ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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まさか、3話まで続くとは…。4話…なんてことは無いよな…?
「続きそうね。」
マジかぁ〜。…ところでさ、聞いてくれよ。
「?何?いきなり。」
神様について調べたんだけど…。
「うん。」
ろくなやつがいねぇー!
「でしょうね。ただでさえ神様さんが提督さんの食事に惚れ薬やら入れるんだもの…。」
いや、それはまだ可愛いものだ…。神話が酷すぎる…。どうしてしょうもないことをして、しょうもない結末を迎えるのか不思議で不思議で仕方ない。
「まぁ、欠陥だらけの人間から作られた神様も欠陥だらけなんだけどね。」
どこかで聞いたようなセリフだけど、なんなのか思い出せない…。
「それじゃぁ、今回のゲストを紹介しましょう。」
そうだな。どうぞ。
「何故、私はここにいる…。」
「ちょちょちょ、ちょっと待って筆者さん!」
ん?何?
「だ、誰!?この人!なんかヤバイオーラが出てるけど!」
あぁ、瑞鶴は知らなかったね。じゃぁ、少し外に出てもらおうか。
「ええっ!?何!?凄い気になる…。て、また透けてる!?ねぇ!今回は本当に気になるから…。」
…完全に消えたか。それじゃぁ、ハスラー・ワンさん。あらすじをお願いします。
「何故私の名を…?まぁいい。私は帰る。」
出れないよ?
「……。」
銃を構えても意味ないからね?あらすじを終えるまでは。
「…その通りみたいだな…。手短にやろう…。」

あらすじだ
前回、私はある兵器の管理をしていた。すると、そこには我々の敵である者が来た。この際だからこそ仕方なく組んでいるが、目的を果たした途端に排除する予定だ。…だが、奴の強さは認める。おそらく…いや、私でさえも倒せるか分からん相手だ。

さて、このヒントから当ててくるか…?もう1人の暗躍者を…。…分かんないよな?そう思うだろ?あんたも。…思わないのか…?思ってるんだろう?


142話 下水溝調査 その3

…………

下水道

 

モゾモゾモゾ…

 

「長門、後ろだ。」

 

「わかっている。」

 

ドォォォン!

 

「叢雲、左からも来ている。」

 

「知ってるわよ。」

 

ドガァ!

 

「夕張、上。」

 

「はい!提督も前から来てます!」

 

ドガァン!

 

「了解。」

 

ビービービービービー!

 

ボボボボボ…

 

ドミナントたちが手際良く駆除していく。そして、しばらく戦った後、蜘蛛たちが現れなくなった。

 

「…一段落着きましたか…?」

 

夕張が辺りを確認しながら言う。

 

「さっきまでこんな猛攻なかったのに、調整してから一気に来たな…。」

 

ドミナントが腰を下ろしながら答える。

 

「ネズミ一匹いない理由がわかったわね…。」

 

「こいつらに喰われていたのだな。」

 

叢雲と長門も疲れたみたいだ。

 

「…少し休んだらすぐに出発よ。またあいつらが来るかもしれないし…。」

 

叢雲が言う。

 

「マジか。…て、言いたいところだけど、俺蜘蛛が苦手なのにこんなのと何回も鉢合わせたら堪ったもんじゃない。叢雲の言う通りにするよ。」

 

ドミナントが立ち上がる。

 

「いえ、まだよ…。少し疲れたから、2分くらい休んでから…。」

 

叢雲がまだ下水の水が染みている床に座る。防水服を着ているため、あまり気にしていないが…。

 

「…地下に潜ってどれくらい経った?」

 

「…1時間30分くらいか…?」

 

長門が聞き、ドミナントが答える。

 

「それなら、もうすぐ夕方だな…。早く出発した方が良い。もし、あれらが夜行性なら、夜何回も襲撃されることになる。ろくに休むこともできずに最終的には1人、また1人と倒れていって全滅するぞ…。」

 

長門がマジで言う。

 

「…そうね…。もう少し休みたかったけど、そうなったら元も子もなくなるわね…。それとも、一度地上に出ようかしら…?」

 

