ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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149話。最初は帰ったあとまでの予定だったが、色々あり、帰れなくなった。
「つまり、作っている途中にネタが出たのね。」
出た…というより、展開ができたのだな。コメディ要素が不足してきた。
「それは致命的ね。」
それに、ほのぼのがわからなくなってきた。コメディとほのぼのの合体化…そんなアニメを見たいな…。…鬱展開は好きではないけど。「ごちうさ」みたいなものを…。
「読者の人に聞いてみたら?」
それ、いい考えだね。紹介してくれたらありがたいです。
「…と、そろそろゲストね。」
「あれ?ここはどこだろう?提督は?」
川内ですね。しかし、第4呉鎮守府の。
「そうだけど、ここどこ?早く手伝わなくちゃ。」
「働き者ね…。誰かさんと違って。」
誰のことだい?瑞鶴。
「じゃぁ、あらすじをどうぞ。」
「えっ?あ、うん。わかった。」

あらすじ
夜戦!でも、ここでは夜戦は禁止!提督に迷惑かけちゃうから!

ええ子や…。


150話 極秘書類輸送

…………

翌日

 

「う〜ん…。」

 

「どうしたの?」

 

ドミナントが難しい顔で唸り、蒼龍が聞く。みんなでアイスを食べたあと、各自解散した後のことだ。

 

「実は、帰りのこと考えてなくてさ。買い物をしてお土産やら紅茶やら買わないといけないし。それに、飛行機の時間もわからない。第一、予約とってないから、乗れないし。VOB壊れちゃったし、そろそろ脚部が鎮守府に届いている頃だし…。」

 

「提督がロボットになれば、少し浮くよね?それでスピードアップとか出来ないの?」

 

「いや、普段よりは早い速度出せるけど、VOB並みじゃないし、時間もかかる。おとなしく公共交通機関を使ったほうが楽だし。」

 

ドミナントは腕を組み、考えている。

 

「帰りの心配より、まだ何か大本営でやり残したことなどないか?」

 

武蔵が聞く。

 

「やり残したこと…あっ!」

 

「何かあるのか?」

 

「夕張たちの褒美がまだだ。」

 

「忘れちゃいけないやつじゃん…。」

 

「すまんな。紅茶で頭がいっぱいなんだ。」

 

2人が“やれやれ”と呆れ、ドミナントが執務室へ行くのだった。

 

…………

 

コンコン…

 

『はい。』

 

「ドミナントであります。」

 

『どうぞー。』

 

ガチャ

 

中から声がして、ドミナントが入る。

 

「失礼します。元帥殿に用件があり、入室させていただきました。」

 

中にいたのは元帥1人だ。

 

「なんか、少し言葉が変だが…。まぁいい。なんだ?」

 

仕事を止めて、ドミナントを見る。

 

「実は、夕張たちの褒美についてなんですが…。」

 

「おぉ、決まったのか?」

 

「はい。St ELMO(セントエルモ)は資材の提供、夕張は…新しい機械道具一式の入手でした。」

 

「なるほど。わかった。すぐに君たちの鎮守府に届けよう。」

 

「ありがとうございます。」

 

元帥は少しも嫌な顔をせず、聞き入れてくれた。

 

「それと、元帥殿に聞きたいことが…。」

 

ドミナントはバツの悪そうな顔をして言う。

 

「何かな?」

 

「…実は、帰りの飛行機の時間とかって、わかりますか…?」

 

「む?別にないぞ。」

 

「…はい?」

 

元帥の言葉に不思議に思うドミナント。

 

「大本営の専用の飛行機で君たちを送り届けるつもりだ。」

 

「えっ?い、いいんですか?」

 

「勿論だ。遠いところからわざわざ来ているしな。それに、他の提督にもしていることだ。」

 

「ありがとうございます!」

 

ドミナントは、元帥の優しさに感謝した。そこに…。

 

ガチャ

 

「元帥殿。こちらの封筒を…。て、ドミナント大佐?何か御用ですか?」

 

大和が何やら封筒を持ってやってきた。

 

「おぉ!ついに届いたか。」

 

「あっ、はい。」

 

大和が封筒を渡し、中を開けてパラパラとページをめくる元帥。内容は大和とドミナントからは見えない角度だ。

 

「ふむ…。なるほど…。これは興味深い…。」

 

今度は、元帥が真面目な顔をして一枚一枚見ているのを大和がそわそわして見ていた。

 

「大和さん。なんの書類ですか?」

 

ドミナントが小声で大和に聞く。

 

