ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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終わりですね。めでたしめでたし。
「えっ!?な、何!?どゆこと!?」
いや〜、長かった。実に長かった。
「???」
あと48話も続けられる自信ない…。いや、35話か…。
「な、何で…?」
ネタがないんだ!ネタが!面白さが湧いてこないんだ!アイデアも!
「まぁ、何とかなるんじゃ無いの?」
考えているネタはある…。が!そこまでのステップが行かない!
「な、何で…?」
よく考えてみ?陸軍編まで、あと一つのイベントがあるんやで?それに、夕張のアレもこの鎮守府編で終わらせなくちゃいかんし。長い!長すぎる!1日一話投稿でも48日!約1ヶ月!仕事もしていて、休みも欲しい筆者には無理だ!
「まぁ、気が遠くなるわよね…。でも、見続けてくれている人いるでしょ?」
いや、おそらく、終わるまで見続けるという根性のある素晴らしい人たちだよ。いつ終わるのかまだかまだかと首を長くして待っている。てか、AC要素皆無!
「まぁ…。セリフとか覚えてる?」
面倒系と、乙樽系、穴系、Ⅴ系くらいしか覚えとらん…。やり直さなければならない…。ラストレイヴンのリム・ファイヤーのセリフすら忘れているし…。
「まぁ、そんなシリアスとコメディを合わせること自体おおよそ不可能ですもの…。」
ACのコメディ系が嫌に少ないもんね…。検索しても、筆者以外で約4件…。もっと、ドバーッて感じのことがやりたいな。尻アスじゃなくて。
「丁度鎮守府編じゃない。今やるしか無いわね。」
まぁ、タイトルからして、それをやるような予定だけど。
「頑張りなさい。」
へいへい。じゃ!今回のあらすじは〜?
「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだy…。」
はい。では、自称アイドルのあらすじに入ります。
「む〜!ひどいよ〜!…ていっ!那珂ちゃんパーンチ♪」
ぐぼはぁぁぁぁ!!!
「ついつい手が出ちゃった♪キャハッ☆」
い…、言い方…や…見た目と…は…裏腹…に…な、なんて…威力…。
「ちょ、ちょっとあんた!大丈夫!?手の関節が変な方向向いているけど!?顔も曲がってるじゃない!」
大丈夫じゃ…無いっ…ス…。
「アイドルをいじめちゃダメだよ〜!」
は、はい…。すみませんでした…。
「あっ、治った…。」

あらすじだよ〜
前回、第4呉鎮守府では、榛名さん帰還のライブをしたよ〜!みんな聞いてくれて、とっても感謝してる!


鎮守府編 4
152話 セントエルモの一日


…………

第4佐世保鎮守府 執務室

 

「…仕事終わりっ!」

 

ドミナントが仕事を片付ける。そして、秘書艦の方を見て…。

 

「…そう思ってみればさ。」

 

「?」

 

「セントエルモって、よく顔を合わすけど、秘書艦初めてじゃない?」

 

本日の秘書艦はセントエルモのようだ。

 

「そう思ってみれば、そうだね。」

 

セントエルモが筆の手を止めないで話す。

 

「いつも何してんの?」

 

「いつも倉庫にいる。」

 

「へぇ〜。」

 

「……。」

 

「……。」

 

……会話続かね〜…。

 

ドミナントは心の中で思う。すると…。

 

「…仕事終わった。もう自由よね?」

 

セントエルモが仕事を終わらせる。彼女もドミナントとほぼ同じのスピードだ。

 

「あ、ああ。それより、終わったならアイスでも食べに…。」

 

「それじゃ。」

 

「えぇ…。」

 

ドミナントが言いかけている最中にセントエルモは直ぐに居なくなってしまった。

 

「…暇だなぁ。」

 

ドミナントは1人、執務室で鉛筆を削るのだった。

 

…………

倉庫

 

「…手伝いたいけど、絶対に入れてくれないよね。」

 

セントエルモは外で呟いている。

 

「窓でも開いていれば…。」

 

倉庫の周りを歩いていると…。

 

「どうしたんか?センちゃん?」

 

後ろから声をかけられる。

 

「センちゃんって呼ばないでよ…。龍驤さん…。」

 

エセ関西弁を話す龍驤だ。

 

「なんや〜?いつもの友人が閉じこもってるから、覗きに来たんか?」

 

「そんなところ。」

 

「否定せんかい。」

 

セントエルモの清々しいくらいキッパリと言ったことにツッコミを入れた。

 

「提督がダメ言うとるやないか。」

 

「そうだけど…。」

 

「心配する気持ちもあると思うんけど、提督の言うことは守らんと…。」

 

「まぁ、一応アレでも提督だしね。」

 

話していると…。

 

パリィィィィン!!

