ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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はい。140話です。このミッションは筆者が初めてやった作品で、一番印象に残っています…。なんせ、ちょっとアレでしたから…。
「アレって?」
…分かる人には分かるよ…。少し…うん…。
「?」
今もミッション内容も鮮明に覚えている…。
「軽くトラウマになっているわね…。」
初めてやって、衝撃を受けたからね…。
「そう…。…あらすじをやるわね。」
頼みます…。

あらすじ
前回、たいほーが帰還したわ。少し寂しくなったけど、皆んな元気にしているわね。あの後片付けもして、普通の日常に戻ったわ。


140話 下水溝調査

…………

第4佐世保 執務室

 

「仕事終わり。なんか、スピードが早くなってきてるな…。」

 

ドミナントが仕事を始めて2時間30分で終わらせる。今日は秘書艦なしの日らしい。

 

「ん〜…。…暇。」

 

ドミナントが呟きながら紅茶を入れていると…。

 

コンコン

 

執務室のドアがノックされる。

 

「どうぞ。」

 

「失礼します。」

 

1人の艦娘が入ってくる。

 

「えーっと…。…確か…。」

 

「……。」

 

その艦娘は、ドミナントが唸るのを微笑みながら見ていた。

 

「…如月か?」

 

「はい。やっぱり覚えてくれていると信じていたわ。司令官が唯一建造した艦娘ですから。」

 

如月は少し嬉しそうにする。ドミナントは心の中で安堵していた。

 

「ところで、司令官。少し相談が…。」

 

「うむ。どうした?」

 

「最近、下水の調子があまり良くないらしく、トイレが完全に流れなくなったりとかで困っております…。このままでは、水位が上昇して逆流する恐れが…。」

 

ドミナントは穴のマネをしようと思ったが、如月の真剣な顔つきを見てやめた。

 

「下水?なんでまた…。…わかった。水道会社…。と言っても、鎮守府の存在を知らせるわけにいかないよな…。ここの水道管はある場所から直接来てるしな…。しょうがない。夕張に頼むか…。夕張にとっても、こういう依頼は喜ぶと思うし。」

 

「ありがとうございます。それでは…。」

 

如月は相談を手短に話した後、部屋から出て行った。

 

「夕張は倉庫だったよな。…ん?キサラギ…?下水…?」

 

ドミナントは何か思い出せそうだったが、それよりも夕張の方を優先に思い、倉庫へ行った。

 

…………

倉庫

 

「夕張ー。いるかー?」

 

ドミナントが倉庫の開いてある引き戸の隅で呼びかける。すると…。

 

「はい…。提督…。なんでしょうか?」

 

夕張が暗いところからこちらにくる。

 

「おお。夕張…て、うわっ…。どうしたの?」

 

夕張が日のあたる場所に出て、ドミナントが気付く。夕張の後ろから負のオーラが出ていることに。

 

「…提督に見せたいものがあります…。」

 

「設計図か…。」

 

夕張は、どうやらドミナントの却下に相当なストレスを抱えているらしい。まぁ、異常な物の設計図ばかりだが…。

 

「…これです…。」

 

「…うん?」

 

ドミナントは目を疑った。いつもより断然普通だからだ。

 

「これ、夕張の案?」

 

「はい。そうですが?」

 

「艦娘の装備の強化か…。程々にすれば許そう。」

 

「…えっ?今なんて言いました…?」

 

「いや、作って良いよって。」

 

すると、さっきまで不機嫌そうな顔から一変、輝いた顔になる。

 

「本当ですか!?」

 

「お、おう。…でも、火力を高くしすぎないようにな。お前なら原爆並みの火力も出せそうだし…。何より、世間では極秘の場所だからな…。」

 

「えっ…。…はい。わかりました…。」

 

「夕張…。お前の凄さは本当にわかってるんだから程々にな。」

 

ドミナントが少し残念そうな顔をしている夕張に撫でながら優しく言う。

 

「それより、作ってもらいたいものがある。つまり、兵器開発だ。」

 

「ええ!?」

 

夕張はドミナントの言葉を聞いて、歓喜の声を漏らす。

 

「近頃、下水で何か不具合があるらしくてな…。嫌な予感がするから、夕張の作った兵器で少し調査してもらいたいんだ。」

 

ドミナントが真剣に言う。すると…。

 

「提督!それに大砲つけますか?」

 

夕張が張り切って言う。嬉しいのだろう。

 

「いや、戦うわけじゃないんだけど…。…瓦礫で詰まっていたら必要か…。オーケー。というより、問題にならない程度なら全然平気。でも場所は下水道で、内容は調査だ。そこのところをよく考えてくれ。もちろん、十分な報酬は用意したつもりだ。」

 

「報酬って…?」

 

「これだ。」

 

ドミナントが紙を見せる。

 

「こ、これは…!入手困難なこの紙は…!」

 

