ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった… 作:とある組織の生体兵器
「話すたびにギャグを少し入れたりしなくちゃいけないからね。」
そうなんだよ…。ある意味鬼怒って天才なんだよね…。
「風が吹けば、風のギャグを言うものね。」
すごいよ…。本当にすごい…。
「ギャグねぇ〜…。例えば、布団が吹っ飛んだとか?」
あと、イルカはいるか?ってやつもね。…て、小学生か!?
「いざ考えるとなると、浮かばないものね。」
鬼怒は天才だね。…じゃぁ、あらすじを頼むよ。
「分かったわ。」
あらすじ
提督さんは当分鎮守府に帰らない方が良いわ…。今、艦娘たちが血眼になって探しているから…。そして、問い詰めようとしているから…。本当に大騒ぎよ…。
…………
第4呉鎮守府
「「「キ"ュ"エ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」」」
そこにいたのは5匹の牛鬼だった。
「やばいねぇ…。」
「攻めてきたか…。」
二人の提督は笑えない顔をする。
「久しぶりに本気出そうかな?」
「提督!私が足止めをします!今のうちに遠くへ!」
「那珂ちゃんの〜、ライブ見せてあげる!」
川内型三姉妹が前に出る。神風型は後ろに下がり、援護をする。瀬戸大佐の近くにはもしもの時のための五月雨が戦闘態勢でいる。
「キ"ュ"エ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!」
一匹の牛鬼が突進してくる。
「来たよ!」
「受けます!姉さんは背から。」
「那珂ちゃんは〜、囮になるよ!」
ドシィィィン!!
那珂に狙いを定めて突進してきた牛鬼を神通が刀で止め、川内が背に乗る。
「はいっ!受け取って!」
「これっ!」
「どうぞ!」
「アハっ!しっかり取ってよー!」
「えいっ!」
神風型の全員が竹槍を作り、投げ渡す。
「ありがとう!…食らえっ!」
ドス!ドス!…!
川内が容赦なくそれを突き刺す。だが…。
「「「キ"ュ"エ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」」」
もちろん、一匹だけではない。その他の牛鬼も糸を吐いたり、毒を吐いたり、突撃してくる。
「!?」
川内は気付くが遅い。
……やば…。
だが…。
ドシィィィン!バシャァァン!ドガァ!ドゴォォォン!
「こちらは…。」
「僕たちが…。」
「食い止めるから…。」
「き、気にしないで…。」
「全力で…。」
「戦うっぽい!」
第4佐世保鎮守府所属の時雨たちが行く手を塞ぐ。扶桑と妙高は一匹ずつ牛鬼を食い止め、羽黒と鬼怒が毒を水で打ち消し、時雨と夕立が艤装で攻撃する。
「…私たちも…。」
「第4佐世保に…。」
「負けて…。」
「「「られない!」」」
艦娘たちが頑張る。
「「……。」」
二人の提督は立ち尽くしたままだ。
「…すげぇな…。まるで映画の中みたいだ…。」
「…ふむ。艦娘たちが頑張っておるのに、拙者がいかんのも何かの…。」
二人で見守っていたが…。
「きゃっ!」
「くっ!」
「うっ…。」
川内型の3人が苦戦する。牛鬼が暴れ、川内が落ちる。そして…。
「キ"ュ"エ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」
川内に突進してきた。
「…!?」
川内は避けようとするが、足が動かない。
……さっき落ちた時に足を捻った!?
川内は覚悟を決める。が。
「神通!刀!」
「で、ですが…。」
「はようせい!」
「は、はい!」
突然瀬戸大佐に言われ、神通が投げ渡す。そして、刀を持った瀬戸大佐は風の如く川内の前に立ち…。
スラァ…。
白く輝く刃を抜く。神通が抜いた時の光とは桁違いだ。
ギィィィィン!