 

「ギャァァァァァ…!!!」

 

「ドミナントーーーー…!」

 

遠くで窓ガラスが割れる音と、誰かの悲鳴、そして神様の声が聞こえる。

 

「…変人だけど。」

 

「せやな…。」

 

2人は苦笑いしながら何があったのか想像した。

 

…………

甘味処 間宮

 

「あら、いらっしゃい。」

 

「2人。」

 

「2人やで〜。」

 

笑顔で迎える間宮さんに、2人はそれぞれの反応をする。

 

「セントエルモちゃん、久しぶりね。」

 

「うん。」

 

「龍驤ちゃんも。…昨日ぶりね。」

 

「無理に合わせんでもええよ…。」

 

2人は間宮さんに挨拶を終える。

 

「奥の席が開いているから、座って?」

 

「はい。」

 

「りょーかい。」

 

2人は奥の席に座る。

 

「あっ、そうそう。セントエルモちゃん、これ。」

 

間宮さんはセントエルモに飴玉をあげる。

 

「…いつも思うんですけど、何故毎回くれるんですか…?」

 

セントエルモは間宮さんに不思議そうに聞く。

 

「戦艦なのに…。その…駆逐艦みたいに小さくて…少し…可愛いから…。」

 

「ガーン…。」

 

間宮さんは少し恥じらっていた。一方、セントエルモは身長のことを気にしていて、ショックを受けている。

 

「あはは。まぁ、うちと一緒や。身長にコンプレックスがあるのはセンちゃんだけや無いで。」

 

「センちゃん言うのやめて…。」

 

「あら?センちゃんって言うの?今度からそう呼びましょうか?」

 

「間宮さん…やめてください…。」

 

セントエルモが意地悪く笑う2人に困った感じに言う。

 

「…ご注文は?」

 

「アイス。」

 

「じゃぁ、うちは餡蜜で。」

 

「かしこまりました。ちょっと待っててね。」

 

そして、間宮さんはキッチンに入って行った。

 

「……。」

 

すると、龍驤がセントエルモを見つめる。

 

「…何?」

 

「いや〜…。うちと身長はほぼ変わらんちゅうのに、なんか…なぁ〜…。」

 

龍驤は恨めしそうにセントエルモの胸を見ている。彼女は駆逐艦の大きさであるが、一応戦艦のため、それなりに大きい。

 

改二で大きくなると思ったんやけど…。

 

龍驤が呟く…。大きさは変わらない。現実を突きつけられる。

 

「?何か言った?」

 

「いや?別に…。それより、何でそんなにでかいん?不公平やないか。」

 

「?」

 

「みなまで言わせんといてな。胸や。」

 

「言ってんじゃん…。てか、それを言うなら、龍驤さんの方が強いじゃん。私より遠距離攻撃も、艦載機を飛ばして攻撃出来るんだから…。」

 

セントエルモが困った感じで言う。

 

「近距離ではセンちゃんの方が強いやないか。」

 

「だから、センちゃんやめてって…。近距離でしか当たらないなら、あまり強く無いよ。だって、駆逐艦より近くに行かないといけないんだもの。被弾率が倍以上に跳ね上がるし、早撃ち対決みたいなものだからこっちが負けたら一発大破だし…。」

 

「でも、負けることそうそう無いやん。」

 

「そりゃ…。戦艦だよ?資材が消し飛ぶ…。」

 

「提督みたいなこと言いよった…。」

 

2人が話していると…。

 

「はい、龍驤さんには餡蜜。セントエルモちゃんにはアイスね。」

 

間宮さんが持ってきてくれる。

 

「おぉ!これはうまそうやないかい。」

 