「えーっと…。私にも分かりません。」

 

「はい?」

 

「元帥殿からは極秘書類としか言われておらず、渡された者からも『開封厳禁』とクギをさされたので…。」

 

「そこまで大層な物なんですか…。」

 

ドミナントと大和がコソコソ話していると…。

 

「…うむ。これで良いだろう…。ドミナント大佐。」

 

「あっ、はい。」

 

元帥にいきなり呼ばれて、返事をするドミナント。

 

「この書類をそちらにいる『夕張』くんに届けてくれるか?」

 

「えっ?な、何故ですか?」

 

「…詳しくは言えない。君にも極秘だ。」

 

「…中に何か重要な物が入っているんですか…?」

 

「入っていなければ、こんな書類を渡さん。」

 

「…そうですか。」

 

「ああ。…わかっているとは思うが、開封厳禁だ。もし、途中で開くことがあれば、すぐわかるように出来ている。それも何重にも重ねている。シールやテープ、のりや爪痕などもだ。透視もできないような特別な紙だ。何かの事故でも完全に開くことはない。もし、途中で開封された場合は…。…わかっているな?」

 

「は、はい…。」

 

元帥がいつもとは違う雰囲気、顔つきで言う。その顔はいくつもの修羅場を潜り抜けた。歴戦の老兵の顔だった。昨日一緒に枕投げをした人とは思えない顔だ。

 

……元帥があんな顔になるとは…。この書類はなんなんだ…?

 

ドミナントは渡された書類の表面を見て、歩いて退室して行った。

 

…………

 

「…ふぅ〜、疲れた。」

 

ドミナントが出て行ったあと、椅子にもたれる元帥。

 

「お疲れ様です。元帥殿。」

 

大和がお茶を差し出す。

 

「いや〜…。真面目なのは疲れるな。」

 

「あのドミナントさんもあんな顔をするくらいですからね。いつもはのほほんとしている2人が、真剣な顔つきで話していて、こちらまで緊張しました。」

 

「そうか…。だが、私も完全に信用しているわけではない。途中で開けないための念入りな態度だ。」

 

「そうですか。」

 

元帥と大和は椅子に座って一息つきながら話す。

 

「…ところで、あの封筒の中ってなんですか?」

 

ある程度話し、しばらく沈黙したところに大和が聞く。

 

「…君にも秘密だ。」

 

だが、元帥は口を割る様子はない。

 

「…前、第2舞鶴鎮守府の時もそうじゃありませんでした?」

 

「…そうだな。だが、秘密だ。…そんな心配そうな顔をするな。決して悪いものではない。」

 

「じゃぁ、なんで教えてくれないんですか…。」

 

「第2舞鶴鎮守府所属の『明石』にも佐藤中佐には内緒にしてもらっている。これを知ることが出来るのは私と第2舞鶴鎮守府の『明石』と第4佐世保鎮守府の『夕張』だけ。あと、ここの限られた開発班のみだ。なに、完成したら君にも教えよう。」

 

「…つまり、一つの物を2つの鎮守府に依頼しているって事ですよね?今の話を聞くと。」

 

「…そうだが?」

 

「なら、一つの鎮守府に絞った方が良かったのではありませんか?」

 

「それだと開発期間が延びるし、情報の漏洩もありうる。もし、“これ”が世界中に知られたら、計り知れない敵が現れる可能性がある。しかも、盗まれたとなったら軍法会議ものだ。」

 

「どんな恐ろしいものを作らせているんですか!?」

 

大和が少し声を張り上げる。実質、彼女は艦娘代表だ。

 

「ま、待て。そんな想像しているような兵器ではない。」

 

「じゃぁ何ですか!?」

 

「艦娘の装備だ。装備。深海棲艦に取られたら軍法会議に発展しかねないし、世界中がそれを狙う。決して、対人間ようの兵器ではない。」

 

「…なら良いですけど。」

 

それを聞いて少し安心したのか、大和が落ち着きを取り戻す。

 

「…まぁ、装備だということは頭に入れておいてくれ。」

 

「…わかりました。」

 

「ま、それより仕事だよ。仕事。」

 

「…そうですね。」

 

そして、元帥と大和は仕事を始めるのだった。

 

…………

結構時間を経て…。

 

「…そろそろ帰るか。」

 

「そうだね。」

 

「そうだな。」

 

ドミナントが言い出し、各々が支度をする。

 

「買い物は済ませたか?大和さんに挨拶は?部屋の隅に置き忘れたものもないな?」

 

「ない。」

 

「ないよ〜。」

 

「よし、じゃぁ帰るか。」

 

ドミナントが荷物を持つ。だが…。

 

「提督、机の上に置いてあるあの封筒はいいの?」

 

「あん?…おっと、忘れるところだった。」

 

ドミナントが早速例の封筒を忘れるところだった。

 

「これこれ、これを持っていかなくちゃ…。」

 

ビリッビリリリリ…

 

「え?」

 

「「あ…。」」

 

机の上の置き物に封筒の端が挟まっていた…。つまり…。

 

開封

 

……やっちまったーー!