そして、牛鬼を刀で受け止める。
ギギギギ…
「…どみなんとの艦娘…。牛鬼から離れろ…!」
刀で受け止めながら言う。そして、何かあると感じた時雨たちはうなずきあい、離れる。
「…奥義…。」
ゾクッ
「「「キ"ュ"エ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!」」」
瀬戸大佐の言葉に、とてつもない殺気を感じた。瀬戸大佐が化け物の立ち姿に見えるくらいだ。そして、一斉に攻撃を浴びせようとする牛鬼たち。だが遅い。
「『天際無常』…!」
ズパパァ…!
瀬戸大佐が一瞬で、同時に5匹の牛鬼の首を落とした。居合斬りの一種だ。
「「「!」」」
ドミナントたちは、瀬戸大佐の強さに驚きである。
シュゥゥゥ…。
「ぐ…むぅ…。」
瀬戸大佐は苦しそうに唸る。そして、呪いを弾く。だが…。
「キ"ュ"エ"…ァ"ァ"…ァ"…!」
一匹だけまだ生きていた。そして、口から毒を吐いて来た。
「ぐむ…。」
瀬戸大佐は動けない。
「「「提督!」」」
川内たちが盾になろうと走り出すが、遅い。
「…やれやれ、やっぱり俺が最強か〜。」
バシュウ!!
「「「!?」」」
川内型、五月雨、神風型、瀬戸大佐が驚いた。ドミナントがAC化して、AA緑ライフル(CR-YWH05R3)を撃って、毒を消滅させたのだから。
グサッ!
そして、瀬戸大佐がまだ生きていた牛鬼に刀を突き刺し、とどめを刺す。そして…。
「どみなんと…。貴様も妖怪だったのか…。」
「えっ?違いますよ。ACです。」
「えーしー…とは?」
「人型機動兵器『アーマード・コア』です。」
ドミナントが言う。
「…つまり、人間ではないのか?」
「いや、人間…。…う〜ん…。生物的にどうなんだろう…。」
「…まぁ良い。おかげで助かった。かたじけない。」
「別に良いです。…でも、このことは内緒にしてくださいね…?」
「うむ。」
ドミナントと瀬戸大佐は握手をする。
「へぇ〜、やっぱり、なんか違うって思ったらそうなんだね〜。」
「これはこれは…。なんて強そうな…。」
「!何か新しい歌詞が閃きそう!」
「これくらいの人がいたら、家事とか楽になりそうね…。」
「…もしかして、薪割りの時、苦しそうにしてたのって演技なんじゃ…。」
「もっと早く私たちを探しに来れたじゃない!」
「ハイカラな物ですね…。」
「人ってこんなものになれるのかしら…?」
「それより、今の武器の威力って…。」
第4呉鎮守府所属の艦娘たちがドミナントに集まる。触ったり、質問してきたりしている。瀬戸大佐はそれをニヤニヤしながら眺めていた。艦娘たちが興味を持っていることが嬉しいのであろう。ましてや、それが近くにあるのなら…。
「ちょ、そこ触っちゃダメ!手が挟まったらどうするの!手を取ろうとしちゃダメだよ!これ取れないから!ロケットパンチできないから!…なに?人型の時は演技じゃないよ。長年のデスクワークで…。せ、瀬戸大佐!なんとかしてくだせぇ〜。」
「フフフ。そのままにしてやってくれ。珍しいのだろう。」
「そんなぁ〜。」
まぁ、触られているドミナントも…、可愛い女の子に囲まれているドミナントもまんざらでは無さそうだ。
「ずるいっぽい!この状態の提督には触ったことがないっぽい!」
夕立も来る。
「僕たちも…一応…ね。」
時雨も恥ずかしながら来た。というより、全員触っている。神様以外は。
……何も感じないのが辛いところだな…。
ドミナントはACであるため、感覚も何も伝わらない。そして10分後…。
「…動いても良いか?」
「あっ…、はい。」
ようやく動くこともでき、人型に戻る。
「さて、今宵はもう遅い。布団を敷くぞ。」
瀬戸大佐が言い、全員が布団を敷く。
「…さて、今晩で終わりだな。みんな、明日は帰るから、よく寝ておくんだぞ。」