龍驤は早速、餡蜜を食べようとするが…。

 

「どうかしたんか?センちゃん。」

 

「だからセンちゃんって…。…もういいや。飴玉のトッピングを頼んだ覚えはないんだけど…。」

 

セントエルモのアイスの上に、これでもかと言うくらい飴玉が乗っている。

 

「サービスやないか。ええやん。」

 

「サービスって言わない。いじめって言うの。」

 

「大袈裟やなぁ。」

 

「そんなに言うなら、半分あげる。」

 

「あっ!餡蜜に入れるのやめてーや!味が変わってしまうやろ!」

 

「どうだ。くらえ。くらえ。」

 

セントエルモは遠慮せず、半分…いや、3/4くらい入れていた。ちなみに、その様子を間宮さんが覗いていて微笑んでいたそうだ。

 

…………

数分後

 

「やってますか〜?」

 

「美味しいものあるかなぁ〜?」

 

セントエルモが飴玉アイスを食べ、龍驤が渋々飴だらけの餡蜜を食べているところに、聞き慣れた声がする。

 

「提督と…。」

 

「神様やね。」

 

2人が顔を見合わせる。

 

「…珍しい組み合わせやな。」

 

「抱きついたりするけど、2人で食べ物を食べるってあまり無いよね。」

 

2人が話す。すると…。

 

「ん?龍驤に…。セントエルモか?」

 

「えーっと…。ジャックくんの艦娘と、この鎮守府にしかいない艦娘だね。」

 

「名前くらい覚えろ。」

 

ドミナントと神様が2人に気づく。

 

「提督、初めて話すなぁ〜。」

 

「?…!ああ。そうだな。」

 

「出番増やしてーな。」

 

「すまない。筆者に言ってくれ…。」

 

ドミナントと龍驤が話している。

 

「な〜にっにしっようっかな〜♪」

 

神様はメニューを見ている。

 

「…神様、ヨダレ…。」

 

「あっ、ごめんごめん…。」

 

神様はセントエルモに指摘されて、急いで拭く。

 

「…セント…エス…?。…センちゃんは何にしたの?」

 

「…センちゃん連鎖勘弁してください…。本当に…。」

 

「?」

 

セントエルモのやめてオーラが出ていたので、今度から言わないようにする神様だった。

 

「…セント…エスモちゃんは何にしたの?」

 

「なんかすごく惜しい気がする…。私は、アイス。」

 

「コント…エスモちゃんのそれ、飴玉が乗っているみたいだけど…。」

 

「遠くなった…。これはいじめの一環。気にしてないし、ふざけなのは確かだから別にいい。」

 

「セント…エスロちゃんは何が良いと思う?」

 

「惜しい、そこじゃ無い…。何が良いか…ですか…。私は…。」

 

「じゃぁ、これにしようっと。」

 

「今聞いてきましたよね?…まぁいいや。」

 

神様がメニューを見ている間、セントエルモはお手拭きをきれいに並べていた。そして、しばらくして…。

 

「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

間宮さんがやってくる。

 

「俺はうさぎか餡蜜。」

 

「餡蜜ですね。」

 

「私は例のアレで。」

 

「例のアレですか。」

 

2人が言う。

 

「神様、例のアレって?」

 

セントエルモが聞くと…。

 

「ふっふっふ〜。秘密。」

 

「えぇ…。」

 

神様はいたずらな笑みを浮かべ、ドミナントがやれやれとしている。

 

「…てか、提督が来たってことは、奢ってくれるんかいな?」

 

龍驤が冗談でニヤニヤしながら言う。

 

「そうなの?流石、ドミナント提督。太っ腹。」

 

「え?何?」

 

「よっ、提督!日本一!」

 

「いや〜…その…。」

 

「格好良い。英雄。イケメン。」

 

「…まぁ、奢ってやることも造作もないんですけどね。はっはっは。まぁ、上司としての労いですよ。任せたまえ。」

 

……ちょろい。

 

……ちょろい。

 

ドミナントは2人の口車に乗り、奢ることになった。神様が微妙な顔をしていたのは言うまでも無い。

 

…………

夕方

 

「何やかんやでもう日暮れやないかい。」

 

「そうだね。」

 