叢雲が疲れ切った顔で言う。まぁ、夕張と叢雲が襲われてから40分近く襲撃されていたのだから仕方がないのだが…。

 

「いえ…。辛いですが、おそらくドローンも調整させてから襲撃を受けたと思われます…。つまり、私たちがここで地上へ戻ると、また最初からになってしまいます…。」

 

夕張もキツそうな顔で言う。彼女も叢雲と戦った1人だからだ。

 

「提督、提督が決めることだと思うぞ…。あと少しで問題のゲートだが、このまま進むか明日最初からやり直すか…。」

 

「長門、こんな時だけ俺に判断を委ねないでくれよ…。…俺はお前たちを失いたくはない。明日やり直すだろうか…?しかし、蜘蛛が増えているかもしれない…。むしろ減っていれば丸儲けなのだがな…。それに、今回はシステムが無事だったから良かったものの、次は壊されているかも知れん…。しかし、このまま進むにしても、お前たちを失ってしまうかもしれん…。それだけは避けたい。」

 

ドミナントが難しい顔をしながら言う。

 

「まぁ、地上へ戻れば、明日また編成をやり直して来れるけどね…。」

 

叢雲が疲れた顔で言う。

 

「ですが、今回はまだ地下だから良いですけど、もしかしたら地上まで出てきてしまうかもしれません…。それに、今度こそ確実に下水が逆流して鎮守府が機能しなくなってしまいます…。」

 

夕張も疲れた顔をしている。

 

「……。」

 

ドミナントは難しい顔をしたままだ。

 

「…提督、私たちは提督がどんな決断をしようが恨まない。指示に従おう。艤装を持って敵を打ち倒そう。荷物を持って地上へ帰ろう。だが、決めるのは提督だ。」

 

「長門、俺がお前たちの犠牲で生き残るのを本望だと思っているのか?」

 

ドミナントは横目で長門を見る。

 

「……。…提督、私はそこに惹かれてたのかもしれん…。だが、これは大切な決断だ。意味のある死なら喜んで死にに行こう。私たちは死ぬのが怖いんじゃない。役に立てないのが怖いんだ。死ぬのが嫌なんじゃない。提督を守れないのが嫌なんだ。」

 

「それは分かっている…。お前たちはこんな俺に尽くしてくれている。それだけで感謝している。だからこそ失いたくないんだ。」

 

ドミナントが長門に優しく言う。だが…。

 

「私たちは使い捨ての消耗品だ。いないなら他の艦娘で補充するか、また作れば…。」

 

「お前たちを消耗品扱い?ふざけんな。長門、次そんなこと言ってみろ。たとえお前でも容赦なく殴り飛ばすぞ。」

 

長門の言葉にドミナントが冷たい目で睨む。

 

「…すまん。少し疲れたのかもしれん…。」

 

長門が少し目つきを緩めながら言う。

 

「……。そこで仮眠している叢雲たちと休め。俺が警戒しておく。」

 

ドミナントはいつの間にか仮眠している叢雲と夕張の隣に、荷物を退けて長門の場所を空ける。そして、真っ暗になり始めているため、汚物と一緒に流れているゴミや木の枝などを燃やして火を起こしている。匂いに関しては長くここにいて鼻が完全に麻痺しているため、匂いなど全く感じなかった。

 

「…本当にすまん…。…だが、これだけは覚えておいてくれ。私たちは自身の力不足で提督を失いたくないんだ。提督を傷つけたくないんだ。叢雲も普段あんなことを言っているが、本当はお前のことを思っているんだ。私たち艦娘は提督が好きなんだ。だからこそ提督が考えているように、提督を失うのをなんとしてでも避けたいんだ。そのためならなんだってするだろう。自身の命を削ってでも…。」

 

そして、長門がその場所で寝転がる。

 

「…つまり、俺とお前たちの守りたい気持ちは同じなのだな…。…だが、残された側は死ぬよりもっと辛いことを知っている。あとを追うように死のうとする人もいる…。…長門、お前にあんなことを言ったが、俺が死んでも新しい提督が来る点に関しては同じなんだよ。俺自身、消耗品って言ったらお前も俺を殴り飛ばすだろう?」