ドミナントは庭のテントでなく、艦娘と結構離れた位置に布団を敷き、そこで寝る。蝋燭の火が消えて、しばらくして…。
「…提督寝たかな?」
時雨が言い出す。
「さぁ?」
「今のうちに提督の布団に行くっぽい?」
夕立と時雨と鬼怒が話す。
「私も忘れないでね。」
「「「神様…。」」」
そこに…。
「皆さん、やましいことを考えずに寝ますよ。」
だが、それを聞いていたのは4人だけではなかった。妙高が釘を刺す。
「「「はい…。」」」
…………
三十分後
「「「……。」」」
計画のことを考えて、全く寝付けない3人。
「…どうするっぽい?」
「妙高さん…。寝たかな?」
「提督も起きてたらパナイお仕置きが…。」
「大丈夫だよ。ドミナントなら。」
4人がコソコソ話す。
「でも、寝癖が悪いってことで、そっち行っちゃえば良いんじゃないかな?」
時雨が言う。そこに…。
「…ダメです。」
「「「!?」」」
妙高が言う。
「お、起きていたっぽい…?」
夕立が恐る恐る聞く。
「はい。…というより、あなたたちのやましい考えのことを考えて寝付けないんです…。」
「同じっぽい…。」
妙高が困った感じに言う。
「…それだったら、提督の近くに寝るのが一番だよ。…なんか、安心するんだ。」
時雨が言う。
「安心…ですか?」
「うん…。少し近づいてみようか。」
時雨が言い、全員が近づく。
「…確かに、少し暖かい様な…。」
「やっぱり。」
時雨たちは少し移動して布団に寝転がる。すると…。
「…う〜ん…。う〜ん…。」
ドミナントがうなされている。
「…提督?」
もちろん、全員が不思議がる。ドミナントがうなされているとは考えにくかったからだ。
「…黒…い…。…死…。」
「「「?」」」
「……。」
ドミナントの声に全員が分からなくなる。だが、神様は難しい顔をしてジッと見ていた。
「…お前は…誰…だ…?」
ドミナントがそう言う。
「提督。起きて。提督。」
流石に変に思い、起こす。
「…ハッ!?」
「…どうしたの?汗びっしょりだよ?」
「ハァ…ハァ…。」
「提督?」
「…時雨か…?…そうか…。夢か…。」
「どうしたの?」
「…聞き慣れた声だった…。あいつの声だ…。しかも…、記憶まで…?…これはACのデモシーンには無かった筈だ…。捏造ではない…。嫌に鮮明だった…。…俺はなんなんだ…?」
ドミナントは独り言を呟く。
「提督?本当に大丈夫?」
時雨たちが本当に心配した顔で聞く。
「…ぁ?…あ、あぁ…。大丈夫だ…。」
「「「……。」」」
ドミナントは時雨たちが近くにいるのも気にせず、再び眠りにつく。
「……。…僕たちも寝ようか…?」
「…ぽい…。」
時雨が皆と顔を見合わせて言う。自分たちの提督があんな顔をしたことなどなかったからだ。
…………
翌朝
「起きて、提督。」
「…ぐぅー…報酬…分は…働い…くかー…。」
「起きてって…。」
時雨がドミナントのことを起こす。そこに…。
「遅い起床、感心せぬな。」
瀬戸大佐がドミナントの前に立つ。
「あっ、お、おはようございます。」
「うむ。おはよう。…本日で主らは帰るのだったな。」
「はい…。」
「では、川内がここから山を降りるのに案内する。川内!おきろ!」
瀬戸大佐が大声で言うと…。
「朝…マルゴーマルマル…早いよ…。」
「夜更かしばかりしておるからじゃろう。さぁ、山から下ろしてやっとくれ。」
「ふぁーい…。」
そして、川内が支度をする。
「お前たちも、忘れ物はないな?て、神様起きろ。」
「「「はい。」」」
「もう食べられないよ…。」
ドミナントは神様を揺すって起こし、時雨たちも支度をする。そして…。
「瀬戸大佐、お世話になりました。」
「いや、こちらこそ迷惑をかけた。さらばじゃ。また会おう。」
