ACの愉快な仲間たち(一部)と一緒に艦これの世界に来てしまった…   作:とある組織の生体兵器

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この小説を見続けている人は10人も満たないことが判明した。
「!?」
そう、このまま強制エンドまっしぐらだ。
「そう…。」
そうだ…。だが!終わるつもりなどもとよりない。そもそも、強制エンドなどない。
「えっ…?」
筆者は言ったはずだ。小説を完成させると。
「!」
500話続こうが、200話で終わろうが、そんなもの、筆者の気分次第だ。好きに書き、好きにやめる。それが、この小説のやり方だ。誰が、なんと言おうとも、筆者の心が折れても、そのやり方を続ける。この小説がどれだけ人気がなくても、筆者の魂の場所だから。
「よく言ったわ!それでこそ!私の提督さん!」
…はい?
「あっ…。」
おやおや?瑞鶴、君の提督はドミナントだよ?
「で、でも!モデルは元々筆者さんの艦娘達からじゃない!」
モデルは艦これだよ?
「なんでもいいの!」
ニヤニヤ。
「なっ、何よ!?」
いや?…なんだか、楽しいなって。
「うるさいわね!」
ははは。それじゃぁ、あらすじ頼むよ?
「この…何これ!?」
ブゥゥン
ドローンだね。夕張印の。
「あらすじ…出来るのかしら…?」
まぁ、とにかくやらせてみよう。

ブゥゥン
ブゥゥゥゥゥンブゥンブゥゥゥン

あれ?デジャヴ…?


163話 パラオ泊地

…………

パラオ泊地 二日目

 

あれから、神様の悲鳴でドミナントがあらぬ疑いを着せられてジナイーダにぶん殴られた。だが、誤解と分かり、ジナイーダが神様にお説教をした。そして、仕方ないからここで一週間過ごすことになった。

 

「にしても…。暇だなぁ。」

 

ドミナントは演習をしている方を見ている。実際、ドミナントは実戦ではあまり役に立たず、効果がないと判断されて、演習をしていない。仕事はビスマルクがしているので、暇なのだ。

 

「今日はいい天気だなぁ。」

 

ドミナントは演習で倒れている艦娘たちと、しごいているジナイーダたちを見たあと、空を見て呟く。そこに…。

 

「guten Morgen(おはよう).…何をしているの?」

 

駆逐艦と思わしき子供が話しかけてきた。

 

「いい天気だから、密売人を殺しに…。…男の艦娘!?」

 

「失礼な!僕は女の子だよ!」

 

とはいうものの、中性的な顔立ちなので仕方がない。しかも、一人称が“僕”だ。

 

「……。」

 

「…いや、本当だから…。」

 

ドミナントが怪しい目で見る。

 

「手術したのかい?」

 

「…そろそろ殴るよ?」

 

ついにその艦娘が怒りかけた。

 

「すまん。…で、君は…。」

 

「僕の名前はレーベレヒト・マース。」

 

「レーベレミノ・ガース?」

 

「…レーベでいいよ。…うん。」

 

「じゃぁ、レーベたんで。レーベレヒト・マースくん。」

 

「何で!?というより、名前言えるじゃん…。」

 

ドミナントが早速、艦娘をからかっていた。

 

「中を案内してくれる?レーベたん。」

 

「その名前やめて。…こっち。」

 

「星のレーベた〜ん♪う〜んセ〜クシ〜♪星のレーベた〜ん♪レーベた〜ん♪」

 

ドガァァァァァ!!

 

「ゴファァァ!!」

 

「一回死んだ方が良いよ。うん。」

 

ドミナントの悪ふざけについにレーベが怒り、ドミナントを数メートル先へ吹っ飛ばした。

 

「子供に見えて…なんて威力…。長門たちのパンチは加減してあったのか…。」

 

「だって、7万馬力もあるから…。というより、それに耐える大佐もすごいよ…。」

 

レーベがドミナントに近寄る。

 

「なに…。これが7万馬力なら、ジナイーダのパンチは100万馬力超えている…。それを昨日くらったからな…。」

 

今何か失礼なことを言わなかったか!?

 

「あっ!いえ!何でもありません!」

 

ジナイーダはあんなに遠くからでも聞いていた。そして、ドミナントを一瞥したあと、演習を再開した。

 

「…『提督』を思い出す…。」

 

レーベが少し寂しそうな顔で何かを呟く。

 

「どうしたの?」

 

ドミナントが聞く。

 

「あっ、いや。なんでもない。それより、中の紹介だね。」

 

「頼むよ。」

 

ドミナントはレーベに案内される。どこもかしくも獣ばかり…。さて、冗談はさておき、どこもかしくも綺麗に整備されていて、見事の一言だった。…ドミナントたちの部屋を除けば。

 

「まだあるのか…?」

 

「まだたくさん。」

 

「もう疲れたよ…。パトラッシュ…。」

 

ドミナントは今までたくさん歩いて、疲れたみたいだ。

 

「歩いてまだ30分も経ってないよ。」

 

