はドミナントを冷たい目で見ていた。

 

「言いすぎました…。すみませんでした…。」

 

ドミナントはすぐさま謝った。




久しく忘れていた感情だ…。…死神部隊Jの声を聞くとどうしても吸血鬼アーカードを思い出すのは私だけでしょうか…?戦いは良い…。やはり、人間は素晴らしい…。てか、書き間違えや文字つけ忘れがひどいですね…。うとうとして書いても、何にもなりませんね…。
登場人物紹介コーナー
瀬戸大佐…第4呉の提督。いい人。
神通…第4呉所属。侍であり、元気をくれる人。
夕立…かわいい。
時雨…可愛い。
鬼怒…カワイイ。
羽黒…かわいい。
妙高…いい人。
扶桑…いい人。
朝風…第4呉所属。負けず嫌い。松風とよくもめていたりする。
神風…第4呉所属。神風型ネームシップ。勝ち気。
神様…歳は1000歳を超えているらしいが、見た目は16〜18歳前後。恋に純情であり、一途。振り向かないドミナントをよく追っかけている。たまに命中することも…?
次回!第132話「大佐の過去 その1」お楽しみに!
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