「日が伸びてきたとはいえ、まだ寒いなぁ。」

 

「そうだね。」

 

2人は今堤防のベンチに座っている。すると…。

 

「あら。龍驤さんにセントエルモさん。どうかしたんですか?」

 

赤城が声をかける。加賀もいたということは、弓道場からの帰りだろう。

 

「いや〜、うちの出番少ないなぁって。」

 

龍驤は笑いながら言う。

 

「大丈夫ですよ。必ず出ますから。」

 

「そう。諦めないことね。」

 

2人はそれぞれの言い方で励ます。

 

「一航戦は心が広いなぁ。」

 

「龍驤さんも一航戦だったことがあるじゃ無いですか。」

 

「それ、最初やないか。そのあとは赤城と加賀や。」

 

2人が話す。

 

「…龍驤さんは一航戦だったことがあったんだ…。」

 

セントエルモが呟くと…。

 

「ええ。彼女は一航戦だったことがあったわ。」

 

加賀が言う。

 

「私たちが改修などをしている間、臨時で入ってくれた数少ない者の1人…。」

 

「へぇ〜…。だから、あんなに強いんだ。」

 

セントエルモは話して笑っている龍驤を見て…。

 

……私も、それくらい強くなれたらなぁ…。

 

自嘲した笑みを浮かべながら、そんなことを思う。

 

「…セントエルモさんも、十分に強いわよ。」

 

「えっ?」

 

セントエルモは加賀を見る。彼女の瞳は心の奥底まで見透かされているようだった。

 

「…隠しているのはわかるけど、恐ろしい武器がありますよね?」

 

「……。」

 

「おそらく、教官がよく見せているけど、一発も私たちに向けて撃っていない例の武器…。その種類よね。」

 

「……。」

 

「…夕張さんがそれを作れるとは思えない。」

 

加賀がジッとセントエルモを見つめる。

 

「…これはね。私が艦だったころ、深海にあったの…。私の直ぐ目の前に…。」

 

「……。」

 

「暗くて怖くて静かで寂しかった…。だから、これだけは手放したくなかったの…。その思いが反映したのか、艦娘になった時には持ってた…。」

 

「そう…。」

 

セントエルモはその武器をギュッと抱きしめる。

 

「…威力を見てみたいけど…。資材がなくなるような気がします。」

 

「…ペイント弾なら平気。少し撃ってみるね。」

 

セントエルモはペイント弾を用意して、演習場へ行く。もちろん、龍驤や赤城、加賀を引き連れて。

 

…………

演習場

 

偶然、誰もいなく、見ている者はその三人くらいしかいない。

 

「では、私たちが艦載機を飛ばします。それを撃ち落としてください。」

 

赤城と加賀は期待と興奮を胸に忍び込ませて飛ばす。

 

「なんや〜?新しい装備かぁ〜?」

 

龍驤は気楽にニヤニヤしながら見る。

 

「じゃぁ、行くよ。」

 

セントエルモはいつもの主砲を外して、ソレを装備する。すると…。

 

ガチャン!ヒュィィィン!バチッ!バチチチチチ!!!

 

その武器が電気を走らせ、50m以上離れているのに、衝撃が伝わる。

 

「な…、何や…これ…?」

 

「「……。」」

 

龍驤と赤城、加賀は言葉を失う。

 

「く…は…。」

 

セントエルモが苦しそうにする。

 

『不明なユニットが接続されました。身体に異常な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください。』

 

その武器が説明する。

 

「いっけぇぇぇぇ!!!」

 

「伏せてください!!!」

 

セントエルモの叫び声と共に赤城が叫び、全員が伏せた。

 

 

ギュィィィィィン!

 

ドッガアアアアアア!!!

 

凄まじく、普通の大砲じゃ鳴らないくらいのドス重い音が鳴り響き、発射しただけで辺りが吹き飛ぶ。そして…。

 

カッ!

 

ドオオオオオオオオン!!!