 

全員が顔を青くして思う。そこに…。

 

コンコン…

 

『ドミナント大佐、入りますよ。』

 

廊下から大和の声がする。

 

ど、どうしますか!?これ!絶対にやばいやつだよ!

 

私が大和を引き止める!提督はそれの処理を。

 

コソコソ話し、それぞれが動く。

 

ガチャ

 

「失礼しま…。」

 

「おぉーっと!大和!これより先は行かせることは出来ないな。」

 

「な…。む、武蔵!?何を…?」

 

バタン

 

『どうかしたんですか?』

 

『それは…その…。』

 

『着替え中でしたか?』

 

『えっ?あ、ああ!そうだ!』

 

2人が外で話している。

 

「提督!今です!今のうちに何とかしないと…。」

 

「なんとかってどうすりゃいい!」

 

「袋の中に入れた方が…。」

 

「そ、そうだな。早くいれないと…。」

 

ドミナントが袋の中に詰めようとするが…。

 

『む?大和くん。何をしているのかね?遅いから様子を見に来たぞ。』

 

……元帥まで増えたー!

 

廊下から元帥の声がする。中にいる2人はさらに慌てる。

 

『あっ、元帥殿。ドミナント大佐が着替え中のことでして…。』

 

『あ、ああ。』

 

『む?そうか?…まぁ、私は男だから平気だろう。それに、急ぎの用事だ。』

 

『おっと!ここを通すわけにはいかないな。』

 

『何故だ?』

 

『そ、それは…。』

 

『?武蔵、何故だか様子がおかしいですよ?』

 

『そ、そんなことはない!』

 

『なら、別に良いな?』

 

『待てーい!』

 

『何故だ?』

 

『どうしてですか?』

 

『そ、それは、提督の裸を見せるわけにはいかないからだ!』

 

切羽詰まった武蔵が適当なことを言う。

 

『ま、まさか、武蔵…。』

 

……大和は気づいたのか…?

 

大和が何か気づいたような声を出し、ドミナントが思う。が。

 

『そこまでドミナントさんのことを愛して…。』

 

やはり、大和はどこかが抜けているようだ。

 

『…は?えっと…。』

 

流石に武蔵も困惑する。

 

『む?嫉妬だったか。いやはや…。これは失礼なことをした。着替え終わるまで待とう。』

 

元帥は違うことを察して、ニヤニヤしていた。

 

……ほっ。元帥も足止め出来て一件落着か…。

 

ドミナントと蒼龍が思うが…。

 

『む、武蔵!そんな事お姉さんである私が絶対に許しませんからね!あんな男のどこが良いのかわかりません!あんな紅茶好きの変人で!しかも!噂だと様々な艦娘をたぶらかしているようではないですか!』

 

「んだと!?」

 

「提督、今はそんな場合じゃないでしょ…。」

 

幸い、ドミナントの声は廊下まで届いていない。だが…。

 

『おい!いくら姉である大和でも、提督にそんな事を言うのは許せないな!』

 

『大和くん。ドミナント大佐はたぶらかしてはいないぞ。』

 

「紅茶好きの変人のところは否定しないの!?」

 

「提督、ツッコミを入れている場合じゃ…。」

 

『提督はこんな私でも受け入れてくれたんだぞ!大和に何がわかる!?』

 

『いくらあなたが『ミッドウェー』の生まれ変わりで!行く宛がなくて受け入れてくれたのは感謝していたとしても!大本営に来れば良いじゃないですか!』

 

『む?ミッドウェーというのは…。』

 

「何?大和さんにはバレてるの?」

 

「そうみたいだね…。」

 

『うるさい!私はあそこが良いんだ!』

 

『どこが良いんですか!?あそこよりここの方が自由になれるし!訓練もないのに!』

 

『大和くん、ミッドウェーとは…。』

 

「うっわー…。廊下めっちゃ修羅場じゃん…。」

 

「提督、そんな人ごとに言ってるけど、ほぼ提督のせいだからね?」

 