「そうだ。願いが一つ叶う券だ。俺の印鑑が付いている。つまり、俺に出来ることはなんでも一つ願いが叶う。そう、これがあれば兵器開発すら可能だ。おいしい仕事だとは思わないか?」

 

ドミナントが手書きの紙を見せながら夕張に言う。

 

「い、いいんですか…?」

 

夕張にとって、これ程までにおいしい仕事はないだろう。何故なら、兵器開発は自身の部門でもあるし、調査するだけで願ってもない報酬を貰えるのだから…。

 

「夕張…。…よだれ…。」

 

……可愛い。

 

「あっ。」

 

ドミナントに指摘され、急いでハンカチで拭く。

 

「この私にお任せください!必ずや戦果を…!」

 

「お、おう。頑張れよ。」

 

……これで一件落着かな。

 

ドミナントは張り切って言う夕張に後のことは任せ、執務室に戻って行った。

 

…………

執務室

 

「…うーん…。でも、何か嫌な予感がするんだよね…。」

 

ドミナントが呟いていると…。

 

カサカサ…。

 

執務室に何かの音が響く。

 

「…うん?Gか…?…いや…。あれは…蜘蛛だ…。しかもかなり大きい…。俺の一番嫌いな生物…。ドアに引っ付いてる…。出れないな…。」

 

ドミナントが呟いていると…。

 

ガチャ

 

「提督、何を呟いているんだ?外まで聞こえたぞ?」

 

長門が入ってくる。

 

「な、長門か…。ちょうど良かった。その蜘蛛を何とかしてくれないか…?」

 

「蜘蛛?あぁ。これか。」

 

そして、長門が素手で捕まえて窓を開けて外に放っぽり投げる。

 

「…すげーなこいつ…。大物だ…。感動した。」

 

「それは何よりだ。…まさか、これだけか?」

 

「え?うん。そうだよ。」

 

「心配した私が馬鹿だった。」

 

「ひどくない?…ん?キサラギ…下水…蜘蛛…。…何か思い出せそうな…。」

 

長門は呟いた後部屋から出て行った。ドミナントはそのあと何もない1日を過ごした。

 

…………

数日後

 

「本日の〜秘書艦は〜。」

 

「うっさいわね。さっさと仕事しなさい。」

 

ドミナントが呟きながら手を動かしていると、辛辣な言葉で言われる。

 

…言葉が厳しい叢雲です…。先輩神様に容姿だけ似ている叢雲です…。技術のムラクモです…。

 

ドミナントが聞こえない程度に呟く。

 

「何?何か言った…?」

 

「い、いえ!なんでもありやせん!」

 

「そう…。」

 

「そうでありやーす。」

 

「……。」

 

「…すみません。」

 

叢雲が冷たい目で見てきて、ドミナントが謝る。すると…。

 

コンコン…ガチャ

 

執務室のドアをノックされ、艦娘が1人、入ってくる。

 

「提督…。」

 

「おお。夕張か。どうだった?」

 

「その…。」

 

神妙な顔持ちをしながら何か言いづらそうにする夕張。

 

「これを…。」

 

夕張が手に持っている残骸じみたものを見せる。

 

「えっと…。なにそれ?」

 

「先日作った調査用ドローンです…。ボロボロのガタガタです…。」

 

「…で?」

 

「これには自己防衛モード、瓦礫の撤去として、大砲も搭載していたんですが…。」

 

「そうか。で、何とかなったのか?」

 

「いえ…。状況は何も進展してません…。沢山のドローンを潜り込ませたんですが、全て連絡も途絶えたままです…。情報も送られてきません…。」

 

「そうか…。つまり、俺自らが行かなくてはならないのか。」

 

「…いえ。こうなったのも私の責任です。私も同行します。」

 

夕張とドミナントが話していると…。

 

「私も行くわ。仕事を放ってサボらせないように。」

 

叢雲も同行してくれるようだ。

 

……ふむ…。調査とはいえ、このドローンが壊れるだけのところだ。三人だけでは少し不安だな…。もう少し頼れる感じの人が…。

 

ドミナントは心の中で思う。そして…。

 

「…あっ、長門。蜘蛛も素手でなんとかできる長門も同行させるか。もしもの時のために。」

 

そして、ドミナントが長門をアイスで釣り、同行させるのだった。




う〜ん…。なんかやりたいことが違う…。そう思ってみれば、AC3のキサラギ代表者と、Jの声って似ている気が…。
登場人物紹介コーナー
願いが一つ叶う券…ドミナント直筆で、印鑑の付いた紙。非常に入手困難。この券があれば開発、1日外出、愉快な仲間たちの誰かとのデート、仕事の日のお休み、新しく強力な装備の入手…。とにかく、ドミナントたちに出来ることなら一つだけなんでも叶う券だ。
ドローン…夕張印のドローン。大砲なども積んでいる精密機械。ちょっとやそっとでは壊れないはずが、入り口付近でボロボロになって見つかった。
蜘蛛…結構でかい。
次回!第141話「下水溝調査 その2」お楽しみに!
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