「社畜の俺には厳しいなぁ…。でも、少しは体力がついてきたかな?」

 

「体力がついてきたって…。前はどうだったの?」

 

「10分で音を上げた。大本営の玄関へ向かうために。」

 

「うわー…。」

 

レーベがドミナントの話を聞いてひいている。

 

「あとどれくらい…?」

 

「この後、カフェテリア。」

 

「うわぁ…食堂か…。」

 

「次に、オフィス。」

 

「はぁ…執務室ね…。」

 

「そして、最後にティータイムの場所を…。」

 

「なんだって!?」

 

「うわっ!?い、いきなりどうしたの…?」

 

最後の言葉にドミナントが急激に強い反応をして、レーベが驚く。

 

「ここにもティータイムは存在するのか!?」

 

「ま、まぁ…。英国の艦もいるし…。」

 

「何故それを早く言わん!?ティータイムはいつだ!?」

 

「あ、明日だけど…。大丈夫なの…?」

 

「何が?」

 

「何というか…。そこらのお茶会と比べるとクセが強いけど…。」

 

「何をいう…。見てみろ。これを。」

 

「それは…?」

 

ドミナントがポケットから出したソレをレーベが見る。

 

「金剛の秘蔵の茶葉だ。」

 

「どうしてそれを…?」

 

「金剛が認めてくれてな。茶会の一員の証だ。」

 

「大佐は一体何者だい…?」

 

「俺は第4佐世保鎮守府提督、ドミナントだ。」

 

「いや、そうじゃなくて…。」

 

レーベがドミナントのことが全く分からなくなる瞬間だった。

 

…………

 

「ビスマルクさん仕事してたな〜。」

 

「毎日こんな感じだよ。」

 

「ところで、君は演習に参加しなくて良いの?」

 

「僕は明日担当。二つに分かれて、交互にやるの。片方が休んで、片方が演習をする。」

 

「へぇ〜。」

 

二人が演習しているところを見る。艦娘たちがオレンジ色に染まっていたり、倒れていたりするが、気にせずにジナイーダたちはペイント弾で攻撃する。戦場の過酷さを教えようとしているのだろう…。あれから約3時間ほど経っているが、ジナイーダたちはペンキ一滴ついていなかった。

 

「元気なレーベを見るのもこれで最後か…。」

 

「不吉なこと言わないで…。」

 

「いや、マジでそうなるかも知れん…。こっちの鎮守府の艦娘、軽くトラウマ化してるから。」

 

「怖っ…。」

 

レーベがナチュラルな感想を言っていると…。

 

「あんた誰?」

 

「うぉぅっ!?いつの間に…。」

 

ドミナントが振り向くと、ストイックに聞いてくる駆逐艦と思わしき子がいた。

 

「第4佐世保鎮守府提督、ドミナントだ。階級は大佐。」

 

「ふぅん。」

 

「…君の名は?」

 

どこかの映画のタイトルのようなことをドミナントが言うと…。

 

「マックス・シュルツよ。」

 

「マックス・シャレツ?」

 

「マックス…でもいいけれど。」

 

レーベがどこかでやりとりした会話だと思っていると…。

 

「マックスか。わかった。」

 

「何で!?」

 

そのまま返したことに、納得のいかないレーべ。

 

「僕の時はあんなにからかってたのに…!」

 

「仕様だ。」

 

「仕様!?なに仕様って!?」

 

「何しようか〜。」

 

「そっちじゃない!」

 

「…?」

 

レーベとドミナントの会話が全くわけのわからないマックス。

 

「もういい!僕行く!」

 

「お、おう…。行っちゃうのか…。」

 

「行くよ!マックス!」

 

「えっ?でも…。」

 

「いいから!」

 

レーベがマックスの手を引っ張りながら、歩いて行った。

 

ふぅん…。あのふざけかた、少し『提督』に似てない?

 

似てない!

 

レーベたちが鎮守府の中に歩いて行った。

 

「あーあ。行っちゃった。」

 

ドミナントが芝生に座りながら二人を眺めていたら…。

 

「嫌われたかしら?」

 

「ビスマルクさん…。仕事は終わったんですか?」

 

「ええ。」

 

ビスマルクがいつの間にか近くにいた。

 

「…やかましいわよね。ここ。」

 

ビスマルクがドミナントに話す。

 

「いえいえ。元気で良いじゃありませんか。元気が一番ですよ。それに、楽しいですし。」

 

ドミナントは笑いながら言う。

 

「あなたたちにはそう見えるのね。」

 

「?」

 

ビスマルクがドミナントを見下ろしながら言う。

 

「…実は、この鎮守府はね。世界に二つある、『悲哀の鎮守府』の一つ、『悲しみの鎮守府』なの。」

 

「悲しみの鎮守府?」

 

ビスマルクが真面目に言って、ドミナントが首を傾げる。

 

「…ここに所属する艦娘たちはね、全員…。」

 

ビスマルクが空を見る。青く、白い雲が少しだけ浮かんでいる穏やかな空だ。

 