『こんな大本営など!あそこに比べたら面白くもない場所だ!』

 

『なっ…!今なんて言いました!?』

 

『何度でも言ってやる!ここはつまらなくて!仕事だらけで艦娘としての活動も出来ない!だから私は出て行ったんだ!』

 

『ここ以外ならどこでも良いんじゃないですか!なら!ここ以外に手配しますから!そんな場所より、他の方が良いですよね!?』

 

『くっ…!それとこれとは話が別だろう!?』

 

『同じです!それに何ですか!?ドミナントさんがいるから良いんですか!?武蔵はドミナントさんのなんなんですか!?』

 

『おーい…。ミッドウェーとは…。』

 

「元帥殿、ファイトです。」

 

「それより、入れ終わったから廊下に行くよ。そろそろ止めないと…。」

 

「そうだな。」

 

ドミナントと蒼龍の行動も終わり、廊下へ出ようとドアに手をかける。

 

ガチャ…

 

「武蔵、そろそろやめたほうが…。」

 

「提督は私の愛しい人だ!それの何が悪…い…。」

 

「あ…。ドミナントさ…大佐…。」

 

「ミッドウェーとは…。」

 

「……。」

 

ドミナントは悪いタイミングで出て来てしまった。大和が“しまった”と後悔した顔になり、蒼龍は黙ったままで、元帥は何故かしょんぼりしている。

 

「…その…武蔵…。」

 

「……。」

 

ドミナントが申し訳なさそうに呼ぶ。武蔵の顔は分からない。が、気持ちはわかる。好意を持っている相手に聞かれたのだ。しかも、ほぼ喧嘩中の時に…。気まずさが限界突破している。すると…。

 

「……。」

 

ダッ!

 

「武蔵!」

 

武蔵はドミナントのことを見ず、何も言わずに走り出し、長い廊下の暗闇に消えて行った。

 

「…すみません。元帥殿。用件は後で話してください。」

 

ドミナントも後を追う。

 

「…大和くん。あとで話がある。執務室に来るんだ。」

 

「……。」

 

元帥が大和に言い、執務室に行った。




あれ?デジャヴ?…まぁいい。ネタがないんだ。コロナウイルス嫌ですね。皆さんも、気をつけてください。もちろん、筆者は気を付けています。…マスク何処かに売ってないかなぁ〜。
登場人物紹介コーナー
開封厳禁用の特殊な封筒…見た目はただの封筒。開発班からの速達。封筒は思いっきり破ろうとしないと破れないが、それはあくまでも普通の人間の場合。ドミナントたち元がACの人間なら簡単に破れてしまう。


「長門コーナーだ。実は、このコーナーを作るだけで30分以上かかっている。」
そうなんだ。
「む?今回は筆者か?」
まぁね。前も出たと思うけど。
「そうか。」
まぁ、今回活躍した人は前回とか出ちゃってるからね。
「まぁな。」
今回、何話そうか。
「そうだな…。今まで出てきた者の詳細を知りたい。」
例えば?
「そうだな…。前回やった元帥殿のことみたいな説明だ。」
誰を書けば良いの?
「…元帥のことを詳しく聞きたい。あと、提督のこともだ。」
了解。元帥は前回やった通りだけど、もう一つ付け加えないといけない事があったんだよ。
「それは?」
この小説の設定で2年前の大決戦、そんな人間と艦娘たちの窮地に対して、常に冷静に対応、状況の整理、情報を集めて的確な指示を出し、艦娘たちを勝利に導いたのが現在の元帥。つまり、その時の英雄だね。
「英雄だったのか…。あの人が…。」
そだよ。で、ドミナントはハーレムになるのも見るのも許さないタイプ。もし、どこかのハーレムな提督とドミナントが鉢合わせたら、ハンマーを持って吹っ飛ばすかも…。
「本当か?」
うん。まぁ、ドミナント自身ハーレムになりたくないから返事をしないんだけどね。
「自分勝手な奴だ。」
まぁ、そんなことをしたら、1人に必ず絞らなくてはならなく、ほかの人…艦娘?の想いを踏みにじることになるのが嫌なんだよ。だから、一時の恋心としか見ていないね。艦娘たちがいつかより良い相手を見つけることを願っているんだよ。
「そうなのか…。」
ドミナントの設定を決めている筆者が言うんだ。間違いない。
「そうか…。」
それより、次回だな。次回、第151話「帰還しました」。次回はドミナントたちが帰ります。
「私ではなく、筆者が…。新しい…惹かれるな…。」

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