 

「ああ。容赦無くな。」

 

「…俺はそれと同じ気持ちなんだよ。俺はお前たちを失いたくない。お前たちは俺を失いたくない。どちらも同じ想いだ。この想いに違う点などないんだ。…もう寝ろ。休憩したら進む。この騒ぎを終わらすためにな。」

 

「あぁ…。本当にすまない…。」

 

「別に良い。」

 

「…おやすみ…。」

 

「おやすみだな。」

 

そして、ドミナントはこの夜、寝ずの番をすることになった。幸いにも蜘蛛は来なかった。

 

…………

翌朝 下水道

 

「…にゅ…。む…。…ん?…まだ夜…?…て、ここ下水道じゃない!」

 

叢雲が起きるなり信じられないような顔をする。まぁ、下水道で寝るなんてことは人生で最初で最後だろうが…。

 

「…ん?夜…ですか…?…そうでしたね。下水道でした…。」

 

夕張も叢雲の言葉で起き出し、嫌な顔をする。

 

「…提督…。…む…?ここは…。」

 

長門も起き出す。

 

「目が覚めたか?ここは下水道だ。」

 

ドミナントは座りながら、消えかけている焚火を遠目で眺めていた。

 

「…あんた、まさか一睡もしてないんじゃ…。」

 

「敵のいる下水道で見張りも無しに寝てられるか。」

 

ドミナントが木の棒を焚き火に入れながら言う。

 

「ばっかじゃないの!?あんたが疲れていたら何の意味もないじゃない!」

 

「だが、俺は疲れていると言ってもそこまでではない。一徹くらい平気だ。」

 

「ダメよ!今からでも良いから寝なさい!じゃないと、いざという時に体が動かないわよ!」

 

叢雲がドミナントに向かって怒鳴る。

 

「…だが…。」

 

「つべこべ言わずに寝る!」

 

「…はい。」

 

ドミナントは話を聞かないと思い、言う通りにする。そして、1分も経たずに寝てしまった。

 

「…長門さん、夕張さん。ごめんなさいね。勝手に…。少し進む時間減っちゃったけど…。」

 

「別に良い。叢雲の言う通りだ。疲労が溜まったままだと、冷静な判断、突発的な身体活動と共に鈍る。そして精神的にもな…。」

 

「大丈夫です。提督のことを想って言ったことは十分に伝わりましたから!」

 

叢雲が2人に謝るが、全く気にしていなかった。

 

…………

一時間後

 

「…む?どれくらい経った?」

 

ドミナントが起き出す。

 

「ん?起きたのか。一時間くらいだと思うが…。」

 

夕張たちと火を囲っている長門が言う。

 

「敵襲は?」

 

「今のところはないわ。それより、こんな場所から早く帰りましょう。」

 

叢雲がドミナントを見ながら言う。

 

「そうか…。じゃぁ、下水溝へ行きますか。」

 

ドミナントが起き上がりながら言う。夕張は覚悟した顔で工具を持ち、叢雲が前もって計算したルートを説明するために地図を取り出し、長門が艤装の入っているバッグを背負う。そしてドミナントたちは、この暗く湿っている下水道の”調査"を終えるために歩き出した。




次で最後だと思います。てか、最後にさせます。そして、徐々にバトルシーンが増えている気がする…。この世界に登場する人物の設定がやっと終わりました…。沢山います。
登場人物紹介コーナー
トクニナシ

「提督、今回から新しいコーナーとして、ここが設けられるらしいぞ。」
「そうなのか?長門。じゃぁ、初めの一歩としてこの俺が失敗することなど出来ないな。ところで、今回のお前の言葉冷静に考えたらめっちゃ恥ずいな。」
「そ、そうか…?しかも、その長い言葉のせいでここ止まりらしい。」
「マジかよ。次回で終わってくれないかなぁ〜。蜘蛛嫌いだからなぁ〜。…嫌な予感がするなぁ〜。」
「それは筆者次第だな。と、言うわけで次回、第143話「下水溝調査 その4」だそうだ。私も次回から嫌な予感がするのだが…。」

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