 

核攻撃と見間違うくらいの大爆発。ペイント弾、艦載機どうこうの問題じゃ無いのは明らかだ。それにより、第4佐世保鎮守府どころか、近くの街、近くの鎮守府にそれが見られたのは明らかだろう…。

 

…………

演習場

 

パラパラ…。

 

「いや〜…。すごい威力やったな…。」

 

龍驤が瓦礫から顔を出す。

 

「本当ですね…。伏せていなければどうなっていたことやら…。」

 

「……。」

 

赤城が苦笑いして、加賀がその身を起こす。

 

「センちゃんは?」

 

龍驤がセントエルモを探す。

 

「イタタタ…。体力の半分くらい持っていかれた…。」

 

セントエルモが瓦礫の中から岩をどかして現れる。

 

「凄まじい威力ね…。これは本当のいざと言う時以外使わないことね…。敵味方双方とてつもない被害が出るもの…。」

 

加賀が言う。

 

「つまり、私は確実に諸刃の剣ですか…。」

 

セントエルモが顔についた煤を拭う。

 

「いや〜…。でも、これが提督にバレてないとは思えへんなぁ〜…。演習場の半壊、鎮守府の窓ガラスは全部割れたと思うし、下手したら怪我人がおるかもしれへん。」

 

龍驤は笑いながら言う。まぁ、結果的に後でこっ酷く全員が叱られたのだが…。




はい。終わりです。今回のキーワードは深海に“これ”があると言うことでしたね。
登場人物紹介コーナー
セントエルモ…前回を参照。
龍驤…久しぶりの登場。ジャックがドロップさせた艦娘で、エセ関西弁を話す。ちなみに、胸部装甲は悲しいほどなi…。一航戦を務めたこともある。ドミナントに関しては友人的な扱い。
間宮さん…甘味処間宮の店長。食事、お酒管理は彼女の仕事であり、腕も一流。名物は間宮餡蜜。
飴玉…駆逐艦に人気がある。
神様…ドミナントが出身の世界の神様。その世界のことは確実に放っており、ドミナントをとっている。想いをよく伝えるが、大抵空振り。
赤城…赤い一航戦。
加賀…青い一航戦。
セントエルモの一撃必殺武器…ヒュージミサイル。

「来たぞ。長門コーナー。」
「今回はうちかい。」
「龍驤だな?どうだった?提督に叱られた気分は。」
「あんなに怒るんやな…。少し反省してる…。」
「流石に、アレはやりすぎだ。…怪我人が奇跡的に0人だったとはいえ…。」
「でも、気になるやん。」
「…まぁ、そうだが…。」
「それより、うちの詳しい紹介するで。」
「ずっと待ち望んでいた…。」
「うちが初めて進水されたのは1931年のことや。」
「ほう。」
「だがな、それ以前に色々あったんや…。」
「?」
「作られてる最中に、大幅な設計変更があってな。元は1段だった格納庫を2段にするっちゅうことになったんや。でも、もうすでに船底は出来上がってたんや…。つまり、逆三角形のような不安な形になってしもうたんや。」
「そんな無茶な…。」
「でも、排水量を調整するために色々やって、バランスも兼ねて重油タンクをつけてくれたんや。」
「なるほど。」
「でもな、それが胸に反映されていないのはおかしいと思わへん?」
「結局そこか。」
「なんと…、その重油タンク…。使われへんかったんや!」
「な、なるほど。」
「でもな、一応誇れることはあるんやで。最初に空母として造られたのはうちや。」
「胸の件はそこなんじゃないか…?」
「それに完成の間近、友鶴が転覆して、色々な改造をさせられたんや…。」
「災難だな…。」
「それに、台風にも遭ってひどい目に遭った…。」
「ご愁傷さまだな。」
「それに、実戦でも色々あったんよ。」
「そうか。」
「…うちが沈む海戦の時、部隊を分散させる作戦がでたんや。そして、うちは孤立。船員たちも多くが死んでしまったんや…。」
「……。」
「でも、そんなうちの沈みも無駄にならず、囮として沈むことができたのは少し嬉しいかな。後は翔鶴と瑞鶴に任せたんや。その後がどうなったかは知らんけど。…活躍していたら嬉しいなぁ。」
「…そうだな。」
「じゃぁ、そろそろ次回のタイトル言わんとな。」
「…そうだな。次回、第153話「散々な日」。…何が起こるんだろうな。」
「まぁ、うちより散々な目に遭うなんてことは無いと思うけど?ははは。」

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