最後に握手をして、ドミナントたちは帰った。
…………
第4佐世保鎮守府
「…ひっさしぶりに帰れたな…。」
「お風呂入りたいです…。」
ドミナントたちが門の前で言い、中に入る。すると…。
「「「提督(司令官)ーーー!」」」
艦娘たちが走ってくる。
「おー、こんなにも俺の帰還を歓迎してくれるとは…。なんて良い子た…グヘェっ!」
ドミナントが言い終わる前に艦娘たちに胸ぐらを掴まれ、持ち上げられる。
「提督ー…!これはどうゆうことデスカ…?」
「こ、金剛…怖い…。怖いぞ…。な、何がだ…?」
「あらぁ〜、しらばっくれるつもりぃ〜?絶対に許さないんだからぁ〜。」
「た、龍田!?薙刀が…薙刀が近い!近い…!ま、待て!本当になんだ!?」
「てめぇ…。まだとぼけるつもりか!?」
「天龍!説明してく…。刀はやめよう…?ね…?」
「提督、正直に申してください。」
「赤城まで…。本当になんだ…?教えてくれ…。」
「お前はそんなことをする奴じゃないと信じたい…。頼む。正直に話してくれ…。」
「長門…お前まで…。しかも、なんでそんな悲しそうな顔なんだよ!?誰か死んだのか!?」
「司令官…。」
「吹雪…。吹雪の目が怖い…。フブキ!?フブキナンデ!?」
「提督…、ほぼ最初にいた私たちまで差し置いて、なんでですか…?」
「夕張、泣くな。なぜ泣いているのか俺にもわからんから、なんて声をかけて良いのか…。」
「司令官!私じゃやっぱり役不足なんですか!」
「三日月の最近出番ないからね〜。て、違う!今関係ないし!何故こうなっているのかすら分からない!」
「提督、正直に言ってくれないと、本当に困るけど。」
「川内…マジで知らん…。教えて…。」
「あらぁ、唯一司令官に建造された私でさえもシラを切るつもり?」
「えぇ…。」
「ドミナントさん。他の駆逐艦の子たちは部屋で泣いています。しっかりと説明してもらいますよ?」
カチャ
「セ、セラフ…。AC化なんてして…。銃口を構えないで…。」
「セラフだけではない。私もいる。仲間である私に一言もないなんてな…。」
カチャ
「リボハン…俺八方大ピンチ…。マジで知らんけど…。」
「ドミナント…。すまないが、今回はお前の味方をできない。見物させてもらう。」
「ジャック…。どうして…。」
「いーじゃん!盛り上がってるねぇー!…でも、俺はここから見ているだけにするよ。割って入るのは、俺のキャラじゃないしね〜。」
「主任…、た、助け、助けて…。」
ドミナントがマジで困っているのを確認して、古鷹が言ってくれる。
「…この人に見覚えはありますか?」
古鷹は加古の後ろに隠れている子を連れてくる。
「ん?大鳳じゃないか。知ってるよ。前、風邪の看病してくれて…。はっ!?ま、まさか、看病してもらったからって…。ひ、秘書艦の日なんだから仕方ないだろう…?」
「「「違います!」」」
艦娘全員が怒った感じに言う。
「ま、まぁ落ち着いて。提督が何をしたの?」
「私たち『さっき』帰ってきたのに、『殺気』立ってどうしたの?」
「みんな目つきが怖いっぽい〜。」
「て、提督が…何かしたんでしょうか…?」
「足柄も那智も落ち着いて。何があったの?」
「山城も興奮しないで。」
「ドミナントが何したの?」
ドミナントたちと一緒に行った艦娘たちがみんなを宥めようとする。
「…それにしても、心なしか大鳳が小さいな…。ご飯ちゃんと食べているのか?痩せたか?それとも、今日なんか気迫がないだけか?悩んでいるのか?」
ドミナントが大鳳を見ている。
「おかえりなさい!おとーさん!」
ピシッ…!
現在、第4佐世保鎮守府は修羅場です。
はい。終わりました。次回ドミナント生きてるかな…?
登場人物紹介コーナー
???…帰ってきたらいた。
次回!第136話「修羅場」お楽しみに!