「…私も含めて、『提督』を失っているの。」

 

どこか、無理に微笑んでいるような顔で言う。

 

「提督を…?」

 

「ええ…。ここの艦娘たちは、元々どこかの鎮守府所属だったの…。提督を失った理由はそれぞれよ。病気だったり、老いだったり、中には、自分のせいで失った子もいるわ。…私も、心に決めた提督がいた…。…でも…、守るはずの人に私は助けられちゃったの…。」

 

ビスマルクはその顔で遠くを見つめている。思い出しているのだろう…。

 

「…そうなんですか…。」

 

ドミナントはどう言っていいのか分からず、相槌を打つことしかできない。

 

「ええ…。何としてでも守らなければならない人にね…。」

 

ビスマルクは心なしか、涙声になっていた。

 

「私たちは…。『痛み』を知っている…。心に一生癒えない傷も負っているの。」

 

ビスマルクはドミナントと顔を合わそうとしない。だが、肩が震えて、涙声だ。

 

「一生の約束までしたのに…。」

 

ビスマルクは自分の薬指を見る。何もない薬指を…。

 

「それに、グラーフ…。何で庇ったのよ…。」

 

どうやら、ビスマルクは大戦時にとてつもなく大きなものを失ったらしい。

 

「昔から言うわよね…。いい人はみんな死ぬ…て…。」

 

ビスマルクはドミナントの隣の芝生に座る。

 

「…聞いてくれるかしら…?ドミナント大佐…。」

 

「……。」

 

ドミナントは何も言わず、ただ寄り添ってあげた。




いきなり尻アス…。…次回は二つ続けて投稿です…。

登場人物紹介コーナー
レーベ…レーベレヒト・マース。パラオ泊地鎮守府所属。中性的な顔立ちで、一人称が僕だから、よく男と間違われる。過去に色々あったらしい。
マックス…マックス・シュルツ。パラオ泊地鎮守府所属。クール堅物系で、『ふぅん』が口癖。過去に色々あったらしい。

「長門コーナーだ。」
「今回は僕だね。」
「レーベレヒト・マースか。」
「うん。」
「今回は、性能じゃなく、生い立ちを話せるか?」
「えぇ…。…まぁ、いいけど。」
「それはありがたい。」
「僕は、2年前に生まれた艦娘。大決戦を経験しているの。というより、ここにいる人たちの全員が大決戦経験者。そして、最初に確認された艦娘でもあるの。」
「恐ろしいな。」
「でも、レベルは低いから。」
「…そうか…。」
「話を戻すね。…僕とマックスは一緒の鎮守府で育ったの。」
「そうなのか。」
「うん。…提督は優しい人だった…。おじいちゃんだったけど、いつもニコニコしていてさ。よく、僕とマックスとふざけていたり、マックスとたまに喧嘩とかしちゃったけど、必ず仲介に入ってくれたり、美味しいものとか食べさせてもらったんだ…。でも、人間ってさ…。脆いよね…。本当に…。病気で呆気なく死んじゃってさ…。まだお礼も言ってないのにさ…。プレゼントもしてあげられなくてさ…。僕たちは提督が死ぬまで、体の具合に気づくことが出来なかった…。人間ってずるいよね…。何で、僕たちの前で弱音を吐かないのか…、何で、自分の具合を知らせないのか…、何で…何で、病気のことを黙っていたのか…。いくら考えても、わからない…。僕たちに心配かけたくないのかもしれないけどさ…。グスッ…。いくらなんでもあんまりだよ…。うん…。グスッ…。」
「……。」
「でもね…。ぼぐだぢは(僕たちは)…。でいどぐがらの(提督からの)…。お"じえ"ば(教えは)…。フー…フー…。…ぜっだいに(絶対に)…!わずれないじ(忘れないし)…!…グズッ…。…ばぼるっで(守るって)…!はがのばえで(墓の前で)…!やぐぞぐじだがら(約束したから)…!」
ゴシゴシ…。
「でんごぐがらでも"(天国からでも)…!わ"ら"っで(笑って)!見でられるような(見てられるような)…!ヒクッ…。りっばな(立派な)…!りっばながんむすになるっで(立派な艦娘になるって)…!…スゥ…ハァ…。やぐぞぐじたがら(約束したから)…!」
「……。」
ゴシゴシ…。
「…だから…。僕は…。立派になるために強くならなくちゃいけない…。」
「そうか…。お前は…まだ子供なのに…。」
「子供でも…。僕は艦娘だから…。」
「…辛い話をさせてすまなかった…。」
「ううん…。僕が話したから、長門さんのせいじゃない。」
「だが…。多分、その提督は…。お前がそう約束したことを…誇りに思っていると思うぞ…。」
「そう言ってくれるならありがたいよ…。」
「…そろそろ次回だな…。」
「そうだね…。…次回、第164話「ビスマルクの過去 その1」だね…。ビスマルクの過去は僕と同じくらい悲しいよ…。本当に…。」

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